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韓国ドラマ「オー・マイ・クムビ」。2016~2017年放送。 中途半端な詐欺師のフィチョル(オ・ジホ)は、仕事に失敗して、警察に捕まってしまいました。そこへ、突然自分の娘だという10歳のクムビ(ホ・ジョンウン)という女の子が現れます。 突然の娘の出現に戸惑うフィチョルでしたが、刑務所暮らしを避けるために、クムビを引き取ることに。ですが、なんとかクムビを施設に入れてしまおうと画策していたのですが、クムビを通じて知り合ったカンヒ(パク・ジニ)という女性に一目惚れしてしまい、クムビを手放せなくなってしまいました。クムビと暮らすうちに、フィチョルの人生は変わり始めます。 詐欺師をやめ、生活を立て直そうと、工事現場や運転代行の仕事を始めます。また、心に深い傷を負って一人で寂しく生きてきたカンヒも、クムビに癒された生活に。 3人でなんとか生きていこうとしていた矢先、クムビが難病にかかっていることがわかりました。ニーマン・ピック病、 本来分解されるはずの不溶性の代謝物が細胞内に蓄積されてしまうので、 小児期に発生すると、記憶を失い、病状が進むと、運動失調になり、動くことも話すこともできなくなってしまうのです。クムビと触れ合った人々は、フィチョルとカンヒだけでなく、なぜか、立ち直ってゆきます。フイチョルの詐欺仲間もまとまな便利屋を始め、 荒れた生活をしていたクムビの実の母であるユ・ジュヨン(オ・ユナ)も、スペインでの仕事に就き、フィチョルの高校の同級生で、不幸な事件から恨みを抱き、フィチョルをつけまわしていたチャ・チス(イ・ジフン)も、復讐をやめて、本来に優しい人に戻って…。 心温まるドラマでした。
2018.05.22
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韓国映画「サニー~永遠の仲間たち~」。2011年公開。 夫や娘に恵まれ、幸福な生活を送っているイム・ナミ(ユ・ホジュン)、42歳。でも、なぜか、2パーセントくらい何かが足りないような…。そんなある日、母の入院先の病院で、高校時代の友人チェ・ハナ(チン・ヒギョン)と偶然出会います。でも彼女は癌に侵され、余命2ヶ月と宣告されていたのでした。 彼女の最後の願いは、高校時代に仲良しだった仲間で作った「サニー」というグループのメンバーに会いたい…。ナミはその願いを叶えるべく、仲間たちを探し始めるのです。 25年前、1980年代後半の韓国。 田舎の漁村からソウル高校に転校してきたイム・ナミ(シム・ウンギョン)は、なまりもあって、同級生には笑われてしまうのですが、そんなうぶで賢くない彼女を助けたのがちょっと変わっている6人の女の子たち。 人情に厚い義理チャン(番長)のチュナ(カン・ソラ)、 二重まぶたに憧れるチャンミ(キム・ミニョン)、 口の悪いジニ(パク・ツンジュ)、 凶暴な文学少女のクムオク(ナム・ボラ)、ミス・コリアを夢見るポッキ(キム・ボミ)、 美少女で雑誌のモデルのスジ(ミン・ヒリョン)。 7人は、当時流行していたボニーMの「SUNNY」から、グループ名を「サニー」と名付けて、 競争グループの「少女時代」とタイマンをはったり~しながら、青春の日々を過ごしていました。そして学園祭に向けて、ダンスを披露しようと懸命に練習していたのですが、 学園祭の当日に思いがけない事件が起こり、7人は離れ離れになってしまうのです。 家族だけに係わっていた日常から抜け出して、思い出の友人たちを探しに出たナミは、その時代のまぶしい友情を思い出して、一番輝いて幸せだった自分と出会うのです。 最後に、大人になって集まったサニーがケンカをしに行くところ~すごくかっこいいです。 「過速スキャンダル」のカン・ヒョンチョル監督の映画。 「過速スキャンダル」もそうでしたが、この監督の映画は、何処かホッとさせてくれる温かさがありますね。私も、高校生の時代を思い出して懐かしい気持ちになりました。今年の夏、日本でも、篠原涼子さん主演でリメイクされるそうです。 「SUNNY 強い気持ち・強い愛」
2018.05.18
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韓国ドラマ「青い海の伝説」。2016年放送。 朝鮮時代、海には、まだ人魚族が暮らしていました。 人魚は、身を守るために、自分たちを見た人間に触れて、記憶を消していたのですが、 人間のあいだでは、人魚に触れると気がふれる~と恐れられていました。 激しい嵐のあと、岩に挟まり動けなくなった人魚(チョン・ジヒョン)。 人魚を恐ろしいと思っていた村人は、領主(ソン・ドンイル)に人魚を献上したのです。 人魚の流した涙は真珠になり、体を搾ると、とても良質な油とれるといわれているので、 領主はたいそう喜び、自宅の池に人魚を繋ぎ止めておきました。 都から赴任してきた新任の県令、キム・タムリョン(イ・ミンホ)は、 招かれた領主の屋敷の宴席で、人魚を見かけます。その悲しい目をした人魚に見つめられたタムリョンは、 金儲けしか頭にない領主に、今までの不正に目をつむる代わりに、 人魚をよこせと条件を出し、人魚をもらい受けます。そして、海に人魚を返してやったタムリョンでしたが、 人魚は戻ってきて、昔のことを話します。 少年のころ、海で溺れたタムリョンは人魚に助けられたのでした。 2人は、共に成長していったのですが、 両班であるタムリョンは、若くして結婚せねばならず、その時に、人魚はタムリョンと自分の思い出を消したのでした。 時は流れて、2016年。 世界中にいた人魚族は、絶滅の危機に瀕し、 今は、スペイン近海の青い海に、わずかな数だけ生息していました。 一匹の美しい人魚(チョン・ジヒョン)は、岩場にたたずむ男性(イ・ミンホ)に惹かれ、陸に上がります。 人魚は、陸に上がると、なぜか足がはえて来るのです。 実は、朝鮮時代のタムリョンの生まれ変わりだったホ・ジュンジェ(イ・ミンホ)は、 生き別れた母を捜しにスペインに来ていました。ここで、400年の時を隔てて2人は再び巡りあったのです。 韓国の説話集「オウヤダム」に、 実在した県令のキム・タムリョンが、漁師が捕えた人魚を海に返してあげたという話があり、そこから作られたドラマだそうです。 人魚として泳ぐチョン・ジヒョンさんは、本当に美しく、 ~実際はあのコスチュームで泳ぐのは大変だったと思いますが~また、ちょうどクリスマスシーズンであったソウルの風景もロマンチックで、 本当にシーンのひとつひとつがきれいなドラマでした。 朝鮮時代と現代が交錯するストーリー展開、 前世と現代の人とのつながり、なども面白かったです。 韓国での視聴率はいまひとつだったようですが、 私は、現代劇トップの「パリの恋人」をしのぐ素敵なドラマだったと思います。
2018.04.23
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韓国ドラマ「オクニョ~運命の女~」。2016年放送。 朝鮮王朝、第13代明宗の時代。 刺客に追われ深手を負って、監獄の中に逃げ込んだ女性。 彼女は身重でした。 監獄内の囚人の産婆によって、無事に女の子が生まれましたが、 傷が深かった女性は、産後すぐに亡くなりました。 獄中で生まれた女の子は、オクニョ(玉女~玉のように美しい子という意味だそう)と名付けられ、 典獄署(チョノクソ・監獄)の茶母(タモ・雑用係)として働きながら育ったオクニョ(チン・セヨン)は、 賢い女の子で、知識を持った囚人から、易経、明の言葉など様々な知識を吸収していきます。 秘密の地下牢に閉じ込めらていた体探人(チェタミン・国家のスパイ)だったパク・テス(チョン・グァンリョル)と知り合い、彼から武芸などの技術を学んだオクニョは、 体探人として働くことになり、このことから、国家を揺るがす陰謀に巻き込まれてゆきます。 典獄署の茶母、 体探人、 奴婢に落とされて、 易経の知識をかわれて昭格署(ソノクソ・星と祭祀を司る官庁)の巫女になって、 商団の行首(ヘンス・社長)、そして最後は将来代訟人(テソンイン・弁護士)に。…でも実は、第10代中宗と女官との間に生まれた王女でした。 時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督のドラマですので、 「トンイ」や「イサン」同様、朝鮮王朝時代の宮廷内の各部署や、職種などがいろいろ出てきて面白かったです。
2018.04.07
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韓国ドラマ「六龍が飛ぶ」。2015年放送。 高麗王朝から、朝鮮王朝に変わる時代。 六龍とは、朝鮮建国に携わった6人の英雄のこと。 朝鮮王朝第3代王・太宗、イ・バンウォン(ユ・アイン)彼の師匠であり、朝鮮王朝の建国功臣チョン・ドジョン(キム・ミョンミン)朝鮮王朝初代王太祖、イ・ゾルゲ(チョン・ホジン)貧しい民の娘でありながら、持ち前の才覚で村人をまとめ、情報組織を作り、イ・バンウォンを助けたプニ(シン・セギョン)プニの兄で高麗一の剣士、イ・バンジ(ピョン・ヨハン)立身出世を夢見て、剣の腕を磨き、イ・バンウォンの護衛となり、後に第4代王・世宗の護衛剣士となるムヒュル(ユン・ギュンサン)それぞれが葛藤と苦悩を味わいながら、新しい国作りに希望と情熱をかけていく物語。 高麗末期、名将イ・ゾルゲの5男として生まれたイ・バンウォンは、 父のような強い武将になり戦に出たいと思っていましたが、 成均館の官吏チョン・ドジョンが、民衆の前で、高官の企みを暴き、明との戦いを阻止した気骨ある姿に憧れ、成均館に入学。その少年時代から、朝鮮王朝を建国し、 師匠であったチョン・ドジョンを自らの手で殺害し、 第3代王に即位するまでが描かれます。 登場人物の個性がよく描かれ、それぞれの役者さんの名場面といえるシーンが数多くあったドラマでした。チョン・ノミンさんが、高麗の最高権力者ホン・インバン、悪役ってめったにやらないですよね。 「根の深い木」では、チョン・ドジョンの弟だったし。なんといってもすごかったのは、パク・ヒョックウォンさん。ちょっとたよりないお父さんとか、真面目な人物~という感じの役がほとんどだと思いますが、 今回は双子の剣士の二役。 兄のキル・ソンミは、孤独に一人の女性を愛し、守り抜き…死んでゆきます。 弟のキル・テミは、高麗の最高権力者であり、高麗一の剣士…なのにおネエ。 化粧して、女性の言葉で話しながらも、剣のアクションシーンはお見事。 魅力あるキャラクターでした。このドラマは、2011年の「根の深い木」の前編ともいえるドラマだそうで、 確かに、登場人物も、役者さんも重なっています。 最終回は、まさに「根の深い木」の一場面が、そのまま出てきて、 第4代世宗に引き継ぐという形で終わりました。 見応えあるドラマでした。
2018.03.24
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韓国映画「ユア・マイ・サンシャイン」。2005年公開。 実話に基づいた映画だそうで、暗い過去を持ちHIVに侵された女性と、その女性を愛しぬく純朴な男性との愛の奇跡の物語。 農村で畜産業を営む素朴な男性キム・ソクチョン(ファン・ジョンミン)。 嫁不足の土地柄、36歳でいまだ独身。ある日、スクーターで颯爽と走る女の子に一目ぼれ。 彼女は、ソウルから来て喫茶店で働くウナ(チョン・ドヨン)。その日から、猛烈なアタックを開始しますが、 過去を持つ彼女は、なかなか彼を受け入れられません。ソクチョンの家族も反対。ウナの働く喫茶店は、コーヒーの出前をしていて、そこでは出前先で、客と一緒にお酒を飲んだり…もしているからなんですね。ですが、出前先で、客からビール瓶で殴られ、けがをしたウナを必死で看病したソクチョンに、ウナも心を動かされ、2人は結婚します。 意外にも、家事が得意で家庭的なウナに、ソクチョンの母も温かく迎い入れてくれて、 幸福な結婚生活だったのですが…。 突然、ウナの前夫が現れて…。ソクチョンは、大切な豚を売って、手切れ金を渡します。 一件落着かと思われたのですが、 今度は、ウナが何気なく受けた健康診断でエイズと判明。その事実は、ソクチョンだけが知ります。ウナに打ち明けられず、毎晩飲めない酒を飲み、帰宅が遅くなるソクチョンに、ウナは、自分の前夫のせいで苦しんでいるだと思い、1通の手紙を残し、出てゆきます。 1年後、HIV感染者であるにもかかわらず、体を売っていたということで、ウナは逮捕されていました。ソクチョンは、そんなウナに面会に行きます。ここが、素晴らしいシーンでした。ウナ役のチョン・ドヨンは、映画「スキャンダル」では、ヨン様を相手に大胆な演技で驚きましたが、この映画では、とてもひたむきな女性でした。ソクチョン役のファン・ジョンミンは、話題の映画に数多く出ている俳優さんですね。この映画では、朴訥な田舎青年を演じるために15キロ太り、その後、ウナが出て行った後の憔悴を見せるために、今度は、12キロ痩せたそうです。すごいなあ。そんなこんなで、この映画は、あのヒット作「私の頭の中の消しゴム」の興行成績を抜いて、この時でNO.1ラブストーリーだったそうです。
2018.03.20
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韓国映画「イエスタディ ~沈黙の刻印~」。2002年公開。 近未来のある日~設定では、2020年だそうですが~ 南北統一によって建設された都市インターシティで老人5名の連続誘拐殺人事件が発生。 息子が巻き込まれて殺されてしまった特殊捜査隊SIチーム長ユ・ソク(キム・スンウ)は、 強引な捜査で、犯人を追い詰めてゆくのですが…。この当時、8億円という製作費が投じられた大作。 様々な銃器が登場し、 元北朝鮮の特殊部隊の隊長が直接指導にあたったそうで、 アクションシーンは、迫力がありました。キム・スンウと、チェ・ミンスが出ているので観たのですが、 残念ながら、内容がわかりづらく、いまひとつ、印象に残らなかった…~去年、観たのにほとんど内容を忘れている~ 感じの映画でした。
2018.03.02
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韓国ドラマ「リメンバー~記憶の彼方へ~」。2016年放送。 幼い頃に、母と兄を事故で亡くしてしまったジヌ(ユ・スンホ)は、 父・ジェショク(チョン・グァンリョル)と慎ましく、ですが楽しく暮らしていました。ある日、女子大生のイナ(パク・ミニョン)から、バスの中で、スリと間違われ、警察に連れて行かれるのですが、生まれながらにしてもつ天才的な記憶力~どんなことでも、映像として記憶してしまう~を発揮して、無実を証明してみせるのです。が、これが2人の出会いになりました。父のジェショクは近所に住む顔見知りの女性の遺体を発見するのですが、認知症にかかっていたため、記憶が曖昧で、被疑者として逮捕されてしまうのです。しかし、実際に殺人を犯したのは、とてつもなく傍若無人な振舞いをする財閥の御曹司ギュマン(ナムグン・ミン)でした。父の濡れ衣をはらそうと、やくざ出身の弁護士ドンホ(パク・ソンウン)に依頼するのですが、土壇場で裏切られ、父の無実は証明できませんでした。そこで、ジヌは自ら弁護士に。記憶力抜群の彼は、史上最年少の弁護士になりました。認知症が進み、ギュマンが手を回したため、ろくな治療も受けられなかった父は、刑務所で、無念の死をとげます。そこから、ジヌの復習は始まります。ユ・スンホは、容姿は可愛くて、高校生役も少しも違和感がないのですが、子役からでていることもあって、落ち着きがありますね。父役のチョン・グァンリョルは、ユ・スンホと共演した「ペク・ドンス」では、朝鮮一の剣士。こういうカリスマ性のある役が多い中で、認知症の初老の父…おどおどしたチョン・グァンリョルは、初めて見ました。弁護士のパク・ソンウンも、渋い役が多い俳優さんだと思いますが、今回は、ど派手な衣装のチョイスがよかったと思います。しかも、その時の立場や状況に置いて、微妙に色合いやコーディネートが変化する…、面白かったです。そして、やはりこのドラマですごかったのは、ギュマン役のナムグン・ミンでしょうか。「匂いを見る少女」でっも、サイコチックな殺人鬼でしたが、今回は、それ以上"究極の悪役"でした。いっちゃっている視線、目の使い方が素晴らしかったですね。
2018.02.20
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韓国映画「バトルオーシャン 海上決戦」2014年公開。 韓国で歴代興行成績が第一位の映画です。 豊臣秀吉の朝鮮出兵の折り、 330隻の日本軍の船に、たった12隻の船で戦った英雄李瞬臣(イ・スンシン)将軍の活躍を描いた作品。 1597年、秀吉の朝鮮出兵が始まってから6年、 ~韓国では、イムジンウエラン(壬辰倭乱)と言うそうですが~ 長い間の戦争により、朝鮮は混乱の極みに達していました。 恐ろしい速度でハニャン(漢陽)に侵攻してくる倭軍。 国家存亡の危機に陥った朝廷は、罷免されていたイ・スンシン(チェ・ミンシク)将軍を~イ・スンシン将軍は慶長の役で加藤清正の侵攻を阻止できなかったことで、罪に問われていたのです。~サムドスグン(三道~3つの地域を合わせた~水軍)のトンジュサ(統制使)として再び任命。その前の海戦で、将軍たちが亡くなり、朝鮮水軍は壊滅状態。そんな水軍を立て直そうとするイ・スンシン将軍でしたが、そこには戦意を消失した兵士と、たった12隻の船しか残っていなかったのです。そして対するのは、残忍な性格と優れた知略を持った来島通総(くるしまみちふさ・伊予国の大名)。 倭軍の船は次々と集結し、その数は330隻になりました。 圧倒的な数の劣勢に朝鮮軍が敗北を感じた瞬間、イ・スンシン将軍は、たった12隻の船を導いて、ミョンニャン(鳴梁)海へ向かって乗り出したのです。 映画の題名どおり海戦シーンは、ものすごく迫力がありました。イ・スンシン役のチェ・ミンシクさんは、どちらかというと私には苦手なタイプの悪役が多い俳優さんでしたが、 今回は豪傑の将軍でした。 来島役は、日本の俳優さんではなく、リュ・スンリョンさんが演じています。 「王になった男」と「七番房の奇跡」など、同じ人が演じたとは思えない役をこなす俳優さんですが、 今回は、付けていた甲冑のせいもあるかと思いますが、迫力のある武将でした。 今若手で人気のパク・ボコムさん~自ら志願して大将船に乗り込む兵士~や、 最近日本で活躍を始めた大谷亮平さん~イ・スンシン将軍の武勇に憧れ、投降して朝鮮側になった日本兵ジュンサ~も出演しています。
2018.01.26
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韓国ドラマ「雲が描いた月明り」。2016年放送。 幼い頃から、なぜか男装して育ってきたサムノムことキム・ラオン(キム・ユジョン)。 天灯祭の夜に、母とも生き別れて、 恋愛相談家として、恋文の代書したりしながら、生計を立ててきました。ある日、代筆をしていた恋文の相手となぜか身代わりとして逢うことに。しかし、その相手は、皇女。そして、なんと妹を心配した世子・ヨン(パク・ボゴム)が来てしまう。 身分を明かせと詰め寄る世子・ヨンを、 2人で落ちた落とし穴に置いてきぼりにして脱げ出したラオン。まあ、二度と会わないと思ったのでしょうが、 運命のいたずらか借金で売られて、なぜか内官の採用試験を受けることになってしまいます。そして、そこでヨンと再会。 試験に落ちようと、白紙の答案用紙を提出したりするラオンでしたが、 仕返しをしたいヨンは、ラオンを合格させてしまいます。そして、なぜか身体検査も、冗談のような出来事が起き、見事パス。 東宮殿(世子の居所)付きとなり、ドタバタしながらも、2人の距離は近づいていきます。 主役の世子・ヨンは、最旬イケメン・スターのパク・ボゴム。 爽やかなで清潔感のある俳優さんですね。ヒロインのラオンは、キム・ユジョン。 名子役で小さい頃から活躍してきた女優さん、 ~「秘密の扉」、「太陽を抱く月」、「かぼちゃの花の純情」、「欲望の炎」、「トンイ」、 「善徳女王」、「一枝梅」、「宮」、「親切なクムジュさん」、「TUNAMI」、 私が見ただけでもこれだけあります。~すっかりきれいな女性になりました。そして、もう一人、領政議の孫、キム・ユンソンを演じたジニョン。ボーイズグループB1A4のメンバーですね。ラオンを愛しながらも…と言う役でしたが、 世子に負けないくらい美しく優雅で、それでいて立ち回りシーンがホントかっこいい両班でしたが、 映画「怪しい彼女」では、金髪のバンド少年でしたねえ。 見違えてしまいました。コメディタッチもありながら、切なく、美しい場面満載のドラマでした。
2017.12.17
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韓国映画「8月のクリスマス」。1998年公開。ソウルの片隅で写真館を営む青年ユ・ジョンオン(ハン・ソッキョ)。 彼は、余命幾ばくも無い不治の病で、自分の死期を知りながら、残りの人生を淡々と過ごしていました。 ~ハン・ソッキョが、30代半ばの作品なので、若い~。そんな彼の営む写真館に、ある日、交通課に勤務する婦人警官のキム・タリム(シム・ウナ)が、 駐車違反の現像を頼みに来店します。やがて、タリムは、なぜか、毎日、写真館を訪れるようになり、 2人は、たわいのないおしゃべりを楽しみながら、 少しずつ心がふれ合って行くのです。この恋がかなわないことを、もちろん、ジョンオンはわかっています。が、少しの間、恋人同士のような楽しん時間を楽しむことができました。ですが、ある日、突然倒れて、入院。 何も知らないタリムは、 毎日、閉められたままの店にきて、 突然いなくなったジョンオンに深く傷つき、手紙を残して、 転勤になってしまいます。ようやく退院したジョンオンは、タリムの手紙を読み、タリムの移動先を訪ね、タリムの勤務の様子を喫茶店のガラス越しに眺めながら、ひっそりと、今生の別れを告げるのです。 少しずつ身辺の整理をしていたある日、自分で自分の葬式用の写真を撮るジョンオン、その顔はとても穏やかでした。 死に向けてのカウントダウンを ごく普通の日常の中で淡々と描いています。それが、それぞれのシーンが温かい絵を見るような感覚にさせてくれる映画でした。 人間は人生の中で、相反する2つの感情のぶつかり合いをしばしば経験します。 怒ってみたり、悲しんでみたり、と思えば笑ったり。そういった意味を込めて、 明るい夏のイメージの「8月」と、 「クリスマス」という冬のイメージを合わせての題名だそうです。 主人公のジョンオンが8月生まれというこにも関係しているようですが。この映画は、日本でも、リメイクされ、 2005年に山崎まさよしさんの主演で公開されています。日本版「8月のクリスマス」
2017.12.01
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韓国ドラマ「キャリアを引く女~キャリーバッグいっぱいの恋~」。 2016年放送。 "弁護士よりも有能"と噂されている法律事務所の事務長グムジュ(チェ・ジウ)。 ~ですが、彼女は、試験恐怖症で、何度も司法試験に落ちていたのです。~ 弁護士になった義妹ヘジョ(チョン・ヘビン)を助け、彼女の裁判での勝率をあげていました。 ある少年の無罪を証明しようとしていた事件で、 突然、身に覚えのない罪をきせられ、逮捕。 1年間服役し、戻ってみると、 職も、家庭も、そして義妹もすべて失っていました。 就職活動に明け暮れていた時、 以前ある事件で関わりのあったゴシップ・ニュース社K-factの代表ハム・ボッコ(チュ・ジンモ)が、 性的暴行事件に巻き込まれて、クムジュに助けを求めてきました。 クムジュは、新米弁護士のソグ(イ・ジュン)とともに、ハム・ボッコの無罪を勝ち取り、 彼のたちあげた法律事務所ゴールデン・ツリーで働くことに。 ハム・ボッコは、実は将来を嘱望されていた元検事。 ある事件をきっかけに検事を辞めてしまったのですが、 その事件をいつか解決したいと思っていたのです。 もともと実力のあったクムジュ。 ハム・ボッコの応援もあり、司法試験を見事クリアして晴れて弁護士に。 チェ・ジウの弁護士としての法廷シーンはおもしろかったです。 チェ・ジンモは、時代劇は素敵なんだけど、現代劇は~と思っていましたが、 今回のハム・ボッコはとても良かったです。 元LBRAQのメンバーだったイ・ジュンの誠実な新米弁護士も爽やかでした。 ドタバタしながらも、スリリングな場面や、涙を誘う場面もあり、 楽しいドラマでした。
2017.11.20
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韓国ドラマ「ペク・ドンス」。 2011年放送。 朝鮮王朝第21代・英祖の治世。 様々な政治的な関わりから老論派(ノロンハ)が重用されていたことがあったため、 老論派の勢力が増し、王の権威を脅かしていました。 母の位が低かった英祖が王位につくにあたって、 かなり老論派の力があったという話もありますね。 英祖の息子・思棹世子(サドセジャ、オ・マンソク)は、老論派の策略により、謀反の罪で糾弾され、 そのため、忠臣のペク・サングェン(オム・ヒョソブ)が、身代りに処刑されてしまいます。 ※この忠臣を演じたのが「ドクターズ~恋する気持ち~」で医療事故を隠した院長役だったオム・ヒョソブさん。 ペク・サングェンの友人で朝鮮一の剣仙(剣の使い手)キム・グァンテク(チョン・グァンリョル)は、 生まれたばかりのペク・サングェンの息子・ドンスを連れて逃げるのですが捕まり、 ナント、ドンスの命を助けるために、自分の利き腕である左手を切り落とすという罪を受けます。 しかし、行き違いで離ればなれになってしまうのですが、 ドンス(チャンウク)は運よくグァンテクの仲間であるフクサモ(パク・チョンギ)のもとで育ちます。 人を殺めてしまうという不吉な相"殺星"を持って生まれたヨ・ウン(ユ・スンホ)。 その星のせいで、両親をなくし、 偶然出会った清国が朝鮮で作った暗殺集団「黒紗燭龍」の天(チョン~多分首領のようなもの~。チェ・ミンス)のもとで、刺客として育てられます。 思棹世子が護衛部隊を再建し、そこに、ドンスとウンは入隊し、厳しい訓練の中、良きライバルとして成長してゆくのですが…。 老論派と「黒紗燭龍」は、思棹世子の暗殺を企み、 思棹世子を守るペク・ドンスと、 実は、「黒紗燭龍」のスパイだったウンは、互いに強い友情を感じながらも、敵対してゆくのです。 ペク・ドンスは、「イ・サン」にも出てきますが、実在の人物で、朝鮮一の剣の名手であり、世祖の護衛官。 また、学も良く納め、老荘思想、伝統的な気の使い方、医術なども勉強し、 正祖の命により、武術書を編纂したりしています。 ドラマの中では、鍼も使いこなしていました。 思棹世子は、 秘密裏に行っていた計画の遂行中に、志半ばで暗殺され、 その後、その遺体を米櫃に戻すという展開で、 今までの米櫃の中で餓死するというものとは違っていました。 主役の2人、ペク・ドンスとヨ・ウンのドラマの中での様々なアクションシーンは、圧巻でした。 が、それ以上に、師匠の2人、 片腕になってしまったキム・グァンテクと「黒紗燭龍」のチョン。 この2人の貫禄と言うか、オーラというか、すごかった。 キム・グァンテク役のチョン・グァンリョルさんは、数々の名作に出演している俳優さんですが ~有名なのは、「ホジュン~宮廷医官への道~」。 この片腕剣士の役も、チョンとの対決シーンなどは素晴らしかったです。 チョン役のチェ・ミンスさん。 チョンの容姿は、「パイレーツオブカリビアン」のジャック・スパロウにそっくり~な気がしましたが、 やはり、存在感というかオーラがすごい。 今回、初めてチェ・ミンスさんのドラマを見たので、思わず立て続けに出演映画を3本ほど見てしまいました。
2017.11.08
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韓国ドラマ「ドクターズ~恋する気持ち~」。 2016年放映。 自殺した母の死をきっかけに問題児となったヘジョン(パク・シネ)。 父の再婚相手ともうまくいかず、父に見捨てられ、 田舎の祖母マルスン(キム・ヨンエ)の家で暮らすことに。 その祖母の家には、心優しい元医師の高校教師ジホン(キム・レウォン)が下宿しており、 偶然にも、ヘジョンの転校先の担任でした。 そしてヘジョンは、ジホンとの出会いによって 投げやりだった人生を変えようとし、優等生のソウ(イ・ソンギョン)教えてもらいながら猛勉強を。 そのかいがあり、数学のテストで学年トップに。 次第に惹かれあっていく、ヘギョンとジホンでしたが、 ある事件がきっかけで、ジホンは再び医師として、アメリカに。 さらにヘジョンの祖母は胃がんの手術を受け、手術中に亡くなります。 13年後、医師となったヘジョンは、 クギル病院へと転院してきます。 それは、祖母の手術を担当した医師が、そこの病院の院長になっており、 ヘギョンは祖母の手術を医療事故ではないかと疑っていたのです。 そして、その病院で、再び同級生のソウと、アメリカから教授となって帰国したジホンと巡りあいます。 キム・レウォンと、パク・シネのカップルは、なかなかよかったのではないかなと思いました。 ヘギョンに思いを寄せる神経外科医のチョン・ユンド(ユン・ギュンサン)は、 「六龍が飛ぶ」の剣士ムヒュルでは、朴訥でピュアな感じの青年でしたが、 今回は、とても優秀な医師役で、カッコよかったです。 左下がユン・ギュンサンさん。 悪役が多いかなと思うチョン・グクファンは、今回もやはり多少悪役でした。 皇帝を操るヨンチョル丞相でした。 信念を曲げずに処刑されてしまうという気骨を持つ役の多いオム・ヒョソブは、 ヘギョンの祖母を医療事故にあわせて死なせてしまったのに、 反省のかけらもない病院の院長~という珍しく悪役、根は悪い人ではなかったですが。 「王女の男」では、「六死臣」の1人でした。※「六死臣」6代端宗の復位をはかって処刑された6人の政治家。 やはり悪人役も多いかなと思うチャン・ヒョウンソンは、 今回はジホンたちを助ける正義感の強い神経外科科長といういい役で、いい感じ。 「蒼のピアニスト」では悪徳弁護士でした。 13話で、出演したナムグン・ミンは、脳腫瘍の息子を2人も持つシングルファーザー。 ~奥さんは、病気で亡くなって、その時の借金もある~ 2人の手術費用を自分の命と引き換えにして払おうとします。 「匂いを見る少女」の時のようなサイコチックないっちゃった目ではなく、 あふれるような愛情を持った目で、切ないエピソードの回でした。 リアリティーある手術シーン、 それほど複雑ではないけれど、交錯する切ない人間関係… 良いドラマだったと思います。
2017.10.24
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韓国ドラマ「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」。 2016年放映。 化粧品販売員のコ・ハジン(IU)は、 湖に落ちた子供を助けようとして、自分が溺れてしまうのです。 九死に一生を得て、目覚めた時、 そこは、茶美院の中にある美しい入浴場、 そしてなんと941年、太祖24年の高麗でした。 ハジンの魂はヘ・スという女性の体で目覚め、 ヘ・スは、高麗の皇子の妻の親戚だったことから、 高麗の初代皇帝ワン・ゴンの宮廷で生活をすることに。 そしてそこには、世にも美しい8人の皇子たちがいました。 ヘ・スは、優しい第八皇子ワン・ウク(カン・ハヌル)に惹かれ乍ら、 冷徹な第4皇子ワン・ソ(イ・ジュンギ)に、幾度となく危機を救われ、 冷たい仮面の下に隠されたワン・ソの優しさ、悲しさに触れて、 次第に距離を縮めていくのですが…。 後世からきたため、当然歴史も知っていたヘ・スは、 ある時、ワン・ソが、後の高麗第4代皇帝・光帝であることに気付いてしまいます。 光帝は、名君でもありましたが、身内を粛清したため、「血の皇帝」とも言われていたのです。 ヘ・スは、ワン・ソは「血の皇帝」にならないようにしようとするのですが…。 高麗王朝は、初代のワン・ゴンが建国のため、 多くの豪族たちの娘と婚姻したので~この時代、一夫多妻制です。~ 豪族が力を持ちすぎていました。 2代・恵王、3代・定宗も2、3年で皇位を退き~ドラマでは病いで亡くなっています~、 その後、即位した光宗は、弱体化した王権を強化するために、様々な改革を行います。 奴婢の解放 科挙制度~朝鮮王朝時代ドラマにもよく出てくる科挙は、この時代に始まったのですね~。 百官公服、官僚の等級に従って官服の色を定めました。 高麗時代は、こんなに美しい時代だったのかなあと思うくらい綺麗な映像でした。 イ・ジュンギは、やはり時代劇が素敵ですね。 それぞれの役の個性も良く出ていて、とても面しろいドラマでした。
2017.09.26
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韓国映画「朝鮮美女三銃士」。 2014年公開。 罪名も、相手も問わず、朝鮮の手配犯を捕えて懸賞金を稼ぐ美女三銃士。 朝鮮王朝時代にチャーリーズ・エンジェルのようなかっこいい女性がいたら‥ そんな発想の映画のようです。 3人のリーダーは、優れた剣使いジノク~私の好きな女優、ハ・ジウォンが演じています。~ お金が大好きで宙返りと手裏剣が得意な剣客ホンダン(カン・イェウォン)~ですが、実は主婦です。 愛敬のかけらもないぶっきらぼうな性格で、弓と爆発物と得意とするカビ(ガイン)。 賞金稼ぎの彼女たちに、 なぜか王命が下り、消えた十字鏡を探す密命を受け、国の危機を助けることになってゆくのです。 女性3人のスカッとしたアクションが楽しる映画です。
2017.08.26
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韓国映画「ブラザーフッド」。 2004年公開。 朝鮮戦争から50年。 年老いたイ・ジンソクのもとに、陸軍の発掘調査団から電話がかかってきます。 イ・ジンソクという兵士の遺骨が見つかったと。 自分は生きているのに‥もしや兄のイ・ジンテの遺骨ではないか‥。 ソウルの町で、家族の生計を担って働くジンテ(チャン・ドンゴン)。 フィアンセのヨンジン(イ・ウンジュ)との結婚と、弟ジンソク(ウォンビン)の大学進学を楽しみに頑張っていたのです。 ~30代のチャン・ドンゴンって、山田孝之さんにそっくり!! そんなある日、1950年6月25日、戦争が起きました。 平和だったソウルは、あっという間に戦場に。 家族とともに南に避難しようと乗った避難列車。 そこで、ジンソクは年齢を聞かれていきなり軍用車に乗せられてしまうのです。 それを知ったジンテも慌てて飛び乗ります。 めちゃくちゃな徴兵です。 訓練を受ける間もなく、いきなり最前線へ。 大隊長に、弟シンソクの除隊を願い出たジンテは、 そのためには、戦功をあげなければならないこと知ります。 強い愛国心も理念もあったわけではなく、ただ弟を助けたい、除隊させたい思いだけで、 ジンテは戦争の英雄になっていきます。 そんな兄を止めようと思いながらも、ジンソク自身も生き残るためには、 強くならなければいけないことを悟り、やはり戦功をあげてゆきます。 そんな時、2人の母の容体が悪化し、2人は、帰宅を許されます。 しかし、町は住民の赤狩りの真っ最中。 なんと、婚約者のヨンジンが、全くのこじつけで赤のレッテルをはられ、連行されようと。 それを助けようとジンソクも連行され、倉庫に閉じ込められてしまいます。 ジンソクは、倉庫に火をつけ、脱出したのですが、 その時に自分の大切なボールペンを落としてしまいます。 後から駆け付けたジンテは、 爆発炎上する倉庫と、そこに落ちていたボールペンで 婚約者とジンソクが亡くなったと思ってしまいます。 そしてジンテは、この凶行に及んだ自国軍である韓国軍を恨むようになり、 ナント北朝鮮軍に参戦し、復讐の鬼と化して多くの韓国兵を殺してゆきます。 兄が敵軍にいることを知ったジンソクは、また、自分自身も戦場へ。 平凡で幸福であった家族がいきなり戦争に巻き込まれ‥、 しかも、本来一つの国であり、同じ国民である人々との凄惨な戦い‥、 切ない映画でした。
2017.08.14
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韓国映画「TSUNAMI-ツナミー」。 2009年公開。 2004年に起きたスマトラ島沖地震による津波。 当時遠洋漁業船に乗って、インド洋に出ていたチェ・マンシク(ソル・ギョング)は、 予測できない大津波に巻き込まれ、 ほんの一瞬の失敗で、彼が信頼していた先輩のヨング(ヨニの父)を失ってしまうのです。 この事故のために、彼はヨニ(ハ・ジウォン)が好きなのですが、心を打ち明けられませんでした。 ですが、とうとう決心をして、ヨニのために素敵なプロポーズの準備始めました。 国際海洋研究所の地質学者キム・フィ博士(パク・チュンフン)は、 対馬と海雲台(ヘウンデ~釜山のリゾート地)を囲んだ東海(日本海)の状況が、 5年前に発生したスマトラ島沖自身の状況と似ていることに気が付くのです。 彼は、韓国も津波に対して決して安全ではないと、国に警告するのですが、 災難防衛庁は、地質学的、統計的に見ても、津波が韓国を襲う確率はないと断言するのです。 実際でも、日本列島が盾になっていて、韓国を津波が襲う確率は低いらしいです。 しかし、海の状況は刻々と変化し、 ついにキム博士の主張通り、対馬が沈下してしまい<…ナント>、 超大型津波が生成されてしまいました。 夏のリゾートを楽しむ多くの休暇中の人々と、平和な日常を送っている海雲台の人々、 そして、今、お互いの気持ちを確かめあったばかりのヨングとヨニに、 超大型津波が時速800キロの速さで向かってくるのです。 TVで予告編を見た時には、 こんなメガ津波なんて、あるはずがない~と思っていたのですが、 3.11があってから、この映画を見たので とてもリアルでした。
2017.08.03
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韓国映画「悲しみよりもっと悲しい物語」。 2009年公開。 ケイ(クォン・サンウ)は、子供の時に、父の病気の看護で疲れ果ててしまった母に捨てられてしまった悲しい過去をもっています。 クリーム(イ・ボヨン)は、交通事故で家族全員を亡くして一人で生きてきました。 ケイは初めて会った時からクリームのことが好きだったのですが その思いは一度も口に出さず、 友人のように、また家族のようにして、一緒に暮らしてきました。 ケイは病気になり、それも不治の病で、残された時間もわずかしかないと宣告されます。 ケイは、寂しがりやのクリームのために、 結婚相手を探し始めます。 そして、有能な歯科医で、性格も優しいジュファン(イ・ボムス)とクリームを結婚させよう頑張るのです。 クリームは、偶然、ケイの病気を知り、 ケイの願いを叶えるために、 ケイの望んでいる相手と結婚することを決めます。 結婚式を挙げた後、 クリームとジュファンの幸福を願いながら、ケイは亡くなります。 …そして、クリームは、ケイが亡くなったあとすぐに自殺して、亡くなります。 ケイのあとを追ったのですね。 ケイとクリームの思いは同じはずなのに、 お互いを思う心が強すぎて、すれ違ってしまって…。 本当に悲しみよりもっと悲しい物語でした。
2017.07.26
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韓国映画「怪しい彼女」。 2014年公開。 息子自慢が唯一の楽しみの毒舌ばあちゃんオ・マルスン(ナ・ムニ)は、御年70歳。 元気いっぱいなおばあちゃんでしたが、 ある日、家族たちが自分を療養院へ、"独立?"させようとしているという とんでもない事実を知ってしまうのです。 寂しい心で彷徨った夜道で、ふと見つけた怪しげな明かりのともった<青春写真館>に足を踏み入れてしまうのです。 そこで、生まれて初めて綺麗に化粧をして、霊前写真を撮ってもらいました。 そして、その帰り道、バスの車窓に映った自分の顔を見てびっくり。 オードリー・ヘップバーンのような白い肌、すらっとした体つき…。 しわだらけのおばあさんから、はちきれそうな二十歳の体に戻っていたのです。 誰も気付かない自分の若い姿に、 彼女は、20歳のオウ・ドゥリ(シム・ウギョン)になって もう一度、人生を楽しみ始めたのです。 実は、マルスンばあちゃんは、シングルマザーでとても苦労してきたのですね。 歌がうまかったので、 おばあちゃんとは知らない孫のバンドに誘われて、 歌手になってオーデションに合格しちゃったり、 バンドをプロデュースするイケメンプロデューサー(イ・ジヌク)といい感じになったり…。 ですが、コンサートの直前、孫が交通事故に。 輸血が必要になるのですが、 「血を抜くと老婆に戻ってしまう」ことを承知で、マルスンばあちゃんは、孫のために輸血を。 そして元のおばあさんに。 最後に、マルスンばあちゃんを助けていた元奉公人のパク(パク・イナン)が、 ~彼も、同じくらいのおじいちゃんでしたが~、 なぜか<青春写真館>に行って若返り、マルスンばあちゃんをかっこよくバイクで迎えにきます。 若返ったパクじいちゃんが、キム・スヒョン。 え~、若返っても、こんなにイケメンにはならないでしょ~ と思いましたが…、笑って泣けるよい映画でした。
2017.07.11
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韓国ドラマ「客主~商売の神~」。 2015~2016年放送。 時代は19世紀末。 朝鮮王朝、25代哲宗から26代高宗の頃。 チョン・オス(キム・スンス)の率いる行商団「チョン家客主」は 漢陽(ハニャン・今のソウル)はもちろん、清とも取引するほどの大きな商団でした。 しかし、オスは、両替商のハクチュン(キム・ハクチョル)の陰謀に巻き込まれ、 罪をきせられ、打ち首になってしまいます。 チョン家客主は解体、 オスの子供の娘のチョン・ソレ(パク・シネ)と、息子のチョン・ボンサム(チェン・ヒョク)は、 生き別れになってしまいました。 10年後、ボンサムは、牛商人のソンジュン(キム・ミョンス)に商売を教わり、次第に頭角をあらわしていきます。 そして姉のソレは、父の敵をうつために、なんと、仇敵のハクチョンの側室になっていました。 また、チョン家客主の番頭キル・サンムン(イ・ウォンジョン)の息子であり、ボンサムとは、幼馴染で、 姉ソレの許嫁であったはずのキム・ソゲ(ユ・オソン)は、 父をボンサムの父オスから、行商人の罰として、命を奪われた憎しみと、 朝鮮一の商人になるべく大きな野心を持ち、ボンサムの前に立ちはだかります。 この時代、1800年代後半は、世界が近代化に向けて進もうとしている時。 しかし、朝鮮は王宮内での権力争いに明け暮れ、 海外の動きには乗り遅れ、 当然ながら、庶民の生活も、旧態依然。 そんなところに、すでに明治維新を迎え開国した日本は、欧米列強に負けじと、海外に乗りだしています。 ドラマの中でも、断髪で、スーツ姿の日本人商人が、 米をはじめとした物資を買い占めに朝鮮に乗り込んできています。 そんな日本の商人にも立ち向かいながら、 朝鮮国内の商売を守っていくのは大変だっただろうと思います。 ボンサムは商売の利益よりも、~人を守る、朝鮮の民を守る~ために、 商売を頑張った人物でした。 やはり、チャン・ヒョクの時代劇はよかったです。チャンヒョク
2017.06.17
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韓国ドラマ「ファッション王」。 2012年放送。 ファッションデザイナーを目指すイ・ガヨン(シン・セギョン)は、 事故で急死した両親のブティックを引き継いだチョ・スニ(チャン・ミヒ) ~彼女は、ブティックの従業員、引き継ぐというより、取っちゃった感じ~ のもとで、不当な扱いに耐えながら働いていました。 そんなガヨンが応募していたニューヨーク・ファッションスクールから合格通知が。 ですが、その通知をスニは隠してしまい、 さらにスニの娘(ハン・ユイ)の不始末で起こしたボヤを ガヨンのせいにして、ブティックから追い出してしまいます。 ガヨンは、たまたま見つけたヨンゴル(ユ・アイン)が営む東大門市場の小さな服飾工場に、 ミシンの腕を見込まれて住み込み就職します。 ヨンゴルは、一流ブランドのデザインをコピーして、いち早く東大門で売り出すという商売ですが、 ヤクザの親分から借りた金で四苦八苦。 しかし、ガヨンがデザインした服が大当たりして、借金を返すことができたヨンゴルは、 ガヨンが、ニューヨーク・ファッションスクールに合格していたことを知り、 ニューヨークまでの旅費を出してあげるのです。 しかし、ガヨンがニューヨークに行ってみると、 スクールへの入学は、スニによって、勝手に取り消されていました。 そこで、偶然、財閥2世のチョン・ジェヒョク(イ・ジェフン)と知り合い、彼に助けてもらうのです。 ジェヒョクは、ヨンゴルの高校の同級生でもあり また、彼の母がスニのブティックの大得意客でもあったので、 実は、ガヨンのブティックでの厳しい暮らしをちょっと知ってたんですね。 一方、ヨンゴルは、再びヤクザに追われ、 韓国から逃げ出し、一文無しになって、ニューヨークにたどり着きます。 紆余曲折があって、ヨンゴルは、ファッション界で大成功するのですが…。 ヨンゴル役のユ・アインは、映画「ベテラン」や、「王の運命」、そしてこのドラマでもクセのある役が多いですね。 私は「トキメキ☆成均館スキャンダル」の時のムン・ジェシン役が好きだったなあ。 ジェヒョク役のイ・ジェフンは、「秘密の扉」のサドセジャ役がよかったです。 このドラマでは、かなりかわいそうな役どころでした。 ガヨン役のシン・セギョンは、不幸な生い立ちの役どころが多いですね。 ドラマでは、あともう一人、ジェヒョクの元恋人でファッションデザイナーのチョ・アンナ ~少女時代ののメンバーのクォン・ユリが演じています。~ との4人が恋愛関係で絡んできます。 が、ファッション界でのサクセスストーリーなのか、恋愛ドラマなのかはっきりしなくなり、 いくつかのエピソードも脈歴なく挟まれている感じで、 最後の衝撃のラストシーンもなぜそうなのか‥ という感じのドラマでした。 ドラマの挿入歌で、日本の歌手のリリー・ミューが歌う「嘘の涙」~日本語で歌われています。~ は、切ないメロディーの素敵な曲でした。嘘の涙
2017.06.14
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韓国映画「私の愛、わたしのそばに」。 2009年公開。 身体が少しずつ麻痺していくルーゲーリック病を抱えているチョンウ(キム・ミョンミン)。 自分を支えてくれていた唯一の血縁である母の葬儀の日、 幼い頃、同じ町内で育ち、 今は、葬儀会社で働くチス(ハ・ジウォン)と再会。 2人は付き合い始めます。 1年後、2人はめでたく結婚したのですが、新居は、なんと病院。 チョンウの病状は、スプーンも握れないくらいに悪化していました。 ですが、妻のチスがいてくれるので、とても幸せで、誰よりも闘病意志が強かったのです。 彼のいる病室は、全身麻痺や、植物人間状態の重い病状の患者が集まった6人部屋。 それぞれの患者にそれぞれの人生が…。 スケート選手で、練習の着地時に失敗し、脊髄を痛め指1本動かせなくなった女の子、 植物人間の夫を支えるオギョンおばあちゃん、 4年間植物人間のままの妻を献身的に看病する中年男のクンスク。 おじいさんを介護する息子、 サムスン電子を辞めて、全身麻痺の兄を介護するソグォン。 似た痛みを持った患者、そして家族と慰め合い、励まし合いながら過ごしてゆきます。 しかし、チョンウの病状は、ますます悪化し、ついには言語障害が…。 世の中で、最も残忍な病気と言われているルーゲーリック病とは、 筋萎縮側索硬化症というもので、運動神経細胞だけが選択的に破壊され、 知能、意識、感覚は正常なまま、全身の筋肉が順次麻痺していく病気で、 発病後3~4年内に、呼吸に必要な筋肉までも麻痺してしまうそうです。 なんと恐ろしい病気でしょうか。 発病原因も不明で、治療法もないそうです。 チョンウ役のキム・ミョンミンは、この映画のために、20キロ体重を落としたそうで(180センチで52キロに)、 大変な役だったでしょうね。 溌剌としたカッコイイ役が多いハ・ジウォンが、けなげな女性役…ちょっと珍しかったです。
2017.06.01
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韓国映画「喧嘩ーヴィーナスvs僕ー」。 2007年公開。 喧嘩で愛を語る離婚カップルの幸福の行方は? ちょっとハードなロマンチックラブコメ! というキャッチコピーでしたが、 ちょっとどころではなく、かなりハードで、これってホラー?というようなシーンもある映画でした。 ガラスの工芸家のジナ(キム・テヒ)と昆虫学者のサンミン(ソル・ギョング)は、水と油のような性格。 それでも、そんな性格の違いを克服し、周囲に祝福されてめでたくゴールイン。 でしたが、もともと合わない2人。 結婚当時のロマンティックな気分も2年も過ぎると消え去り、 大韓民国代表無責任男のサンミンに疲れ果てたジナも、だんだん過激になり、やつれてしまうのです。 お互いに合わないことを認め、別れた2人。 それぞれの道を歩み始めたのですが、 サンミンが、敏感潔癖過多執着型鳩胸症候群~どんな病気?~になってしまい、 極度の執着と興奮状態に陥り、ジナに逢わずにいられなくなるのです。 せっかく逢った2人でしたが、 不本意ながら、またサンミンは、ジナの気持ちを傷つけ、 ジナは癇癪を起こし、爆発寸前。 そして、2人はついに激しい全面戦争に突入。 怒らないで話を聞いて欲しい夫、まずは謝って欲しい妻 どこの夫婦にでもあるようなすれ違いがとんでもないことになり、 殺し合いのような喧嘩になっていってしまう。 ちょっとありえないですよねえ。 激しいカーチェイスを繰り広げた後の、 運転席に座るキム・テヒの顔が、黒いアイラインが流れ落ち、とんでもなく恐ろしい形相になっていた… が印象に残る映画でした。
2017.05.22
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韓国映画「グエムルー漢江の怪物ー」。 2006年公開。 3年くらい前までは、韓国での映画興行成績がトップだった映画です。 韓国にある米軍の基地内で、 アメリカ人の医師が、韓国人の助手に、ある薬品を下水に捨てるように指示します。 下水は漢江に流れ込むので薬品をを捨てることは禁止されていると進言しますが、 聞き入れられず、下水に流してしまうのです。 そして、何日が後に、漢江で釣りをしていた人が、 複数の尾ひれのある異様な形態の魚を見つけるのですが、そのまま川に流してしまいます。 ノンビリとした明るい日差しいっぱいの平和な漢江沿いで 父の経営する売店で居眠りをしながら店番をするパク・ガンドゥ(ソン・ガンホ)。 彼には、中学生の一人娘ヒョンソ(コ・アソン)がいました。 時々、喧嘩をしながらも、仲良く暮らしていた父娘でしたが。 漢江から、突如上陸した黒い両生類のような怪物(グエムル)が現れ 河原にいた人々を捕えては食べ、 カンドゥの娘、ヒョンソも捕まえられて、水中へ消えてしまうのです。 ですが、ヒョンソは生き延びていて、怪物の巣の下水道から、助けを求めて、携帯電話をかけてきます。 一方、在韓米軍は怪物は未知の病原菌を持つとし 感染したとみられるカンドゥを捕えようとし、 カンドゥ一家は、ヒョンソを救う為に追われながら怪物を探すのです。 グムエルという怪物が生まれたのは、 米軍基地から流された薬品のせいではないかと思われますが、 これは、2000年に実際に起きた在韓米軍が、 大量のホルムアルデヒトを流出させた事件をヒントに作られた映画だそうです。
2017.05.10
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韓国ドラマ「天国の階段」。 2003年放送。 古いドラマですが、放送当時、視聴率が40パーセントを超えたドラマ。 建築大学の教授を父に持つハン・チョンソ(チェ・ジウ)と、 グローバルグループの御曹司チャ・ソンジュ(クォン・サンウ)は、 それぞれ片親を亡くしていましたが、幼馴染として、仲良く過ごしていました。 しかし、チョンソの父であるハン・ソンギョ(ハ・ジェヨン)が、人気女優のテ・ミラ(イ・フィヒャン)と再婚。 ミラが、テファ(シン・ヒョンジュン)と、ユリ(キム・テヒ)の2人の連れ子を連れて来てから、 チョンソの生活は一変、つらい日々が続きます。 幼馴染の頃から、自然に育まれたソンジュとチョンソの愛は、 富と名声をが欲しいミラ親子に邪魔され、 チョンソは、ユリの車に弾かれ、 記憶を失い、さらに死んだことにされてしまいます。 そんな記憶を失ったチョンソを支えたのは、義兄のテファ。 彼は、実の母であるミラから愛情を受けずに育ち、 誕生日にチョンソにワカメスープを作ってもらってから、 チョンソを愛するようになったのです。 記憶が戻り、以前の生活に戻り、ソンジュとの愛もとりもどしたチョンソを 今度は病魔が襲います。 亡くなった母と同じく、目の癌でした。 さらに、ユリの車でひかれ、事故にあったことで、角膜を損傷し、 失明してしまうのです。 ここからが、この物語のすごいところ。 義兄のテファは、、チョンソに角膜を提供するために~生きた人間は提供できないので~ 自ら、車で事故を起こし、自殺するのです。 その角膜のおかげで、再び見えるようになったチョンソでしたが…。 「交通事故」、「記憶喪失」、「禁断の愛」、「病魔」と言った韓国ドラマでの定番要素がすべて盛り込まれたドラマ。 今では見られないであろうキム・テヒの悪女~や、 また、キム・テヒの実弟も、テファの少年役で出ていたり‥。 とても切なく哀しい物語でしたが、やはり面白いドラマでした。
2017.04.26
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韓国ドラマ「キム・マンドク〜美しき伝説の商人~」。 2010年放送。 キム・マンドク(イ・ミヨン)が 済州島(チェジュド)を本拠地とし 商売の「道」について師匠(コ・ドゥシム)から教えを受けて、 数々の困難を乗り越えながら、 済州島の名産品を国中に流通させて、 豪商へと成長していく姿を描いたドラマ。 キム・マンドクは、 18世紀末の朝鮮王朝時代に実在した済州島の女性商人。 妓生(キーセン)から身を興して、 商人になり、客主(商品の仲買いや宿を経営)として大成功し、 巨万の富を得ました。 しかし、済州島で、数年の間、飢饉が続いた時に、 全財産を投じて、島民に食料を与えて救いました。 その褒美として国王への謁見を許され、 また、王から褒美を与えると言われたのですが、 ~ちなみに、この時の王は22代の正祖(イサン)です。~ この時にマンドクが願い出たのは、 王宮と、金剛山の見物のみ。 全財産あと投げ出してしまったのに、 「私は、何も失っていない、 商売を支えるものは人、 私は、《人を得る商人》になれたから。」と。 とはいえ、当時、済州島では、済州島民は島の外に出られなかったそうで、 王から特別の許可を得て旅したそうです。 かっこいい女性像でした。
2017.04.17
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韓国ドラマ「華政」。 2015年放送。 1608年。朝鮮第14代王・宣祖の次男、光海君(チャ・スンウォン)は 嫡子ではないという理由で16年もの間、明に正式な世子と認められず、 父からも冷遇されていました。 光海君の心を癒してくれるのは、幼い異母妹の貞明公主。 そんな中、宣祖が崩御。 争いを望まない光海君は、永昌大君と貞明公主を守ると仁穆大妃に誓い、15代王に即位します。 ですが、派閥争いの激しかったこの時代、 光海君の思い通りにはならず、 永昌大君は、流刑ののちに、無念の死を遂げ、 仁穆大妃は慶運宮に幽閉されてしまいます。 命を守るため、宮殿から逃げ出した貞明公主は日本へ。 奴隷として長崎の硫黄鉱山に売られて、 ファイ(イ・ヨニ)という名で男のふりをして過酷な日々を生き抜くのです。 数年後、朝鮮通信使がやってくることを知ったファイは、 祖国に戻るきっかけをつかもうと江戸に向かい、 ホン・ジュウォン(ソ・ガンジュン)と出会います。 彼は幼い頃に貞明公主の婿候補だったので、 貞明公主を守れなかった後悔を胸に抱きつつ、 光海君が設立した“火器都監”で働いていました。 ファイは硫黄の闇取引を手助けし、ジュウォンと共に朝鮮に帰国します。 そして硫黄職人として、“火器都監”で」働きながら、 ついに家族の仇である光海君と対面するのです。 光海君を憎んでいたファイでしたが、朝鮮の未来を考えたその思いを知り、 やがて光海君を助けるようとするのですが…。 クーデターが起き、光海君は無念の廃位、流刑に。 そして、朝鮮第16代王・仁祖(キム・ジュエウォン)が即位。 宣祖の五男・定遠君の長男で、光海君の甥だった仁祖は、 劣等感と嫉妬に苛まれながら育ち、権力に対する強い野心を抱き、 西人派の後ろ盾を得てクーデターを決行し、王位を手にしたのですが、 考え方の違いから、貞明公主との激しく対立するのです。 最近、光海君を扱ったドラマや映画が多いような気がしますが、ブームなのかな。 チャ・スンウォンが演じる光海君は素晴らしく、 本当にあのまま王位についていたら、清との戦は避けられたのではないかと思いました。 第16代・仁祖は、評判?悪いし、かなり気の毒な王。 光海君がバランスを取っていた明と清(後金)の二極外交から親明政策にしてしまったことで 清に攻めてこられ、そのたびに都を捨てて逃げ出して…。 最後だけは、籠城して戦うのですが、結局負けて 三跪九叩頭の礼(さんききゅうこうとうのれい)”という屈辱の礼~跪いて三回頭を地につけることを3回繰り返す~をさせられて。 清に息子2人を人質にとられて、 でも、清から帰してもらった世子(長男・昭顕世子)を毒殺したみたいで‥。 王なりの思いはあったのですが、それがうまくいかず…。 「ファン・ジニ」で一途な男性を演じたキム・ジュエウォンが悪役で、 最初はかなりいやな王のイメージでしたが、後半の王として苦悩は切なかったです。 異母兄の光海君によって慶運宮に追いやられ、6年もの幽閉生活を送った貞明(ジョンミョン)公主は実在の王女。 朝鮮第14代王・宣祖と仁穆大妃の間に生まれた嫡流の王女でありながら過酷な運命に翻弄された貞明公主は、 82歳まで生き、19代の粛宗まで6人の王の時代を見守ったそうです。 タイトルの「華政」の字も、実際の貞明公主の書。 後半の貞明公主に戻ってからの凛とした姿が素敵でした。 韓国の時代劇に、よく日本が出てきますが、 その衣装や、風景は、ちょっと??。 が、今回の江戸の町の風景、町人のたちの出で立ちも完璧。 すごいなあ~と思ったら、京都・東映太秦映画村で撮ったロケだそうでした。 見ごたえのある時代劇ドラマでした。
2017.04.15
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韓国ドラマ「私の残念な彼氏」。 2015年放送。 ジナ(ヤン・ジンソン)は、 ド田舎で育ち、お金もなく、大学は地方大学出身。 ですが上昇志向は強く, 大手広告会社のインターン社員の採用試験を受けます。 なんとか最終面接まで残ることができて、 気合を入れて面接会場に向かうのですが、 そこで出会ったのは、超絶イケメンなのに、関わると残念なことが起きるという噂の「残念君」テウン(ノ・ミヌ)。 「残念君」こと、ユン・テウンは、花屋のオーナー。 テウンは、お花、肥料、ペットの虫等々…にしか興味がなく、 純粋過ぎてどこか惜しい残念な男性なのです。 なんとか、合格できたジナでしたが、1人採用枠に2人採用という結果でした。 もう一人の合格者のヘミ(ハン・ヘリン)は、国会議員のご令嬢。 ジナは、お嬢様のヘミには絶対負けたくないと張り切るのです。 そんなジナのことを不思議に思うのが、ジナが採用された広告会社の直属の上司のヒチョル(ユナク)。 ヒチョルは、誰もが認める完璧な男性、容姿端麗、仕事もできて、お金もあって。 そんなヒチョルですが、よく言えば一生懸命ですが、何でもガツガツするジナが、なぜか、気になってくるのです。 ノ・ミヌは、X JAPANのYOSHIKIがプロデュースしたバンド TRAX の元ドラマー。 ドラマの挿入歌も歌っています。 ホントに、きれいな顔…です。 ユナクは、「超新星」のリーダー。 すご~く、イ・ジュンギに似ていると思うけど。 日本の大学に留学中にスカウトされたそうで、日本語も得意なんだそうですが、 そういえばドラマ「増山超能力師事務所」にも出演していましたね。 とても楽しいラブコメでした。
2017.04.08
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韓国映画「うさぎとリザード」。 2009年公開。 チャン・ヒョクと、元ピンクルのメンバーだったソン・ユリが主演。 幼い頃に養子縁組でアメリカに渡ったメイ(ソン・ユリ)。 自分の過去と母を捜すために韓国へ帰ってきました。 タクシー運転手のウンソル(チャン・ヒョク)は、心臓が2,3秒も停止してしまうという恐ろしい病気にかかっていました。 …タクシーの運転手なんてやってて大丈夫なのかな~と思ってしまうけど。 空港で発作を起こしてしまったウンソルは、偶然に、苦し紛れにメイの手を掴んでしまうのです。 それが二人の出会いでした。 メイはウンソルのタクシーに乗って、記録に書かれている住所へ向かいます。 出迎えたのは叔母で、自分の両親は事故で亡くなっていたことを初めて知ったのです。 そしてメイの背中にある傷…。 背中にある傷は事故の際に出来たのか尋ねたかったのですが、聞けませんでした。 リザードとは、「トカゲ」のことなのだそうですが、 メイの背中の傷がトカゲの形らしいのです。 ウンソルは、親友のヨンナム(チャ・テヒョン)を呼び出して 幼い頃に確かに見た「赤いうさぎを捜そう」と言い出のです。 この場面、道路の欄干に座って、2人でジャージャー麺を食べるのですが、 暗い映画の中でのテヒョン君の登場~ちょっとしか出ないけど~には、ホッとします。 偶然なのか、故意なのか、メイの目の前にしばしばウンソルは現れるようになります。 メイはつい鬱陶しくて、ウンソルに冷たい言葉を言っちゃって立ち去ろうとしたその時、 ウンソルがまたもや倒れてしまうのです。 ウンソルを見捨てられなくなったメイは 「赤いうさぎを見つけ出せば、きっと病気は治る」 と約束してしまうのです。 さて「赤いうさぎ」は…。 偶然見てしまった養子縁組記録簿に貼られた幼いメイの写真。 突然、ウンソルの幼い頃の記憶が甦ります。 メイの両親が亡くなったバス事故。 実はそのバスにウンソルも両親と乗っていたのでした。 メイの両親も、ウンソルの両親も事故で亡くなり、 助かったウンソルとメイ。 ウンソルは事故の二次災害からメイを守ってあげて ~トカゲの傷はこの時にできたみたい~。 そして「赤いうさぎ」は、事故の被害者の血で真っ赤に染まったぬいぐるみのうさぎでした。 ウンソルはようやく思い出したのですが、 その時ウンソルの心臓が…。 ですがウンソルは目覚めます。 そして、その時、メイの手がしっかりと握られていました。 メイとの再会の奇跡で、ウンソルは助かったのです。 …チャン・ヒョクは、やっぱり、時代劇のほうが好きだなあ。
2017.03.17
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韓国映画「宮女」。 2007年公開。 韓国王朝、第19代スクジョン(肅宗)の治世。 側室ヒビン(ユン・セア)が王の子を身ごもるというめでたい時に、 彼女付きの宮女ウォルヨン(ソ・ヨンヒ)が、首を括った死体で発見されました。 女医チョンリョン(パク・チニ)は、 遺体を検死した結果、ウォルヨンに子供を産んだ過去があると察知して、 これは自殺ではなく、殺人事件だと確信するのですが、 上役の尚宮は、自殺として事を収めてしまうのです。 このことに納得がいかず、独自に捜査を進めるチョンリョンでしたが、 やがて宮女たちが相次ぐ悲劇に見舞われていくのです。 第19代スクジョン(肅宗)といえば、「トンイ」の王ですが、 あんな明るさはなく、 宮中とは、こんなに恐ろしいところか…、 と思ってしまうミステリー恐怖スリラーです。 結構残酷なシーンも多いので、 ~ですが、監督は女性(キム・ミジョン)です~ 私は、あまり好きなタイプの映画ではないのですが、 刺激が好きな人は楽しめるかもしれません。
2017.03.06
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韓国映画「レストレス~中天~」。 2006年公開。 死んだ霊魂たちが49日間留まりながら,転生を準備する地上と天上の中間の世界<中天>があるそうです。 時代は、統一新羅時代。 自分の身代わりに死んだ恋人ヨナ(キム・テヒ)を忘れられずに生きている退魔武士イグァク(チョン・ウソン)は, 寃鬼たちの反乱でこわれてしまった結界を通して, 死の世界<中天>に入ってしまいました。 死んだ霊魂たちが,転生を待ちながら49日間とどまる中天で, 死んだ恋人ヨナとの再会を成し遂げたイグァクでしたが, 彼女は,すべての記憶を失ったまま, 中天を守る空の人<天人>ソファになってしまっており、彼のことはわからないのです。 そんな中、中天は,寃鬼たちの反乱が起こり、危機に瀕してしまいました。 中天を救うことができのはる霊体ネックレスを持ったソファだけ。 ゆえに、寃鬼たちの標的になってしまうのです。 一方,イグァクは、反乱を起こした寃鬼たちが, 現世で兄弟のように過ごした同僚の退魔武士だという事実を知ってしまうのです。 寃鬼たちからソファを守るためには、 寃鬼になってしまった現世の退魔武士の同僚たちと戦わなければならないのです。 キム・テヒと、チョン・ウソンの共演ということで、思わずみてしまった映画でした。 中天という世界は、摩訶不思議空間で面白かったと思います。 映像も美しく、CG効果も面白かったように思いますが、 金城武主演の「LOVERS]」(2004年)を思い出してしまいました。 あの頃、こんな感じの映画が多かったかもしれません。
2017.02.21
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韓国映画「インサイダーズ 内部者たち」。 2015年公開。 有力な大統領候補と財閥会長に繋がり、 彼らの裏の顔を助けているのは,大韓民国世論を動かす有名論説主幹イ・ガンヒ(ペク・ユンシク)。 このイ・ガンヒの下で、裏の仕事を請け負っていたヤクザのアン・サング(イ・ビョンホン)。 仕事が好調で?、ちょっと頭に乗ってしまったか より大きい成功を望んだ彼は, 仕事上で知りえた大統領候補と財閥会長の秘密資金ファイルを使って取引きをしようとしたのですが、 発覚し,監禁され、なんと、片腕を切り落とされてしまうのです。 義手のイ・ビョンホン!! 後ろ盾もなく,家系図もないというコネ無し検事のウ・ジャンフン(チョ・スンウ)。 いつも昇進を目の前にして逃していました。 ですが、ついに大統領選挙を控えた秘密資金を調査する機会を掴みます。 ところが、秘密資金ファイルをアン・サングに横取りされたために捜査は終結してしまい、 ウ・ジャンフンはすべての責任を負わされて左遷されてしまいます。 自分を片腕にした一味に復讐を計画するアン・サング。 そして秘密資金ファイルを利用して成功したいコネ無し検事のウ・ジャンフン。 敵対していたはずの2人でしたが、 お互いの復讐と成功のために手を組むことに。 しかし敵もさる者、 計画は、ことごとく失敗。 何もできないと悟ったコネ無し検事のウ・ジャンフン(チョ・スンウ)は、 敵だったはずのイ・ガンヒたちの配下にはいってしまう。 そして、大統領候補、財閥会長、イ・ガンヒたちが定期的に開いている宴会に ~これが、とんでもない宴会なのですが~ 参加させてもらったコネ無し検事のウ・ジャンフン。 が、これが作戦でした。 このとんでもない宴会を隠し撮りした映像をネットで公開してしまう。 ウ・ジャンフンは自らを“内部者(インサイダーズ)”としてすべてを告発。 これで悪は滅び~ 一応勧善懲悪かな!というエンディングで面白い映画でした。
2017.02.09
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韓国映画「痛み」。 2011年公開。 ナムスン.(クォン・サンウは、幼い頃に、自分のミスによる自動車事故で家族を失い、 そして自分だけ助かったという罪責感と その事故による後天的な後遺症で体の痛みというもの全くを感じることができなくなったのです。 自分を吸血鬼と呼ぶトンヒョン(チョン・リョウオン)は、 先天的な遺伝により、一度出血すると血が止まらない病気で、 小さな傷さえ致命的な女性なのです。 こんな2人が出会いました。 紆余曲折、いざこざがあったあげくでしたが、 2人は一緒に住むようになりました。 性格も生き方も本当に反対であるナムスンとドンヒョン.でしたが、 ソウルで頼る所一つなかった2人は 生まれて初めてお互いによって幸せを感じるようになるのです。 が…。 哀しい結末でした。 ラブコメ系の役が多いクォン・サンウのような気がしていましたが、 これほど、せつなく辛い男性~よかったと思います。
2017.01.28
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韓国ドラマ「シンデレラマン」。 2009年放送。 韓国のファッショントレンドの中心地、東大門市場で繰り広げられるドラマ。 東大門(トンデムン)は、昔ながらの問屋市場と近代的な巨大ファッションビルが共存する ファッションの街だそうで、 国内外のバイヤーたちが出入りするため、深夜に活気を帯びて、 明け方まで営業の店が多いことから「眠らない街」とも呼ばれているそうです。 行ってみたいな。 オ・デサン(クォン・サンウ)は、偶然自分とうり二つで財閥の御曹司のイ・ジュニ(クォン・サンウ二役)と出会います。 ジュニの提案で、入れ代わるアルバイトを始めるようになったオ・デサンでしたが、 1か月の間、完全にジュニの代わりをすることになります。 ジュニは、心臓の持病があって、家族に内緒で、パリで手術を受けることにしたのです。 そのため、オ・デサンは、昼間はイ・ジュニ、夜はオ・デサンという生活を送るようになるのです。 東大門市場に店を持っていた父が亡くなり、店が人手に渡ってしまったソ・ユジン(ユナ)は、 アパレル会社「ソフィアアパレル」のデザインチームに勤めています。 これは、イ・ジュニの一族が経営する会社。 ということで、オ・デサンとも関わり…。 クォン・サンウは、「野王」の時と同じく、 東大門市場で働くオ・デサンと大手アパレル企業の次男イ・ジュニの1人2役を演じています。 実は、離れ離れになった双子で、双子の兄が亡くなってしまうという設定も同じでしたね。 ソ・ユジンの役は、人気アイドルグループ少女時代のユナが演じています。 またソ・ユジンのファッション学校時代の先輩で、モデル兼デザイナーのチャン・セウンは、 ハン・ウンジョン。 「フル・ハウス」もデザイナー役でしたが、今回のほうがいい感じだったかも。 ジュニの義兄、ソフィアアパレル社長級の課長イ・ジェミンは、ソン・チャンウィ。 この俳優さんは、「大風水」の時も、ちょっぴり気の毒なお兄さんでしたが、やはり、「イサン」の時の 正祖の右腕 ・チョン・ヤギョン役の印象がいいですね。 童話『王子と乞食』の現代版として制作されたそうですが、 展開の面白いドラマでした。 ただ、主題歌が、「妻の誘惑」に酷似していたのが気になりましたが。
2017.01.10
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韓国ドラマ「仮面」。 2015年放送。 ソ・ウナ(スエ)とピョン・ジスク(スエ/二役)は瓜二つの外見。 ですが、お互いの存在も知らずに、まったく違う環境で育ちました。 次期大統領候補の国会議員の娘で外国で暮らしていたウナ、 一方のジスクの家は、小さな食堂を経営していますが、 父が作った借金の返済に追われる日々を送っていました。 裕福な家庭で育ったウナは財閥の御曹司のチェ・ミヌ(チュ・ジフン)との政略結婚を控えています。 しかし2人の関係はお互いの家のための完全なるビジネスパートナーに過ぎず、 さらにウナには別にミン・ソクフン(ヨン・ジョンフン)という恋人までいたのです。 しかし、ミン・ソクフンは、ミヌの姉チェ・ミヨン(ユ・イニョン)の夫、つまり義兄なのです。 そして、彼には哀しい過去が…。 チェ家の財閥が経営する工場で働いていた父が、 作業中に指を切断し、解雇され、さらに亡くなってしまうのです。 彼は、父のために復讐を誓い、優秀な弁護士となり、チェ家の婿になったのです。 デパート販売員として働いているジスクは、父の借金が原因で窮地に追い込まれ、 金融業者に脅され、大変な事件に巻き込まれてしまいます。 家族の苦境を助けるため、 急逝したウナに成りすますことになるのです。 チェ・ミヌ(チュ・ジフン)と、ソ・ウナ(スエ)が疑心暗鬼の中で、愛を育んでいくところがよいドラマでした。 スエは、「野王」の時より、ずっと、魅力的な女性を演じていました。
2017.01.03
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韓国映画「セックスイズゼロ(色即是空)」。 2002年公開。 軍隊の除隊後に新大学生になったウンシク(イム・チャンジョン)は、 ~なので、結構年齢のいった大学生です。~ キャンパス一の美女でありエアロビチームのトップであるウニョ(ハ・ジウォン)に一目惚れ。 しかし、そんな彼の想いとは裏腹に、 ウニョはウンシクに変態の容疑を掛けてしまい、 さらに、ウニョは、容貌とマナーが揃った校内キング、サンウク(チョン・ミン)と愛し合ってしまうのです。 私が好きな女優さんのハ・ジウォンが出ていたので見たのですが、 ~「シークレットガーデン」や、「奇皇后」にでています。~ 2002年なので、いつものカッコよさよりも、キュートな感じです。 題名はなんだかすごい映画ですが、 どちらかというと、ドタバタシーンばっかりの映画です。 が、それなりのシーンも多少あるので、 一応R-18指定。
2016.12.19
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韓国ドラマ「伝説の魔女~愛を届けるベーカリー~」。 2014年放送。 孤独に育ったスイン(ハン・ジヘ)でしたが、巨大企業シンファグループ長男ドヒョン(コ・ジュウォン)と結ばれ、 幸福に暮らしていたのです。 ところが、夫・ドヒョンがヘリコプター事故で亡くなってしまうのです。 舅であるマ会長(パク・クニョン)の命で夫ドヒョンの仕事を継ぎ、社長に就任したスインでしたが、 実はこれは、舅のマ会長の仕掛けた罠だったのです。 突然横領と背任の罪を着せられ、韓国女子刑務所に収容されてしまうのです。 マ家の仕打ちに絶望するスインでしたが、その刑務所の中で 放火と夫殺しで30年間も服役しているボンニョ(コ・ドウゥシム)~無実ですが~、 マ家の次男ドジン(ト・サンウ)の子を秘かに育てるミオ(ヨ・ハンス)、 詐欺罪で服役中の姉御肌のプングム(オ・ヒョンギョン)らと出会い、 家族のように過ごすなかで、 マ家へ正々堂々と立ち向かうことを決意するのです。 数年前に妻に先立たれ、娘とともにフランスから帰国したパン職人のウソク(ハ・ソクジン)は、なぜか幼い頃の記憶がないのです。 シンファホテルの製菓長として働きながら、 自分の身元を示唆する謎の手紙が送られてきて、真相を探りはじめるのです。 あるとき舅のイムン(パク・イナン)に頼まれて、 刑務所のパン講師になったウソクは、 かつて一悶着あったスインと再会。~スインの夫が亡くなった直後の絶望の精神状態の時に会っているので、かなりの悪印象~。 最初は受刑者たちを警戒していたのですが、彼女たちの懸命な姿を知り、応援するようになるのです。 そして、スインは、ウソクの助けをかりて、製パンの資格を取ります。 出所してベーカリー店を開くことを夢見るスイン。 3人の家族とともに、ひたむきにがんばるのです。 そこに、マ家の様々な妨害が…。 韓国ドラマによくある傲慢な財閥一族との戦い、 暴かれていく過去、 ポンニョの殺人の罪も、ウソクの記憶喪失も、 すべては、マ家と関わりが…。 が、ドロドロした復讐劇ではなく、 人との触れ合いが心地よく、温かみのあるドラマでした。
2016.12.04
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韓国ドラマ「三銃士」。 2014年放送。 作家アレクサンドル・デュマ・ペールの同名小説をモチーフにして、 朝鮮16代仁宗(インジョン)王の時代を舞台にしたドラマ。 三銃士の主人公のダルタニャンは、このドラマではダルヒャンとして登場。 ~韓国だから似たような名前にできるんですね。 ダルヒャン(チョン・ヨンファ)は、江原道という地方から、武官試験を受けようと漢陽へ上京することを決意、 父から託された遠縁の戸曹判書(ホジョパンンソ、財務大臣)への紹介状を貰って意気揚々と出発します。 漢陽へ到着したダルヒャンは宿に泊まりますが、 なぜか試験日の前夜に正体不明の賊が侵入して、 合格者候補達を襲うところを目撃することに。 賊を追うダルヒャンは、自分達を『三銃士』と呼ぶ謎の三人組と遭遇することになるのです。 韓国版「三銃士」のすごいところは、 三銃士の一人がなんと世子(せじゃ)~王位継承者~であることですね。 しかも、実在した昭顕世子(ソヒョンセジャ)。 あと2人の三銃士は、世子の護衛武士。 昭顕世子は、清との戦「丙子胡乱」で負けた代償として、 清に人質として連れていかれます。 ドラマの中では、まだ国名を清としておらず、後金だったようですが。 清では、人質と言っても軟禁状態で、結構自由に暮らしていたようで、 それがドラマのラストでも、清へ行っても三銃士として暴れていた~というハッピーエンドでした。 今回、後金の将軍ヨンゴルテをキム・ソンミンさんが演じていました。 今までみていた役とは違ってかなりインパクトがありました。 「家門の栄光」では、妹思いのお兄さんで、いい俳優さんだと思っていたのですが、 今年の初夏に亡くなられたのですね。 43歳~ご冥福をお祈りいたします。
2016.11.27
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韓国ドラマ「レディプレジデント~大物~」。 2010年放送。 アナウンサー採用試験へ向かっていたソ・ヘリム(コ・ヒョンジョン)は、アクシデントで試験に遅れそうになるのですが、 不良少年だったハ・ドヤ(クォン・サンウ)に助けられ、なんとか試験に間に合います。 ドヤは、コムタン店をやっている父親が地元の政治家に馬鹿にされている様子を見て、 見返してやるために検事を目指そうと一大決心。 一目ぼれしたソ・ヘリムにも見直してもらおうと、猛勉強の末、見事に合格。 アナウンサーになったソ・ヘリムは、夫が取材先のアフガニスタンで拘束された後、殺害され、 その時、アメリカに気兼ねして何もしなかった韓国政府の対応に怒り、 当時担当していた番組内で政府を批判したため、 放送局を解雇されてしまいます。 その後、地元で蚊が大量発生し、環境を守る為に地元住民と共に開発に反対する運動を始めるのです。 そんなヘリムを与党民友党の議員カン・テサン(チャ・インピョ)は、 国会の選挙に出馬することを強く勧め、 ヘリムは、出馬する決意を。 そしてめでたく国会議員に当選。 ですが、話はここで終わりません。 政治のゴタゴタにもまれながら、 ヘリムは、故郷であるナム道の知事になり、 ナム道を再生させたあと、 今度は、ナント、韓国大統領選に出馬。 そして、第18代大統領、韓国初の女性の大統領に就任。 韓国では、前年(2009年)にヒットした「善徳女王」の悪女ミシル(コ・ヒョンジョンが演じた)が、 大統領役に~ということで話題になったドラマのようで、高視聴率をとったようです。 主人公が、容貌も含めて、成長してゆく様子や、 ヘリムを一途に支えるドヤ役のクォン・サンウもステキだったし、 良いドラマだったと思います。 そして、このドラマの放映後の2013年に、 大韓民国第18代大統領に本当に初の女性大統領が誕生しました。 さらに、私がこのドラマを視聴していたこの時期に、 朴大統領に様々な問題が生じ…という事でも、感慨深いドラマでした。
2016.11.21
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韓国映画「吹けよ春風」。 2003年公開。 トレーニング服姿でリュックサックをかついだ青年が、明け方の路地を走ってい ます。 教会の前まで来た彼 は、なんと、リュックサックにぎっしり詰まったゴミを捨てるんです。 そこを、神父さまに見つけられ、追われ急いで逃げまくる。 この毎朝のゴミ無断投棄常習犯は、ゴミ袋を買うのをケチる小説家ソ ングク(キム・スンウ)。 彼は、携帯電話を持たず、未だポケベルを使い、 できるだけ暖房費を使わないという大ケチ男なのです。 そんなある日、パーマ頭にミニスカート を はいた喫茶店従業員ファジョン(キム・ジョンウン)が、 彼の家の2階に借家人として引っ越してきて、戦争が始まるのです。 友だちを呼んでぐ うたらな酒の席を繰り広げるかと思えば、 ボイラーを随時つけまくったせいで、彼の執筆活動は中断されてしまったり。 大ケチ男と、はちゃめちゃ女のドタバタ騒動記。 が、2人もそれぞれの過去があって…。 ファジョンは、子供の頃、ママと動物園に。 しばらく見物して、ママにアイスクリーム食べたいと言うと すぐ買ってくるから、ここで少し待ってなさいと言われ、 ヒョウの檻の前で待っていました。 けれど、いくら待ってもママは帰ってこなかったのです。 だから、彼女は孤児院で育ちました。 アイスクリームを買ってくれと言わなければ... ずっと後悔しています。 ソ ングクの亡くなった父の実家は遊郭で、遊女を相手に遊びほうけていた男だと思い、 大嫌いでした。 ですが、ある日母から 実は父の初体験の遊郭の女とは、母であり、 奉公に出た母に、優しくしてくれたのは、父だけだった、 母は心から父を愛しており、二人の恋愛は純粋だったことを知らされます。 そして、母が父からもらった粗末だが大事なかんざしを渡されるのです。 いい人がいれば渡しなさい、と。 キム・ジョンウンは、いつもどおりの少しはちゃめちゃだけど、頑張る女性でしたが、 キム・スンウは‥。 最初に見たのがドラマ「ホテリア」で、 その後、ドラマ「ミス・リプリー」も、「第三病院」も渋かったので、 ゴミ捨て男のような役には、かなり違和感がありました。
2016.11.16
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韓国映画「4人の食卓」。 2003年公開。 結婚を間近に控え、高層マンションで暮らすインテリア・デザイナーのジョンウォン(パク・シニャン)。 彼はある日、最終電車の中で眠っている幼い姉妹を目撃するのです。 保護者らしい人の姿もなく、なぜ2人だけ。 心配ながらも、声を掛けられませんでした。 そして、翌日のニュースで姉妹が毒殺されていたことを知ります。 その日以来、彼は奇妙な現象に悩まされるようになるのです。 家族団らんを夢みて、婚約者が彼のマンションに用意した4人がけの食卓に、 殺された姉妹が座っている姿を度々目にするようになるのです。 さすがに恐ろしく、しばらく実家で暮らすことに。 彼の実家は父親カン神父と妹ヨンソが暮らす郊外の小さな教会。 ですが、今度は、その晩彼は悪夢にうなされます。 翌日、精神科医院の改装工事の打ち合わせに行った彼は、 患者の女性が路上で倒れる姿を見つけます。 その女性が教会の信者のヨン(チョン・ジヒョン)と知り偶然車で送ることに。 そして、家は彼とは同じマンションの別棟と知りますが、 急に具合が悪くなり、気を失ったためやむなく自宅に連れ帰ります。 ほどなく彼女の夫パクが迎えに来ますが、 帰りがけに、彼女が「お子さんたちを早くベッドに」と言ったのです。 彼にしか見えないはずの2人の女の子が、ヨンには見えたのですね。 このことをきっかけに2人は少しずつ近づいていきます。 そして、ある時、ヨンは、自分には霊を見たり他人の過去を知る力があると、 でも誰にも信じてもらえないと泣きながら話すのです。 そのことをジョンウォンは信じると言い、 自分自身も、7歳以前の記憶がないと告白します。 そして、ヨンのおかげで、彼は、実父と共に幼い妹まで焼死させてしまった過去を思い出します。 長年の苦悩から解放され眠る彼。 ですが、これでめでたし~では終わりません。 ヨン自身は、親友の起こした子殺し事件の証人として裁判にかかわり、苦しんでいたのです。 そして、その結果、衝撃のラストを迎えます。 「パリの恋人」のパク・シニャンと「猟奇的な彼女」の」チョン・ジヒョンが、全く違う役ど ころでした。 幽霊などが出てきて恐いというホラーではなく、 過去におかした出来事への恐怖が、心の奥底を蝕んでいくという やりきれない恐怖感のある映画でした。
2016.11.02
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韓国ドラマ「秘密の扉」。 2014年放送。 1754年、在位30年を迎えた朝鮮第21代王の英祖(ハン・ソッキョ)。 自身を支持する老論派と、兄の景宗を支持する少論派の党派争いに巻き込まれ、 幼い頃から暗殺や処刑の危機にさらされてきた彼は、生き延びるために老論派に従い、王となりました。 一方、英祖の息子イ・ソン(イ・ジェフン)は、地位と権力を約束されて生まれた世子。 現在は父の代理で政務を執り、名君となるべく修業中。 先代王・景宗が眠る王陵の井戸から、 ソン世子の肖像画を描く睿眞画師で、世子の友でもあるフンボク(ソ・ジュニョン)が死体となって発見されます。 捜査の結果、その死は自殺として処理さてしまうのです。 ソンは親友の汚名を晴らすために再捜査を始め、 フンボクの最期を目撃した貸本屋の娘のジダ(キム・ユジュン)を秘密捜査官に任命。 ジダムの力を借りながら事件の謎を追ったソンは、 やがて父・英祖が隠し通してきた“連判状”にまつわる秘密の扉を開くことになってしまうのです。 このドラマは、1762年、朝鮮第21代王の英祖が、実の息子である思悼世子(サドセジャ、イ・ソン)を米びつに閉じ込めて餓死させたという歴史上の史実に基づいたミステリー時代劇。 ハン・ソッキョの王役を見たのは、「根の深い木」に続き2作目ですが、 冷酷さと優しさが絡んだ王の役はやはり、いいですね。 ソ・ジダム役のキム・ユジュンが、20歳を超えたところで、大人役の女優さんに変わってしまったのが残念。 もう17歳だし、そのまま続けてもよかったような。…ドラマの頃は、まだ15歳か…。 時代劇によく出てくる俳優さんたちが大勢出演していましたが、 キム・ミンジョン、チェ・ウォニョン、キム・チャンワン、イ・ウォンジョン、 チャン・ヒョンソン、オム・ヒョソプ、キム・ニョングク、チョン・ググファン、ペク・スンヒョン いつもの脇役とは違い、 それぞれの立場と性格がきっちりと描かれていて面白かったと思います。 ドラマ中盤で、政治的駆け引きが多すぎたのが、 韓国で、あまり視聴率が伸びなかった原因かもしれませんが、 私は、とても面白いドラマだったと思います。
2016.10.06
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韓国映画「観相師」。 2013年公開。 義理の弟や息子と貧しい暮らしをしていたネギョン(ソン・ガンホ)は、 見た目はさえない男性なんですが、人相学に精通し、 顔を見ただけで性格や過去、未来までも言い当てることができる観相師でした。 占いを営むヨノンに招かれて都で占いを始めたところ たちどころに評判となってしまい、 ついには宮中の左議政に認められ宮中の要職に就くことに。 そして王から重臣の中に逆賊の相を持つものを探せと命を受けたネギョンは、 王の弟の首陽大君(イ・ジョンジェ)に逆賊の相があることを見つけてしまうのです。 急死した王の後を継いで11歳で王位を継承した瑞宗を首陽大君から守ろうと奮闘するネギョンは、 国を揺るがす争いに巻き込まれ、 残酷な運命に翻弄されていくのです。 ドラマ「王女の男」にも出てきた15世紀中期の朝鮮王朝で実際に起きた首陽大君のクーデーターを、 「観相」という観点から描いた映画。 やはり、ソン・ガンホの映画は面白い。 ですが、息子ジョリム~演じたのは「ドクター異邦人」のイ・ジョンソク~は、 失明させられたうえに、殺されてしまう…。 朝鮮王朝ものらしい残酷さがありました。
2016.09.30
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韓国ドラマ「匂いを見る少女」。 2015年放送。 警察官のムガク(パク・ユチョン)は、最愛の妹を殺されたショックから、 痛覚・味覚・嗅覚とあらゆる感覚を失ってしまった“無感覚男”なのです。 一方、コメディアンを目指すヒロイン、チョリム(シン・セギョン)は、 事故によって両親が殺された記憶を失い、 匂いを視覚で判断できるようになった“超感覚少女”。 ふとしたことから出会った2人~と言っても深い因縁があったのですが~ チョリムの警察犬にも勝る能力を活かしてムガクの捜査に協力することになるのです。 ユチョンって、なんとなく、刑事役が多い気がするのですが、 ~「スリーデイズ」とか、「会いたい」とか~ 今回は、周りの刑事さんたちとのからみあいというか、相性もよくて、面白かったですね。 チョリム役のシン・セギョンは、今まで見たドラマでは、負の部分を背負った役が多かったのですが、 ~まあ、今回も、両親を殺されてしまうので、重いといえば重い役ですが~ 今回は、お笑い芸人を目指す劇団員ということで、 コメディアンヌ的な雰囲気が、とても可愛かったですね。 ソン・ジョンホさんが、最初に血まみれのドクター姿で出てきて… 「怪しい家政婦」に続き、また殺人者の役か…と思いきや、早々と殺されてしまって…。 このドラマで一番意外だったのは、やはりシェフ役のナムグン・ミンさんでしょうか。 優しい人か、真面目な人という役柄しか見たことがなかったので、 今回は、その鍛え上げられた肉体美も含めて、見ごたえがありました。 「匂いが見える」という発想も面白かったし、 やはり、ユチョンとシン・セギョンのコンビネーションがとてもよかったと思います。 ユチョンさんには、早く、諸々の事を解決させて、 また、ドラマに復帰してほしいですね。
2016.09.20
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韓国ドラマ「火の女神ションイ」。 2014年放送。 16世紀後半、朝鮮第14代王・宣祖の治世。 沙器匠(サギジャン)のイ・ガンチョン(チョン・グァンリョル)とユ・ウルダム(イ・ジョンウォン)は王命を受け、 陶磁器製造所・分院(プノン)の最高官職・郎庁(ナンチョン)の座をめぐって勝負をすることに。 宣祖(ソンジョ)(チョン・ボソク)は2人が作った茶器を気に入ったのですが、 仁嬪(インビン)キム氏(ハン・ゴウン)とガンチョンの計略に陥ったウルダムは、 無実の罪で分院から追放されてしまうのです。 同じ頃、沙器匠の助役ヨノク(チェ・ジナ)は 分院の窯の中で女児を出産。 師匠のウルダムに娘を託し、この世を去ってしまいました。 ウルダムにジョンと名づけられた赤ん坊は、おてんばな少女に。 ある日、ジョン(ムン・グニョン/少女時代:チン・ジヒ)は山の中で光海君(イ・サンユン/少年時代:ノ・ヨンハク)と命的な出会いを。 そして、ウルダムは分院に戻る機会を得るのですが、 ガンチョンが送り込んだ刺客に暗殺されてしまうのです。 突然父を亡くして傷ついたジョンは、 沙器匠となって父の無念を晴らそうと決意。 それまで、女性は沙器匠にはなれないと言われていた朝鮮で、 初めての女性沙器匠としての道を歩んでゆきます。 イ・ガンチョンを演じたチョン・グァンリョル。 多くの名作ドラマにでている俳優さんですが、 悪役に徹すると、すごいですねえ。 そのイ・ガンチョンの息子で、沙器匠であるイ・ガクトを演じたのが、パク・コニョン。 映画「ダンサーの純情」では、ヒロインのジョン役のムン・グニョンとは、 ナイスダンスカップルでしたが、今回は、敵対するライバル同士でした。 このドラマは、14代宣祖の治世。 宣祖といえば、豊臣秀吉の朝鮮征伐にあい、都を捨てて逃げちゃった王様。 秀吉の頃は、茶道が盛んで、茶器も珍重され、 戦の褒賞に茶器を渡したくらいでしたから、 朝鮮の有能な 沙器匠は、日本に連れていかれ、ジョンイもドラマの中で、日本へ渡ります。 そして、このユ・ジョンは、実在の人物で、本当に日本にきたそうです。 ユ・ジョンのモデルとなったのは「有田焼の祖」と伝わる百婆仙(ペク・パソン:)。 彼女は豊臣秀吉の文禄・慶長の役の際、陶工である夫の金泰道(キム・テド)とともに鍋島藩に連れてこられた朝鮮陶工のひとりだそうです。 その後、良質な土を求めて一族とともに有田町へと移住。 ここで指導者として作陶に従事し続け、96歳でなくなったそうです。 百婆仙(ペク・パソン:)というのは、容貌が温和で、100歳近くまで生きたことからこの呼び名で親しまれていたそうです。 日本の文化に深く貢献した女性だったのですね。
2016.09.05
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韓国ドラマ「イニョプの道」。 2014年放送。 15世紀初頭、高麗から朝鮮王朝へと変わって間もない第3代王、太宗(テジョン)の治世のお話。 イニョプ(チョン・ユミ)は、王の重臣(クク・ユ、チョン・ノミン)の娘として何不自由なく暮らしていました。 しかし、名家の御曹司ウンギ(キム・ドンウク)との婚礼の日、 イニョプは幸せの絶頂からどん底に突き落とされてしまうのです。 何者かの陰謀により、イニョプの父は謀反を企てた高麗の残党の濡れ衣(ぬれぎぬ)を着せられ処刑されてしまうのです。 そしてなんと、イニョプは逆賊の娘として使用人の身分~奴婢~にされてしまうのです。 突然、すべてを失ってしまったイニョプでしたが、 彼女を支える2人の男性が。 一途に愛を貫こうとする元婚約者ウンギと、 近くで見守る寡黙な使用人ムミョン(オ・ジホ)。 やがてイニョプは亡父の無実を証明しようとするのですが、 父の死の裏には高麗王朝再興をもくろむ危険な秘密組織の存在があったのです。 朝鮮王朝も、3代王太宗(テジョン)の頃は、初代王との確執もあり、 まだまだ落ち着かない治世だったようですね。 イニョプは、父親の罪の濡れ衣をはらし、また両班へと、身分が回復できたのですが、 その時のイニョブは、以前の高慢なお嬢様とは変わり、 人の立場を思いやることができる女性になっていました。 私としては、ヒロイン役のチョン・ユミさんは、 今回の役より、「トンイ」のチョンイム ~監察府の女官 ~役のほうが好きでしたが。
2016.08.24
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韓国映画「友へ/チング」。 2001年公開。 この映画は、『シュリ』『JSA』が持つ興行記録をその半分にも満たない日数で軽々と破ったという話題の作品。 韓国が激動の時代であった70年後半から90年代にかけて 運命に翻弄された4人の幼なじみの壮絶な人間ドラマが描かれています。 監督のクァク・キョンデクが、自らの実体験を基に脚本を書き上げた作品なんだそうです。 1976年夏、プサン。 仲良く遊ぶ4人の小学生。 ヤクザの息子ジュンソクは、ケンカが強く、友達思いで仲間の信頼も厚い子。 葬儀屋の息子ドンスもケンカっ早いがけど憎めない。 優等生のサンテクとお調子者のジュンホ。 4人は幼なじみでいつも一緒の大親友でした。 ですが高校生の時、ある事件をきっかけにジュンソクとドンスは退学となり、 2人は裏社会に足を踏み入れてしまうのでした。 2人の所属する組織は、いつしか敵対する組織になってしまい…。 幼馴染の4人が、大人になって、 それぞれの道を歩み、 それによって怒る友情のすれ違いが切ない映画でした。
2016.08.21
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韓国ドラマ「カムバックマドンナ ~私は伝説だ~」。 2010年放送。 韓国一の法律事務所の後継者と結婚し、誰もが羨むセレブな人生を送るチョン・ソルヒ(キム・ジョンウン)。 ですが、ソルヒは、女子高時代には界隈でも有名なボスで、 ロックバンドを追っかけもやっていたのです。 世間体を気にする夫のジウク(キム・スンス)や姑の侮蔑の目に耐えて、 格の違う家族となんとか暮らしてきたのですが、 妹ジェヒの骨髄移植を巡り冷たい仕打ちを受けたソルヒは、 ~妹のために自分の骨髄を提供したかったのですが、姑は許さなかったのです。~ ついに離婚を宣言。 さらに、家を出たソルヒは高校時代の仲間と組んだマドンナ・バンドの活動を本格始動し始めます。 ひょんなことからバンドを指導することになったのが、かつて憧れていたミュージシャン、チャン・テヒョン(イ・ジュニョク)でした。 妻のバンド活動が世間に知られることを避けたいジウクは裏で手を回し、 怒ったソルヒは離婚訴訟を起こし、戦うことを決意するのです。 しかし、ジウクの弁護人として現れたのは彼と不倫疑惑のある敏腕女性弁護士オ・スンヘ(チャン・ヨンナム)で、 しかもテヒョンの別れた妻でした。 このへんは、まるでドラマのような筋書き(笑)です。 離婚問題や夢だったバンド活動を通して成長し、 自分らしく生きることで輝きを取り戻していくソルヒ。 思わず、一緒に頑張りたくなります。
2016.08.08
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韓国映画 「大変な結婚」。 2002年公開。 ソウル大学法学部を卒業して、~ソウル大は、日本でいえば東大ですね。~ ベンチャー企業のCEO(最高経営責任者)を務める パク・デソ(チョン・ ジュノ)は、 酔い潰れて、朝起きてみると、 自分のベッドにジンギョン(キム・ジョンウン)という女性が横になっていたのです。 ジンギョンは、よりによっ て全羅南道のヨス(麗水)を牛耳る組織暴力団チャン・ジョンジョン(3J)会長の娘~男兄弟ばかりなので特に大切にされています。~でした。 ジンギョンの兄たちは、 大切な妹のために、デソを懲らしめようと するのですが、 彼の学閥を確認した後に気持ちが変わるのです。 金と権力は持っているのですが、学歴コンプレックスがある3J家なのです。 たったひとりしかいない妹に良い伴侶を選び、 エ リート娘婿を身内にして ‘家門’の‘栄光’をより高めたい…。 と思った兄ちゃんたち3人は、2人を結婚させるための作戦を開始。 ちょっと気弱なエリートの役柄がピッタリの「逆転の女王」のチョン・ ジュノと、 けなげて強い女性がはまる「パリの恋人」のキム・ジョンウンのカップル。 かなりのドタバタ劇にかかわりながらも、やがて、本当の愛を育み、結ばれる2人。 めでたし、めでたしの、ハッピーエンド…と思いきや、 最後の最後のエンドロールで、 実は、2人の出会いそのものが、 お兄ちゃんたちが巧妙に仕掛けたものだったことが明かされちゃいます。 最後の最後まで見てないと、わかりません。 楽しい映画でした。
2016.08.04
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