ちのぴぃの雑記録

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【第11回~第15回】



 はい、という訳でございまして今日も始まります
「茨城弁講座」
 復習も終わり、いよいよ新たなスタートです。

 ということで何をテーマにしようかな…と思っていたら
apple★さんから「おっぺすは茨城弁でしょうか?」とい
う質問があったので早速調べてみました。

 おっぺすというのは「押す」という意味なのですが、実
は私は使ったことがありません。
 ということは茨城県中央部や県北ではあまり馴染みが無
い言葉であります。

 では、どこで使われているかと言えば、県南地方でよく
使われている言葉のようです。
 そして、この言葉は千葉や埼玉、東京、神奈川でも使わ
れています。
 上州弁(群馬)にもあるようです。
 関東地方の広い範囲で使われています。

 それでは最後に使用例です。

茨: あぶねえな、後ろからおっぺすなよな。
標: 危ないので、後ろから押さないでくれよ。

 ということで今回はここまで。
 また来週まで~。


★第12回 平成14年2月20日 日記分★

 毎週水曜日にお送りしている「茨城弁講座」
 今回は、以前に出て来た「ごじゃっぺ」の同意語
にあたる言葉を紹介したいと思います。

 昨日、会社で送別会がありました。
 その中で本当は仕切らなきゃいけない幹事さんが
酔っぱらってしまい、会がメチャメチャな展開にな
ってきてしまいました。

 そこで、別な参加者からこの言葉がでてきたので
した。
「あいつはでれすけだな、もっとしっかりやれよ」

 だらしない、間抜けなやつ。という意味で「でれ
すけ」(叉は「でれ」)という言葉を使います。
 「でこ(ご)すけ」も同じような意味があります。

 では最後に使用例です。

茨: お前はでれすけだな。
標: お前はだらしない奴だな。

 いかがでしたか。
 今日はこの辺にしまして、続きはまた次回です。
 ごきげんよう。


★第13回 平成14年3月1日 日記分★

 今まで毎週水曜日にお送りしてきた「茨城弁講座」
 突然ですが、金曜日に移動してきました。

 次週からは水曜日のコーナーを新設したいと思いま
すので、「こういうのはどう?」というのがありまし
たら教えてくださるとうれしいです。

 前置きはこの辺にして、早速始めましょう。
 今までは、動詞や名詞を中心にご紹介してきました。

 今回からは実際の会話の中で使われる言葉についても
勉強していきたいと思います。

 会社での仕事中の時です。
 どこかから電話の内容が聞こえてきます。

「おめ、そうたごど言ってっからだめなんだっぺよ」

 これを標準語にするとこうなります。

「あなた、そのようなこと言っているからだめなん
 だよ」

 今日は時間もちょうど良いのでこの辺でまた来週。


★第14回 平成14年3月8日 日記分★

 今回は記念すべき「茨城ファンクラブ」第100回目
の日記となりました。
 とは言っても特別何かをするわけではないですが…。
(笑)

 さて、今回の「茨城弁講座」は「~け」という会話
でよく使われる言葉を紹介したいと思います。

 茨城弁っていうと語尾が「~ぺ」「~だっぺ」という
のが一つの特徴ですが、疑問形になる時には「~け」
(または「~げ」)という表現を使います。

 では、最後に使用例です。
 今回は、微妙に言い回しが異なるので発音にはくれぐれ
も御注意下さい。

茨:これ、知ってっけ?
標:これ、知ってる?

茨:これ、知ってっぺ。
標:これ、知っている(だろう)。

茨:これでいいげ?
標:これでいいですか?

※「これでいいっぺ」とは使いません。

茨:そうげ。
標:そうなんだ。

 ということで、今回は実際の発音を聞かないと
難しいかもしれませんが、今日はここまでとします。

 ではまた来週。


★第15回 平成14年3月15日 日記分★

 それでは今日も「茨城弁」について一緒に勉強
していきたいと思います。

 今回は、挨拶についての言葉パート2です。
 以前「おばんかたです」については取り上げたの
ですが、もう一つ挨拶の言葉で茨城弁独特の言い回
しの言葉です。

「いってみっから」についてです。

「いってみっから」という言葉は、訪問先で、そろ
そろ帰ろうとするときに使われる言葉です。

 では、最後に使用例です。

茨:んじゃ、いってみっから。
標:それじゃ、そろそろ帰るとします。

 今日の勉強はここまで。
 続きはまた次回です。 

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