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「し舌の下のスジが!」「舌小帯が切れてますね」「大丈夫でしょうか?」「自分で切ったんですね◎」 生後6ヵ月から喘鳴・鼻炎・皮膚炎で時々受診する3才の女の子(IgE:145、オボムコイド0.40)。 4日前から激しい咳嗽があり、突然「口の中が痛い」と言うので見たら舌小帯(舌の裏側の筋のようなもの)が切れていたそうです。 あわてて受診しましたが、見事に切れておりました。 舌小帯が短いと舌の動きが制限されて、哺乳がうまくいかなかったり、構音障害(舌っ足らず)になることがありますので、不都合がある場合には、早めの処置が必要です。 毒多ぁが(20~30年前)未熟児新生児を診ていたころは、新生児の健診に行くと「母親に無断で」チョンチョン切りまくっておりました。 最近でも切れそうな場合は診察室で「無麻酔で」「抑えつけて」「少しだけ」切ってます。少し切っただけで哺乳が良くなることはよくあることです。 えっ?、外来で(無麻酔で)何才まで切ったことがあるのかって?。20才まで切ったことがあります。恐い恐い。
2011年02月28日
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産業医の免許更新には5年間で20単位必要なので、飛騨地区産業医研修会に出席してきました。 職場における化学物質等のリスクアセスメントでは、化学物質による労働災害事例、CAS(Chemical abstracts service)登録数数千万件、ハザードベース→リスクベース、GHS分類(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)、IARC(International Agency for Research on Cancer)発癌性リスク、MSDS(Material Safety Data Sheet:化学物質安全性データシート)、バードの法則・・・いつもの話でそろそろ眠くなってきたら・・・「有機溶剤特殊健康診断の前日は缶コーヒーを控える指導をしてください」「???」 有機溶剤の作業環境管理の話にはビックリ。有機溶剤特殊健康診断で尿検査をする場合には、前日に食品添加物(缶・ペットボトル飲料)を摂らないように指導しないといけないそうです。配られた資料によれば・・・ 〈尿中馬尿酸値が高値、なぜ!〉 トルエンを使用していない作業者や使用していても暴露が少ない作業者でも、下の表に示す飲食などの影響により、尿中馬尿酸の分布区分が「2」あるいは「3」となることがあります。分布区分は所轄の労働基準監督署への報告義務があることなどから問題となります。安息香酸の摂取による尿中馬尿酸量の試算食品名 安息香酸量 食品摂取量 尿中馬尿酸量コーラ(低カロリー) 247mg/l 350ml 1.27g/lコーラ(低カロリー) 171mg/l 350ml 0.88g/lキャロット(ジュース) 29mg/l 250ml 0.11g/lあんず 12mg/kg 100g 0.02g/l梅肉エキス 101mg/kg 100g 0.15g/lクランベリージャム 140mg/kg 100g 0.21g/l福神漬け 47mg/kg 100g 0.07g/lきなこ 11mg/kg 100g 0.02g/l桂 皮 336mg/kg 100g 0.49g/lキウイフルーツ コカコーラライト2・3本分 1個 2.5~3.8g/l 〈馬尿酸として排泄される食品添加物〉 トルエンはベンジルアルコール⇒ベンズアルデヒド⇒安息香酸を経由して馬尿酸として尿中に排泄されます。トルエンの中間代謝産物であるベンジルアルコール、ベンズアルデヒドおよび安息香酸は、食品添加物として使用されています(下記表)。 これらの馬尿酸として尿中に排泄される食品添加物の使用は、保存料として使用されている安息香酸については表示により確認できますが、香料として用いられているベンジルアルコール、ベンズアルデヒドについては「香料」として一括して表示されているため確認できません。 ジャスミンの香りがする食品などではベンジルアルコールが、ビターアーモンド(苦扁桃)の香がする食品などではベンズアルデヒドが、香料として添加されている事があります。 物質名 用途 備考ベンジルアルコール 香料 ジャスミンの香りベンズアルデヒド 香料 ビターアーモンドの香り安息香酸 保存料 栄養ドリンク、コーラ(低カロリー)など いや~知りませんでした。缶コーヒー飲んだだけで、トルエン中毒患者の尿になれるなんて。恐い恐い。
2011年02月26日
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「インフルエンザできれいになりました」「沖縄3泊4日ですか・・・」「血液検査してください」「下がってますね」 生後から全身重症アトピーで除去食+インタール中の1才3ヵ月の男の子。 生後6ヵ月:IgE:1037、小麦6(200.0)、卵白6(160.0)、大豆5(61.7)、米4(29.7)、犬4(25.0)、トマト2(2.82)、ミルク2(2.01)、カニ2(1.84)、ダニ2(1.80)、TARC:4574。 生後9ヵ月:IgE:2020、小麦6(300.0)、卵白6(276.0)、大豆6(132.0)、ジャガイモ5(88.0)、胡麻4(25.8)、ピーナッツ3(12.0)、エビ3(7.89)、キビ3(5.41)、サバ3(4.11)、リンゴ2(3.23)、ニンニク2(2.83)、バナナ2(1.81)、ミルク2(1.78)、TARC:1654。 なかなか良くなりませんでしたが、1/16~名護観光旅行でインフルエンザAにかかったら、一気にきれいになってしまいました。 4ヵ月ぶりの血液検査では、数値も下がり傾向でした。 IgE:1891、小麦6(230.0)、卵白6(210.0)、犬6(189.0)、大豆6(132.0)、米4(48.8)、ジャガイモ4(48.1)、サケ4(32.3)、サバ4(17.6)、タラ3(17.0)、エビ3(13.3)、トウモロコシ2(2.16)、イカ1(0.68)、ミルク1(0.67)、TARC:1175。 今年も下痢(ロタウィルスなど)と高熱(インフルエンザ)でアトピーが一気に良くなった児は続出です。良い子はまねしないでね。恐い恐い。
2011年02月25日
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「牛乳除去の採血と診断書を・・・」「牛乳飲んでも症状出ないんでしょう?」「昨年紫斑が出ました!」「あれはマイコプラズマ感染症ですよ!」「検査と書類お願いします!」 1年前に1ヵ月間紫斑が出没して受診した6才の女の子。1年前に・・・「牛乳を飲むと出るんです!」「マイコプラズマ(+)です」「牛乳です!」「マイコプラズマ感染によるアレルギー性紫斑病です」「牛乳除去の書類を書いてください!」「牛乳じゃなくてマイコプラズマです!」昨年あれだけ説明したのに・・・ 今年もまた「牛乳除去を!」「今は何も出ないでしょう?」「牛乳除去の検査と書類を!」しかたがないので検査しました。正式ではない診断書も書いてしまいました。 IgE:432、杉3(11.4)、ヒノキ2(2.49)、イネ科2(1.49)、ダニ2(1.40)、HD2(1.16)、ミルク≦0.34!。 アンチ牛乳信仰は根強いです。というよりもやっと根付いてきました。 20年前に、拙著「体質の良い子に育てましょう」のP.27に「牛乳はモー毒?」なんて書いちゃったからね。断れないよね。恐い恐い。
2011年02月24日
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「診断書まではいかなくても何か書いてください」「余白に書いておくね」「貝類とオイスターソース除去でお願いします」「今でもまだ吐くの?」「少しでも入っていると吐きます」 乳児期から嘔吐が頻繁にあり、貝類が原因らしい7才の男の子。IgE:25、アサリ・カキ・ホタテ・ムラサキイガイ≦0.34(検査では出ない隠れ型だね)。 医師にも教師にも信じてもらえないので、毎春、亀クリに除去食の診断書「正式なものでなくていいので」(=タダで書いてくださいってみんな言います)を取りに来ます。 今日も「正式ではない診断書?」を書きました『隠れ型の食物アレルギーを認めますので下記除去されてください、貝類・オイスターソース』検査結果をプリントした余白に一筆書いて。無料でサービスです。 毎日こんなんばっかり来ます。恐い恐い。
2011年02月23日
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「また来たの?」「どこの病院でも取り合ってもらえないんです!」 大豆油とホウレンソウで?耳漏が出る?。9才の女の子。IgE:100、杉4(32.6)、ヒノキ2(1.16)、大豆・ホウレンソウ≦0.34。 県南のK市に住んでおりますが、教師に相談しても、医師に相談しても、どこに相談しても「大豆油とホウレンソウで耳だれが出る」ことを信じてもらえないので、毎春、亀クリにやって来ます。 今回は食物除去に加えて「プールに入る時にゴーグルを掛けるように書いて欲しいんですが・・・」どうやらプールの塩素で目が真っ赤になるようです。 こんなバカバカしい話は、まともな医師や教師は相手にしないよね。断るのが苦手なので、書いてしまいました。恐い恐い。
2011年02月22日
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「熱とブツブツがひどくなりました!」「単純ヘルペスですね」「免疫力が弱ったんですか?」「なにか事件はありましたか?」「富山まで結婚祝いを買いに行きました」「よほどイヤだったんですね」 生後1ヵ月から全身重症アトピーで、除去食+インタール+マコモ浴をしている2才の男の子。 IgE:482、卵白5(68.3)、ミルク5(59.9)、米3(8.13)、大豆3(7.39)、小麦2(2.92)、アサリ2(0.76)、HD1(0.61)、ホタテ1(0.58)、リンゴ1(0.45)、TARC:1130。かなり良くなっておりましたが・・・ 久しぶりに、耳介部・体部・四肢にブツブツが出たので受診しました。どう診ても全部単純ヘルペス(カポジ水痘様発疹症)でした。 単純ヘルペスウィルスがひどいということは、かなり免疫力が弱っている(嫌なことがあった)ということです。 なにか事件はなかった?訊ねたら「事件?」「行事でも旅行でも冠婚葬祭でも・・・」「富山に買い物に行ったのがストレスだったんでしょうか?」「結婚祝いですか・・・」「長時間連れまわしました」。 皮膚症状は抗ウィルス剤内服(アストリック)+軟膏(アラーゼ)で良くなりました。 よっぽどお買い物が嫌だったんでしょうね。恐い恐い。
2011年02月21日
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「血液検査してください」「どうされましたか?」「保育園に入るんです」「主治医は?」「ステロイドだけで検査してくれないんです」「どこの保育園ですか?」「R保育園です」「け検査させていただきます」 生後4ヵ月から頬部~全身ガサガサの3才の女の子(生後8ヵ月頃卵・牛乳・米・大豆陽性だったらしい)、デルモゾール軟膏を処方されるだけで指導も検査もないようです(母はなんとなく卵除去)。 4月から入園するR保育園から検査命令が下ったので、亀クリに来ました。カビっぽかったので、強酸性水+ラベンダー+血液検査をしました。 IgE:6818、HD6(1756.0)、卵白5(72.6)、オボムコイド4(39.3)、胡麻4(37.2)、卵黄4(32.7)、小麦3(10.0)、トマト3(7.84)、ピーナッツ3(5.00)、大豆3(4.40)、バナナ2(1.21)、ミルク2(1.10)、ジャガイモ2(0.84)、TARC:3224。 せっかくなので「もう3才だけど」「生後4ヵ月か8ヵ月の時にするべき指導をしておくね」1時間ほど食事指導をしたら、母は目を丸くしておりました。 今更だけどインタールも処方しておきました。次回の検査のときはカビバイ菌もだね。恐い恐い。
2011年02月19日
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「来ちゃいました!」「絶対来ないってカキコしたでしょう?!」「7年前に医師に見放されたんです」「まずカビ対策からしましょう」 生後から全身アトピーで、7年前、数値が高過ぎて、医師に「手の施しようがありません」見放されたT都在住の30才の女性。 IgE:4300、ダニ・HD≧100、スギ14.2、アスペルギルス5.30、カンジダ4.88、アルテルナリア3.07、ペニシリウム2.74、クラドスポリウム2.24、オアワガエリ1.39、イヌ1.27、ブタクサ1.13、ハルガヤ0.98、ネコ0.85、小麦0.73、ネコ0.70、ヨモギ0.65、米0.55、大豆0.45、卵白0.39。 毒亀ブログ2/10の掲示板に「舞妓ぷらずま」の名前でカキコがあったので「絶対に来ないでください」「絶対に行きません」安心してたら・・・来てしまいました(初カキコから8日しか経ってないのに)。 全身カビだらけバイ菌だらけでしたので、殺菌消毒と抗生剤と抗真菌剤とラベンダー軟膏と駆?血剤(桂枝茯苓丸+桃核承気湯)を処方して、血液検査をさせていただきました。 IgE:6960、ダニ6(469.0)、ピティロスポリウム5(99.1)、マラセチア5(69.7)、杉4(19.3)、ビール酵母3(14.2)、アスペルギルス3(11.5)、シラカンバ2(1.63)、黄色ブドウ球菌2(1.19)、リンゴ2(1.06)、ジャガイモ2(0.94)、米2(0.71)、グレ-プフル-ツ1(0.52)、TARC:2451、イムノカードマイコプラズマ抗体(-)。 56歳の誕生日プレゼントが全身カビ娘だなんて・・・ 毒多ぁも見放しましたので、もうお会いすることもないでしょう。絶対に来ないでね。恐い恐い。
2011年02月18日
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「喘息の薬はずっと使わなければいけないんでしょうか!?」「昔医療拒否の指導をしていたでしょう?」「薬は毒でしょう!!」「薬と神様を比較してはいけませんよ」「やっぱり受診します!」「マイコプラズマ(+)です」 2/7から突然の呼吸困難で5日間入院し、主治医から喘息の薬をずっと使い続けるように言われたS県在住の4才の女の子。 母親は霊的なことを目的とする団体の幹部で、医療は一切拒否して霊的パワーで治るものと信じておりましたので、娘の突然の入院と薬物治療でパニックとなり3日前になぜか亀クリに相談電話をしてきました。 話をしているうちに、どうやら某団体の幹部らしいので「霊査で出てきた霊が薬とか医療の話題をしたことがありますか?」「ありません」「霊主と立体はどちらが大切かわかりますか?」「受診します!」来てしまいました。来なくていいのに。 関節部にアトピー性皮膚炎と鼻粘膜および咽頭扁桃の著明な腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:50、カビ2(0.73)、黄色ブドウ球菌1(0.41)、HD1(0.36)、でした。 今回はマイコプラズマのスーパー抗原による一時的な喘息発作であることと、医療と霊的なことは競合しないことを説明させていただきました。 現代医学や薬物は3次元です。心や気や経絡などは4次元です。霊的なことや神様と言えば5次元以上です。扱っているレベルが違いますので、競合することはありません。 神事を行っている人が「神様と薬のどちらを選ぶか?」同レベルで比較すること自体畏れ多いことです。 以前アトピーはどうしてましたか?と訊ねたら「タワシでこすってました」と答えたので、あなたの所属するところは「たまひ修験道場」じゃなくて「タワシ修験道場」ですね。と言ってやりました。 たいていの団体では教義は最高でも幹部は最低ということが多いようです。幹部というよりは患部です。 患部は悪性なので早く処置しないと全体に悪影響を及ぼす。ですね。恐い恐い。
2011年02月17日
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「エア抜きはせずに筋注で打って下さい」「・・・皮下注じゃないんですね?」「副作用はほぼ100%です」「・・・痛みがひどいんですね?」「失神するので30分寝かせてください」「・・・打つ時も寝かせるんですね?」「意識不明は11名/40万人です」「・・・」 医師会から予防接種の会議の呼び出しがありましたので、行ってきました。公費助成が始まりますので、打ったこともない予防接種の説明に、約50名ほど参加しました。 子宮頸癌ワクチン(Cervarix)のメーカー(GlaxoSmithKline)からの説明では「皮下注ではなく筋肉注射」のようです。副作用(接種部位疼痛)はほぼ100%、接種後に「失神するので寝て打った方が良い」とか「何かあることが多いので」「必ず接種後30分間は寝かせて観察するように」とか、かなり面倒な説明がありました。添加物は3-脱アシル化-4-モノホスホリルリピッドA、水酸化アルミニウム、塩化Na、リン酸2水素Na、PH調節剤、でした。 次にヒブワクチン(ActHIB)のメーカー(第一三共)からの説明では「ウシ成分(フランス産ウシの肝臓および肺由来成分、ヨーロッパ産ウシの乳由来成分、米国産ウシの血液および心臓由来成分)を製造工程に使用しているが、本剤接種による伝達性海綿状脳症(TSE)伝播のリスクは極めて低いものと考えられるが、本剤の使用にあたってはその必要性を考慮の上、接種すること」「副反応は61.0%」とのことでした。添加物はトロメタモール、精製白糖、PH調整剤でした。 続いて肺炎球菌ワクチン(Prevenar)のメーカー(Pfizer)からの説明では「副反応は89.5%」。添加物は塩化Na、リン酸アルミニウム、でした。 2時間も説明を聞いたら、頭はパニック。一度に三種混合とヒブと肺炎球菌の3本も!同時に接種!なんて、面倒くさいのでやりたくありません。恐い恐い。
2011年02月16日
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「園でマイコプラズマの検査をして来いって」「アレルギーの検査もしていいですか?」「タコとトマトで口が痒くなるんです」「ダニ(6+)HD(6+)杉{4+}猫(3+)です」 1週間前から咳嗽が続き、A保育園から「マイコプラズマの検査をしてくるように」言われた4才の男の子。 父に小児喘息の既往があり、鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、アレルギー症状を訊ねたら、トマトとタコとイクラとタラコで口が痒くなるそうです。妹が卵と小麦のアレルギーを持っているとのことでしたので、アレルギーの検査をお願いしました。 血液検査では、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:1203、ダニ6(379.0)、HD6(342.0)、杉4(18.6)、猫3(13.7)、卵白2(1.56)、ホウレンソウ2(0.97)、トマト2(0.70)、カビ・タコ・ヤマイモ・イクラ・タラコ≦0.34、でした。 4才で初めての血液検査が高値なので、母はビックリ。 親が喘息だったら、アトピー体質隠れてるよね。ついでの検査もしてみるもんだね。恐い恐い。
2011年02月15日
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「1月下旬から鼻の下がジクジクしてるんです」「チョコ好きでしょう」「大好きです」「生理痛ひどいでしょう」「ひどいです」 1年前から鼻下部が発赤ガサガサし、3週間前からジクジクしてきた15才の女の子。 耳介部~顎部~口周囲が発赤ガサガサブツブツ、診るからに冷えのぼせ?血体質の豆顔をしておりましたので「チョコ好きでしょう」「大好きです」「便秘でしょう」「便秘です」「チョコ食べて生理痛は?」「生理の前になるとチョコが食べたくなるんです~」昨年も今年も手作りチョコをたくさん食べたようです。 血液検査のうえ、IgE:364、HD5(54.8)、ダニ5(54.5)、駆?血剤(桂枝茯苓丸+桃核承気湯)と強酸性水と抗生剤軟膏と保湿を処方しました。 チョコレートは毒物です。3大アレルゲンの3番目の豆の中でも最も強力で、耳切れとニキビが強く出ます。 クロムなどを多く含みますので、金属アレルギーの児も症状が強く出ます。 片頭痛3悪と言われる「チョコレート」「チーズ」「赤ワイン」は血管作動性物質のフェニルエチルアミンとチラミンを含みますが、その中でも「チョコレート」は生理痛を強く起こしますので、女性にとっては危険極まりない毒物です。 「悪いものほど欲しくなる」の法則により、毎年バレンタインが近くなると「贈る相手もいない」女性が「手作りチョコ」を作って食べまくって「生理痛でのたうちまわる」のは、季節の風物詩です。恐い恐い。 えっ?、どうして血液検査で「カカオ」の項目をしなかったのかって?。検査して結果がゼロに出て安心して食べまくられるのが落ちですから。しませんでした。恐い恐い。
2011年02月14日
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「安定剤処方してますよね!」「処方してます・・・」「施設内で他の入所者に配ってたんですよ!!」「今後は一切処方いたしません」「お願いしますね!!!」 20才頃から頭痛と嘔吐を繰り返し、デパス、レスタス、プリンペラン、ロキソニンを常用している、40才の女性。IgE:241、杉4(42.3)、ヒノキ3(12.3)、ダニ3(5.60)、HD3(5.08)、イネ科3(3.89)、トマト2(0.87)、ピーナッツ1(0.55)、胡麻1(0.49)、ジャガイモ1(0.48)。 1年半前に安定剤を飲み過ぎて意識不明となってS病院に3ヵ月間入院しましたが、その後当科に安定剤を(おそらくS病院で貰えない分を)処方して欲しいと来るようになりました。ことわっても来ます。いつもラリってます。 本日は、突然男性と一緒に来ましたが、押しの強そうな男性が名刺を出しました「NPO法人ハートネット障がい者就労移行支援事業所生活支援員事務員 〇〇〇〇」どうやら、施設内の入所者に薬を販売していたようです。 よくよくカルテを確認したら、昨年1年間で、デパス0.5mgを3408錠、レスタス2mgを1136錠も処方しておりました。生活の糧にしていたようです。恐い恐い。
2011年02月12日
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「コレステロールの薬は必要なんかな?」「いらないでしょう」「コレステロールの値は変わらんのに」「悪玉ですね」「そうなんや」「最近はL/H比っていう武器もあるしね」 喫茶店で近くのオヤジに聞かれました「コレステロールの値が高くないのに最近急にコレステロールの薬を内服しろって言われている」とのことです。 毒多ぁが研修医の頃は総コレステロールは250までが正常でした。260を超えると「そろそろ内服を」でしたが。20年前くらいから総コレステロールの正常値が150~219に引き下げられましたので、220以上あると内服を勧められるようになりました(みんな努力は嫌いだからね)。 10年くらい前から総コレステロールの値は低くても、悪玉コレステロール(LDL)の値が高いと内服を勧められるようになりました。 さらにここ3年くらいは、悪玉(LDL:70~139)と善玉(HDL:40~80)の比率(L/H比)が問題視されるようになりました(L/H
2011年02月11日
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「妊娠中の食生活は?」「豚肉とレバーとホウレンソウ食べろって」「ご飯は?」「パンとチョコ大好きでした」「自分の子供を豚や牛やチョコで育てたい?」「いやです!」「数値低いから何とかなりそうだね」 生後2ヵ月から顔と首が発赤ジクジクの5ヵ月の女の子。皮膚科で軟膏を塗っても良くならないと受診しましたので、1時間ほど食事指導をしたら・・・ 母親が妊娠中貧血で、鉄剤内服だけにしておけばよかったのに、助産師と保健士にだまされて、毎日、嫌いな豚肉とレバーとホウレンソウをたくさん食べていたそうです。 ご飯は?と聞いたら、大好きなパンとチョコをたくさん食べたそうです。 たくさんレバーを食べたにもかかわらず、5ヵ月児の血液検査は、貧血でした。Hb8.6、Ht27.3、MCV70、Fe11、UIBC474、IgE:5、卵白2(0.74)。 助産師の妊婦指導は詐欺商法です。農水省から派遣された悪徳訪問販売員の助産師・保健士・栄養士・詐欺師がリヤカーにレバーと牛乳とホウレンソウを積んで詐欺商法に来ます「お百姓さんたちが困っているからね」「お腹の中の子どもはアトピーでドロドロになるかもしれないけれど」「みんなで農家を助けてあげましょうね」マニュアルだからね。 大嫌いなレバーを無理やり食べる必要はありません。「貧血には⇒鉄剤(または鉄のサプリメント)」というのが医学で医療です。貧血に⇒豚や牛の肝臓という根拠はどこにもありません。 肝臓は解毒工場ですので、豚や牛が食べた汚染物質がみんな集まってきます。好きならば控えめに食べてもかまいませんが、無理やり食べる必要はありません。 おなかの子供を守るのは母親です。医師教師詐欺師助産師にだまされてはいけません。詐欺師が負けるのは政治家だけです。恐い恐い。
2011年02月10日
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「手足口病が2週間も治らないんです」「足の裏と頬の赤いのは凍瘡です」「手足口病じゃないんですか?」「手足口病はもうちょっとプツプツ水疱です」「寒いからですか?」「冷え症のアレルギー体質です」 生後6ヵ月からときどき口周囲がガサガサして、卵とメロン除去中の1才10ヵ月の男の子。IgE:161、メロン2(2.93)、卵白2(1.03)、ダニ1(0.62)、HD1(0.38)、牛肉1(0.35)。 2週間前から足底が赤くなったので、近医を受診しましたが「手足口病」と言われて薬も出なかったので、亀クリを受診しました。 頬っぺたも耳たぶも赤くて、診るからに「しもやけ」です。早速ユベラ軟膏を処方しました。 しもやけ(凍瘡)は冷え症のアレルギー体質によく見られます。今年は寒いので凍瘡がたくさん来ます。 えっ?、この児はどうしてメロンが陽性なのかって?。母に聞いたら「メロンをたくさん貰うんです」とのことでした。身内にメロン栽培関係者が居るのか?ブタクサ花粉症が隠れているのか?。どちらかに違いありません。 ブタクサ花粉と交差性のあるのはバナナ・メロン・スイカです。恐い恐い。
2011年02月09日
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「ももしもし」「どうされましたか?」「ま間違ってマグロ食べてしまいました!」「何か症状は出ましたか?」「だ大丈夫なんでしょうか?」「何か症状あるんですか?」「どどうすれば良いですか?」「変りなければ様子見てください」 生後3ヵ月から全身アトピーで除去食+インタール中の1才1ヵ月の男の子。 生後6ヵ月のIgE:149、卵白4(25.9)、犬3(4.33)、ミルク2(2.15)、小麦1(0.52)、アジ1(0.36)。 生後10ヵ月のIgE:366、卵白5(66.5)、ミルク4(43.0)、犬4(25.3)、大豆3(8.98)、HD3(5.34)、小麦3(3.58)、胡麻2(1.81)、ピーナッツ1(0.68)、ソバ1(0.41)。 20時過ぎ、時間外に突然の電話「夕食にウメとネギの入ったマグロを食べたが大丈夫なのか?」と父がうろたえておりますので「何か症状が出ましたか?」「何ともありません」「鮪・葱・梅・負荷試験ですね」「血液検査に行きます」「検査したばかりなので検査しなくていいです」食物日誌をつけるようにお願いしましたが、検査に来てしまいました。 IgE:387、ミルク5(55.4)、卵白5(54.8)、犬4(31.0)、イカ3(16.1)、エビ3(12.9)、大豆3(9.86)、HD3(8.09)、小麦3(4.57)、サケ2(2.20)、米2(1.25)、アジ2(0.73)、マグロ≦0.34。 血液検査の上昇傾向は概ね止まったようですが、また3ヵ月後に血液検査に来るようです。1才過ぎてるしね。あんまりやりたくないんだけどな~。恐い恐い。
2011年02月08日
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「除去食の診断書書いてください」「卵と牛乳と胡麻ドレッシングと・・・」「バーモントカレーも書いてください」「???」「胡麻が入っているんです」「知らなかった!」 生後6ヵ月から全身アトピーで除去食中の7才の女の子(エゴマでアナフィラキシーあり)。除去食+インタールで、かなり食べられるものが増えてきましたが、毎春、採血+診断書で受診します。 昨年の除去は卵と牛乳・乳製品と胡麻(蕁麻疹出現と皮膚炎の悪化)だったと記憶しておりましたが、今年は・・・ IgE:401、ダニ5(83.7)、HD5(55.8)、胡麻4(30.4)、杉3(6.31)、ヒノキ2(2.61)、ソバ2(2.09)、卵白2(1.16)、小麦2(1.01)、ピーナッツ2(0.89)、大豆1(0.62)、卵黄1(0.50)、ミルク≦0.34 卵・牛乳・乳製品・胡麻ドレッシングのほかに「バーモントカレー」も書いて欲しいとのことです。 バーモントカレーに「胡麻」が入っているなんて知りませんでした。早速、箱の裏面を見たら・・・ 原料名 食用油脂(牛脂豚脂混合油、パーム油)、小麦粉、砂糖、食塩、でんぷん、カレーパウダー、オニオンパウダー、トマトパウダー、チーズ加工品、はちみつ、ポークエキス、ごまペースト、チーズ、粉乳小麦粉ルウ、粉末ソース、トマトエキス、バナナペースト、ココア、バターミルクパウダー、りんごペースト、ガーリックパウダー、麦芽糖、しょう油加工品、ぶどう糖、脱脂大豆、酵母エキス、ローストオニオンパウダー、玉ねぎエキス、香辛料、調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル、パプリカ色素)、乳化剤、酸味料、香料、香辛料抽出物、(原材料の一部に鶏肉を含む)。 この製品には、食品衛生法によるアレルギー物質25品目のうち、乳成分、小麦、大豆、鶏肉、豚肉、りんご、バナナ、を含む原料を使用しています。 確かに「ごまペースト」が入ってました。恐い恐い。
2011年02月07日
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「最近歯ぎしりひどいんです!」「愛情不足ですね」「ビンタしてます!」「・・・」 鼻炎と扁桃炎で時々来る1才2ヵ月の女の子。最近歯ぎしりがひどいとのことです。 愛情不足が疑われたので「まさかいじめてないよね?」「ビンタしてます」とのことです。びっくり。 チック、歯ぎしり、抜毛、爪かみ、指しゃぶり、不自然な嘔吐・腹痛、作為的咳嗽、貧乏ゆすり、変わった症状は「身体言語」のことがあります。口で言えないことを身体で表現している「わかってほしい」のです。 大声で泣き叫べる赤ん坊にストレスはありません。痛みもかゆみも全部泣いてぶちまければすっきりします。しかし、抱っこして、スリスリベタベタして、泣いているのをあやして、聞いてあげなければ、どんどんストレスはたまります。 だんだん口をきくようになればなるほど「なぁに」と聞いてあげることが必要です。「いそがしい」「あとで」「うるさい」とさえぎるのは危険です。「ビンタ」なんてとんでもないはなしです。欲求不満で将来は少女A決定です。恐い恐い。
2011年02月05日
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「突然呼吸が苦しくなりました」「吸入だけするね」「原因はなんでしょうか?」「インフルエンザっぽいね」「インフルエンザの検査は?」「今からK病院の救急外来で検査するから来てね」「???」 生後1才から喘息発作を繰り返している7才の女の子(入院2回)。除去食+黄耆建中湯+シングレア+テオドール+テープで、かなり発作は少なくなりました。 2年前の血液検査でIgE:482、ダニ5(70.6)、HD5(65.7)、杉3(14.2)、オボムコイド2(2.19)、卵白2(1.15)、バナナ1(0.63)、小麦1(0.46)。 本夕、突然発作を起こしたので、ひさしぶり、19:20に亀クリを受診しました。受診してびっくり、熱がありました。39.0℃、SpO2:96%。喘鳴と陥没呼吸は、メプチン+インタール+パルミコート吸入で消失しましたが、インフルエンザが怪しいので「20時から小児夜間初期救急診察室の当番なのでK病院に来てね」すぐにK病院に向かいました。 インフルエンザ抗原(-)でしたが、救急外来なので、内緒でタミフルを1日分だけ処方したら、すぐに熱は下がりました。 翌朝すっかり元気になって亀クリを再受診しました。37.5℃。インフルエンザ抗原A(+)でした。 本当はインフルエンザ抗原(-)にはタミフル出しちゃいけないんだけどね。恐い恐い。 小児夜間初期救急診察室の当番は1回/5週です
2011年02月04日
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「血液検査してください」「K市ではしてもらえないの?」「症状が軽いから必要ないって」「どうして亀クリに来たの?」「ブログ見たんです」「どうしてブログを知ったの?」「乳揉みオバサンに見てみろって」「騙されたんですね」 生後1ヵ月から顔に発赤ガサガサがあって、乳揉みオバサンの指導で卵・乳・小麦・大豆・除去中のI県K市に住む生後8ヵ月の男の子。 近くの小児科で血液検査の相談をしましたが「症状が軽いので必要ない」と言われたそうです。 K市のN助産師に「毒亀ブログを見るように」勧められ(だまされ)、何を思ったか、亀クリまで来てしまいました。とんでもない話です。 しょうがないので(不必要な)血液検査をしましたが・・・ Hb10.6、MCV74、IgE:35、RASTすべて0、でした。 K市の乳揉みオバサンvs普通の小児科医は、普通の小児科医の勝ち!でした。 K市の普通の小児科医vs普通ではない毒多ぁも、普通の小児科の勝ち!でした。恐い恐い。
2011年02月03日
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「顔と首が真っ赤です!」「今年は早いですね」「なんとかしてください!」「デカドロン+タチオン点滴します」 10代から首と肘部のアトピーに25年間ベトネベート(ステロイド)を塗布し、その後脱ステしていた60才の女性。 2年前の春に顔と首と腕が真っ赤な熱傷状態になり、ベトネベートが効かずに亀クリを受診しました。60才にして初めてのアレルギー検査は・・・ IgE:2153、杉6(508.0)、ダニ6(300.0)、HD6(284.0)、イネ科5(58.9)、雑草4(36.5)、黄色ブドウ球菌1(0.63)、トリコフィトン1(0.38)、TARC:450、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)。MINO点滴または内服とデカドロン注で秋までには小康しておりました。 昨年も春頃から顔と首と腕が軽度熱傷状態になりましたので、今年も春~夏かな?と思っておりましたが・・・ 今年は年始から腕が赤くなりましたので「杉?」と思ったら「餅食べちゃった~」でした。 IgE:1222、HD6(201.0)、ダニ6(196.0)、杉5(69.2)、米2(2.78)、小麦2(2.32)、大豆2(1.56)、マラセチア2(1.56)、黄色ブドウ球菌2(0.70)。 数値がかなり下がっておりましたので「杉下がってますね~」なんて間抜けな説明をしたら大間違い。やっぱり花粉は露出部位だね。 2月になったとたんに、顔・首・腕が真っ赤な熱傷状態になってしまいました。 その後も、顔が真っ赤なAD+花粉症が続々来ます。 今年の花粉はやっぱりタダじゃすまないね。恐い恐い。
2011年02月02日
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「〇〇の息子です!」「?存じ上げません?」「母が行けって!」「?記憶にないですね?」「うちの子が全然食べないんです」「検査しても良いですか?」「いいですよ」「RSウィルス(+)なので紹介状書きます」「重い病気なんですか?」「酸素テントのある病院で診るべきです」 1ヵ月前から咳嗽が続き、4日前から熱38~39℃の続く1才5ヵ月の男の子。 3日前に近医でインフルエンザ抗原(-)でムコトロンを処方され、本日耳鼻科で中耳炎と言われたとのことです。 夕方、19時半頃に『食べないのが不安』になって、終了間際の亀クリに、あたかも「祖母が毒多ぁと知人である」かのごとく装って「すぐに診てほしい」と電話が来ました。まったく知らない人でしたが、来たので診ました。 熱は37.2℃、HR≒120、鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認め、やや脱水気味でしたので、何かこれ以上診ずに済む口実を探したら・・・ RSV(+)でしたので(インフルエンザ抗原(-)・咽頭培養:口腔常在菌)(ラッキー(^^)v)真顔に戻って(すでに急性期は過ぎた感じでしたが)「このウィルスは呼吸困難を起こすことがあるので酸素テントのある病院で診るべきです」「どうすれば良いんですか?」「日赤に紹介状をご用意いたします」「入院ですか?」「入院になるかどうかは五分五分です」すぐに行っていただきました。 もちろん血液検査と胸部X線検査だけで帰されたことは言うまでもありません。 3日前だったら入院だったよね。よく耐えたね。飛騨の価値観は「食べられるかどうか」だからね。恐い恐い。
2011年02月01日
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