ランド一家+α

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タルタノス戦争

■第一期タルタノス戦争(D.A.6~A.C.201)

アスモレル (クルドス トゥルシド ユグルロ)  vs  アリエヌス(レウィウス バルデウス コンシルス )

第一期タルタノス戦争の事を、“コエリス教団”では、自分たちと共に戦ってくれた神々を称えるため、アリエヌス戦争と。“マクアペル教団”では、自分たちを導いた偉大なる大悪魔の名前に依ってアスモレル戦争と呼んいる。

D.A.6年3月に起こったハロウデイを通じ、残っていた大部分の悪魔と神々が封印されるか消滅したが、大陸には唯一生き残った悪魔“アスモレル”と、彼を追う“アリエヌス”神がいた。このアリエヌスは、一つの神を指すのではなく、異界から来た“レウィウス”、“バルデウス”、“コンシルス”の三神を指す通り名である。

当時クロノス大陸は大きく二つの勢力に纏まっていた。一つは“クロノス城”を中心にしたコエリス教団の勢力。もう一つは“ネール城”を中心にしたマクアペル教団の勢力だった。それぞれの勢力たちが纏まりを見せたのは、ことに大悪魔であるアスモレルと、アリエヌスのリーダーであるレウィウスの影響が大きかったが、その年が経つほどに纏まっていった人間の勢力は自らを守ることが出来るほどに非常に強まっていた。

コエリス教団を支えたアリエヌス三神の中で、コンシルスは魔法を知らなかった人間たちに自分の血を分け、また直接魔法を教え、魔法師を育成した。これらは後日Magician一門を形成するようになる。一方、別のアリエヌスであるバルデウスも、人間たちに自分の血を分け与え、自らの血が人間と同化する時まで時間稼ぎのために周辺地域に結界を張る。これらの種族は後日Savageとして知られるようになる。

アスモレルと彼に追従するマクアペル教団は、D.A.201年に再生される“プリモディウム”の力で古代に行われたマクアペルの封印を解こうとした。これを阻止するため、アリエヌス三神とコエリス教団の軍隊は彼らと対決したが、マクアペルの大悪魔アスモレルの力は凄まじく、拮抗が続き、プリモディウムの再生は近付きつつあった。

一方、アスモレルの追従者と同じくマクアペル教団を導いた“クルドス”は“アクモディウム”を代表してプリモディウムの再生を早めていた。そして彼に従うアクモディウムのリーダーには、有能だが野心家の“トゥルシド”と、有能ではないがプリモディウムの秘密を知る“ユグルロ”、過去が不明で、口数も少なく、その心の内は窺い知れない“キャメル”がいた。プリモディウムの再生には魔力エンジンを起動させる為の膨大なエネルギーが必要であり、クルドスはそのエネルギーを得るため、トゥルシド、ユグルロ、キャメルを、ラピスがマクアペルの心臓を抱いて眠ったという“レト島”へ送る。クルドスは野心家であるトゥルシドに不用意な行動を執らないよう、注意するのを忘れなかった。

アクモディウムを導く彼らはレト島へ向かい、また、それぞれエネルギーを集める準備をしていた。だが、準備もままならぬ内に、奇妙な気分になり、彼らは意識を失ってゆく。真っ先に目覚めたトゥルシドの真紅に染まった手には短剣が握られていた。そして、そう遠くない場所にユグルロの死骸が血を吐いて冷たくなっていた。錯乱したトゥルシドは我を失い、力を暴走させ、キャメルへ襲いかかった。遠くからトゥルシドの暴走を感知したクルドスはユグルロの死を感じ、トゥルシドの野心を警戒して、アクモディウムの力で彼を処断するが、キャメルはマクアペルの心臓を抱いて急いで“バルキリー島*1”のどこかへ消え、マクアペルの心臓があった場所にはトゥルシドの心臓が代わりに置かれる事になった。キャメルは“オラクル”からの刺客で、プリモディウムの再生を阻むために混乱を巻き起こし、ユグルロを片付け、その罪をトゥルシドに着せたのだった。

その後、事実を知ったクルドスは、トゥルシドを処断してあまりに多くの力を失ったが、キャメルを追ってバルキリー島へ向かった。だが、バルキリー島には既に“オラクルの賢人”たちが待ちかまえており、キャメルを中心にアリエヌスの力とラピス神の力を借りて、力の衰えたクルドスを捕らえ、処刑した。今もトゥルシドの心臓は沸き立つ怒りで、冷たいレト島のどこかでまだ悔しさのあまりに、唯熱い吐息を吹き続けている。成功を目前にしていたプリモディウムの再生はかくも呆気なく失敗し、アスモレルの力だけでは最早計画は進められなかった。この作戦により、アリエヌスと コエリス教団はプリモディウムの力の再生を遅らせ、マクアペルの復活を阻止する事が出来た。

アスモレルは今マクアペルを目覚めさせるのは不可能と悟り、後の復活を誓い、代わりに近くに封印されていた悪魔“ベルキエル”を目覚めさせるため、プリモディウムを抱いて 大陸の西方に飛んだが、アリエヌスはアスモレルを捉え、大陸奥深い所へと身を投げる。結局今度もアスモレルの計画は失敗に終わり、プリモディウムは地中深い場所で再生の力を発揮した。果たしてその地点は“マリス城”近くだった。その力は大地に染みこみ、或る所には盛んな森が育ち、また別の場所では陸地が沈み、島となった。新たにできた森には強いエネルギーが噴出し、沈んでできた陸地は“オベスト島”と呼ばれるようになる。ここでは以前までは全く出なかった神秘な鉱物たちが発見されるようになったという。

プリモディウムを持っていたアスモレルとアリエヌス達は、大地の奥深くまで落下していった。アスモレルの躰はバルキリー島のどこかへ流れ行き、熱い熔岩が流れる深層に落ち着いた。そして、彼の胸から離れたプリモディウムは地層の熔岩に乗って大陸を流れるようになる。そしてプリモディウムについての記憶は人間たちの世代交代のうちに次第に 忘れるようになる。アスモレルは、バルキリー達の故郷で知られたバルキリー島にそのまま封印され、島は人々の記憶から消え去っていった。





■第二期タルタノス戦争(D.A.202~A.C.408)

ベルキエル 『黒魔法師』( ネクエム スケルロス レスケール )  vs  『マジシャン』(カノン) 『ウォーリア』

第二期タルタノス戦争の事を、コエリス教団では、新しい勢力たちの力で戦争に勝った事を記念する意味でノビタス戦争と。マクアペル教団では、自らが従った悪魔の名前に因み、ベルキエル戦争と呼んでいる。

第一期タルタノス戦争の終わり、大陸の地層を隆起させ始めたプリモディウムの再生の力は、大地を変化させ続け、結果近くに眠っていた“ベルキエル”を目覚めさせた。だがベルキエルは、アスモレルが十分な距離に到達するのをアリエヌス達によって阻止されたため、完全な力を得ぬまま目覚めることとなった。だが、彼の本拠である“マリス城”の近くでは特殊な鉱物たちが産出されており、ベルキエルはそれらの鉱物を利用して作った武器でマクアペル教団の戦士たちを武装させた。これに加え、彼はマクアペルに仕える人間たちに自分の血を分け与え、また魔法を伝授することで、マクアペルの封印を解くための準備とする。

遠い昔コンシルスから魔法を授けられた少数の人間たちは、恐らく自分の家門の者達にのみ隠密に魔法を伝授して来た。それは彼らが受け継いだ純血を保つためであった。彼らは代々研究を重ねた強力な魔法を使って第一期タルタノス戦争ではコエリス教団の主力となって戦ったい、数は少なかったが、コエリス教団の中心的勢力にまでなっていった。魔法を使う為には魔法師の血だけでは無く後天的な努力も大きく作用する。このような理由で、魔法師の血統を開放し、もっと公に後継者たちを捜し、養成しようという"魔法普及論"が持ち上がる。だが、家門を通じて伝授された魔法でその勢力を増した魔法師家門の一部はこれらの意見に賛同せず、結果魔法師家門たちの間には大きな論争が起こる事となる。彼らの論争が長くなるにつれ、コエリス教団の勢力はますます弱くなっていった。

その間、マクアペル教団の黒魔法師たちは猛烈な攻撃を浴びせ、特殊な武器と防具を装備したマクアペル教団の戦士たちの突撃によって、クロノス城を除いたあらゆる所がマクアペル教団の支配下に置かれる事となる。マクアペルを目覚めさせる為、クロノス城へ進撃したベルキエルは強力な魔法で“シティス=テラ”地域を砂漠化させてクロノス城を孤立させる。ベルキエルは部下の“ネクエム”にシティス=テラ全域を任せ、孤立化から脱しようとするコエリス教団の攻撃を受け止めさせ、また違う部下の“スケルロス”には高山地帯である“パトリア”の占領を任せた。そして次にベルキエルは、彼が信任し、能力の高い“レスケール”を連れてクロノス城を虎視耽耽と狙っていた。

そして、スケルロスはパトリアで長い間知られていなかった、隠された地域を捜し出した。そして、其処で新しい種族に出会う事となる。彼らは巨大な体躯と怪力を持った、バルデウスの血を受け継いだSavageだった。スケルロスはベルキエルにその事実を知らせ、これを伝え聞いたネクエムは功を立てるために持ち場を守れという命令を破ってパトリアへ向かう。これと同時に、他の地域にいたSavage達が“エフェルス=モンタヌゥス”山脈から下り、シティス=テラの交易路を確保する。命令を破って愚かな行動を執ったと悟ったネクエムは自らの命を落とすことになり、スケルロスは急いでクロノス城へ向かうが、戦局は既に傾き、逆転され、スケルロスとレスケールは皆悽惨な敗北を味わう。

それ以前は誰も行く事のなかったエフェルス=モンタヌゥス(Efferus Montanus)で急にSavage種族が現れたのは、“マイヤー島”近くを漂ったプリモディウムの再生の力が生まれる時期が近くなり、エフェルス=モンタヌゥスに張られていた結界を吸収し、打ち消したからであった。Savage種族の伝説には、「結界が解ける時 自分たちが大いなる働きをすることになる」と記録された預言書があった。これにより、過去自らの血を人間に与えたバルデウスの努力は600年が経って証明される事となる。

未知の勢力だったSavageの助けで危急を兔れはしたが、コエリス教団が反撃に転じるには相変らず力不足だった。この時、魔法師家門の一つだったカノン家門の若いリーダーと同時に大魔法師である“エネンデリック・カノン”は魔法師家門の論争を終決させ、勢力を一つに糾合する。そして彼は過去の混乱を乗り越え、クロノスを救う為、クロノス城へ駆け付ける。

大決戦の日エネンデリック・カノンと一門のマジシャンたち、そしてSavage種族の戦士たちはベルキエルを窮地に追いこみ、彼に大きな傷を負わせる事に成功する。軍隊を失い、大きな傷を負ったベルキエルはついに殺される。だが、彼の軍隊及び彼の死体は突然現われた闇の穴へ落ち、消えてしまった。後に、マクアペルがその力で彼らの魂を吸収したという噂と黒魔法師であるベルキエルによって図られたまやかしであったという噂が流れた。

エネンデリック・カノンは戦争が終わった後、神秘な気配が立ちこめている森林地域である大陸の西方に魔法学校を設立。“カノン魔法学校”と名付けた。また、一際強力な鉱物が産出されたマリス城周辺の鉱山たちを皆廃棄させて、それを安全に扱う事の出来る時期が来るのを待って、魔法を使い封印してしまった。また当時カノンを護衛した戦士だった“アモス・ラーソン”に、カノンが戦士の為の魔法を作り、伝授したことによって、ラーソンの家門は後日魔法を使う戦士であるFighter10軍団を形成するようになる。

力の波動によってできた穴の中に落ちこんだベルキエルと彼の部下たちはその来歴不明な新しい種族“デーモン”によって吸収されたのだった。彼らが存在する異空間“ラピュタ”は人々の手が触れる事のない虚空にあった。




■第三期タルタノス戦争(D.A.409~A.C.615)

タウリエル(ルイナ クルオル デベルロ)  vs  『パラディイン』(ザーカリアス・ラーソン)

第三期タルタノス戦争の事を、コエリス教団では、プラトゥニスの功績を称える意味でミリティス戦争と。マクアペル教団では、彼らの悪魔の名前に因み、タウリエル戦争と呼んでいる。

第二期戦争でベルキエルは封印されたが、A.C 408年に再び発生したプリモディウムの力は マイヤー島に眠っていた悪魔“タウリエル”を目覚めさせる。タウリエルは、自分が目覚めた地域の“ウーノス城”を本拠としてマクアペルを目覚めさせる準備を始める。

第二期タルタノス戦争が終わっていくらか経った後、ウォリアー達の故郷であるエフェルス=モンタヌゥスにいた獣たちが急にモンスターへと変貌し、ウォリアー達を脅かした。これは悪魔タウリエルがベルキエルの失敗を知り、Savage勢力を牽制する為エフェルス=モンタヌゥスの獣たちに魔法をかけ、凶暴化するようにしたのだった。タウリエルは魔力に秀でた悪魔であったから、自分の血をエフェルス=モンタヌゥスに振り撤き、獣たちをモンスターへ変化させるのは簡単な事だった。

タウリエルの部下であった“ルイナ”は、モンスターたちを操る事のできる特別な能力を持っていったので、モンスターへ変化した獣たちを操り、瞬く間にSavage達に対する凄まじい兵隊へと変えた。クロノス城や、シティス=テラに下っていたSavage達は、故郷の出来事を収めるため、少数のSavageのみを残して皆帰っていった。何らの相談無しに突如として消え去ったSavage達によって、コエリス教団の勢力は大きく弱ってゆく。

タウリエルはウーノス城から、伝統的なマクアペル教団の勢力範囲である“マリス城”、“マニタス城”、“ネール城”、“カリス城”へ勢力を広げ、次から次へと獣をモンスターへと、人間を化け物へと作り変えて行った。これらを避けてコエリス教団の人々は人の足跡無く安全だとして“オカソス地方”のエフェルス山脈の高い峰に身を隠したりした。黒魔法を使う事のできたマクアペル教団の“クルオル”はそれを阻むする為にオカソス地方の山脈を人が人が触れ得ない冷たい氷山へと変えてしまった。しかし彼はそれだけでは安心せず、生き残った者等を処断する為に強大な力を持っていたマクアペル教団の将帥“デベルロ”を派遣する。彼らにはこれ以上魔法だけでは相手ができなかったし、デベルロの部隊は武力の強いSavage族たちにとってすら難敵であった。

この時、“プラトゥニス城”の英雄である“ザーカリアス・ラーソン”が、強い戦士でありまた魔法を駆使する部隊を率いて戦局を逆転させて行く。彼はプラトゥニス城で聖騎士団を創設して、自らをFighterと名乗る。ザーカリアス・ラーソンは、アモス・ラーソンの5代後の子孫で、エネンデリック・カノンが彼の先祖に伝授してくれた魔法を自分の代になって完成させたのだった。Fighterグループの参戦はコエリス教団を鼓舞させたし、これはタウリエルの勢力には大きな脅威となった。この時期を逃さぬ為にカノンのMagician達と、数は少なくなったが更に力強くなったSavage達が帰って来て、彼を助けたのは当然の事だった。

最後の激戦の日、タウリエルを封印する為ザーカリアス・ラーソンは自らの命を捧げる事になり、彼以外にも数多くのMagician達とSavage達が犠牲となった。遂に最後の窮地に追い込まれたタウリエルは、自分たちが作ったオカソスの凍れる山脈の深い所までラーソンを誘い、犬死を避ける為ラーソンを捕まえたまま絶壁へと身を投じる。ラーソンを失ったFighterグループは彼の死体を探すために、オカソス山脈を隅々まで捜索したが、彼の死体は結局見つけられる事はなかった。そして彼らは、ラーソンがタウリエルを倒し、いつか生きて帰って来るのを固く信じている。

タウリエルが眠るオカソス地方は今までもFighter達が守っており、エフェルス山脈には数多い種族の鳴き声が未だ木霊していると伝わっている。この戦争の敗北を目の当たりにしたマクアペル教団ではFighterグループに対抗する為の、黒魔法を使う戦士であるダークナイトの養成を始める。




■第四期タルタノス戦争(D.A.616~A.C.822)

ジャキエル 『ダークナイト』(ヘル・カイト ヘリスィ セルト)  vs  『パラディン』(ヘリオット・ウィルトン) 『マジシャン』 『ウォーリア』

第四期タルタノス戦争の事を、コエリス教団では和合が戦争の勝利だったことを記憶するる為、調停戦争と。マクアペル教団では、自分たちが依った悪魔の名前に因んでジャキエル戦争と呼ぶ。

A.C.615年に発生したプリモディウムの再生の力はマニタス城近くの深海に封印されていた悪魔“ジャキエル”を呼び覚ました。彼はマニタス城を本拠としてマクアペルの復活を 準備し始めた。魔法と武力が共に抜群だった悪魔であるジャキエルは黒魔法師とモンスター達をもっと力強く造り、育成し、同時にエネルギーの充満する領域である“ナビタス地域”のネール城にダークナイトを養成する施設を用意した。

ダークナイト部隊を率いた“ヘル・カイト”は敵を撹乱させる為自分の分身と同時に、影に生命を付与した新しい生命体を誕生させる。それが即ち“ヘリスィ”だ。ヘリスィはヘル・カイトがいない間彼の代りに軍隊を率いたりもしたが、戦闘に臨めば相手の能力を吸収して成長する能力を持っていた。ヘル・カイトの仲間である“セルト”はこのようなヘリスィの成長を危惧してヘル・カイトに警告をする。

一方、ザーカリアス・ラーソンの死後、彼の子孫たちによってFighterグループは大きく勢力を拡大して、名実共にコエリス教団の新しい盟主となっていた。だが、このような勢力拡大は権力を狙った堕落した一部のFighter達による内部抗争を引き起こし、これによってコエリス教団全体の力が縮小することになる。

ネール城で十分な訓練を終えたダークナイトグループはシティス=テラを再掌握する為に凄まじい勢いで押し寄せて来、コエリス教団は大きな危険に直面することになる。ダークナイトは呪いの魔法と共に物理的にも強い力を持っていたから、MagicianやSavageは互いの協力無しに勝利を得るのがとても難しい相手だった。ジャキエルはそういう事情を看破し、それぞれを孤立させる為自ら直接軍隊を率いてFighterのプラトゥニス城、Magician達のカノン地域とSavageのパトリア地方に大規模な波状攻撃を開始する。兵力の増援を得ることのできない状況になったシティス=テラは直ちに陷落し、クロノス城の一部もダークナイトに蹂躙されるなど、コエリス側勢力は最大の危機に陥る。

この時、“ファン城”の偉大なリーダーと同時に戦術家である“ヘリオト・ウィルトン”が中心となってFighterグループの内紛を収め、MagicianとSavage達の助力を受けて連合部隊を再編する。ウィルトンの優れた戦略で戦局は再び小康状態を迎えるようになる。ウィルトンはその間、別々に分かれて行動していたMagicianとSavageそしてFighterグループを連合して軍団を編成することで、各々の弱点をお互いに補いあって、以前よりずっと強い力を発揮することができたのだ。

だが、コエリス側勢力の復活が、単純に連合軍の力だけで可能だったのではなかった。ウィルトンが連合軍を創設する頃、ヘリスィの成長を恐れたセルトがヘリスィの無限成長を恐れる余り、独自にそれを処断してしまうという事件が起る。ヘル・カイトとセルトの間には緊張が走り、それぞれに付いたダークナイト軍に内紛が起きるようになった。このような内紛は大きな勢力を誇ったジャキエルの軍隊の力を音もなく弱体化させていったのだ。

クロノス地域の安定を求めて、連合軍団は余勢を駆ってプラトゥニス城やパトリア、そしてファン城をそれぞれ圧迫していたジャキエルの軍隊を追い込んで挟撃を行った。そしてジャキエルはナビタス地域に封印されてしまう。ジャキエルが封印された場所はフォンス川の奥深い所で、それ以後ジャキエルの残った魔力によってフォンス川の中腹を利用した往来が不可能になってしまう。これにより、プラトゥニス城やファン城そしてクロノス城で以前と同様の円滑な交易が出来なくなってしまった。そしてジャキエルの封印された力は呪いの悪霊をフォンス川に残したまま、海へ流れて行き“オベスト島”のどこかに流れ着いた。

ヘリオト・ウィルトンは戦争の混乱が収まった以後にも、以前まで非常に独立的勢力だったFighterとMagicianのリーダーたちをコエリス教団に密接に編入して、同盟国間の連合議会を発足させる。連合議会の決定で、軍事的な側面ではカノン魔法学校で魔法を伝授し、プラトゥニス城ではFighter集団を養成するようになった。またファン城では政治と制度を発展させて、クロノス城は宗教の中心的役目を果たすようになり、商業が発達した“メシス城”は財政的な寄与を引き受けるようになった。最後にSavage種族は条件的に必要な物資等を提供するという協定を結ぶ事になった。このような役割分担で、分権化されながらも効率的なコエリス連合軍を編成するようになる。

ジャキエルが眠ったオベスト島は其処を管理するマジシャンによって出入りが厳格に規制されており、海が割れて道が開かれる“奇蹟の島”と呼ばれる。



■第五期タルタノス戦争(D.A.823~A.C.1029)

マタリエル 『ダークナイト』(シュレーダー アイドラ スレイド)  vs  『ウォーリア系パラディイン』(セクリィス)『マジシャン』(ラロシュ)『ウォーリア』(セス) 『バルキリー』 『デーモン』

第五期タルタノス戦争の事をコエリス教団では救援を通じて得た勝利という点を記憶する為ファルマ戦争と。マクアペル教団では彼らの悪魔の名前に因んでマタリエル戦争と呼ぶ。これはタルタノス戦争の終わりの時代である。

A.C.822年に発生したプリモディウムの力は大陸の東北の方角、“ノード島”と大陸の中間地域付近に眠っていた悪魔“マタリエル”を覚まし出す。陰謀と計略の悪魔マタリエルはカリス城を本拠とし、人間のリーダーたちに邪悪な欲心を吹き込んで内紛を謀ると同時に、マクアペル復活の為に力強い軍団を準備する。

ヘイオト・ウィルトンの努力でコエリス教団の勢力は非常に精巧に体系化されたが、彼が死んで世代交代が進むと、再び権力の為に内紛と暗闘を繰り返えすようになる。勿論ここにマタリエルの陰謀が介入したので、権力欲に捕らわれたリーダー達によってコエリス教団旗下の連合国たちは全然団結できないまま分裂を続けてゆくようになる。

この隙を狙って、隠密に、かつ徹底的に準備したマクアペル教団は当然コエリス教団の勢力を相手取って勝利を繰り返えしていった。最早内部崩壊の始まったコエリス教団の城は一つ一つマクアペル教団の支配下に置かれるようになった。唯一に堪えたクロノス城はコエリス教団が最も中心とした城だったので悽絶な抗争が繰り広げられた。それさえもフォンス川とエフェルス=モンタヌゥスが三方を塞いでおり、南に伸びていた唯一の陸路は、クロノスとシティス=テラの間にあって商業的な中継点の役目をして軍事的でも門番たる役目をしてくれた都市、“レティシア”のお蔭で堪えていたのだった。

当時レティシアにはSagave出身のFighterだった力強い将軍“エリック・セクリィス”が指揮する軍隊があった。彼は抜群の統率力とカリスマでマタリエルの攻撃を受け止めていた。彼はまたコエリス教の篤い信者であったから、マタリエルの狡猾な策略にも惑わされる事はなかった。セクリィスは利権争いを嫌いレティシアへ来たMagicianである“ロア・ラロシュ”と彼の極めて親しいSavageの友人である“セス”と共に戦闘に臨んだ。

交戦状態が停滞になってくるとマクアペル軍団の将軍だったダークナイトの“ラルフ・シュレーダー”は功を立てる為、特別に指示が無かったにも関わらず、自らの部隊を率いて攻撃を敢行した。だが、セルキス将軍の部隊は脆弱ではなく、結局シュレーダーは全ての兵士を失い1人だけ脱出、シティス=テラへ逃げだす事になる。自らの無力感と羞恥に包まれたシュレーダーはシティス=テラ砂漠で絶叫し、そして死んで行った。この彼を見つけたマタリエルは彼の魂を取る代わりにカマキリに似た新しい肉体を与え、彼にもっと強い力を与えた。

シュレーダーの1次敗戦以後一月も経たないうちにマクアペル教団の女性黒魔法師である“アイドラ”とダークナイトの“スレイド”そしてシュレーダーが総出陣し、レティシアを攻略しに来た。7週間も続いた悽絶な戦闘の結果、セルキスはシュレーダーを。ラロシュはアイドラを。セスはスレイドを殺したが、自分たちもその戦いで皆戦死してしまう。3人のリーダーを失ったダークナイトだったが、彼らの数は圧倒的に多かったので、彼らは攻勢を緩めなかった。引続いた攻勢に、セルキスを失ったレティシアは直ちに陷落し、クロノス城も後に続いて陷落した。結局、クロノス大陸のあらゆる城が陷落し、マタリエルはクロノス城でマクアペルを復活させる為の最後の儀式を準備する。

マクアペル教団はエフェルス=モンタヌゥスとシティス=テラの境界に立つ山を潜る巨大な“モンタヌゥス神殿”を建設し、クロノス城の神の足跡地下の奥深い所にプリモディウムを安置した。さらに彼らはその場所に“ケタース神殿”と“ケタース聖堂”を建てて教団の勢力を育て、同時にマクアペルを復活させる準備を終えた。平和だったクロノス城の賢者の森にはモンスター達が出沒するようになり、シティス=テラでは戦争で死んだ死骸達が立ち上がり動き出すなど不吉な出来事が繰り返し起こり続け、マクアペル教団の力はクロノス大陸全土を覆っていった。

復活の儀式が今まさに完了せんとする時、未知の集団がクロノス城へ進入して来た。彼らは素早いボディーコントロールで瞬く間に警備兵たちを圧倒し、瞬間的に身を隠す等、今まで存在したFighter,Magician,Savageとは全く違う戦闘方法を使っていた。これと同時にレティシアには強力な力を持った生物の群れが現われてマクアペル教団の軍隊を攻撃していた。彼らは黒い身体に全く人とは思えない外貌を持っており、力強い手でダークナイトを瞬く間に全滅させてしまった。

これらの介入でマクアペルの復活は阻止され、マタリエルは封印されてしまう。クロノス城を攻撃した勢力は何とValkyrieだった。彼らは大陸の力の均衡が乱れるのを嫌い、大きな混乱が起こると注目していたし、マタリエルによってマクアペルが復活するのは力の均衡を完全に崩すと心配して自らバルキリー島を出た者達だった。レティシアを攻撃した集団はデーモン族だった。彼らの根源はマクアペルと共に渡って来た異界の神に帰属する。彼らは自分達の世界へ帰る為、プリモディウムの力を必要としており、千年もの間プリモディウムの移動を追跡してきたのだ。デーモンはプリモディウムを手にし、その力が再び発揮され、異界への通路が再び開かれるその日を待つ為、自分たちの拠点へと足を運んだ。

だが、バルキリー達はプリモディウムを手にしたデーモンが彼らの世界へ帰らない可能性もあるという憂慮をするようになった。彼らは帰るデーモン族を攻撃してプリモディウムを奪取し、自分達にもあるかもしれない欲心を予め防ぐ為に、プリモディウムを再び大地の熔岩の中に投げ捨てた。この出来事以後、デーモンとバルキリーの間には強い敵対関係が形成されるようになり、またデーモンは再びプリモディウムの追跡を行う事になった。また、バルキリー達はともすると大陸の力の均衡が完全に崩れてしまう所だったという事実に注目して、大陸にバルキリーを送り始めた。正にこの時こそ、“シドス”がマクアペルの復活を再び始めようとしていた時期だった。

考えもしなかった種族たちによって危機を乗り越える事が出来たコエリス教団は自分達の欲心を大きく悔やみ反省し、以前よりずっと強い信頼でお互いに協力するようになる。だが、大陸のあらゆる城が陷落されたので、マタリエルの封印以後にもマクアペル教団の勢力を完全に掃討するのには30年以上もかかるようになる。

プリモディウムを失った後、これ以上悪魔が復活せず大きく勢力が弱まったマクアペルの追従者たちは世界の影に潜み、1000年後にあるハロウデイを待つようになった。その後1000年近くの長きに渡り、クロノス大陸は大きな戦争なく平和な歳月を過ごすようになる。

だが、未だタルタノス戦争の終末を記憶するSavage族は、パトリアの最も高い峰でマタリエルが封印されたマイヤー島を見詰めて終わりのない戦争についての不安を抱き続けている。




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