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2004年12月10日
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1994年6月号のロッキンf

そこで私はパンテラというバンドと(当時)ダイヤモンド・ダレル、後にダイムバックと名乗るギタリストの存在を知った。

当時の私は今で言うところでの”メロスピ厨”と言うヤツで、デス声とまでも行かないまでもフィル・アンセルモの声は過激すぎて聞けなかった。

しかしレンタルしてきてテープに落としたFAR BEYOND DRIVENは”怒”のようなものが感じられ、フィルの声にも慣れて、やたらと気に入ってしまって、よく高校の登下校中聞いていた。

ギタリストのダイムバックとドラムのヴィニー・ポールは、彼らの敬愛するVAN HALENと同じく兄弟で、Player誌のVan Halen特集などでは本当に初期ヴァンヘイレンを兄弟で熱く語って居て、本当に音楽が、ロックが、メタルが好きなんだ、というのがよく解って、いかつい見た目とは逆にほほえましくもあった。

パンテラは消滅した。フィリップ・アンセルモは優れた表現者でありヴォーカリストではあったし、ダレル・ヴィニー兄弟もまた優れたプレイヤーだった。様々なやりとりあったし、ゴシップ誌のように成り下がったBurrnに色々なインタビューも掲載された。

が、バンドの解散にどちらが悪いと、はっきりと言う事など誰にも出来はしないだろう。バンドをやっている身としてそれは良く解る。ダレルとヴィニーは音楽を楽しみたかっただろう。フィルは天才だと思う、それだけに人格的な問題もあったろう。あったろうし、それが天才故に許される事は本人も周りも知っていたろう。しかし、バンドはそういったある種の緊張の中で成り立っているものなのだ、そもそも。(無論仲の良い所もあるけど)

その糸が切れた後は修復は殆ど出来ない。

それはバンドを愛するファンこそがなによりも知るべきだろう。





しかし、ダイムバック・ダレルが4発の弾丸を撃ち込まれ命を失ったということは確かだ。


彼の功績はここでは挙げきれない。

しかし、グランジの旋風が吹き荒れる中でも、メタルをプレイし続けることを止めず、”トレンド”に唾を吐きかけ続けた。そして独特のリフワーク、刻みによって、”モダンヘヴィネス”などという言葉もない頃から多くのフォロアーを生み、今のメタル、ヘヴィロックシーンは彼の影響なしには成り立たない、今の様にになっては居ない、と言い切ってしまっても良いだろう。

彼はKISSやVAN HALENやランディー・ローズなどの先人をリスペクトし、影響を隠さず、愛し、そしてそれらを自分のモノにし、彼独自の新しいモノを生み出し、ギタースタイルの革新を起こした。

ソロワークなどはワイルドな見た目とは逆にそれこそランディーローズ的な非常に繊細でありながら、それでも過激な音楽のなかで自然に響くものであったと思う。

そして、ダイムバックは彼の敬愛するランディー・ローズと同様、若くして命を失った。38歳。まだまだメタルして欲しかった。新しい彼らのバンド、ダメージプランは始まったばかりだったのに!

12月8日は、ジョンレノンが銃殺された日だと言う。

犯人はそれになぞらえたのだろう。

”パンテラが解散したのは貴様のせいだ”

と悪態をついて発砲したという話もある。

motherfuckerめ。頭の悪いぼっちゃんは家に帰ってママとfuckでもしてやがれ、と思う。



そして、私は犯人への怒りが湧く暇も亡い程の喪失感の中に居る。犯人はジョンレノンの射殺犯のようになりたかったのかもしれない。けれども、お前のことなどどうでも良いのだ。

ただただ、ダイムバック・ダレル、という、エレクトリック・ギター史に深く名を残すであろう、唯一にして偉大なギタリストを失った寂しさと虚しさがあるだけだ。

R.I.P.ダレル

YG DVDの奏法解説、参考になったよ。

貴方は



と、陽気に言って居たけれど、私のプレイを貴方に見せることは出来なかった。私が天国に行くまでには出来るようになっておいて、きっとクレイジーなサウンドを貴方に聴かせられるようになっておこうじゃないか。

Fuck You!

地獄から来たカウボーイは天国へ行った。
あんたのこと忘れないぜ!





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Last updated  2004年12月10日 11時18分19秒
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