昔の写真を修復してみました。


写真機がまだ珍しい時代に撮られた写真でした(この当時は特別な時に写真館に行って撮ってもらう時代です)
印画紙も貴重な時代ですからサイズもまちまちで、最小で5.5センチ角、大きくても名刺サイズ位です
破れ捲れキズやシミ、汚れや変色や変質等がジャマをして見にくい状態の写真もありましたので
消滅しないうちに修復することにいたしました、

今は便利な時代ですね!
スキャナーで読み取って画像のソフトを使用して当時の様子を取り戻すような事ができるのです
おまけに色をつける事も可能ですが、これがけっこうむずかしいし目も疲れてしょぼしょぼですよ
出来てくるとどうしても欲張るんです!気に入るまで
そういえば思い出しました
ここに写っている方が白黒の写真に色鉛筆で塗り絵のように彩色された写真がありました、これがまたお上手なのです。
昔の印画紙って表面がザラザラしているので色が乗りやすかったようです



この作業を行っているとわかるのですが、この写真にかぎらず
目を拡大するとドキッとする程リアルに写っている事に驚かされます
この写真に関しても拡大すると向かって左の目はしっかりとレンズを見ているのがわかります。




父から当時の価格【トーゴーカメラ】が1円50銭 とか聞いた事があります
また【バルダックス カメラ】蛇腹式でレンズが飛び出す構造のカメラを使っていた事もあるようですが
【バルダックス】の名称、 私は知りませんでしたが【バルダックス カメラ】でネットで検索すると情報満載ですが
種類が多く価格や発売時期等は不明でした、(詳しく調べておりません)
その他 コンタックスやローライとか使っていたようでした。
 子供用(私用)にフジペットやオリンパスペンを用意してくれました、
 笑い話として『アレッ?今フイルム入れて出て行ったばかりなのにもう全部撮って戻ってきたの!?』みたいな早業?
いったい何を撮影して来たのかと思わせるような事態が有った事を話してくれました。(今となってはトウの本人も???です)


 さて 再調査、ネットでは《キングカメラ》というカメラが《付属品一切付 定価一円》とありました。
萩本欽一さんの父上が作った カメラ ダン35(1948年発売) - 25×25mm判。

銀塩と呼ばれるフイルムカメラは
撮影は、しぼり、ピント、シャッタースピード等ある程度の調整を的確に行う事で一枚の写真が撮れます
しかも現像してみないと判らないのです、D.P.E はもう過去の言葉となってしまったようです。
ある程度の知識と技量とセンスが必要なので一般の人々が気軽に使えるような仕様でもなく、価格もかなり高価でした
今で言うト初期のパソコンのような一部の専門家が使えるような機器でした、

 今のように携帯電話にまで搭載されるようになり誰もが失敗無く撮れる、技術の進歩ですね!
今の方は幸せだと思います
撮りっぱなしだけでなくお気に入りをプリントして写真にしてみてください。
見るのにタブレットもパソコンも携帯も電気も必要ありません!

上の写真もさらに修復が進みもっと奇麗になりましたのでプリントしてきました
76年まえの写真とは思えないほどです、天国より喜んで見てもらっていることとおもいます。

* DPE フィルムの現像(development)・焼き付け(printing)・引き伸ばし(enlargement)をすること。



 カメラに限らず初物ト言う物のは産声をあげたあかちゃんのような存在です
今後の成長が期待される存在であるのかもしれないし、反面静かに消えてしまう運命もある事でしょう
それはその時代の人々に受け入れられるか否か時代背景(需要があるのかないのか価値があるのかないのか)で
決まってくるように思えます
 先日戦争が生み出した産物(潜水艦の探知装置)が現在の魚群探知機として開発され活躍している番組を見ました。
何でしょう?そう応用です、戦争の産物変じて魚群探知機
本来なら役目を終えて捨てられるようなものに新たな命を与えた良い例かト思います。
アメリカのアポロ計画も様々な遺産を残しています。繊維、食料、金属、構造、素材等々
棚から落ちたぼた餅に気が付いてキャッチできるような生き方も必要かと思う。


何だろう?鐵道が走り出し、石炭を運び、電気が通じ、ラジオもでき電話もひかれ、自転車、自動車や
百貨店や映画館ができ、テレビも普及、パソコンも誕生

私たちの生活に必要なモノは今も消えずに活躍しています。

写真の技術は半導体生産には欠かせない技術となっている事を忘れないでください!

これから先一体何が生まれて何が生き残って行くのでしょうか。

ご先祖様------------------------------------------------





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