オーストラリア:5日目


高原列車でキュランダに向かい、コアラ抱っこをして、世界最長のゴンドラ「スカイレール」にて戻る。夕方から、「かものはしツアー」に参加。

 今日も朝は8時にホテルロビーにピックアップが来るので、その前にカフェで朝食でもなんて思っていたので6時半くらいに目覚ましをかけておいた。

 が、しかし・・・・
「ピー・ピー・ピー・・・・・」何の音?
寝ぼけながらベッドサイドのアラームに手をかける。。。
ん???この音じゃない。それに外はまだ真っ暗よ。起きる時間じゃないわ。
でも音は鳴りつづけてる。時間を見るとまだ4時過ぎである。
ちゃゆもクマコも起き上がりもせず、「何の音???」と言ってるだけ。
が、そのうちその音がけたたましく変化した!
も、もしや・・・非常ベルだわぁぁぁ!!!

 何?何事???
ドアを開けてみるが、なんだか分からない。他の部屋からも覗きに出てる。
ベルはなりっぱなし。
しまいには、外からサイレンの音。
ゲゲゲ、なんか大変かも!
 慌てて、バルコニーから外を見ると消防車が到着した。
「きゃ~~~~、火事?」
私たちの部屋は最上階の11階。逃げ遅れるじゃないの!
でも煙のような気配はない。
 クマコは未だに寝ぼけ眼で外気の寒さに耐えられない様子。
ちゃゆはなんだかちょっとわくわく(不謹慎)してデジカメまで持ってきて、
写真をパチリ。(遠すぎいてちゃんと写ってないけど赤い光が消防車。真上から撮った。)
火事?

 消防車の後ろには救急車も来ていた。。。が、しかし放送等で何かあったようなことも言わないし、非常ベルも止った。
いったいなんだったの?と、思いつつ二人はまたもやベッドに潜り込む。

 あっという間に再び眠りの世界に入った。
6時半の目覚ましでは二人とも起きられず、うだうだ・・・
その為、「カフェで朝食♪」なんて気取ったことはできずに、朝食抜きでロビーに向かう。非常食のお菓子をバッグに詰めて・・・

 8時のピックアップがなかなか来ない。
クマコは入り口の外で見張り(威厳がある)をしながら待っていた。
 すると、そばにいた人の会話から情報を得てきたのである。
早朝のサイレンはどうやら、風呂にお湯を溜めていた人がすごい熱いお湯を入れてい
て、湯気が煙探知機に反応してしまったらしい・・・とのこと。
それで非常ベルが鳴ってしまったのだと。
まったく人騒がせじゃ。おまけに朝の4時になんか風呂に入るな!
こういうアクシデントはちゃゆの旅行につきものなので、ほんとの火事じゃなくて幸いでしたわ。(クマコには「あたしと旅行するとなんか起こるよ」と最初に釘をさしておいた。)

 さて、そうこうしていたら予定より5分ちょっと遅れて迎えが来た。
ここから、キュランダへの高原列車が出発するケアンズ駅に向かう。
駅までは5分ほど。
 駅に着いて、チケットを受け取った。
列車の席は指定になっている。
ちょっとレトロな雰囲気の列車である。
高原列車1

 キュランダはケアンズから北に34kmの所にあり、熱帯雨林に囲まれた静かで小さな街。
ここまでは列車やスカイレール、車でも行ける。

定刻に列車は出発した。。。。。げ、この列車、かなりのスローペースでございます。
最初の頃はちょっとのどかでいい感じ♪と思いつつ、これが1時間半となるとちょっと退屈するかも。
まぁ、景色を見るのにはいいけどね。
 途中、駅に止りそこでは乗客は降りて写真撮影もできる。
バロン駅では、滝が見えるためそこで写真を撮るのだが、乾季で水量が少なく「滝」というにはちょっと情けない感じだった。
高原列車2バロンフォールズ

 やっとキュランダ駅に到着。早速、街を歩く。
ここへの一番の目的は「コアラ抱っこ」である。今年の4月にできたばかりの「コアラガーデン」というほんとにミニチュアな動物園に行く。私たちは時間がないので、大きなところに行く暇がなかったので、ちょうどいい。入場料が$13。これとは別にコアラを抱っこして写真を撮るには$13かかる。
 早々、コアラにご対面!
おや、まぁ、、、あんなところで眠っちゃって♪コアラは一日のうち4時間しか起きてないらしい。しかもその4時間は食べてる時間だって。食べてるか寝てるか・・・
幸せなのか不幸せなのか・・・(^-^;
熟睡

 さて、いよいよ念願のコアラ抱っこ。係りの人が抱き方を教えてくれる。
「ズシッ」あら、結構重いじゃないの!
そして、写真撮影をしてくれて、自分たちのカメラでも撮らせてくれる。
コアラはしっかりと私の腕にしがみつく。かわいいわ・・・
ん?でもあなたちょいと臭うわねぇ。。。
 ここでクマコと交代。
「クマがコアラを抱っこする」というとっても面白い構図です。プププ

 できあがった写真を見ると・・・
あたしが抱っこしてるコアラちゃんはちょいとあんたやる気満々?って感じの顔してるんだけど、同じコアラを抱っこしたクマコの写真のコアラちゃんはなぜか「高木ブー」みたいな顔になってしまっています。これ、かなり爆笑。
あの写真は日記にupして欲しいくらいだわ。

 さて、コアラちゃんとバイバイして、カンガルーに餌をあげたりウォンバットやヘビ、ワニなどを見て、その場を後にしました。
カンガルーウォンバット

 次に、朝食を食べ損ねた二人はランチにと、、、お店をさがし軽くサンドイッチを食べました。
ここでも一人前をシェアして十分!
と、いうかこのあと有名な「アイスクリーム」を食べたかったので、そのためあまり満腹になっちゃいけないのだわ。
ランチを終え、さっそくそのアイスクリーム屋さん「ホームメイド・トロピカルフルーツ・アイスクリーム」
 奥さんが作ったアイスクリームをヒゲのやたらと愛想のいいおじさんが売っている。
看板も日本語があり、「ぜんぶおいしい」と豪語しているわ。
と、いうことでとりあえず、マンゴーとアップルカスタードのアイスクリームを注文。
 味は・・・まぁ美味しい。
みんながとびきり美味しい!というほどかしら?って感じ。
確かに美味しいけど、昨日ディナーで食べたマンゴーシャーベットの方が美味しかったわ。
アイスとシャーベットじゃ違うけどさ。
 と、いうことで写真も撮り忘れてしまった。(^-^;

 さて、アイスクリームも食べ終え、お店などを覗きながらスカイレールの駅へと向かった。ここから世界最長7.5kmのロープウェイ。世界遺産の熱帯雨林を眼下に眺められると同時に、遠目ながらグレートバリアリーフも見る事のできる空中散歩の始まりです。
(高所恐怖症の方にはきついかもしれません。)
スカイレール駅熱帯林

 ひとつのゴンドラには6人ほど乗れるようですが、ちゃんとグループ毎に乗せてくれました。
乗ったとたんから、なんか二人で興奮気味。
「きゃあ、なんか面白い!すご~い!気持ちいい!行きもスカイレールで来れば良かったわね」ってな具合。
 そしてこのスカイレールから見える熱帯雨林の中にとても美しい蝶々がいます。
世界一美しいと言われ、なかなか見ることのできない「ユリシス」という蝶です。
表現が難しいほど美しい青色で、これを見るといいことがあるそうです。3匹見ると幸せになれるそう。
 二人で必至に熱帯雨林の中を見つめる。
(と、言ってもラフティングの最中にも運良く2匹見たのだけど。)
緑の木々の中から、美しいブルーの蝶が2匹ひらひら飛んでいました。
「きゃ~~~、綺麗!」
その後も一匹見れました。
 帰りにスカイレールは1時間ちょっと。だけど、あ~もう駅に着いちゃう!ってくらい早く感じました。

 ここから、ケアンズまでバスで戻ります。
そして一度ホテルにもどり、そこから次のツアーの集合時間まで1時間ほどあったので、近くへ買い物に出かけました。

 夕方3:55にホテルロビーに行き、これから「かものはしツアー」参加です。
オーストラリア以外では見ることのできない生物。と、言ってもオーストラリア人でも9割の人が見たことがないそうです。
これから行く保護区内にいるらしいのですが、これも見れるかどうかはその日の運・・・ということになるのです。かものはしツアーと言ってもそれだけはなく、他の動物や星空を見たりと盛りだくさんです。

 バスに乗り込むとガイドのお兄さんが元気に挨拶をし、車内を盛り上げてくれます。
まずはかものはしの話。見つけ方や、見る場所での諸注意など細かく話してくれます。
他に、今日見る予定の「ポッサム」「ロックワラビー」などの話も・・・

 バスでの移動はかなりの距離でケアンズから「アサートン」という高原地帯へ移動します。
ここまで行くには、道がくねくねで車に弱い人にはちょっと辛いです。(私たちは、ちゃんと酔い止めを飲んだから無事だった。)

 途中、制限速度100kmというとこにさしかかると信号もなし、あまり交通量もないので、運転手さんがサービスにすごいスピードでジェットコースター状態になります。
これがかなり面白い!一応、対向車もくるのでそのスリルもあるんだけど。

 かものはしを探すポイント「ノース・ジョンストンリバー」に到着し、寒さよけにレインコートを借り、双眼鏡、カメラを持ちいざ出陣!
かものはしはかなり神経質で視力、聴力が良いため話したりカメラのフラッシュなどは厳禁です。
川のほとりに到着し、みんなで息を潜めかものはしを探す。
かものはし

 かものはしはずっと水面に浮いているわけではありません。30秒ほど潜って10秒ほど浮いてくるという感じ。その浮いてきたところを見逃してはいけません。
波紋ができるのでいるとわかるのですが、これがなかなか現れない。

 が、しかししばらくするとガイドさんが「あそこ!」と波紋の出たところを教えてくれました。
「かものはしだ!!!」と叫びたいところですが声は出せません。
あの長いくちばし、おしりをふりふり泳ぐとこを見ることができました。
すんごい感激!だって、一生に一度見れるか見れないか・・・なんだもの。それから何度か姿を現せてくれました。

ちなみにかものはしとはこんな生き物。
かものはし
こんな風に見れることはまずないですけど・・・

 ここから、夕食のBBQ。
と、言ってもみんなで焼いたりするわけじゃないけど。

 でも火を焚いていて、クマコ曰く「キャンプの匂いだわ♪」とちょっと嬉しそう。(キャンプ好きクマコ)
サラダ、オージービーフ、チキン、マフィン、パンに紅茶。
これが結構美味しいのです。(屋外で食べてるせいもあるかも)
ディナー6おかしな二人
 食後は「ポッサム」探し。
ガイドさんのライトに反応してやってきます。そして果物なんかをあげると食べにくるのです。

 このツアーでガイドに付いて歩くのもなんでも先頭に立ってるクマコとちゃゆ。
餌だって一番のあげちゃうのです!
来た来た!親子のポッサム。かわいい♪
と思いきや、親のポッサムは子供をおしのけ果物に夢中!おいおい、それはないだろ!って感じ。
 一番最初に餌をあげたので、飢えていたポッサムの親はちゃゆの指にガシッとつかまり離れない。かなり爪がするどいのでちゃゆは傷だらけ。
まったく、もっと落ち着いて食べろ!って感じ。でもかわいいわ~ん。
ポッサム

 そこから「ロックワラビー」のいる岩場へ移動します。
その途中も星空がとても綺麗です。
 岩場に着くと「おっ、いるいる!!」
お腹に赤ちゃんのいるワラビーもいます。もうとってもかわいい!!これまた餌をもらいに来る。かわいくてお持ち帰りしたいくらいだわ。
ロックワラビー

 餌をあげ終わると岩場の一番上で星空を見上げた。
ほんとに綺麗!流れ星も見れるのです。
「あ~!流れ星!」って叫んでるだけで、お願いするのを忘れちゃったわ。
南十字星も見ることができました。

 さて今度はここからカンガルーの見れる場所までバスで移動です。
このカンガルーは森に住んでいるけど、夜になるとそのポイントの草原に現れるのです。
そこには、カンガルーのほかバンディークート、リングテールポッサムなども見れます。
大きなカンガルーを見たときは「オーストラリアじゃ~~ん!」って妙に感激。
飛び跳ねる姿は優雅です。
野生カンガルー

 ここから巨大アリ塚を見に行きました。まぁ、これはあまりおもしろくなかったけど。

 帰りのバスは、ツアーではしゃぎすぎてオヤスミモードでした。
ホテルに着くともう、疲れ果ててお風呂に入るのがやっと・・・
でも明日、帰国!荷物の整理もしないといけないし。。。なんとか頑張ってスーツケースに詰め、即行眠りに着きました。


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