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2009年02月02日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


その道ーーーー


速水もこみち。
(ジョイマン風)




じゃ、予告の通り、書いてみましたのでどうぞお試し下さい(*´艸`*)


何事もトライあるのみですっΣd(・ω・´。)Yes!!!


当たり前ですがノンフィクションですので、写真もそれっぽいの選んでるだけですで(*´ノ∀`)

無断転載とか…大丈夫かしら(ドキドキ)



では







ヒウィゴーーー!






ここは、あたし達中島一家が住む家。

洋風な外観が気に入ったとかで、お母さんが購入を決めたそう。
かれこれ20年はお世話になってるかな。

おっと、申し送れ。
あたし、中島はや。16歳。
はやって、ひらがなではや。
お母さんが付けたんだけど、これ、もしかしたらお母さんの名前になってたかもしれないんだって。
それを余ったからじゃああたしにって。

あんたそんな、着れなくなった服とかじゃないんだから、と、聞いた時は思わずツッコミを入れたくなるのも無理はない。



お父さんは私が5歳の時に他界しちゃって、だからあたしは父親ってのをあまり知らないんだ。

外資系の仕事やってて実際あまり遊んでもらったことないし、どっちかと言うと2つ年下の弟の奏太(そうた)とキャッチボールを一生懸命してたって記憶が強いかな。
野球好きだったみたい。
だからちょいちょいタイガースのメガホンやらグッズが置いてあるのかと。

元々病気がちなのと、そう言う家系もあって、合併症だったみたい。


それ以来お母さんはお父さんのことあまり口に出したくなかったみたいだけど、徐々に会話に出てくるようになった。
今では

「みっちゃん(光弘だから。)が居たら何て言うかしらね~」

って、口癖みたいに言ってるくらい。


みっちゃんて!

と、その度に弟の奏太がツッコミを入れる。



そーたはそんなお父さんの影響か、野球部に入ってキャプテンをやっているもよう。
たまにあたしもお母さんと試合を見に行くんだ。


で、そんなあたしはと言うと・・・・。


ブラスバンド部でサックスを吹き、部室の窓から

校庭を眺めるのが日課になっている。


・・・・校庭って言うより、詳しくは・・・・まぁ、アレですよアレ。


オホン!!
そんな話はいいとして、ともかくごく普通の幸せな家庭なのでしたーー。

過去形で。




突然、中島家に静かな嵐が舞い降りたのです。


あれは、前に進むのがちと辛い、風が強い日のことでした。。。



起章

『執爺現る』




***************



「はーーやーー。」


「なぁーーにぃーー。」


あたしを呼ぶクラスメイトの仲良し、芽生(めい)の声がして、あたしはそれに答えた。


「今日、部活あんだっけ。」

「まぁね。でも行かない。」

「おっと堂々とエスケ-プ宣言です!」

「ちょっ人聞き悪い!
コンクール近いから家で練習すんじゃんか。1人集中タイム作った方が上達すんの。」

「も~ムキになっちゃってぇ。知ってる。
でも放課後お楽しみタイムが無くなっちゃうけどそれはいいんだ~?」

ニヤニヤとめい。

「ちょっと!それ禁句。いいの。私にはサックス奏者としての使命の方が大事。」

「・・・ご立派なこって。」


「思ってないな。いいもんね。
アデュー!」

メイにそう告げて、私はカバンをぶっきらぼうに左手で掴み、教室を後にした。
右手にサックスをしょって。



家に帰り、部屋の明かりを付ける。
お母さんはまだ仕事から帰ってない。そーたも。
夕飯はいつもみんなが食卓に揃ってからだったから、あたしは部屋でサックスを吹いて2人を待つことにした。


コンクールが近くなると、部屋にこもって個人特訓するのは本当。
集中できるんだ。もちろん、あんまり遅い時間までは無理だけど。


我が家と言うより、我が近所では毎回恒例のことになってたから、近所の人に会うと、あら、もうコンクールの時期なのね、なんて話しかけられる。


サックスを演奏している時は、とても幸せな気持ちになれる。
管楽器の中でも1番好きな響きなんだ。だから吹いてるんだけど。

きっかけは全く違うところからやって来たんですけどね。。。


程よい汗をかいた頃、お母さんが帰って来た。

今までに見たことのないような、満面の笑みと共に。


「・・・・・・何が起こったの?」

思わず尋ねるあたし。


「・・・・・神様って、本当にいるのねぇ、はやちゃん♪」


・・・・・・ちゃん?


「あら奏太ちゃんはまだなのね。帰って来たらご馳走にしましょうねぇるるるんる~~~ん♪」



・・・・異常だ。

そーたにまでちゃんを付けるなんて。


こりゃそーたが帰ってきたら是非とも理由を語って頂かなければ。





月9のドラマが始まる頃、そーたが帰ってきた。





「で、お母様?あなたのその異様なまでのご機嫌ブリのワケを聞かせて頂こうじゃないですか。」


目の前にいい具合に焼かれたステーキを口に運びながら、早速本題に入ってみた。


「ん~~~・・・そうねぇ、そろそろいい頃合いかもね☆」

「なんでもったいつけてんだよ・・・。」

お母さんの発言に、そーたがつっこむ。
何だか定着してきてる気がするそーたのつっこみは、日に日に磨きがかかっていた。


「いいことがあったのは間違い無いわよね。しかもとびきりの。」

「俺もそー思う。」


「うふふふふ。じゃあ言っちゃうけどねぇ。
すごいわよぉ~。なんとなんと!!
あじさい商店街の福引でね!!当たっちゃったのよぉ!!」

『・・・・・・何が?』

そーたとあたし、ハモって尋ねる。

更に顔にしわを刻みながら、母弥生が答える。

「ヨーロッパの旅!」



しばし、口をぽかーーんと開くあたしたち。

数分後、母がたまたま引いた福引でヨーロッパ旅行が当たり、3ヶ月ほど家を留守にするのだと言うことを認識したのでありました―――。

*****************

「あーーアレか。今やってるよね。福引き券10枚で1回だっけ。」


昨日の福引き事件を早速めいに打ち明けると、ふむふむと頷きながら返してくれた。

「あーそうだったかも。
しっかし本当、実感ないんですけど。」

休み時間、頬杖をつきながらあたしは窓際でぼーっとしていた。


「でも3ヵ月ってえらい長期旅行だぁね。」


「ヨーロッパ回るらしーかんね。そりゃ旅費の関係でペアとはいかないでしょ。
しかし頑張ったよね、あじさい商店街の皆様。」

「実際おっきなイベントとか無かったじゃん?
案外余裕あんのかもね~。」

「だったらコンビニ作ってほしーよ。彼ら24時間体制じゃないんだし。」

「まぁ一理あるかも。
しかし、弥生母さん、神頼みでもしてたのかな?旅行行きたかったんだね。」

「それは知んないけど、ちょいちょい言ってたよ、世界が私を待ってるのよっ、とか。」

「じゃ念願叶ったりなんだね。
てことはそーたくんとあんた、2人で生活すんの?」


キーンコーンカーンコーン・・・・・


授業開始のチャイムが鳴った。



「もっちろんっ!」



ブイサインを決めて、あたしは机に戻った。


******************


授業が終わると、あたしはサックス個人特訓のため、まっすぐ家に向かう。

途中、グラウンドが見えた。


・・・こんだけ遠くても一目でわかる。

まぁ、1人だけ赤いユニフォーム着てるからってのもあるけど・・・。


おっ、いかんいかん。
練習しなきゃ。



家に戻ると、いつもは暗闇が広がる我が家に明かりが灯っていた。



「あらはや、お帰りなさい♪」

「あれ、お母さん今日仕事もう終わり?」

「ううん、明日からの準備のために早退させてもらっちゃった☆」

「あ、そっか。」


明日からお母さんは旅行なのでした。


「ごめんねぇ長いこと留守にするけど、お土産たっくさん買ってくるからね!」


「変な置物とかはやだよー。センスいいものね。あ、紅茶がいいなーー。」

「うふふ、わかってるわよぉ。
じゃ奏太にはサッカー選手のグッズがいいかしらねぇ。」


「・・・それ嫌がらせじゃん。野球の何かにしなよ。」

「やだぁ、冗談よっ♪」

・・・・頭はすでにヨーロッパのようで、ハイテンションにより迷惑な存在になっている、母弥生。


「・・・・。
ま、でも良かったじゃん。楽しんで来てよ。
自分のために何かするのなんて、お父さんがいなくなってから初めてでしょ。」


ぽかーんと、お母さんがあたしを見る。



「・・・・なに。」



「あ・・あら、あなたがそんなこと言うとは思ってもみなかったから、びっくりしちゃったじゃない。」


「あたしだって、こんなこと言うなんて思ってもみなかったよ。」


本当、自分でもびっくり。

でも楽しそうなお母さんを見てると、本当にそう思った。


「はや、ありがとうね。
でも帰って来たらまたあなたたちのために頑張っちゃうんだから♪」


お母さんの笑顔に、あたしも笑った。



「ただいまーー飯ーー。」



そーたのご帰宅だ。


「もーーっ、あの言い方、お父さんそっくり。」


あたしとお母さんは、また笑った。
きょとんとしているそーたを横目に。




お母さん、行ってらっしゃい。
しょうがないからそーたのめんどうはあたしが見るよ。





*****************


「もー明日で1週間かぁ。」

しみじみ、あたしが呟く。

「おばちゃん楽しんでるだろうね~。」

隣でめいもしみじみ呟く。


「だろーねぇ。」





「ふわあぁ~~しかしこう天気が良いと眠いよ~。」

と、めいが隣で大あくび。


「そ?ぜんぜん。」

「え?マジだ。快眠?」

「ううん、どっちかってーと逆。お母さん居なくて気ぃ張ってるみたい。
あたしがしっかりしなくちゃなんだって思うと。」


「あら以外に真面目。」

「めいちゃん何か言ったかしら?」


「い~えなぁんにも。
ささ、はやお嬢様、コンクールに向けてサックス奏者の使命を果たさなければ。」


きちん、とめいが一礼する。


「ちょーしいいなこの。
んじゃね、アデュー。」



めいに別れを告げ、あたしは学校を出る。





しっかし今日はやたら風が強い日だった。

前に進むのも一手間だ。


よしっ


こんな日はこの風と共演よ!



と、踏ん張りながら前に進む。


びゅーびゅーうぉんうぉん風が鳴る。




「お嬢様。」



風がお嬢様と鳴ったような気がした。

きっと今日みたいな日は、色んな空耳アワーが繰り広げられるに違いない。




「お嬢様。」




また聞こえた。



“お嬢様”ねぇ。






・・・・・・ん?






風のカーテンが舞い踊る中、あたしは何とか目を凝らして前を見た。




そこに居た。



確かに居た。




映画に出てきそうな漆黒のベンツに、それと同じくらい漆黒のスーツ、漆黒の髪を携えた、いかにも執事な男の人が。




「・・・・・あたしに言ってる?」



「ええ、もちろん。
お帰りなさいませ、はやお嬢様。
わたくしめのことは、どうぞ執爺とお呼び下さい。」




      続く





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Last updated  2009年02月02日 21時05分30秒
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初コメ  
池しゃん さん
何気に初コメントだ☆
お貴に物語を書く趣味があったなんて知らなかった!ビックリやわ!
ってか、アデューって!電車で吹いてもうたわ(笑)はやは、これからも頻繁にアデューって使うん?そこに注目やな!
…いや、勿論続きも楽しみにしてるよ!(=゜ω゜)ノ (2009年02月02日 23時29分10秒)

池しゃま(*^-^)b  
やまたか さん
おおっ初コメさんくすあろっとおぶ!!ヾ(≧∇≦*)ゝ
えっ知らなかった??
あらでも私よく台本とか書いてたような( ̄∀ ̄)ゞ
アデューに注目!
ってそこーーー?( ゜∀゜)
思いつくまま綴っております故(*´艸`*)
じゃリクエストにお答えしてアデューな!笑 (2009年02月03日 18時38分27秒)

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