狂奇乱舞-断頭式への招待状-

 

降格

―8:00―

今日は休み…っつーか 暇。

友人は全員カレシとおデェトw

ざけんな、ダチ無くすゾ?

まぁ、私にも居るけど…なんっつーか

そーゆーの誘い難いっつーか… 彼氏なのにね(フッ

とりあえずデンワしとくか;


ピピピピピ♪


『もしもし…』

「ぁ、刃六?乃亜だけど…」

『何だよ』

「今日空いてる?」

『十二支と練習試合』

「そっか…」

『切るぞ』

「ぁ、うん。ね、試合見に行っちゃダメ?」

『ダメだ』

「…頑張ってね、じゃ」

『…』


ブチッ (←℡切られた)

何なんだよ!

コレが彼氏彼女の関係にある男と女の会話ですか?

っつーか怖い…うぅ、私馬鹿?

何で刃六に告ったんだろ…

てかムカツク!試合見にいこう!


≪華武≫


ふっふっふ…おちょくりに来てあげたわよ?刃六!

彼女にあーゆー態度とるからよ?

自分を呪え!(コラ)

「さて…刃六は何処かなー、ん?」

マウンドの上には異常なほど疲れ切った刃六が居た。

得点板を見ると…華武が点を取られていた。

「な…ぇ?」

私は瞬時に悟った、≪華武NO’2の刃六が負けている≫と。

その時、急に苦しくなった…

投げきる気力が弱弱しくなっている。

何だか…とてつもなく嫌な事が起きるような気がした。

ギィン!

「ぁ…」

また…打たれた、刃六のダイバースクリューが…

戦っているのは刃六なのに悔しい、イライラする。


「お主等は明日から3軍に降格故」


3軍、その言葉にカチンと来た

今にでもベンチへ行って、菖蒲監督を殴り飛ばしたかった…

『彼女を放って置いてでも野球に熱中した刃六が3軍?』

ずっとそう思っていた…ムカツク。

イライラするとかそーゆーのじゃない、何かが煮え滾っている。

「冗談じゃないわよ…」

負けてしまった元2軍がグラウンドを去った時、私は菖蒲監督に講義をしようと思った。

が、私の腕は何者かの手によって抑えられた

「乃亜さん…」

私の手を握っていたのは元2軍の墨蓮だった

「墨…放して!どう考えたってオカシイじゃない!」

墨は悔しそうな顔はせず、真顔でこう言った。

「乃亜さんは…それで師仙さんが満足すると思ってるんですか?」

「な…」

「師仙さんは実力で2軍まで伸し上がったのに、貴方が助けてなんになるんです?あの師仙さんが納得するとでも?」

「ぅ…ひっ、く…」

墨蓮は泣かしてスミマセンと付け足してその場を去った。

墨の言いたい事は解った…つまり刃六の実力でまた戻れば良い、と。

「ぁりがとね…墨。」

私は誰も居ないフェンスの裏でそう呟いた…

「刃六…何処だろ」

そう言うと、私は試合をしているグラウンドに背を向け歩き出した。

刃六は…体育館裏に居た。

「刃六」

「乃亜…っ!」

何故私が此処に居るのか、刃六はすぐに察したらしい。

恥ずかしさと、悔しさが入り混じり…顔を赤らめ俯いた。

「お疲れ様、頑張ったね。」

私はそう言って顔を見ないように、刃六の頭にタオルを被せた。

「何してんだよ、来るなって言っただろ」

「刃六が悪いんだよ?私放っておくから…」

「俺は野球一筋だ、付き合う前にも言っただろ?」

そんなの…知ってるよ

「解ってるよ、でも…私寂しいんだ、刃六が野球に持ってかれるの怖いんだよ」

「…」

「刃六…3軍になっちゃったけど、私…刃六のダイバースクリューは屑桐君よりスゴイと思うよ?」

「…サンキュ。」

頭を上げ、優しく微笑む刃六は今までで一番カッコよかった

「ふふ、元気でた?」

「まだ…パワーが足りねぇ」

「ぇ、ちょっ…」

そう言って刃六は私を抱き締めた

今までこんな事なかったのにね…

「な…何?///」

「こーやって乃亜からパワー貰ってんだろ?」

≪乃亜から≫その一言が私のパワーだよ?

「は…ろく」

「何?」

「好き、大好き」

「俺もだよ…ありがとな、乃亜」

そう言い、私達は唇を合わせた…

舌を割り入れ、口内を犯す甘いモノ。

濃厚で…優しいキス、そして名残惜しそうに唇をはなす

「…私達キスしたの初めてだよね」

「何だ、まだして欲しいのか?」

「そーじゃないっつーの!」

「ふーん、で?」

「で?って…レギュラーの応援しに行こうか」

「勘弁してくれ…とりあえずゲーセン行くぞ」

「うんw」

初めての敗北、初めてのキス、初めてのデート…

今日は最高の休みになったよ?

ねぇ、刃六…

「んだよ、にやにやすんな」

「ふーんだ」

「可愛くねぇヤツだな」

「お互い様~!」

「で、ゲーセンの後は?」

「刃六の家w」

「考えとく///」

「そう、じぁ行こっか~…私、ポップンやりたい~あとプリクラ!」

「俺も…?」

「とーぜん!」

「辞めてくれっ」

結局その後、華武は背水の陣を敷き圧勝と聞いた。

刃六は降格したけど私の中ではずっと1番…

私は今自分にできる最高の笑顔を刃六に向けて居たい…

永久に。

end

*謝罪*

ゲフッ、ガフッ…(吐血/砂吐)

誰コレ!?っつーかめちゃ甘!

ぅえー…ゴメンナサイゴメンナサイ…、ダイバースクリューだけはっ!(泣)

マジ人格変わっとるー!?ひぇー!

ほんとゴメン、乃亜ー…許せ☆(死ね)

でゎ…とぅ!!!(コソコソ/脱兎)



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