ああ、こんなところで…

 一昨日紹介した『 Macromedia Flash Conference 』(マクロメディアフラッシュカンファレンス)に行って来た。朝10時から夜7時までのロングプログラム。午前中の基調講演を皮切りに、午後からは、テーマごとに3つのトラックに分かれて、計11セッションが行われた。しかし、実は私が会場に着いたのは、スタートから1時間程経過した11時頃。前日の夜、知り合いと飲んだ泡盛「かびら」にやられたのか?(25度あるけど泡盛としては軽めの部類)、終電無視のタクシー帰りだったので睡眠不足だったのか?(家に着いたのが1時半だからそれほど遅くない)。まぁ、のんびり行こうという気持ちで始まった1日だった。
 会場である「
東京全日空ホテル 」は、以前、勤めた会社があった場所のすぐ近く。「 アークヒルズ 」と隣接し、アメリカ大使館や首相官邸とも近い。ロビーのエスカレーターを下り、大きな扉を開けてもらい、中へ入ると、政治家とかがパーティをやりそうな、だだっ広い空間。そこに約2000人の受講者がぎっしりと集まっている。そして奥の壁面には、これもまた大きなスクリーンが3箇所に掛けられて、暗闇の中に映像が浮かび上がっている。映し出されているのは、中村ユーゴさん、立花ハジメさんといった、Flashを使ったアート系の作品をつくっているデザイナーや、同じくFlashを使って、金融などビジネス系のウェブサイトを構築した方たちのインタビュー。BGMの軽快なドラムンベースは、マクロメディアのテーマ曲なのだろうか?以前にも聴いたことがある。結構好き。
 案内された席に座り、しばらくすると、マクロメディアの田中さんの基調講演が始まった。キレイ・カッコイイの世界を飛び越えたウェブサイトが紹介される。例えば、絵本のような『
或る旅人の日記 』。感動。やはり「新しい技術に適当な発想を後付けしたもの」よりも「素晴らしい発想に適切な技術を添えているもの」の方が美しい。なんて思っていると、話の流れが徐々にハードウェアよりになっていく。実は、今回のカンファレンスでは、Flashを搭載したドコモの新しい携帯電話「505iシリーズ」のPRも重要な役割となっているのだ。と、その時、スクリーンに映し出されたのは、なんと、例の『 Mighty Board 』(マイティボード)!プロデュース:デザインスコープ…、インタラクション制作:バスキュール…。まさか、こんなに早くプレゼンテーションされるとは思っていなかった。「みなさん、これ何だと思いますか?」「中にマイティマウスというキャラクターが住んでいるスケボーなんです」「こんなところでもFlashの技術が…」いやぁ、ウケる。この手の基調講演で、ウェブサイトやゴーグル型PCのプロトタイプがプレゼンテーションされるのは想像の範疇だが(あのビルゲイツとかがやっているようなアレ)「えっ、スケボー???」みたいな。みんなどういう風に受け取ったのだろう?聞いてみたい。
 だけど、とてもとても嬉しかったです。ありがとうございます。^^

Flash Conference
画像:基調講演の半ばにマクロメディア田中さんの手で紹介されるマイティボード

※『
マイティボード/プロトタイプ 』が、下記のメディアで取り上げられました。

6月20日『
ASCII24 』株式会社アスキー
“デザインスコープの臼木幸一郎氏がデザインした『MIGHTY BOARD』は、透明なスケートボードの中央に液晶ディスプレーが埋め込まれており、スケボーが動く方向に画面のキャラクター“マイティーマウス”も動く、というもの。このアニメーションもFlashで作成されている。”
掲載記事 (http://ascii24.com/news/i/topi/article/2003/06/20/644435-000.html)

6月23日『
ワールドビジネスサテライト 』テレビ東京
“スケートボードにまで…”
放映画像ダウンロード (http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2003/06/23/movie/n2.ram)
注)再生には
RealPlayer が必要です。


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