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2024.02.23
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★★★★
今月上旬にガリレオシリーズの「虚像の道化師」を読んだあと、少し間が空いたが1月から続く東野圭吾の作品がこれで4冊連続となった。別に意識して続けたのかわけではなく、たまたまAmazonプライムビデオで嵐の二宮和也が主演で映画化された本作が目にとまり、映像を見る前に小説を先に読むのが経験上分かっているため、未読の本棚から探し出して読んでみることにした。

国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。その開発者が殺害された。神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したのは何と彼の名前だった。革命的システムの裏に隠された陰謀とは?鍵を握るのは謎のプログラムと、もう一人の“彼”。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。(BOOKデータベースより)

物語はDNA捜査システムが使われる中、必然的に鑑識や聞き込みといった従来の捜査手法は無くなり、捜査員はDNA捜査システムが弾き出した犯人を捕まえるだけ。こんな楽な捜査で検挙率が飛躍的に上がる中、システムに引っかからない犯人による連続殺人事件が発生する。
近未来を舞台に管理社会の恐怖を描くというSFなどでよくあるパターンであるが、DNA捜査システムやそれに絡む陰謀と展開がめまぐるしく変わって最後に真相がわかると、このようなことは現在でも何かしら行われているに違いないし、未来も同じなんだなぁと感じてしまうのは私だけでは無いはず。
近い将来犯罪時にDNAを使って犯人を特定する時代が来るという話だが、まずマイナンバーカードですら、なかなか普及しなかった状況を考えると国民がDNAを提供する時代が本当に来るのだろうかというのが、読み終えたあとの率直な感想でした。





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最終更新日  2024.07.06 01:04:50
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