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人工透析を始めて2回目の夏が来る 国内の患者数は33万人を超え、 内7万7千人が透析歴30年以上という。 心と体のバランスが崩れそうにもなるが あきらめ半分、新しい環境への期待も半分 体のダルさと闘いながらブログを 続けようと思う。 先日、虹の橋の夢を見た。 亡くなったペットたちが健康な体で 飼い主を待ちながら元気に暮らしている そして亡くなった飼い主と一緒に 天国へ旅立ってゆくという。 夢のなかでは大きな虹と広い草原が 続くだけで待ってくれている動物は いなかったけど居心地は 良かったことをおぼえている。 いつかは自分のことを待ってくれている 相棒と出会えることを祈って 現状と折り合いをつけたいと思う。 参照/虹の橋 @ピッカ
2019.07.16
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末期膵臓癌のオヤジのこと妻との離婚のこと引越しのこと16年前と同じまるですべての力が抜け出てしまうような。あんなに憧れていた深緑ほのかに青く霞が架かるほどのDEEP FOREST @ピッカ
2008.07.10
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もう、半年くらい前になるかなふと立ち寄ったお店に、どこか気になるモルドーロと雰囲気の似たパッケージのDVDを発見即、購入。お話しの内容は、ピアノを娘に買ってあげるため深くて危険な炭鉱へ単身、潜ってゆく というものそのなかの設定資料集にこんな詩が載っていたので一部抜粋いたします作者は藤原基史さん人間という仕事をクビになって どれくらいだとりあえず汗流して 努力をしたつもりでいただけ思い出したんだ 色んな事を向き合えるかな 沢山の眩しさと美しくなんかなくて 優しくも出来なくてそれでも呼吸が続く事は 許されるだろうかその場しのぎで笑って 鏡の前で泣いて当たり前だろう 隠してるから 気付かれないんだよ夜と朝を なぞるだけの まともな日常愛されたくて吠えて 愛されることに怯えて逃げ込んだ檻 その隙間から引きずり出してやる汚れたって受け止めろ 世界は自分のモンだ構わないから その姿で 生きるべきなんだよそれも全て 気が狂う程 まともな日常与えられて クビになって どれくらいだ 何してんだ望んだんだ 選んだんだ 「仕事ではない」 解っていた登場人物は親娘の【マンナズ】と【ベルカナ】人として不器用なまでの娘への愛情がビリビリと伝わってきます。*アフリエイトではございません* @ピッカ
2008.05.22
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船長の宝物『ありのままに問い、ありのままに応えるのが自然に対する、せめてもの礼儀ではないのか。』モルドーロは、ある男に伝えた言葉を想いだしていた。二十数年前、島で漁師をしていたころ嵐にみまわれ寸でのところを海賊船に助けられた。それから二年すっかり海賊家業が板についたモルドーロへ船長ペケソが、こう切り出す。『世界の果て』 を一緒に観に行かないか。地球が丸いのは周知の時代であるしかし、何事もじぶんの眼で確かめないと気がすまない性分のペケソは大真面目で語る。モルドーロは幾らか自分と似た性格の持ち主である彼に対し一刻、間をおいてこう 切り出す『ペケソ、眼に見えているものだけが全てではないよ。』『この星が円く繋がっていることはしぜんと体が感じ取っている筈じゃないのかい。』『ましてや、海の上』『ありのままに問い、ありのままに応えるのが自然に対する、せめてもの礼儀ではないのかね。』『「世界の果て」なんて観るものじゃないよ。』低く、やさしい声がペケソを諭す(さとす)しばらくしてペケソは、昇り始めた朝日をしずかに見据えながらおおつぶの涙をながしていた。モルドーロは、朝日に輝く宝石のようなペケソの涙をしばらく黙って見ていることにした。 @ピッカ案の定海賊仲間から『泣き虫ペケちゃん』という新しいあだ名を付けられることになる
2008.05.16
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4月吉日、とうとう プリンとお別れ。プリンとは愛車MR-2のニックネーム生涯、赤いスポーツカーなんて絶対乗りたくないと思っていたのだけれど目の手術を終えて眼科に通院中の帰り道あの”プリン”がこちらに手招きをする国道1号線に面したトヨタの中古車コーナー道路側の左から2番目あの”プリン”を目にした途端まさに電気が走った翌日、妻と一緒に会いにゆき即、決断10日後わが家に。。。プリンとはデザートではなく、プリンセスの略自分にとっては、まさに王妃そのものであった余談だが妻の愛車はスープラそれも70、あのリトラのやつニックネームは”ちょりの助”であった過去形なのは、プリンと一緒にお別れしたからである。時代の波と言おうか維持費の高騰が決別の最たる理由となったまた新しいプリンやちょりの助と出会えるようなすばらしいモータリーゼーションを期待したい今日この頃である。。。 @ピッカ
2008.04.14
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もう どのくらい経つのだろう睦言のように あのとき交わした約束真実の窓を おおきく開け放ちまだ おぼえたての言葉を何度も何度も つかってみせる 子供のようにただ 無邪気なだけ なのにまるで宝石のようただ それだけで 失われた時間の欠片がゆっくりと 戻されてゆくただ それだけで まるで宝石のよう @ピッカ
2008.02.19
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失うほどに、美しさは のぼり立ち枯れるほどに、力強さを たくわえ琥珀のなかで それらは混ざり合い孤高の快楽へと みちびく満ちてくる 穏やかなゆらぎ と 渇きじかん と 鼓動もの と 在りさまひと と 生き方への価値あなたの 辿ってきた道とおんなじ かもしれないイシコロだらけのわすれ去られたうわべっツラだけの道 かもしれない。@ピッカ
2008.02.03
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中学生の頃黒い子猫を 拾ってきて親に おこられ半べそを掻きながら戻しに行った 記憶がある20代の頃近所の海岸で「ニャー」と鳴けない黒い子猫に出会い家に持って帰ろうか どーしようかものすごく 迷う30代も折り返すこととなった仕事帰りコンビニの扉のまえで「ジー」っとしている黒い雄猫とセケンばなしを交わし終え家路へと むかう人生の転機に 黒猫が現れたり変化の象徴 だったり宝くじ売り場で幸運の招き猫 だったりなにも知らないのはニンゲンだけ なのかもしれない @ニャー
2007.12.15
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「次の電柱を、さわったら」とか「次に赤い、くるまが通ったら」とか「あの、おっちゃんが左に曲がったら」とか子供の頃は、なにかに付けて目のまえの事へ狙いをさだめて帰り道を楽しんだものだった。あの群青色がわらわら 追いかけて来るだけでおへその奥がキューッとなってドギマギしたものだった。@ピッカ
2007.10.01
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遠い記憶意識さえ、とおのいているのにランゲルハンス島さえ見失って偶然みつけてしまったマティアスの文字すぐに、きみだとわかったよ。すぐに、きみと行くべきなのだとわかったよ。
2007.09.14
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おまたせしやした。 ボチボチだけど 再起動しました 夏ぅーって かんじ で 体が ベロベロ ですぅぅ。
2007.08.07
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クシャミとオゲゲ悪名 高き ギルバレスの笛の音行き場を失ったトロールの雄叫びウンディーネの舞い降りる風音数々の異名を欲しいままにする村で評判のクシャミが響く『ヘップラ・ボッフェン・スホー』犯人はモルドーロだ。先日の雨で、すっかり風邪をひいてしまい寝込むほどではないが、とにかくクシャミがひどいひどいクシャミというか小さい頃から少し変わったクシャミであるそれが原因で悩んだ時期もあったが別段、今となっては気にも止めないそんな事より、かすみ目が気になるのであるそれも決まってひどくなると柱時計の辺りに黒い影がみえるのだそれが日に何度も。その内、病床が長引いたせいなのか他に身寄りのない寂しさからなのか柱時計の黒い影に愛着を憶え始め『オゲゲ』と名前までつける始末しかし、その黒い『オゲゲ』朝昼晩といつも決まってモルドーロの様子を伺いにやって来るのである。そんなある日、『オゲゲ』を見る事もなく夕涼みの為 窓を開け放ったままうとうと とベッドに腰掛けたまま夢見に入る聖霊や妖精の夢見には定評のあるモルドーロしかし今晩は、ちがった『オゲゲ』だった妖精ではなく妖怪だったもう、この年になると明も暗も分別がなくなるものだと思いそっと観察してみる事にした背丈は自分の腰のあたりまで、髪は長くボサボサ目はパッチリ 鼻は無く 口は大きく耳まで裂けている典型的な ヤマンバ であるだが、柱時計の黒影と同様 なぜかその ヤマンバ に愛着が沸くのである『オゲゲ だね。』モルドーロがやさしく問い掛ける耳まで裂けた大きい口を頭の後ろまで広げてニヤッと笑った 『オゲゲ』が笑ったなんとも屈託のない いい顔だった『ヘップラ・ボッフェン・スホー』モルドーロはクシャミをしてしまうオゲゲは、それに応えるかのようにその場で右足を軸にクルリと回り『ホップラ・ヘッフェン・ボホー』モルドーロの真似をしてみせるしばらく、こんな二人のおかしなクシャミの会話が続くどのくらい経ったのだろう柱時計が十二時を告げる頃にはモルドーロは、一人でクシャミをしていた。もう『オゲゲ』の オの字 も見当たらないかすみ目も気にならないそういえば今日は若くに亡くした妻との結婚記念日この柱時計も妻が買ったものこの柱時計から出て来てくれた オゲゲ の屈託のない笑顔と妻の姿が、いやがうえにも重なってしまうのはいい事なのだろうか。『ヘップラ・ボッフェン・スホー』
2007.07.01
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妻と大ゲンカ仕事から帰宅家の中は、真っ暗台所の割れたガラスだけが出迎えてくれるこんな時にかぎってどうして月が丸々と追いかけてくるのだろう青黒い雲をしたがえてどうしてあんなに笑顔で追いかけてくるのだろうあんなに美しい白いひかりでどうして何も語らずに見つめてくれているのだろう草も水たまりも静まりかえって見つめ返しているのにどうして真っすぐ見つめ返せないのだろうのどの奥の苦虫がシクシク顔をだすまた一段と高いとこで静まりかえってる
2007.06.29
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「なにも こんな時にかぎって。」って事がよくあるマーフィーの法則とでも言おうかそんな言葉であまり片付けたくないものだが。二つ以上の難題が同時に起こる今まで予想もできなかった事態に急変する対策を考案する手段や機会にめぐまれず瞬時に最悪の結果を招く。その繰り返しが「こんな時にかぎって」である似たような現状が過去に何回もあったはずであるそれに気付かず、忘れているだけであるここで言う「それ」とは最悪の結果ではなく二つ以上の難題の方である子供の頃の忘れ物で言うところの何を忘れたのかではなくどうやって忘れたのかである大切なのは今、起きている問題の核を一つ一つ紐解くように時間をかけ角度をかえ冷静に分析し己にとって本当に必要なものそうでないものを見極める力を日々、養い自己の次のあるべき姿に投影させる事が人生にありがちな負の要素を払拭する多大な足掛かりになるのでわないかと想う。「あんな時にかぎって遅刻してしまって 申し訳ございません。」 @ピッカ
2007.06.24
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高校の時から愛読してる 「サライ」と マイブームが、どんぴしゃ なんか嬉しいやら なんやら
2007.06.24
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あなたを失って もう、どれだけ経つのだろうあなたの背中ばかりを傷つけてしまったように今は、ただ首を横にふるだけいつも、傍らに待つことだけを忍ばせて苔むした紫にかこまれたレンガのようにただ頑なに閉ざしてきたのにそっと耳もとでささやいた日ガス燈がオレンジと遊ぶ、こどものように眼鏡岩の上の折り鶴がやさしく傾いたように赤い月と、なまぬるい風だけのこしてあなたは @ピッカ
2007.06.18
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もう一度 あの高見へ あがろうと想う 天に詰られ 地に励まされ 人に潤され 花に見送られ 命の詞を吠えるまで あの高見へ あがろうと想う @ピッカ
2007.06.13
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季節の替わりめ いっつもそう 飛んだり 跳ねたり 背伸び してるような どこか おちつかない しょっぱい味 なんか 恥ずかしさで 一杯になる @ピッカ
2007.06.09
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稲光が 静かに互いを呼びあう 想い出るように 思い描くように そのままの姿で 今のままの仕草で スーッ と香る あの人の 闇ですら 淡く 迷わせてしまう まるで つつじヶ淵の 瞳のよう @ピッカ
2007.06.09
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そこから逃げ出したいのなら両目をつむればいいでもいつかみせてくれるなにもかもではなくても灰色の壁の向こう側のほんのヒ.ト.カ.ケ.ラでも。
2007.06.07
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妻とケンカ勢いのまま 指輪をポイその後 自責の念に駆られごみ箱をひっくり返して 拾い戻す。街はずれ ポプラ並木の坂を上がった所一軒のパン屋がある。この地方では、女性が成人すると腰にリングをする慣習がある毎年一つずつ、宝石をリングに散りばめてゆき晩年にもなると その輝きは時を越え 異彩を放つそんな大切な存在なのである。中指のアンドロポフこの店を切り盛る 若い主人朝から元気のない妻に声を掛ける。「大丈夫なのか?」「え ぇ。」薬指のチェノーバ腰のリングをなくし少し うすら青い 気の抜けた返事。親指のモルドーロ若くに妻に先立たれ、未だ他に身寄りの無いこの初老の男ひょんな事から並木道で拾ったリングを家に持って帰る事になる。亡き妻を想い出し、自分の腰につけようとするもこの初老の男の腹には 酷な話しかたなく頭の上に チョコンとのせるしっくり来た迷わず踊り始めたパートナーはレインコートだまるで あの日妻と踊り明かした夜の ような翌朝 雨の中いつものようにポプラ並木のパン屋へ足を運ぶ毎朝 フランスパンを一本 日課であるただ いつもと違うのは初老の男にはどう見ても不釣り合いな女ものの赤いレインコートと頭に乗ったリングである。傷心のチェノーバこの不格好な初老の男が店に入った途端目を潤ませ 頬を紅く弾ませ 深々と一礼する声には出さぬまま、頭のリングを愛おしそうに彼女へ手渡す。「今日は、二本たのむよ」モルドーロの低く やさしげな声が響く「また、逢いにくるよ」とでも言いたげな横顔で店をあとにする並木のポプラが香り立つ程の雨朝であるモルドーロの抱える紙袋から二本のパンが仲良く顔をのぞかせる。@ピッカ
2007.06.04
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考えることは ないよ生きている中で大切なこと から順番に やってけばいいじゃん@ピッカ
2007.06.04
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咆哮と高鳴りを 聴く激情の「朱」が 翔けてゆく雨の焼ける匂いと歴史が物語る静寂と賛嘆そのすべての心の内なるものに七ツ橋を かけてゆく現れては 凜と消えては 霧の如くまるで 月のようまるで 色めき立つ あなたの よう @ピッカ
2007.06.01
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まだ始まったばかりなんだ今更じゃない今から で いい
2007.05.30
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玄関で薬指はさむ指輪のおかげで親指にアザを作るも他に外傷なし。また、あのドアの向こうへ行こうとうすら暗いベンチで待つ。中指のアンドロポフ少しうつむき気味に薬指のチェノーバに声をかける「大丈夫なのか?」「えぇ。」恥ずかしげに顔をあげ、少しおどけた様にお腹のあたりのリングを回す。信号が変わり、歩道の白とアスファルトが交互に入れ代わるたびに陽の光をまとったチェノーバのリングが踊るように弾む。何かを暗示させるのか背中に少々、アザを作ってしまった親指のモルドーロ物言いたげに口を開いたが、押し黙ってしまった。また、あのドアがモルドーロの目の前に来る。
2007.05.27
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老いて なお花つけ 散らす竹のよう朽ちて なお一人 佇む獅子のよう山と濡れ谷と堕ち鳥と流れ然に有るものの美しさ
2007.05.26
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ふと、想って 足を停めてみる認めたり 否定したり 自分だったりまた、歩きだす景色が 流れ時間が 明後日の方へ行ったとしても北向きの窓から見える雪風のように朱い陽が落ち 端々が淡く ほのかに 宥めるように恰も 古い友人が訪ねて来た日のような。
2007.05.25
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旅立ちは始業に有らず生きて還るが潔し如何に感じたかに有らず如何に聴こえて来たかに尽きる
2007.05.23
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大声で泣いて いい地の果てじゃなくても今 ここでこの瞬間大声で泣けば 良い。
2007.05.19
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