テープレコーダーとの出会い



 生きていると色々なものに出っ会します 記憶に残るおはなしです。昔といっても人それぞれですから私の昔々のお話しです

話が進むに吊れ専門用語がビシバシ出て参りますので不明な時は検索等されて確認してください。

 私が初めてテープレコーダーとの出会ったのは何時だったかな〜小学校低学年頃、それはかなりの衝撃でした!(後の人生に影響する程)
近所の友達の家に遊びに行った時に初めて遭遇しました当然その名前すら知るよしも無し
マイクで音を記録すると、同じ内容を見事に再生してくれました!(当然マイクと言う言葉も知りません)
あの時の感動と面白さが忘れられませんでした
要するにテープと言う茶色の巻きものに音を吹き込んで巻き戻してそれを再生してくれる機械でした
再生音質もすごく良かった事を記憶しています
後にその機械は赤い四角いボタンが印象的なソニーのソニオマチックテープレコーダーと言う事がわかりました。
(さらにネット検索で(TC-135 の 赤色タイプ)とわかりました。)アッ!あの時のマイク!懐かしいです!

その後多くの録音機と接するチャンスがやってきました!
と言うのも近くに東京以北随一と自負するオーディオコーナー(地下1階)を開設する光洋無線がオープンしたのでした。
たしか東京オリンピックにまにあわせて出店されたような記憶があります。中二階にカラーテレビのコーナーがありました。

光洋無線の岡部さんから電気関係の雑誌を沢山もらいまして、読んでいました
 電波科学と言う雑誌をもらって情報を得ていました、業務用の機器の広告とか興味津々でした操作性、耐久性、信頼性、
一般用でしたがSONYのTC-777は魅力的な機種でした、実物を見た訳ではありませんが、あのワンタッチ操作に魅了されました。
しかもオールトランジスターとかソリッドステートとか新鮮な新時代の響きがありました。(真空管との違いをアピール)
www.youtube.com/watch?v=I100W5aKgMQ

 私もねだりにねだってやっと小さな録音機を買ってもらいました、
三洋製2.5インチリールのリムドライブ テープレコーダーだった。検索したらありました(SANYO製のMC-1)でした。
https://www.youtube.com/watch?v=he9HClkWlwc
また次に買ってもらったのはビクターのフレッシュマンファイブ、5インチリールが使えて交流直流両用(交直両用)で高音質が売りのテープレコーダーでした、
(TR-541型 購入した時のデモテープに確かこの型番を言っていたような?記憶の奥底に残っていたので検索してみたらピタリ正解でした)(オークションの出品物でした)
モーター故障して交換してもらった事があったなー。
(ネット検索が充実しているので製品の記憶はあるが機種名が不明の時は助かります、見つけるとそうそうこれダ!これと喜ぶ自分がいます)記憶が甦る!
(投稿されている諸先輩、レコーダーマニアの皆様に感謝です!、どこかに存在しているとなぜか嬉しいものです)

 今までに何台の機種と出会って来たのでしょうか?さらに実際に操作したりして使った機種は特に印象深いのは当然です、
テープデッキと呼ばれるレコーダーです、主に4トラック2チャンネル仕様のステレオ録音再生ができるタイプで当時はFMのエアーチェックによく使っていた。
最初の頃はレバー式が主流でした
ロジカルコントロール型の機種(フェザータッチの押しボタンによる操作)
当時操作してみて印象深かった機種名は「REVOX A77」 でした、日本製品との差は歴然だと思います、動作音が静かでメカを感じさせない動きが印象的でした。
当然ですが、貧乏学生に手の届くようなお値段ではありませんでした。(その頃私はTC-255→TC-350→TC-9400Aで頑張っていました)
(当時の事をご存知の方は??順番がおかしいゾ!と思われる事でしょう、ただし機能的にはアップしているつもりです)

サンパチツウトラ ハイファイ 生ロク より良い音を求め追求する生録ファンの合い言葉

伯父さんが使っていた SONY TAPECORDER TC-211(伯父さんはテレフォンピックアップの吸盤を電話機の背中にくっ付けて電話の声を録音していました)
中学校で使っていた機種 SONY TC-104、SONY 真空管式テープレコーダー model 361(パワーがあったので主に屋外体操用)、TC-220AソニオマチックF(英語時
 それから中学校で昔使っていた不要な故障品をもらってきた(結構重いの)、一見2レバーのAKAIの製品に思っていたが元は違うようだ、(RCA?
電源の抵抗器が断線していたので直して使っていた。(引越し時処分してしまった)
東京通信工業(東通工)昭和29年製のテープレコーダーP-2型 雑品商の友人から貰い受ける。(今も動きそう)
デンスケ3台(EM3等、10型業務用3台(GT-6, FT-1, FT-3

高校で使っていた機種 SONY TC-365

 高校と言えば修学旅行で秋葉原の駅の構内に展示されていたおそらくTC−9520だと思います四角い操作スイッチのテープデッキが並んでいました、
とんでもない高額で学生が買えるようなお値段ではありませんでした!
タッチ式のコントロールは魅力的でした。
(余談、パワーアンプ思い出すな〜LAXのMQ-60、トランス買いに神田の営業所まで行ったんですが売ってなかったんです)

SONY
TC-6635、TC-986D、TC-255、TC-355、TC-560D、T-C666D、TC-9000 TC-9000F2 TC-8750-2 TC-9520 TC-9540

TEAC
A-7030GSL A-6010

AKAI
機種名は不明ですが高級機で中央上部にテープタイマーのようなリングがあってテープの回転と同期して動き回り動作を制御する機能が付いていた
(今ではこの機能はデジタル表示で行われている。ようです)要するに巻き戻してゼロになったら停止とか再生とかループ動作の機能

メカのコントロールはレバー式が主流の時代
高級機種は
フェザータッチ式でした。
さらに進化すると電子コントロールで微妙な繊細な(メカらしくない)動きをしはじめるのです
ディスクリートで組んだ特殊な回路と制御回路、これらの元となるセンサーの技術
この当時はまだマイコンが無い時代
ICやマイコンが使用されたのはカセットになってからでした
ロジックIC  TC-K7
CPU  TC-K96R → オートリバース仕様となるワイヤードロジカルコントロール

SONY
TEAC
AKAI
Pioneer
REVOX A77 Revox A77 reel to reel tapedeck. (www.youtube.com/watch?v=6O92u2sQZP4

TC-9520 148,000(1971年頃)2チャンネル録再
TC-9540 168,000(1971年頃)4チャンネル録音が可能

1971年頃 南2条西5丁目に『ソリッドサッポロ』 というソニーの専門ショップがオープンしていた。
『ソリッドサッポロ』には学生の頃よく見に行った、沢井店長さん、長谷川さん、対馬さん お世話になりました!
私はこのお店でTC-9400Aを購入した
この機種の前にTC-9400ト言う機種がありましたがヘッドがパーマロイ型でした、
おそらくフェライトヘッドの機種が出るでしょうと待ちに待ちましたら案の定、発売となりました、ところがところが価格が上昇!なんてーこった!
でもしょうがないなーーー!(フェライトヘッドとは磁器で作られた摩耗しにくいヘッド) F&F ヘッド検索
AKAIもGXヘッドなる透明なガラスヘッドを使っていた、AKAIのデッキはバイアスをかける専用のヘッドが付いていて録音時は動かすような仕様となっている。
この原理は(クロスフィールドヘッド)仕様と呼ぶらしい

そして時代はカセットテープレコーダー
ソニーからカセットデンスケTC-2850SD→生ロクファン待望の電池(単一電池4本)で動くカセットデッキが発売される
カセットデッキ時代へと突入する→初期のカセットテープデッキは水平型が主流でしたが
コンポタイプに移行すると縦型となりラックマウント左右にハンドルが付けられるような構造と変化し
カセットは全面から垂直に投入することで正面から見てテープの状態が確認できるようになった。(TC-5350)ACモーター
この頃トランジスタからIC(集積回路が誕生)電気回路も高度な時代に突入
モーターもACモーターから
DCモーターとなりました、(TC-K7〜
DCモーターもサーボ回路にて制御する仕様となります(より正確な回転を保つための技術です)
そのサーボ回路もDCサーボやACサーボと回転の制御技術が向上してゆきます。
システムコントロールが専用のCPUで制御されリモコン操作も可能となる(TC-K96R
さらにダイレクトドライブやBSLタイプのモーターが搭載されるようになります。(TC-K80,TC-K88がそれにあたります)
高級なターンテーブルと同じ原理のモーターでFGサーボ、クリスタルロックというような高度な技術が投入されました。(SONY PS-8750)

回転サーボの技術とは常に回転数が常に一定を保つ為の技術、(モーターの回転数を狂わす要因は結構あります、例として温度、摩擦、負荷等)

ところで世界各国の有名メーカーの製品も興味津々ですし
業務用の世界もまた面白そうですので眺めて楽しみましょう。youtubeにたくさん投稿されているしコレクションされている方も多いです。

メモリー再生器じやなんだか物足りないよな〜

ちょっとでも興味をもたれた方是非テープレコーダーの磁気録音、磁気再生の原理や仕組みを学んでみてください、けっこう為になりますよ!。

でも何となく不満があります、テープの技術って中途半端で終わりを迎えたように思うのですが
アナログ時代からデジタルになって
ビデオテープによるPCM録音からDATにバトンタッチし、メモリーに置き換わってしまった。メモリーも安くなった。

今後の課題なんですが
メモリーも非接触のICカードのように端子を無くして利用出来るようにすると接触不良も無いし
水に強くなるし向きとか心配無いし便利そうなんですがね。

テープと長く付き合ってきましたが、いろいろと問題があるんです、扱いにより寿命が短くなる(保存や扱いがたいへんになってくる)
カビが付きます、塗布してある粉が落ちてきます、切れたり伸びたりします。

今の所我が家ではメモリーが有力です(SSDも進化してきたしSDカードも大容量化)バックアップも楽ですし小型軽量が魅力
アナログ物は時間ばっかり食ってバックアップ大変!!!

テープもおもしろいんだけれどね〜今のレーザー技術で光タイプの録音再生機出来ないのかな〜

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