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世界遺産訪問

トイモイ

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2007.07.02

ヤボヨウで実家に寄った後で、雨の中、三木市に接する雄岡山雌岡山へ行った。古代より信仰されている山のようで、２，３００メートルの低い山とはいえ、近くの池を掘った土を盛り上げて造ったともいわれる。この二つの山は六甲山系から少し離れた神戸市西区にあって、雄岡山（おっこさん、241ｍ）、雌岡山（めっこさん、250ｍ）と読む。そのユニークな名前ゆえ、私は訪ねたのではあるが、これを続けて読むと、関西では、性的な禁句になるのは、関西人ならずとも、分かるであろう。
昔の人はおおらかで、こういう名前を付けたのであろうが、二山を男女に見たてて、真面目に信仰していたのであろう。
しかし、何を隠そう、私はココに来たのは２回目なのである。今から３０年前程度昔、小学校低学年の頃、私は親に連れられてピクニックに来たのである。

　しかし、３０年前の道筋はほとんど記憶にないのだが、やはり、ほとんど憶えてなかったのであった。

　人は、誰もおらず、おまけに、雨が降り、道はグチュグチュになり、汗を拭きだしながらも、滑りながらも、果敢にも登頂に成功する。

　頂上には神出神社。御祭神が、このめっこ山に降臨したと伝えられているスサノオの命・クシナダ姫の二神。そしてその子供のオオナムチ。ほかにもこの二神から多くの神々が生まれたので、この土地を神出町というようになったと伝えられている。
ところで、この神出から高校に通っている奴が一人だけいた。通学時間９０分。敢えてあだ名を出しておくと、オネシゲという。おねえさんが好きだからという単純な理由であり、今では、ロリシゲと呼ばれている。自分が年をとり、単純に相対的にロリコンになっただけである。

　雄岡山を眺める。道中に釣堀があったり、桜並木があったり、牧場があったり、テニスコートがあったりする。

　人形が無造作に放置され、雨ざらしになり、恐怖する。

　ここに来た３０年前、母が言ったことを思い出した。
「あれはね、女の子のわれめちゃん」

　女性性器のところにうまい具合に５円玉が乗っかっていて、やたら何となくリアリテイがあった。しかし、昔は自然石のリンガがあたのだろうが、これは完全な人口石に過ぎなかったのであった。

　あわびの意味は分からないが、あわびに願い事を書いて放り投げているようである。

処旅御・・・何やら意味ありげな名前である。

磐座。ここいら一帯は、湧き水であふれていたようだ。方位石なのであろうか。女陰石ではなさそうである。

白玉とあるので、また変な期待をしながら入っていく。

キツネの口に何かぐるぐる巻きにされて惨めである。昔、シロウナギといわれていた先輩がいた。アレがシロウナギのようであったのであった。気色悪いことを思い出してしまった。憂鬱な気分になった。

　昔、山に、よくエロ本が捨てられていたよねえ。

そんな訳で、ピラミッド説もあるこの山の登山は、無事、終了したのであった。