裁判所公務員のつぶやきボックス

裁判所公務員のつぶやきボックス

PR

Profile

ホソボソのH

ホソボソのH

Freepage List

February 8, 2005
XML
交通違反で検挙された場合に,刑事責任は無罪になっても行政処分は取り消されないことが多い。交通事故を起こした場合にも, 刑事責任 行政処分 には大きな違いがある。

事故を起こして警察に届け出ると,警察による現場検証が行われる。 刑事事件として立件する必要があるかどうかを確認 するため,及び 事故態様を記録に残す ためである。

単なる物損事故で怪我人がいない場合,通常警察は,現場検証をして事故態様を記録に残した後に「警察は 民事不介入 なので,当事者同士で交渉しなさい。申請があれば, 事故証明 はいつでも出します。」と言う。

民事責任の問題 である。話し合いで解決すればそれで良いし,話がまとまらなければ裁判になる。民事裁判で警察の記録を取り寄せることはできるが,そのような 民事上の法律紛争に警察が介入しない のは当たり前のことだ。

上で警察官が言っていることは,「この事故については,どちらの運転手に対しても 刑事責任を追求することはありませんよ 。」ということなのだ。

しかし 行政処分は課されている のである。免許更新の際に,「過去~年間無事故無違反の者に対してのみゴールド免許が交付されている。」ということはご存じであろう。

つまり, 事故歴のある者に対して は,ゴールド免許を交付せずに青色免許を交付する,という 行政処分を課している のである。また,免許更新の際に長時間の講習の受講を義務づけるのも 行政処分 なのである。

さらに事故の届け出があって現場検証した際に,目撃者の証言等で,一方の運転手に信号無視等の交通違反があったことが判明した場合に,警察はどのような処置をするだろうか。

警察はその違反事実を現認していない ので,その違反行為で 刑事責任を追求してくる可能性はほとんどない 。しかし,判明した違反事実をもって さらに重い行政処分を課してくる可能性は十分にある

最後に書いた内容は,かなりわかりにくいかもしれない。明日の日記では,その点をさらに詳しく書いてみたい。

最後にブログランキング






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 8, 2005 10:08:33 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Favorite Blog

あっは 笑喜転 笑喜転でんねんさん
中学受験!合格を最… ミスター・ツカムさん

Comments

海のくまさん@ チン型取られちゃったw http://onaona.mogmog55.net/9uav5-r/ 俺…
開放感@ 最近の大学生は凄いんですね。。 竿も玉もア○ルも全部隅々まで見られてガ…
地蔵@ 驚きのショックプライスw コウちゃんがこないだ教えてくれたやつ、…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: