Precious Monsters

陣痛(1日目)



マタニティスイミングの友達が次々と出産していく中、私は陣痛が来るのを待っていた。
予定日を過ぎても陣痛が来る気配はなかった。

そんな2002年10月1日の夕方。

この日は中国の建国記念日の国慶節だった。
父の会社には当時6人の中国人女性が出稼ぎに来ていたので、よく一緒に
中国料理を食べに行っていた。

この日も、『国慶節のお祝い』と称して、みんなで食事に行く事が決まっていた。


だけど、この痛みは陣痛っぽいよなぁ・・・。


母に電話をかけて断ろうとしたが、
「そんな簡単には産まれないし、外にいた方が気が紛れる。」と、連れ出された。

その時はチクチクするくらいだったので、とりあえず出かける事にした。


時々お腹が痛む。


レストランに着いてからは、悪寒がするような感じになった。


だんだん怖くなってきたので、
母に「帰りたいから送ってって。」と言ったんだけど、

「帰ったって痛いものは痛いからここにいなさい。

 今のうちに食べておかなきゃお産が始まったら食べられないよ!」と、言われた。

自分が帰りたくなかったからだろうと思うけど・・・ね。
一人にさせるのは心配っていうかさ。

数時間後にやっと開放され、家に帰れた。

Dちゃんも帰ってきたので安心した。


定期的に陣痛はくる。

眠っていても痛みで目が覚める。

朝5時頃時間を計ってみると、5分間隔になっていた。

病院に電話して、診てもらう事にした。

つづく





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