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インクジェット式のカラープリンタは発売から20年が経とうとしているが、いまだ目詰まり(特にEPSON、HP)しやすく問題である。かく言う私も十数年前からEPSON、HP、CANON、沖、富士通と各種メーカーの機種を一通り試したたが、インク詰まりと無縁だった機種ははっきり言って皆無だった。しかも、ヘッドクリーニングを一度やると、残量の数パーセントという大量のインクが浪費される。本体の価格低下で、インクで稼がなければならないとはいえ、あまりの搾取システムだ。今回はしつこい目詰まりに、普通の人でも対処できる簡単で確実な方法を紹介したい。□ 予防☆プリンタの電源を本体スイッチではなく電源タップ側で切っている・・・意外に知られていないが、本体スイッチで電源を切ると、プリンタヘッドがきちんと保管位置(乾燥しない)に収まるのに、電源タップでCRTやスキャナと一緒に電源を切ろうとすると、プリンタはヘッドを露出したままになるのですぐに乾燥してしまう。プリンタのオン・オフは本体で。電源もタップとは別にしたほうがよいかもしれない。☆その他・プリンタを使用する頻度が極端に少ない。・・・最低1週間に1回くらいは印刷したほうが良い。・プリンタにカバーをかけていない。・・・ホコリがヘッドに付着しやすくなる。・給紙トレイに用紙が長時間のったままになっている。・・・用紙にのったホコリがそのままヘッドに付着してしまう。□ 対策~エタノールカートリッジクリーニングを2~5回しても解消されないしつこい詰まりの場合に効果てきめんなのがエタノールカートリッジ。プリンタを分解してヘッドを取り出し、エタノールで漬け洗いする方法が有名だが、分解は素人には困難。プリンタ自体を破壊するおそれもある。分解せずにクリーニングするにはインクカートリッジ内にエタノールを注入する方法が有効。※注意:エタノールは樹脂成分を少々劣化させる性質がある。自己責任でどうぞ。□用意するもの・無水エタノール(無水アルコール)=99%エチルアルコール・・・薬局薬店で販売されている。消毒用は(使えることは使えるが)乾燥が遅いので注意。消臭用アルコールは間違っても使わないように(笑)・シリンジまたは先の細いスポイト・・・詰め替えインクセットを買って付いてくるシリンジで十分。注射などで使われるシリンジでも良いが「おクスリ」をやる方々の防止に通常単品では売っていないが、通販では詰替インク用のものが100円程度である。詰替インクとセットで購入するといいだろう。・使用済み(カラ)のインクカートリッジ・できれば新品のインクカートリッジもあるとよい・キッチン用手袋(薄いものでも厚手でも良い)・ハイター、ブリーチなど・・・インクがこぼれて汚れた場合に。漂白作用が強いのでインク汚れも消せる。■ エタノールカートリッジ作成手順とクリーニング法1. シリンジ(またはスポイト)にエタノールを吸引する。2. 使用済みカートリッジのインク排出口にシリンジを突っ込む。スポイトの場合は、カートリッジの背面にある穴(直径3~5mmほどの大きめの穴)をとがったもので破る。3.エタノールを注入する。多目のほうが効果的。シリンジだと注入できなくなる手ごたえが分かるときがあるが、空気抜きの穴かインク口からポタポタ漏れ始める程度で十分。4.エタノールを丁寧にふき取る。少し次亜塩素酸ナトリウム(ハイター、ブリーチ)で湿らせておくとインクの色が取れる。背面の穴をあけた場合セロハンテープでしっかり塞ぐ。⇒ エタノールカートリッジ完成!5.通常のカートリッジ交換法でエタノールカートリッジを装着する。※一部エプソン機の場合インクがカラにならないと交換できない。この場合、排紙口からヘッド方向を覗くと白いプラスチックの棒状のものが下に伸びているのが見える。それを割り箸のような細長いもので右方向に押し倒すと、ヘッドが自由に手で動くようになり、エタノール入りカートリッジと交換できる。6.ヘッドクリーニングを実施する。効果はてきめんで通常1回で詰まりが解消する。よほどしつこい詰まりでもほとんど2、3回で開通する。7.エタ・カートリッジを外し、ヘッド乾燥のために半日ほど置き、通常の手順で元の(できれば新品の)インク・カートリッジをセットする。8.エタノールカートリッジは、乾燥を防ぐため、インク口と空気穴をセロハンテープで塞ぎ、ジップロックなどに入れて冷蔵庫に保管しておくとまた使える。9.EPSON機などでICチップでインク残量を管理しているため、エタノールカートリッジや中古カートリッジを使いにくい場合はICチップリセッターを使うと良い。□ その他費用は2000~2500円程度とカラーインク1個ほどの値段だが、エタノールカートリッジとこれがあれば、目詰まりが簡単に解消できるため、次からは詰め替えインクを活用できるようになる。Yahoo!オークションでも型落ちプリンタのリセッターが大量に出品されており、送料込みでも1000円程度で入手できる。ほとんどのものが数十回は使える残量がある。この方法だと、インクメーカーによるが3~5回の詰め替えで元が取れる。私は1つのカートリッジで10回の詰め替えを行ったことがあるが、印字精度が徐々に落ちてくるので詰替は3~5回がいいだろうか。キャノンのプリンターの基盤を販売している友人が言っていたが、メーカー的にはカートリッジで儲けなくても本体と専用紙、カートリッジ販売で十分に採算はとれるそう。そもそも一番の大口客である企業や官公庁ではエタノールカートリッジや詰替インクは絶対使わないし、新品インクが飛ぶように売れるらしい。ちなみに一体型カラーインクだと、一番消費される黄色が切れた段階でまるまる替えてもらえるので実はかなりのインクロス(ただ、メーカーにとっては超おいしい)となる。実はこのエタノールカートリッジの作り方は彼に教わった。さすがはプロ!ただし、家電量販店ではEPSON、Canonの詰め替えインクばかり、しかも比較的最近の機種のインクしか置いていない。旧型プリンタの詰め替えインク、Brotherブラザー、Lexmarkレックスマーク、HPヒューレットパッカードなど、2大メーカー以外のプリンタの詰め替えインクなら、種類の豊富さと価格で通販のe-問屋がおすすめだ。何度でも詰替できる半永久インクカートリッジチップリセッター付きALLセットシリンジ不要の直接型補充インク(各社対応)
2005/10/04
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