日舞と茶道と着物の蔵

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2010年12月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
久々に「読み返し」じゃない時代小説を、つづけさまに読んでいました。
先日、宇江佐真理の「髪結伊三次 君を乗せる船」を散々に書きましたが、その後は、澤田ふじ子の京都ものを続けて3冊。

狐官女

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真葛ケ原の決闘

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足引き寺閻魔帳

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うーん、残念ながら、どれも、登場人物に感情移入どころか、好感さえ持てませんでした。なんだか、「正義の味方ごっこ」しているのが嫌みにしかみえなくて。「真葛ケ原の決闘」に関しては、このシリーズの前作二つについては、結構楽しめたのですけど、3冊目になって、主人公達の「身の上話:がそれなりに落ち着いてきたて、キャラそのものの面白さがなくなってきたのかな。それと、このヒトの小説の特徴ともいえる会話のくどさが、今回はおもしろがれず、ただただ「ああ、もう、くどいなー」と。

ストーリーはそんなでしたが、京都の街を舞台にした話ですから、場所が通り名のデカルト座標で示されているので、ピンポイントできて、「ああ、今、あそこの、あれが建ってる所ね」と、すぐわかる面白さ、はありますね。また、澤田ふじ子らしく、設定やウンチクのマニアックさは、楽しいです。「真葛ケ原の決闘」は、八坂神社の神灯目付役という、身分制度上かなり微妙な立場の人達の話ですし、狐官女の方は、あの、晴明の子孫の土御門家に統率された陰陽師達の話。といっても、江戸時代ですから、平安時代のグラマラスな存在とはちょっと趣が違うんですね。

それはそうと、あとがきに、作者が京都のある喫茶店で不愉快な思いをさせられたことが書いてあるのですが、これも、小説と同じで通り名でかなり場所がピンポイントされます。ちょっと歩いてみれば店を特定できるかも。おお、怖..

その次に読んだのが

半七捕物帳(3)

半七捕物帳(3)

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やっぱり、さすが岡本綺堂。文章、展開に無駄がないですね。すっきりしてます。消化不良もなし。
でも、頭の切れる半七親分はかっこいいけど、今回のは陰惨な話が(特に)多くて、夜中過ぎの「寝る前のひととき」にはちょっと...(^_^;)

「あああ、私って、時代小説を楽しめなくなっちゃったのかな..粗探しばかりする意地悪ばあさんになっちゃたのかな」と思っていたら、意外におもしろかったのがこれ。

神田堀八つ下がり

神田堀八つ下がり

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そして、これ。

あかんべえ(下巻)

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価格:540円(税込、送料別)

あかんべえ(上巻)

あかんべえ(上巻)

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宮部みゆきは、やっぱり面白いですね。欠点は、えーと、突っ込みどころではなくて(いや、突っ込みたいところもあるけど)、長編なのに面白過ぎて、夜中でも何でもやめられなくなるところ(笑)。いや、困るんですよ。ほんと。





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最終更新日  2010年12月20日 09時27分01秒
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あたしは誰と  
長谷うさぎ さん
言えば女性三方は読んだのですが
心に入ってこない。
半七の3巻は持ってません。12567です。
岡本綺堂さんの義理の息子さんが『青蛙房』を
作り落語の本を。
今はその息子さんが
七代目春風亭柳橋を2冊。
先輩(落ち研の一個上)が出版しました。 (2010年12月20日 19時49分50秒)

Re:文庫本いろいろ(12/20)  
猫並♪  さん
澤田ふじ子は、おっしゃる通り、京都の街を描いた作品は「土地勘があると面白いんだろうなぁ」と感じることが多いです。で、土地勘がないと、かなり辛い時が…江戸モノでは逆の場合が多いですから仕方ないですけど(笑)
当時と今は違うと行っても、坂の角度とか距離感なんかは知ってる方がずっと楽しめる気がします。
…実は、今、岡本綺堂にハマっております!私は小説じゃなくて戯曲の方。はい、歌舞伎作品です。歌舞伎検定が意外なところで役に立った感じ。切れのいい文章ですよね。 (2010年12月20日 22時27分06秒)

長谷うさぎさん  
>半七の3巻は持ってません。12567です。

そうですか。私は、6と7がまだです。全部読み終わっちゃったら、どうしよう...。

>岡本綺堂さんの義理の息子さんが『青蛙房』を

そうなんですか。歌舞伎に大きくかかわっていた岡本綺堂は、落語にも深いご縁があったのですね。
(2010年12月21日 08時14分58秒)

猫並♪さん  
お江戸のことは、ほんとに知らなくて、東京で地下鉄にのたとき、馬喰町とか、八丁堀とかって地名が駅になっていて感動した憶えがあります。

>…実は、今、岡本綺堂にハマっております!私は小説じゃなくて戯曲の方。はい、歌舞伎作品です。歌舞伎検定が意外なところで役に立った感じ。切れのいい文章ですよね。

おお、そうですか。綺堂の歌舞伎はまだ残念ながみたことがなくて。ストーリーを読むと、知性的な雰囲気ですが、どうなんでしょう。
半七を読んでいると、一話一話のページ数が少ないんですよ! 何だかだと、やたら長くなる澤田ふじ子のと違って。(笑) 無駄のなさが、ほんと気持ちいいです。 
(2010年12月21日 08時25分05秒)

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