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永久凍℃
30000
蝶々サンから30000打祝い。
い、頂いてしまいましたぁああああああ!!!!(タヒ
何故・・・何故こんなに良くしてもらっちゃって慮々何にも返せなくてどうしようですアワワワワワワ!!ワタシ日本語変!
通っていただけるだけども幸せなんですが、嗚呼・・・素敵文!こんな素敵文!!大ファンです///
大事に飾らせていただきますw
世界は今日無くなる
あたしの存在も
全て消される
残るものはなんだろうと自問自答
無くなった世界
君が居なけりゃどうにもならない
真っ白なノートに付箋を
想い出をすぐ思い出せるようにと付箋をつけられるのなら。消えてしまうこの記憶をそのまま取っておきたい。燃やされたら意味はないのだけれど。
私は、今日死ぬ。といっても肉体的な意味でなく、精神的な意味で。後数時間でこの思考も途切れてしまうだろう。だから、今。想い出を、思い出すのだ。あたしが記憶している物事全てを。悪いこと良いこと関係なしに。
「あたしの名前は硝子。ガラスって書いてショウコ」
繰り返し繰り返し自己紹介していたのは誰だったか、否何だったか。そうだ、8歳のときに親の知り合いのマッド変人サイエンティスト科学者からの贈り物。世界で初めてらしい、言葉を喋る人間に近いロボット機械……の出来損ない。あたしは彼を博士と呼んで、定石どおりにボサボサ頭。只、ビン底の眼鏡もかけていなくって、ニキビだらけでも顔が悪いわけでもなかった。どっちかというと良い方に入る部類。幼いながらも彼の奇妙奇天烈な行動や考えに呆気をとられていた。
「夕、ショウコは気に入った?」
「博士、あのロボット機械自分の紹介しかしないの。ショウコショウコショウコ、ガラスって書いて硝子。頭がおかしくなりそうだよ」
眉を八の字にして、苦情を言った。そしたら博士は笑って、大笑いをして。
「当たり前だよ、あれは失敗作なんだ。いつか夕が大きくなったら俺の最高傑作をやる」
「ほんとう?博士?」
「夕、お前は良い子だな」
笑いながらあたしの髪の毛をくしゃりと撫ぜてくれた。その時だった、小さい心に何かライターのような灯がともったのは。心臓が1度だけとくんと大きくなった。
それから何年経っただろうか、あたしは知り合いのマッド変人サイエンティスト科学者なんていう存在は1光年先くらいに飛んで、学校生活に慣れなければと必死に新しい生活に溶け込もうとしていた。あのマッド変な人形もとっくに壊れて、暗い物置の中。そう、思い出すことなんてなかったのだ。彼を、あの頭のねじが10本や20本抜けてるんじゃなかろうかという、若者のことなんか。
中学、いや高校1年生のときだったか。唐突に二度目の出会いは訪れた。
「久し振りじゃん、夕」
学校の校門を友達と出て、すぐのことだった。
「は?」
かなりお間抜けな顔をしていたと思う。
「すいません、あの誰だかわかんないんですけど」
久し振りに見たマッド変人サイエンティスト科学者はボサボサ髪でもなくて、トレンドマークの白衣なんてもちろん着ていなくて。ブルージーンズ。きっと洗濯をしていたから落ちているんだろう、新品のものより少し褪せた色のそれは、かっちりとはまっていた。
「博士?」
友達は不審がってあたしをみた。あわてて弁明すると20代後半に差し掛かろうとしているこの男に興味を持ったらしい。もっと話してみたいと、言ってきた。小声で、あたしに告げたその言葉。友達に嫌悪を感じた。違う、違うな。嫌悪じゃない、子供みたいな独占欲。真新しいおもちゃをとり上げられたような。
「これから時間ある?ちょっと話があるんだけど」
「いいよ」
仏頂面でそう告げ、友達にはなんだか深刻な話だからと、こそりと耳元で囁いた。嘘、嘘に決まっている。5年は会っていなくって、久し振りに会った今日にどうして深刻な話が出来るといえよう。だけど幸い、友達は知らない。博士と、あたしが何年も会ってなかったなんていう事実を知らないから。小さくほくそ笑むと、笑顔で「バイバイ」と言って博士の車が止めてある場所まで歩いた。
「博士」
「何だよ?」
「博士の本当の名前はなんていうの?」
唐突に知りたくなったあたし。
「あたる中だよ」
当然のごとく名前を言って返す博士。
「違う、何が哀しくて博士の下の名前、呼ばなきゃいけないのさ。苗字だよ、ファミリーネーム」
「あ?お前って相変わらず可笑しな奴。外見はまぁちょっと大人になったのに、思考が全く変わってない」
笑いながらそういうと、くしゃりと髪を撫ぜた。あたしは、その感触になぜか懐かしさを感じ、覚えのある痛みが心臓を襲った。つきん、つきん。針を刺されているような、それでいてどこか温かく切なく感じる痛み。博士は変わらない。何年かぶりに会ったっていうのに、あたしは。まるで幼児に退化したかのように。感情の起伏を激しくさせた。その度に、博士は笑い、時には諌めた。どうしてだろう、親にも見せたことのない感情。幼いときに会ったきりのこの人。訳が解らなかった。そのわけのわからない中にも1つだけ隠されていた。また会いたい。今度は数年越しではなく、近いうちに。痛みを覚える心臓がまた、つきんと言った。
「夕は我侭だなぁ」
あんたに言われたくないよと、博士の顔を睨んだのは高2の春。胡坐をかいて、研究室の休憩所でしみじみと言われたセリフ。
「博士に言われたくないよ。あたしはとっても優等生だよ。親にだって反抗したことないし、そんな風にボサボサに髪を振り乱したりしないし」
おまけに無精ひげなんて生やせないし。というセリフが喉まで出かかっていたけど、すんでのところで飲み込んだ。
「今日は夕飯食べてくの?」
当たり前のように、あたしの罵詈雑言を受け流してさらりと話題変換。感心しながらも、大人と子供の違いを見せつけられているようで眉根を寄せた。
「なぁに仏頂面してんだよ」
「食べてくっつったって、あたしが作るんじゃん」
「いつもご苦労様感謝様です」
そう博士は言うと、姿勢を正して45度のお辞儀をしてきた。慇懃無礼な感じがますます癇に触ったので、とりあえずほうきのような頭を思いっきり小突いた。
「ってえなぁ」
ちょっと怒り気味にあたしを睨む博士。間合いを取って離れるあたしに大胆にも大股でつかつかと寄ってくると、思いっきりソファ側にあたしを突き倒した。
「痛いっつうの」
頭を抱えて博士の方を睨もうとした瞬間。
2人の距離0
いつの間にこんなに近くにいたの?疑問符が100個ほど羅列するくらいに。
「博士?」
無精ひげがちくちくと肌に触った。頬を包む荒れた大きな手。眼をつぶることも忘れ、あたしは。
唐突に繰り出された口付けに酔う。
10秒、実際はもっと短かったかもしれない。お互いの唇と唇とが離れると博士は、満面の笑みを浮かべ
「大人を舐めんなよ」
休憩室のドアの閉まる音。放心状態のあたし。再会してから1年。2つの眼から流れてくる涙の意味をこれまた唐突に知ってしまったのだった。
「夕?」
思考が途切れる。
「おかあ、さん」
「気分は?大丈夫、気をしっかり持って。もうすぐ退院できるんだから」
あたしの病名は不明だ。只、解る。予感がする。もうすぐであたしがあたしでなくなること。思考することが出来なければ人間じゃない。今のお母さんの言葉を気休めだと理解できているからあたしはまだ人間で、死んでいないことを実感している。
マッド変人サイエンティスト科学者の博士。中、博士はここの病室には絶対来ない。解ってるんだ、そんなこと。只、実験に使ってほしい。もし、あたしの世界が終わったら。生ける屍、まんま言葉のとおりのあたしの体を実験体としてでも博士の指先に触れられたらと思うと、涙が出そうに嬉しい。博士との記憶はあれで終わりだ。夕飯を食べて終わった。あの後のあたしに博士が現れることもなかった。研究所は無人と化し、今ではきっと外観が素晴らしく恐ろしいことになっている。
後、1時間くらいに迫ったあたしの時間。ふと頭に疑問がよぎる。高1の時、再会した博士は話したいことがあるとあたしを研究所に呼んだ。だけど、結局話されることはなかった。なんだったんだろう、話とは。馬鹿な話、どんな話?深刻?それともどうってことのない話?あぁ、気になる。
「ご無沙汰してます」
「中くん、本当に娘がお世話になったみたいで」
「いえいえ。それより夕さんの病状はどうなんですか?」
「それがね、わからないの。一流の医者に何度も何度も見せたけれど、全く解らない。このどんな病気が治るって言う時代になんでこんなことになったのかしら」
すすり泣くお母さんの声。あたる、当たり、違う。中。
まさか、そんな事ある筈ない。だって博士は壊れたような壊れかけのあたしなんかもう興味がないはず。あのキスで全てが終わった。あたしの中でようやく繋がったと思われたものが消えた。聞きたいことはいっぱいあった。何で今頃。数年越しに?だけどあたしの口は前のように早くまわらない。
「すいません、お母さん。今日は夕さんに見せたいものがあって飛んできたんです。だから10分くらいで構いません。2人にしていただけませんか?」
「え、ええ」
やけに重そうなドアは音もなく静かに閉まった。お母さんの姿は見えない。
「さてと、夕。約束持ってきた」
緩慢な動きで、彼の持っているものを見遣る。
「最高傑作だ。お前に言ったろ?覚えてるか?」
紙袋を震える手でゆっくりと開ける。そこには。
「こんにちは、あたし硝子。ガラスって書いてショウコ。貴方の友達になりたくて、ガラス細工から生まれ変わったのよ」
思わず笑みが零れた。サイズは手のひらサイズだし、見た目もミニチュアの本物の人間みたいだけど、中身は......かなりお粗末なものだった。
「は、かせ」
「何?」
「あ、たし、もうすぐ、終わるの」
無言であたしの言葉を聞き入る博士
「だから、あ、た、るってよんで、いい?」
久し振りに目の奥から熱いものがこみ上げてきた。
「いいよ、夕」
「あ、た、る」
記憶と相違ない大きな手、無精ひげはないんだね。あぁ記憶より何より博士。実物の方がいいや。安堵する、近づいていく体と体。緩慢な動きで博士の背中に手を回した。そして、温かい柔らかなもの。唇に。眼を閉じた。為すがままに抱きしめられるあたし。博士の体温は温かい。
「す、き」
眼をつぶると、真っ暗になった。
ふわふわと寄ってくる何かに
身を任せたところで、途切れた
「俺も好きだよ」
そんな声が聞こえたような気がした
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