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アジア最悪の狂犬病汚染国家・中華人民共和国 中国情報局のニュースによると中国全土での狂犬病発症者は06年3279名でうち3209名が死亡(死亡率97.8%)。わずかな生存者も意識不明の重体であり、残念ながら最終的には死に至るだろう。狂犬病には完治はないと言っていい。この事態はまったく改善されておらず、07年同局の発表では10月末日時点で患者数2717名と前年を上回るペースで患者が増えている。これは世界的にみても突出した発症率、患者数であり、中国が濃厚な狂犬病汚染国家であることは明らかである。しかも、田舎ではなくオリンピックの行われる北京など都市部の発生率が高いのが特徴で、WHOも「中国では過去3年間、大都市でヒト狂犬病患者が急増しており、きわめて危険である」との声明を発表している。だが、日本の四大新聞のどの北京オリンピック特集でも、この事実には中国政府に「配慮」してか?触れられていない。狂犬病予防接種の大切さを訴える記事は一つもないのだ。日本人の中にも「狂犬病などが恐いのは田舎で、北京なら大丈夫」と誤った認識で、楽しみにオリンピック観戦のプランを立てている人もが少なくない。(北京市内だけでも06年10名が狂犬病で死亡)近年、フィリピンからの帰国者2名が狂犬病で無くなっているが、中国はフィリピンとは比較にならない汚染国家であり、オリンピック直後には北京から帰国した狂犬病感染者が世界中で発生するだろう。 中国の国策失敗が狂犬病のまん延を招いたなぜ中国ではこれほど狂犬病がまん延しているのだろうか?(もっとも、中国が風土病のようにまん延させ、世界各地に病原菌をばらまいているのはSARS、鳥インフルエンザ、口蹄疫など枚挙に暇がないが・・)狂犬病の場合、大きな理由の一つは犬の放し飼いである。 世界中で発症している狂犬病の9割以上が感染犬の咬傷・ひっかきによるものだ。タヌキ、キツネ、コウモリなどの野生動物による感染は1割に満たない。中国では(おそらく少なく見積もって)公表されているだけでも、なんと1億5千万頭の犬(食用、愛玩用、野良犬)がおり、愛玩犬は放し飼いが一般的で、咬傷事故が非常に多い。公表されているだけで、月約1万件の咬傷事故があり、年間では10~15万件の咬傷事故がある。これは病院などから届けれられた数なので、実際の咬傷事故はこの10倍以上であると考えられる。ちなみに、日本の犬の飼育頭数と野犬頭数は、かなり多く見積もっても1500万頭。咬傷事故は年間5~6000件前後であり、もちろん狂犬病は発生していない。 人口の比率から言えば、日本と中国の犬の飼育率はほぼ同じだが 、咬傷事故にあう確率は、中国が日本の16倍も高いのだ。次に、中国における狂犬病予防接種率はきわめて低い。一つには高い予防接種料金が原因だ。日本の登録費用と狂犬病予防接種料金が3000円+4000円前後なのに対し、中国では日本円にして15000円と2倍以上の費用がかかる。中国の物価は日本の約3~10分の1なので、中国人の所得などから日本人の感覚だと、登録や予防接種に5~10万円もの大金がかかると考えていいだろう。実際、中国の予防接種率は0.5%以下と絶望的に低い。中国の「予防」は未完成というか破綻しているのだ。さらに事後対応も絶望的だ。中国で狂犬病ウイルスを持った犬に噛まれても、適切な処置を受けられる可能性は低い。狂犬病はウイルスが少量で、ワクチンや血清が早く処置されれば助かる可能性がある。しかし、中国では救急車が大病院に1、2台あるだけで少なすぎ、日本の消防署のように数分で到着することはまずない。さらに、中国国民は救急車に道を譲らないので、しばしば1時間も待たされる。(中国在住の友人談)また、中国では狂犬病ワクチンも含め偽薬がまん延しており、医師も医療機関もはたして自分の使っている薬が偽薬でないかを把握できない。そもそも狂犬病ワクチンを薄めて打つような悪徳獣医師や医師も少なくない。これら狂犬病に関する様々な問題は、結局は中国政府の問題とすることができるだろう。中国は官吏の汚職怠慢がほとんど国民性となっており、日本の厚労省や環境省、農水省に相当する省庁が機能していない。メディアを監視するあまり、国民への啓発も滞りがちで、犬の飼育者、医療関係者のモラルや危機意識がきわめて低い。野良犬が走り回り、ワクチンは高額で、さらにニセモノが出回っても取り締まれないのはある意味当然だ。 そして無辜の犬たちを襲った大虐殺中国政府は自国の汚染状況を対外的には隠蔽しながら、オリンピックを控えて2006年頃から狂犬病対策に乗り出した。まず「イヌ版1人っ子政策」である。飼育は一家に1頭。大型犬種や気性が荒い犬は飼育禁止とし、飼育されているのを見つけたら問答無用で捕獲し、処分する。さらに警察による犬(登録犬含む)の殺処分は苛烈かつ凄惨をきわめた。たとえば産経新聞中国総局記者の記事によると、当所、予防接種で狂犬病防止をはかろうとした政府だが、増えない登録数と増えつづける咬傷事件数、狂犬病死亡者数に業を煮やし、ついに大規模な「犬狩り」に打って出た。例えば雲南省牟定県では、無差別犬狩りが行われている。爆竹や鐘を鳴らして犬を驚かせ、発見された犬を撲殺するという方法で、5日間でなんと5万頭を殺処分した。驚くべきは、なんと飼育登録済み・狂犬病ワクチン接種済みの犬も無条件で殺されたことだ。しかも、日本円にして15000円の登録料・接種料をかけた犬に対し、政府は「国家のための犠牲」として、たった70円(五元)の補償金を払ったのみだった!?さらには、警察を動員する人件費ももったいないとして、07年6月、重慶市では「愛犬を(予防接種に関係なく)飼い主が自分で殺すこと」という通知が出された。1週間程度の「自主殺処分期間」が設定され、その後は「強制殺処分期間」と一方的に決め、自分で殺すのが忍びなく強制期間に殺されると罰金という、酷いを通り越してため息しか出ない措置だ。改めて、非民主国家の恐ろしさに震撼する。もっとも、近代3大大量虐殺者(ジェノサイダー)の一人・毛沢東が創立した中国共産党の恐怖弾圧政治の歴史を知っていれば、人間ですら5000万人(チベットだけで1000万人以上が殺された)も殺戮されたのだから(残りの2人、ヒットラーは600万人、スターリンは4000万人)、犬に対してこれぐらいのことは何とも思わないだろうと考えようもあるが・・・ 2008年4月・・・もう狂犬病ワクチンは間に合わないという事実中国では、すでにSARS、鳥インフルエンザ、狂犬病、赤痢がまん延している。動物にも水や食料にも注意が必要だ。特に狂犬病は発症すればまず生還できない。治療が早く、1%の確率で生還できてもまず植物人間。運が良くて重度の神経障害者だ。もちろん、北京オリンピックを現地観戦したい方には、ワクチン接種をおすすめする。しかし、もう間に合わないだろう。というのも、予防用のワクチンは4週間ごとに2回、さらに半年~1年後に追加ワクチンをしてはじめて完成する。(といっても、もちろん他のワクチンと同様100%の免疫ではない)つまり、狂犬病のワクチネーションが完成するまで少なくとも240日が必要である。2008年8月8日からはじまる北京オリンピックまであと130日足らずとなった今、もうワクチンのための期間が足りないのだ!個人的には、知人であれば中国行きに強く反対するところであるが、それでも追加ワクチンの期間を短くするなど、方法がないわけではない。詳しくは厚労省検疫所のホームページ「海外渡航と予防接種」を見ていただきたい。 死亡率99.9999…%の恐怖狂犬病を発症してから生還した人は、歴史上たったの6人しかいない。パスツール研究所・狂犬病ユニット長のチアン博士が発見した最新の狂犬病治療法は、神経系を大量の麻酔でストップさせ、ワクチンも血清も使わず、自力の免疫力でウイルスを排除するという、きわめて荒っぽいものだ。成功例も2004年米国女性のたった1例しかなく、その後も世界中で試みられているがすべて死亡している。しかし、現在、この方法しか発症後の有効な治療法はないといわれている。紀元前の古文書からも狂犬病と推定される記載があることから、これまで狂犬病で命を落とした人は、それこそ数知れない。20世紀だけでも五千万人が狂犬病で死んだと推定されている。20世紀の戦争で死んだ人が約1億人というから、膨大な数だ。 そして、これだけ医学が発達した現在でも、WHOが把握しているだけで毎年5万人が亡くなっている。このような死亡率99.999…%の感染症は、狂犬病の他にはクロイツフェルト・ヤコブ病(BSEがヒトに感染したもの)ぐらいで、ほんのわずかしかない。たとえば、話題のSRASや鳥インフルエンザなどは、発症後おおよそ50~70%の死亡率と推定されている。映画「アウトブレイク」や最近では映画「L -change the world-」などでモデルにされた「悪魔のウイルス」ことエボラ出血熱やコンゴ・クリミア出血熱ですらも発症後の死亡率は80~90%。狂犬病発症後の「死亡率99.99%」がどんなに恐ろしいか分かるだろう。そんな中国の狂犬病に対処するには、古き中国の賢者が教えてくれたように「君子危うきに近寄らず」しかないと思うのだが・・・ 海外勤務健康センター(JOHAC)のパンフレット
2008/04/03
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