聖なる旅 ピースフルウォリアー


著者名:ダン ミルマン
出版社:徳間書店           土筆

翻訳 :山川 紘矢 亜希子
感想:
体操の花形選手として大学で活躍しその後は大学の体育学の教授としての地位を得しかも美しい妻とかわいい子供達に恵まれた誰が見ても申し分のない状況の中で主人公は精神的な壁にぶつかり「何か大切なものを忘れている」という思いにかられる。生活も破綻していく。そんな中で彼はバックパックを背負って独り旅にでることにする。幸い
大学の調査 研究のための奨学金を得ることができインドに向かうがそこには何も得るものはなかった。米国へ帰る前に休暇をとるためハワイによる。そこで彼の指導者のソクラテスの話を思い出す。「ハワイのシャーマンを探せ」そして偶然にも探し出す。不思議な感じで出会ったその女シャーマンのママチアは彼を次々と様様な体験に導く。イニシエーションである。過酷なレッスンが彼に待ち受けている。彼女は言う「困難は一種の霊的な重量挙げ、魂を強くする為の挑戦だ」と。
次々に起こる偶然の一致 シンクロニシティに導かれてたどり着く魂の鍛錬の物語。主人公はまだ旅の途中。様様な経験が彼の内面を揺さぶり失ったものを取り戻してゆく。人は困難に立ち向かい人生を旅することが成長につながるのだ。そして人生の師は必要な時に現れるものなのね。

ハワイのホノルルとモロカイ島を舞台とした非常に印象に残るよい本だった。フィクションだと作者は言うが実体験を書いたのでしょう。読んでいて情景がありありと目に浮かんでくる。結末は、ちょっと悲しく切ないけれど心に残るJourneyだった。次は日本に行くと予告してあったんで今後が楽しみだ。


点数:  90点
スリル  ☆☆☆★★
泣ける  ☆☆☆☆★
ドキドキ ☆★★★★
印象度  ☆☆☆☆☆

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: