結果発表

 またしても土曜日。とうとう待ちに待った『 Creator’s Sabato 』(クリエイターズサバト)の作品上映会があった。場所は何故か白金高輪の居酒屋の2階。「居酒屋かぁ、もっと気の利いた場所はなかったのかな…」なんて思いつつも上映会がスタートしたのだが、次第にその理由も判明。その居酒屋の店長は、今回参加してくれたチーム「W-Bogey」のメンバーだった。「んんっ、よく見ると料理を運んでくる彼は、さっきの作品でチンピラを熱演していた彼じゃないか!」「しかも、ロケ地は今まさに自分達がいるここだぞ!!」なんて具合に、段々テンションが盛り上がっていく。「どうも初めまして。どこのチームさんですか?」声を掛けてまわる。「あ、チーム○○です。そちらはどちらのチームですか?」事情を知っている人が横から耳打ちする。「こらっ、この人は今回の出題者だよ!」「あっ、ごめんなさい!」作品を通して知った顔が、ひとつづつ実際のキャラクタとリンクされていく。「あ、“2001年宇宙の旅”のテーマソングを使って、著作権に抵触した多摩美のチーム(笑)」(残念ながら、サイト上では非公開)くくくっ、こんなシチュエーションが面白くないはずはない。
 しかし、やっとその週の仕事が終わった金曜日の夜から、24時間休む間もなくこれに時間を費やす彼らのモチベーションは、いったいどこからやって来るのだろうか?「お酒を飲んでテーマの発表を待つという仕事ではありえないユルさだろうか?」「プロでもないのに、24時間しか持ち時間がないというスリルだろうか?」「気の合う仲間と何かをつくれて、発表できるというサークル的なノリだろうか?」「はたまた、将来この企画をビジネスに乗せていこうというビジョンだろうか?」いつの間にか、中心メンバーがロゴ入りの名刺を持っている。会社でこっそり出力したフライヤーを配っている。実際のところは、よく判らないが、面白いことに対して、くすぶっている潜在的なパワーを感じざるを得なかった。
 まあ、とにかく観てみてください。そして投票してください。リニューアルされた『
Creator’s Sabato 』のページに行って。この件、正直言って、自分も本業そっちのけで入れ込んでしまいそうです(笑)

Gerbera
画像:審査委員賞商品「Web Cam」用のラッピングペーパーを求めて入った花屋で購入したガーベラ


© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: