飛んでいく



 春の風が爽やかで
 夏の空気が蒸し暑く
 秋の空が寂しげに
 冬の風景が寒々と

 いつも変わらぬ君の姿
 それ以上変わりようがないだけなのか
 白々とした肌にメリハリのある体
 露骨に見える・・・・

 そう・・・骨だけの君
 だから僕も飛んでいく
 君と一緒に飛んでいく
 周りがどれだけ変わろうと
 これ以上色褪せることのない
 君と僕

 背中に羽をはやして飛んでいく
 僕を残して飛んでいく
 何故か僕は落ちていた
 飛んでく君を見ながら落ちていた
 終わりの無い地獄の底へ

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: