ここに1つの弁当がある。

水色でギンガムチェックの布(?)で包まれていて、何やら
手紙らしきものが刺さっている。

ここは、俺の机だ。

そしてこれは、俺の弁当ではない。

・・・どうしよう・・・

思案する俺の耳元で友人が囁く。

「またまた幸輔くーんvおモテになりますね~v」

気味の悪い裏声で囁く友人の顔面にパンチをお見舞いする。

「気持ち悪いぞ、照男。」

ぼそりと呟いた一言に相手は過剰反応する。

「照男っていうなーーーーーーーー!!!!」

照男。
照る男とかいて、照男。
奴のコンプレックスだ。

本名、湯川 照男。
同じバンドのメンバー。
よくテルテルボウズ、といったり、
頭照男!と言ったりしてからかっている。

だから、案の定怒る。

「はははは!そう怒るなって。」
どうどう、と。
鼻息の荒い奴を宥めてやる。

「まあ・・・」

マジな話。
どうしたもんかね、とは思う。

弁当のことだ。

食うべきか、食わぬべきか。

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