企画(楽天20000HIT&八戒祭り)



「あぶない!!三蔵!」

倒したと思った雑魚妖怪が、最後の力を振り絞って三蔵に気の玉をぶつけて来たのを、近くにいた八戒が目ざとく見つけ叫んでいた。

「ちぃ!」

八戒の声で咄嗟にそれを避けようとした三蔵、でも小石に足をつまずき急にバランスを崩した三蔵は、足が縺れてしまい避けるのが遅れてしまう。

『このままじゃ、当たってしまう』と思った三蔵はとっさに目を瞑ってしまったが、その衝撃は三蔵の体にはこなかった。

「・・・・?」

三蔵は不思議に思い目を開けて見たら、目の前に自分をかばって八戒が、倒れてるのが目に入った。

「おい!八戒っ!!」
三蔵が、倒れてる八戒の体を起こして声を掛けてみた。が、八戒はぐったりしたまま目を開けることはなかった。

冗談じゃない!また、あの時の様に自分をかばって誰かがいなくなるなんて。

「おい!!おい!!八戒目を覚ませ。」

震える両腕で八戒の体をゆすって見た。

生き残った妖怪を倒した悟空や悟浄も急いで三蔵の所に来て八戒に声を掛けて見た。

名前を呼んでも目覚めない、腕の中の八戒を見つめて三蔵は昨日の夜、八戒が言った言葉を思い出していた。

『三蔵もし、僕が貴方の前からいなくなったらどうしますか?』

真剣な顔で聞いてきた八戒に俺は

『何言ってるんだ?馬鹿なこと言ってないでさっさと寝てしまえ』
と、はぐらかした自分。

こんな事に成るんだったら、言った方が良かったのだろうか?でも、自分は八戒に対してどう思ってた?

只の旅の仲間から明らかに変わっりつつあった自分達。

八戒の気持ちに気ずいても知らない不利をしていたのは自分。

「・・・・ぞぅ・・。 おい!三蔵っ!聞いてるのか?」

急に名前を呼ばれて顔を上げたら、目の前に悟浄の顔があり覗き込んでいた。

「三蔵、八戒大丈夫なのか?」

悟空も心配そうな顔をして自分をみている。

「わからない。でも、兎に角ここに居ても仕方ねぇから、町に行く」

ふと三蔵は<今、誰かの視線を感じた様な気がしてたが>と思いあたりをみわたして見たが、まぁ、気のせいだろうと三蔵は気持ちを切り替えて、八戒を悟浄に預け先にジープまで歩いていく。

「おい。ちょ・・・待ってよ。まったく心配なくせに・・・。」

悟浄が、ぼそっと言った言葉は三蔵の耳には届かなかった。

「ふぅ~やれやれ。」

ため息を付いて悟浄は、八戒をかずきその脇を悟空も一緒に、先に行ってしまった三蔵を追い掛けてジープまで歩いて行った。






『・・・さて、僕は一体どうしたんでしょう?』

確か自分は、三蔵をかばって妖怪の気の玉を体に受けたはず?でも、今の自分の体には一つも怪我がない。

『そう言えば・・・・・三蔵!大丈夫だったでしょうか?』

当たりを見渡し、目的の人を見つけた八戒は無事な姿にほっとしていた。

『良かった大丈夫みたいで・・・・って、何であそこに僕がいるんでしょう?それに、三蔵が何か叫んでますけど・・・。』

そう、今八戒の目の前では、必死の顔の三蔵が震えてる手で、自分の名前を呼びながら体をゆすってる姿があった。

それから、妖怪を倒し終えて掛けつけて来た悟浄や悟空も、必死に自分の名前を呼んでいる姿。

『僕はどうなってしまうんでしょう。』

3人には、今ここにいる僕がみえていない。普通の状態の三蔵だったら或いは、ここにいる、僕が見えるはずなのに。

多分、僕はあの気の玉のせいで体と心が離れてしまったんでしょうね。心配している3人を見ていながら、冷静に判断していた。

『このまま、僕は死んでしまうんでしょうか?』

それはいやだ、まだ、あの人のそばにいたいそれに自分の気持ちを打明けていないのに・・・多分あの人は知ってるだろうけど。

でも、自分の口ではっきりと<あなたの事が好きです>とはっきり言ったかった。

戻る方法なんて知らないけど、あの人のあんな姿は見ていたくない。

『さて、どうしたものか?』

考え事をしていた八戒はふと、今誰かの視線を感じた様な気がして、三蔵を見てみた。

一瞬三蔵と目が合った様な気がしたが、三蔵は自分を悟浄に預けてジープまで歩き出していた。

『気のせいだったのでしょうか?』
気にしながら八戒も歩き出した。

幾ら、3人には見えなくても自分だけここに残されるわけにはいかないので自分も3人の後ろをジープまで歩いて行く。

そう、全ては別の町に付いてから考えることにしよう・・・・すべては。


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☆後書き
楽天20000HIT企画に書き始めました。
さて、これから八戒は元の体に戻れるんでしょうか?そしてその方法は?
また、続き物に成りますが皆様最後までお付き合いください。
では、また次の話しで会いましょう(おいおいw
(実はこれ思いついたのは、土曜日のロドショー<ゴースト~ニューヨークのゴースト>からなんです。(w


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