The door for the blue sky 

The door for the blue sky 

A PLACE IN THE SUN (7月)



「あなたの夢の中で生きてゆけるかしら…。」


7月


僕らは何度かの別れと出会いを繰り返して最後の別れにに近づいていった。

一度目の別れは突然の「サヨナラ」で終わった。彼女の感じていたプレッシャーに、僕は気付くこともなくそれを受け入れた。

あの時の僕自身、進まぬ現実に苛立ちを感じていたから・・・

でも、彼女のいない生活は色もなく無機質なもので、生きていることさえ辛く思えていた。

偶然、電車の中で彼女を見つけたとき、見えていた世界に色が戻った。

「やりなおそう。」の一言が言えなかった僕に・・・

「この間、違う娘と歩いてた!」って、言った彼女の怒った顔が妙におかしくて笑い出した僕を、不思議そうに見つめながら彼女も笑い出してた・・・。

僕らが、こんな簡単に分かり合えることさえ、忘れてしまってたことに気付くのはずっと後のことだった。








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