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「ガサガサしてませんか?」「してます」「カビだらけだと思いますよ」「血液検査ですか?」「中3(無料)のうちに再検査してください」「本人は検査はいやだって・・・」「どちらでもいいです」「行けたら行きます」 生後からアトピー性皮膚炎の15才の男の子。2年前に嘔吐下痢で脱水、点滴した時「カビっぽいですね」血液検査をしましたが・・・ IgE:617、杉4(46.3)、HD4(43.6)、ダニ4(41.6)、ヒノキ3(6.58)、イネ科3(3.57)、蛾2(3.43)、犬2(1.97)、猫2(1.23)、カビ1(0.43)。 しばらく受診しておりませんでしたので、電話で検査結果を説明したら・・・ やっと再検査に来ましたが、やっぱりカビだらけでした。2年ぶりの血液検査では・・・ IgE:1628、ダニ5(58.9)、HD5(58.7)、ピティロスポリウム4(45.4)、マラセチア4(28.9)、ペニシリウム3(9.63)、杉3(7.48)、イネ科3(4.62)、蛾3(4.14)、カビ2(3.49)、犬2(2.94)、アルテルナリア2(2.72)、シラカンバ2(2.15)、クラドスポリウム2(1.70)、トリコフィトン2(1.68)、ヒノキ2(1.52)、アスペルギルス2(1.41)、猫2(1.37)、カンジダ2(1.05)、ビール酵母2(0.96)、ヘルミントスポリウム2(0.82)。 数値が上昇しておりましたが、あまり治療に興味はないようです。 男の子だからいいよね。カビ(インキンタムシ)だらけでもね。恐い恐い。
2011年03月31日
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「保育園でリンゴ病流行ってるんです」「溶連菌迅速(+)です」「内服しても良くなりません」「マイコプラズマ(+)です」 鼻閉と喘鳴で時々受診する5才の女の子。 5日前に頬>全身が真っ赤になって受診しました「K保育園でリンゴ病が流行っているんです」。 最近K保育園で「リンゴ病」と言われてきた児が、4人連続溶連菌(+)だったことを説明して、溶連菌迅速検査をさせていただきましたが、陽性でしたので、フロモックスを内服していただきました。 しかし、3日前に顔が真っ赤に腫れて、全身紅斑もさらに増強しましたので、血液検査のうえMINO+デカドロン点滴+ジスロマック内服とさせていただきました。 イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:91、卵白2(1.55)、バナナ2(1.08)、オボムコイド1(0.51)。やはりマイコプラズマ混合感染でした。 3日たっても良くならないと再診しましたが、少し良くなっておりましたので、本日は点滴せずに、オゼックス(抗生剤)内服を追加しておきました「しばらくかかるけど様子見てね」その後来ないのでよくなっているのでしょう。 リンゴ病(伝染性紅斑:パルボウィルスB19感染症)が重症化することはめったにありません。重症化するのは、膠原病の体質を持っている場合と、他の病原体の混合感染の場合です。 今回は、リンゴ病+溶連菌+マイコプラズマのトリプルパンチでした。恐い恐い。
2011年03月30日
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「牛乳除去の書類と検査をお願いします」「検査するの?」「学校から検査しろって」「カビの検査もしていいですか?」「してください」「マラセチア(+3)ピティロスポリウム(+3)です」「カビの薬ください」 乳児期からアトピーで全身ガサガサ、どう診てもカビだらけの14才の女の子。毎春「牛乳除去の書類だけ欲しい」と受診します。 3年前に近医で血液検査を受けましたが、牛乳が陰性だったので、書類は書いてもらえなかったようです(当然だよね)。3年前の近医の検査では・・・ IgE:193、杉4(36.8)、ダニ4(32.6)、HD4(27.0)、猫3(5.27)、ヒノキ3(5.00)、犬2(1.63)、(蛾・卵白・ミルク・小麦・大豆・卵黄)≦0.34 今年は、学校から、採血検査命令が下ったようです。毎回お願いしていた「カビの検査」がやっとできましたヽ(^o^)丿 IgE:517、HD6(130.0)、ダニ6(121.0)、杉4(20.2)、マラセチア3(10.3)、猫3(7.28)、雑草3(7.06)、ピティロスポリウム3(5.94)、ヒノキ3(4.40)、イネ科1(0.68)、カビ・シラカンバ・ミルク・黄色ブドウ球菌B≦0.34 母は、やっと、毒多ぁから言われ続けた「カビだらけ」「牛乳じゃなくてカビ娘」を受け入れてくれたようで、強酸性水消毒やら、イソジン消毒やら、カビ軟膏(抗真菌剤)やら、を始めてくださいました。 嫁に行くまでに間に合うかしら?。恐い恐い。
2011年03月29日
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「目の周りがジクジクして治りません」「AD+皮膚感染症です」「何の感染症ですか?」「マイコプラズマ+カビです」「どうすれば良いですか?」「抗生剤+抗真菌剤+駆?血剤で中からね」「どのくらいかかりますか?」「良い子宮を用意して良い子を産もうね」「嫁に行くまでですか~」 1才半からステロイドを塗っている19才の看護学生。 2年半前にG市の皮膚科で血液検査をされて(IgE:1200)「こんなもんだね~」の一言だけで何の指導もなかったそうです。 3ヵ月前から眼周囲が真っ赤に腫れてジクジクし、皮膚科でリンデロンAを塗っても良くならないと受診しました。 どう診てもカビバイ菌だらけでしたが、鼓膜発赤と鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をさせてもらったら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。早速ジスロマックを処方したら、1週間後にはジクジクは乾燥落屑傾向になりました。2年6ヵ月ぶりのアレルギー検査では・・・ IgE:1429、ダニ5(90.8)、HD5(88.7)、マラセチア5(63.7)、ピティロスポリウム4(20.4)、杉3(10.7)、カビ2(1.20)、黄色ブドウ球菌≦0.34。 やっぱりカビだらけで、便秘と生理痛もありましたので、抗生剤(ミノペン)と抗真菌剤(ラミテクト)と駆?血剤(桃核承気湯)と強酸性水消毒+ラベンダーを開始したら・・・ 1ヵ月で目の周囲がかなりきれいになり、かわりに口唇がガサガサになってきました。毒素が下がってきたんだね。「嫁に行くまで」って説明してたのに。若者は変化が速いね。恐い恐い。
2011年03月28日
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「ホテルの醤油で苦しくなりました」「丸大豆醤油以外の大豆は何角形か知ってる?」「?大豆は丸いんじゃないですか?」「缶コーヒーでも苦しくならない?」「缶飲料は全部だめです!」「H社以外のアイスクリーム食べられる?」「吐きます!」「タバコは?」「近寄れません!」「CSですね」「???」 ビジネスホテルの朝食の醤油で呼吸困難と体部掻痒と吐き気が出現した20才の女性。 醤油の検査をして欲しいと受診しましたので「醤油という検査項目はありません」「ホテルの醤油は高級じゃないんですか?」「丸大豆醤油って知ってる?」「大豆は丸いんじゃないんですか?」ビジネスホテルの安物粗悪醤油は「大豆が丸じゃない」ことを説明したら。びっくりしてました。 CS(化学物質過敏症)と思われましたので、「缶飲料」「色のついたお菓子や漬物」「H社以外のアイスクリーム」「タバコ」。。。CSに悪そうなものを聞いたら、全部吐き気と呼吸困難が出るそうです。 CSの説明をしたら「やっと謎が解けました」ニコニコして帰って行きました。 もちろんアトピーの検査もしましたが(IgE:194、杉5(59.1)、ダニ3(5.82)、HD3(5.09)、アスペルギルス・大豆・エビ・カカオ≦0.34)、CS嬢には特に大きな意味はありません(CSはアトピーのなれの果てだからね)。 えっ?。丸大豆醤油以外の醤油の大豆は何角形なのかって?。 丸大豆と書いていなければ、原料はホームセンターの肥料置き場に積んである「油かす」です。大豆の搾りかすに添加物をぶち込んだ「アミノ酸醤油」にほかなりません。 味噌は白っぽいので、変なものを入れるとすぐにばれてしまいます。メーカー間格差は少ないと言えます。 醤油は真っ黒なので、何を入れてもばれませんので、メーカー間格差はかなり大きいと言えます。 醤油は「お金をかける価値のある食品」です。恐い恐い。
2011年03月26日
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「血液検査してください」「ゼーゼーしてますね」「モルモットが居るんです~」 年末から咳嗽・喘鳴・呼吸苦が続く45才の女性(36.5℃・SpO2:95%)。 鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血と喘鳴を認めましたので、感染に伴う喘息の説明をしようとしたら「モルモットの検査をしてください!」とのことでしたので、血液検査だけさせていただきました。 イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:224、モルモット上皮3(12.7)、ダニ3(12.4)、HD3(10.6)、杉3(7.72)、ヒノキ2(1.50)、イネ科2(1.27)、雑草2(1.04)。 9日後に結果を聞きに来たら呼吸が苦しそうだったので「マイコプラズマ感染症です」と言ったら、やっと治療(といっても吸入と点滴とジスロマック3日分だけ)させていただけました。 喘息の説明はさせていただけませんでした。 その後来ないけどどうしてるかしら?。恐い恐い。
2011年03月25日
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「チワワとゴールデンではどちらが?」「顔全体トビヒです」「どうすれば良いですか?」「殺菌消毒+除去食+インタールです」 生後4ヵ月から顔の発赤ガサガサがあってリンデロン+トパルジック+ヒルドイドソフトを塗布している1才の男の子。 生後4ヵ月に近くの病院で血液検査を受けましたが(IgE不明、犬31.2、卵白16.4、卵黄2.07、ミルク0.59、HD・猫・小麦・米・大豆・豚肉・バナナ≦0.34)何の説明も指導もなかったので、適当に掃除して、適当に卵と牛乳だけ注意していたそうです。 最近G市内から郊外に転居したら急に顎がジクジクしたので亀クリを受診しました。G市内の旦那の家にはチワワとヨークシャーテリアが同居して、G市郊外の実家にはゴールデンレトリバーが同居しているそうです。 犬の種類がどうのこうの言いだしましたので「犬よりもアトピー+皮膚感染症です!」除去食+インタール+殺菌消毒の説明をして、血液検査をさせていただきました。 IgE:66、犬3(13.6)、卵白3(6.59)、胡麻2(1.25)、カビ・ダニ・ミルク・小麦・大豆・ジャガイモ・サケ・バナナ・ブドウ球菌≦0.34、TARC1052。数値はそれほどでもありませんでしたので、症状はどんどん良くなっております。 これからリンデロンの減量開始です。どうなるかしら。恐い恐い。
2011年03月24日
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「かか亀ちゃん今どこにいるの?」「今お茶してます」「旦那が脂汗流してお腹痛がってるの」「すぐに行きます」 以前大腸術後に腸閉塞既往のある60歳の男性。休診日の夕方に喫茶店でお茶をしていたら奥様からSOSのコールがありました。 救外と入院は嫌とのことでしたので、早速診察をしたら鼓腸を認め、明らかに腸炎+便秘(おそらく麻痺性イレウス)の状態と思われました。 外科的なものではなさそうでしたので、グリセリン浣腸60ml×3回で、やっと、夜半には排便・排ガスがあり改善しました。 あとでそっと訊いたら、健康オタクの奥様に「G発事故以来海草を大量に食べさせられていた」らしいです。海草はヨード分(安定ヨウ素127 I)が多いからね。 海草や豆類などの繊維質の多いものは医学的には「膨張性下剤」です。腸が冷えて動きの悪い人は腸閉塞になることがありますので、注意が必要です。以前白インゲン豆ダイエットで腸閉塞になった60歳の女性も居りました。 にがりダイエットも下剤です。にがりの主成分は主に塩化マグネシウムですが、マグネシウムは「塩類下剤」です。青菜に塩(浸透圧)の原理で便の水分量を増やして排便を促します。 シャングリラダイエットのオリブ油は「小腸下剤」です(糖や脂質が腸内で醗酵すれば膨張性下剤)。多量の植物油が消化吸収不全をきたして、排便を促します。 たいていのサプリ(や健康食品)は腸の弱い人(冷えて便秘する人と腸管アレルギーの人)にとっては腸閉塞の危険が潜んでおります。恐い恐い。
2011年03月23日
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「どうされましたか?」「高山に避難したら喘息発作が出ました」「ミミハナノド赤いですね」 4才の時に畳の家に引っ越したら喘息が始まった6才の男の子。 フローリングの家に転居してから喘息発作は治まったとのことでしたが・・・ 3月初めから鼻炎症状がひどくなり、3日前に東日本大震災から逃れて高山の友人宅(畳)に来たら、喘息発作が始まってしまいました。 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の腫脹充血と喘鳴・陥没呼吸を認めましたので(SpO2:94%・37.2℃)、インタール+メプチン+パルミコートの吸入を行ったら、喘鳴は消失しました(SpO2:94%→97%)。 アドエア吸入を持っていたので、ジスロマックだけ処方して、喘息(冷え+汚染)の説明をしようとしたら、断られました。「渋谷の家に戻れば治ります」。畳(高山)は嫌いなのね。恐い恐い。
2011年03月22日
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「フジコさん生きてたの?」「なんとか助かったけど仙台は地獄よ」「笹氣出版印刷(株)は?」「スタッフは無事だけど会社は津波で1m浸水よ」「毒多ぁの本は?」「なんとか免れたみたいなので高山に送るね」 東日本大震災から10日目で、やっと、仙台の状況が断片的に伝えられてきました。 以前勤務していた「東北大学病院」「石巻赤十字病院」「東北公済病院」は無事存続。 以前アレルギーと心エコーを教えてくれた同級生の角田和彦先生(とクリニック)は無傷。 20年にわたって拙著「体質の良い子に育てましょう」「心と体のセルフコントロール」「毒多ぁ亀山の小児科日誌」を管理してくださったフジカンパニーも無傷。印刷会社の笹氣出版印刷(株)は浸水1mにもかかわらず拙著は浸水を免れました。 拙著「体質の良い子に育てましょう」「心と体のセルフコントロール」「毒多ぁ亀山の小児科日誌」残り数百冊?は、今後、高山と東京に避難する予定です。 東京の取扱店は杉並の「辻安全食品」です。住所:東京都杉並区荻窪2-41-12。TEL 03-3391-6261、フリーダイヤル0800-8000-399、FAX 03-3391-6274、HP http://www.tsuji-a.com/tuji/index.html、e-mail info@tsuji-a.com 20年続いた「体質の良い子に育てましょう」は、大震災にも負けず、津波にも流されず、もう少しだけ続きそうです。増刷の予定はありません。残りは数百冊?。恐い恐い。 避難してきた「毒亀本」第1陣! 残りは発掘中!
2011年03月21日
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「どうして亀クリに?」「大震災から避難してきたんです」「喘息の薬が処方されてますね」「カゼって言われてます」「ミミハナノド赤いですね」「杉花粉陽性なんです」「熱も出せない冷え症ですね」 東日本大震災から逃れてきたY浜在住の45才の女性。カゼが2ヵ月治らないとのことでしたが、フルタイド吸入とホクナリンテープが処方してありましたので「喘息の説明はされましたか?」「カゼって言われてます」2ヵ月間もカゼが続くわけはありません。 鼓膜発赤と鼻粘膜腫脹充血と咽頭発赤を認めましたので(SpO2:96%・36.5℃)、感染に伴う冷え症の咳喘息であることを説明して、メプチン+インタール吸入をさせていただきました。 咳嗽↓、呼吸音↑、でしたので(やっぱり喘息)、ジスロマック+エピナジオン+シングレア+ホクナリンテープ+麦門冬湯+補中益気湯を処方したら、一晩で症状は改善してしまいました。 浜のDr.(説明なし) vs 山奥の毒多ぁ(冷え+汚染の説明30分)は、山奥の無医村の勝ち。でした。恐い恐い。
2011年03月19日
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「検査してください」「とうとう決心がつきましたか?」「保育園入園するんです」「卵白(2+)です」「卵大好きなんです」 乳児期から時々あちこち真っ赤になる1才10ヵ月の男の子。時々受診するたびに検査をお願いしておりましたが、検査させていただけませんでした。 なぜかというと、4才の兄のアトピーが、近医で「食物除去せずに治ったから」なのでした。兄の検査結果は・・・ 生後9ヵ月(K病院):IgE:385、卵白50.6、オボムコイド7.92、ミルク6.78、卵黄4.10、小麦3.89、大豆1.61。 1才2ヵ月(亀クリ):IgE:1541、ダニ6(222.0)、卵白4(18.4)、小麦3(5.82)、ライ麦3(5.18)、胡麻3(4.91)、ミルク3(4.66)、サケ3(4.47)、ピーナッツ2(2.96)、大豆2(2.53)、ソバ2(1.93) バナナ2(1.64)、トマト2(1.35)、カビ2(1.31)、カボチャ2(0.90)、リンゴ2(0.90)、イワシ2(0.86)、牛肉2(0.83)、ジャガイモ1(0.65)、オレンジ1(0.61)、サバ1(0.59)、豚肉1(0.44)、TARC:1055。 兄は現在も除去はしておりません。 弟も除去はしていないようでしたが、入園に際してS保育園から検査命令が下ったようです。 IgE:54、ダニ3(8.43)、HD3(7.76)、卵白2(1.22)、ミルク1(0.48)。 卵は除去どころか「大好き」とのことでした。たくさん食べて、皮膚症状もあるのにこの程度の数値! 検査結果は気にせずに「食べて慣らす」K病院の指導に敬意を表したいと思います。恐い恐い。
2011年03月18日
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「検査してください」「えっ?検査するの?」「R保育園に入園するんです」「さささせていただきますm(__)m」 生後1ヵ月からアトピー性皮膚炎(+皮膚感染症)があって、生後2ヵ月で亀クリを受診したことのある2才の男の子。 生後2ヵ月と5ヵ月に2回受診した時は「カレンデュラ塗ってるから結構です!」指導も検査も拒否され、しばらく来ないなと思ったら・・・1年半ぶりに受診しました。 母に聞いたら「なんとなく卵と牛乳と乳製品と肉だけ除去している」のがR保育園のY先生の逆鱗に触れ、採血検査命令が下ったようです。逆らったら怖いのでさせていただきました。 IgE:712、HD6(202.0)、小麦4(21.5)、卵白3(12.4)、胡麻3(3.56)、キウイ2(3.20)、ミルク2(1.92)、大豆2(1.55)、ピーナッツ2(0.81)、オレンジ1(0.57)、トマト1(0.47)、豚肉・サバ≦0.34。でした。 数値は高値で、すでに成人型突入です。 もちろん指導はしませんでした。あとは砂糖玉教 vs Y先生におまかせです。恐い恐い。
2011年03月17日
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「今年も検査してください」「また下がりましたね◎」 2年前に「イカを食べると口が痒くなる」と受診してアレルギー体質が見つかった7才の男の子(他に目立った症状なし)。 2年前:IgE:1546、ダニ6(343.0)、杉4(36.2)、イカ3(8.53)、タコ3(5.94)、アサリ2(2.79)、胡麻2(2.01)、カキ貝2(1.80)、エビ2(1.24)、ブタクサ2(1.03)、トマト1(0.52)、バナナ1(0.35)。×。 環境整備と除去食「できる範囲でいいからね」をしていただいたら。 1年前:IgE:885、ダニ6(204.0)、杉4(33.2)、イカ3(3.84)、タコ2(2.60)、ブタクサ2(2.34)、アサリ2(1.56)、胡麻2(1.28)、カモガヤ2(0.98)、トマト2(0.86)、ホタテ2(0.74)、エビ1(0.58)、バナナ≦0.34。◎。 絶対に人をほめない毒多ぁのカルテに◎がついてしまいました。 今回:IgE:569、ダニ6(162.0)、杉3(14.8)、カモガヤ2(2.37)、イカ2(2.10)、ブタクサ2(2.07)、タコ2(1.59)、アサリ2(0.92)、胡麻2(0.76)、トマト1(0.64)、ホタテ1(0.44)、カキ貝1(0.39)、エビ≦0.34。◎。 最近は間違って食べてもあまり痒くならないようです「将来は大丈夫そうです(^^)」と母。 母親(弱者)いじめだけが生きがいの毒多ぁのカルテに2年連続◎を書かせる母は、大っ嫌いです。恐い恐い。
2011年03月16日
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「血液検査してください」「今回も数値は低いでしょうね」「来週結果聞きに来ます」「貧血がひどいので鉄剤取りに来てください!」 生後3ヵ月からアトピーにデルモゾールを塗っていた1才の女の子。 生後6ヵ月(IgE:45、卵白3(9.07)から除去食+インタールを開始して、かなりきれいになっておりましたが・・・1月に亀クリインフルエンザ第1号のブログネタを提供していただいた他には、問題なしと思っていたら・・・ 半年ぶりに血液検査をに来ましたので、検査したら、びっくり。Hb7.6、Ht27.7、RBC456、MCV61、Fe15、UIBC522。重症貧血でしたので、すぐに鉄剤(インクレミンシロップ)内服を開始していただきました。 鉄剤を内服しても、便は、黒くなりませんでしたので、単に母乳の鉄分が少なかっただけのようです。 アレルギー検査では、IgE:48、卵白3(8.58)、大豆2(2.84)、卵黄2(1.36)、ピーナッツ1(0.57)、オボムコイド1(0.41)。豆がちょっと陽性になった程度で大きな問題はありませんでした。 やっぱり6ヵ月で少しでも検査でひっかかった児は、早めに再検査する価値があるね。恐い恐い。
2011年03月15日
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「じゃがりこで呼吸が苦しくなりました!」「ジャガイモ大丈夫でしたよね?」「脱脂粉乳が入ってたんです!!」「???」 生後1ヵ月からアトピーがあって除去食+インタール中の1才3ヵ月の男の子。 生後6ヵ月のIgE:126、ミルク4(34.6)、卵白4(28.2)、大豆1(0.64)、小麦1(0.53)、ピーナッツ1(0.35)。 昨年7月にお姉ちゃんがアイスクリームを食べた口で(^ε^)-☆Chu!!して顔がボコボコになって以来症状は落ち着いておりましたが・・・ 生後10ヵ月のIgE:375、ミルク5(79.3)、卵白5(67.8)、小麦3(5.91)、バナナ3(3.62)、大豆2(1.18)、ジャガイモ1(0.69)。 今朝、お姉ちゃんのジャガリコを(知らぬ間に)食べたら顔がぼこぼこに腫れあがって、ゼーゼーしたので受診しました。 受診時は治まっておりましたが、ジャガリコに脱脂粉乳が入っているなんて知りませんでしたので、さっそくラベルを見たら・・・ 原材料名じゃがいも、植物油、脱脂粉乳、食塩、水あめ、デキストリン、香辛料、砂糖、乳化剤(大豆を含む)、カゼインNa、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(V.C、V.E.)、香料。1カップ60g当たり298kcal、蛋白質4.0g、脂質14.4g、炭水化物38.0g、Na277mg(食塩相当量0.7g)。 脱脂粉乳とカゼインが犯人でした。 これからもお菓子大好きお姉ちゃんはいろいろ話題を提供してくれそうです。恐い恐い。
2011年03月14日
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「毒多ぁは放射線と放射能の違いも知らないんですか?」「体質の良い子に育てましょうP202ですね」「福島市生まれでしょう?」「福島G発から60~70キロ圏内です」「あの本も消えてなくなるんですね」「笹氣出版印刷(株)も連絡とれません」チェルノブイリ(にがよもぎ) シンガポールでは、セシウムやコバルト60の規制値は0ベクレル!ですが、日本では370ベクレルという高値(ほとんどフリーパス)です。世界中で売れ残った放射能汚染食品は、すべて、日本に集まって来ているのです。しかも、加工食品はどこから来ているのか分からなくなっているのです。(たとえば、ソ連の汚染牛肉→ブラジルでビーフエキス→日本でインスタント食品に使用など) 粉ミルクに使われる乳糖や脱脂粉乳も放射能で汚染されているものが輸入されています。 それどころか、アメリカでは、EDB(Ethylene Dibromide)に代わって核廃棄物のセシウム137やコバルト60で輸出作物を放射線照射(薫蒸)する計画が始まっています、(国内ではすでにジャガイモに対するコバルト照射が行われています。) 毒多ぁ(福島高校出身)がバカなのも。38年前に双葉高校の「アトム打線」が甲子園初出場で(0-12で)ボロ負けしたのも福島G発の祟りに違いありません。恐い恐い。 東北大震災と津波で行方不明の「体質の良い子に育てましょう」
2011年03月12日
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「仙台のフジカンパニーに繋がらないんです」「震災で大混乱です」「昔書いた2冊目の本が入手したいのですが」「震度7の烈震で行方不明です」「家庭でできるカウンセリングってありましたよね・・・」「心と体のセルフコントロールP269ですね」家庭でできるカウンセリング 災害カウンセリングという職業(あるいはボランティア)があります。大災害で家や財産を失った人は、ストレスによる病気になりやすいのですが、カウンセリングによって症状を良くすることができます。決してお金や家を与えるのではなく、話を聞いてあげるだけなのです。(1)話を聞いて不平不満を引き出す(受け止める) カウンセリングは何も難しいことではありません。治そうと思うから難しいのです。治そうと思わずに、ストレス(不平不満の悪想念)をうまく引き出せば良いのです。カウンセラーとは「聞き上手」であれば良いのです。心を閉ざしている人の心をうまく開いてあげれば良いのです。 できるだけ悪想念がなく(空っぽに)なるまで、根気よく話を聞いてあげることが大切です。その場合できるだけ「柔らかい言葉」で受け止めてあげることが必要です。 自分がこんなことを言うなんて・・・・・・というように自分でも気づかない自分まで引き出せればもうプロ級のカウンセラーです。(2)話の内容からその人の「想い」がどこに向いているか判断する 信頼関係ができたら、アドバイスをする必要がありますが、ピントはずれなことを言うとかえって逆効果になる場合がありますので注意が必要です。 仮に本人が「不満は持っていない」と言っても、その人の心の中を占めていることが話題となって出てきますので、話題の出てくる頻度によってその人の心の中の構造が見えてきます。 冗談で言っているようでもお金や物の話題が多い人は物欲が強く、男(女)性の話題が多い人は性欲が強いのです。 うまく話を合わせてあげることが大切です。(3)その人の想いがプラス(+)に方向転換するようにうまく誘導する 話が合ってきたら、今度はその人の想いをマイナス(-)思考からプラス(+)思考に変わるように誘導する必要があります。 その場合に、無理やり元気づけると(特にうつ病の場合)周囲の期待が重荷になってかえって悪化する場合がありますので注意が必要です。できるだけ自分の口から「頑張ります」「やる気が出てきました」と言わせるように誘導することが大切です。(4)新しい自分を発見させる 新しい自分の可能性に気づくことができれば最高です。そのためにはカウンセラーの趣味や教養の幅広さが必要になってきます。(5)信頼関係の確立が重要 カウンセリングで最も重要なのは信頼関係です。相手に嫌われていたり軽蔑されている場合はカウンセリングは不可能です。まず、相手に信頼されるような自分に自己改革して行く必要があります。自分の変わって行く姿を相手に見せるのも非常に有効なカウンセリングと言えます。その場合に見返り(代償)は求めないという態度が必要です。「無償の愛」が家庭でできるカウンセリングの基本です。 信頼関係ができ上がってしまえば、どんなやり方でもうまくいってしまいます。 毒亀本の2冊目「心と体のセルフコントロール」は16年間の役目を終えてこのまま消えてしまうのでしょうか?。恐い恐い。 仙台の大震災で行方不明の毒亀本
2011年03月11日
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「軟膏塗っても良くならないんです」「大腿から上は紅斑で膝から下は紫斑ですね」「皮膚病じゃないんですか・・・」「足関節腫脹も紫斑病ですね」「どうすればいいでしょう?」「抗生剤内服してください」「ザイザル効かないんです」「アレグラでいいですよ」「主治医がザイザルは必ず飲めって」「新薬だから使ってみたいんでしょ」 2/14から下腹~下肢に発赤掻痒と足関節腫脹を認める40才の女性。 皮膚は皮膚科。足は整形を受診しておりましたが、下肢の発赤掻痒が3週間経っても良くならないので受診しました。 膝から上は紅斑。膝から下は紫斑でしたので。血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:25、イネ科2(2.52)、雑草・カビ・杉・ダニ・HD・黄色ブドウ球菌B≦0.34。でした。 マイコプラズマ感染による、紅斑+紫斑+紫斑病性関節炎と思われましたので、ジスロマックを処方したら、症状は、すぐに良くなってしまいました。 蕁麻疹や紅斑や紫斑は皮膚病ではありません。皮膚の下の血管の炎症ですので、軟膏を塗ってもあまり効きません。血管炎を起こす感染症対策のほうが大切です。もちろん、痒いので、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の併用は必要です。 えっ?、どうして主治医は患者が「効くと言ったアレグラ」ではなく「効かないと言ったザイザル」を必ず飲むようにと言ったのかって?。 ザイザルはジルテックをパワーアップした新薬です。最先端医師は新薬を使うのが大好きです。毒多ぁは頭が壊れておりますので、最先端医療は苦手です。恐い恐い。
2011年03月10日
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「血液検査してください」「その前にアトピーの説明を聞く時間はありますか?」「何も努力してませんでした・・・」「除去食+インタール+殺菌消毒から始めましょう」「もう遅いんでしょうか?」「もうお終いかどうかの血液検査もしておきますね」「・・・」 生後2ヵ月から全身ガサガサでアルメタ(ステロイド)を塗っている1才2ヵ月の男の子(フォローアップ飲みまくり+除去は無し)。 生後6ヵ月にG病院で血液検査を受けましたが、IgE:117、HD17.8、ダニ16.0、卵白15.4、卵黄1.33、小麦0.88、ミルク・米・ピーナッツ・大豆・アーモンド・β-ラクトグロブリン・カゼイン≦0.34、特に説明もなく、その後の血液検査もないので、不安になり、亀クリを受診しました。 診るからに全身カビバイ菌だらけなので、1時間ほど指導をして、除去食+インタール+強酸性水消毒+ステロイド希釈開始としました。 母は説明を聞いて泣いてました「何にもしてなかったのね」。 8ヵ月ぶりの血液検査では、IgE:681、HD6(260.0)、猫5(59.0)、卵白4(23.9)、胡麻3(4.13)、小麦2(1.32)、ミルク2(1.10)、バナナ1(0.54)、大豆1(0.48)、カビ・タラ・ジャガイモ・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:659。でした。 母は結果を聞いて泣いてました「重症だけどお終いではないのね」。 連日、毒多ぁの説明(いじめ・嫌がらせ)を聞いて、アトピッ子の母は、どん底に突き落とされて泣いております。恐い恐い。
2011年03月09日
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「鼻炎の薬ください」「あの後症状はなかったの?」「少し鼻炎っぽいだけです」「IgEが4713なので・・・」「大丈夫です!」「・・・」 2年前から少し鼻炎が始まり、昨年11月に眼が腫れてお岩さん状態になって受診した14才の女の子。 症状は抗生剤(ジスロマック)と抗アレルギー剤(アレグラ)で良くなったので、血液検査の結果を聞きに来ませんでした。 イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:4713、HD6(200.0)、ダニ6(166.0)、シラカンバ5(91.4)、杉4(36.7)、猫3(11.0)、食物3(6.78)、穀物3(4.57)、ヨモギ1(0.65)、イネ科1(0.61)、カビ1(0.61)、蛾1(0.54)、ヤブ蚊≦0.34。 4ヵ月ぶりに鼻炎の薬をもらいに来ましたが、症状も鼻粘膜所見も軽微でした。 数値が非常に高いので、将来の孫がアトピーかもしれない?と脅しつつ、アトピーの指導をしようとしたら、断られました「大丈夫です!」。 食物マルチ(卵白・牛乳・小麦・ピーナッツ・大豆)と穀物マルチ(小麦・トウモロコシ・米・胡麻・ソバ)の個別のアレルゲン検査も断られてしまいました「食べても何ともないので結構です!」。残念!。 一応、医療費無料(高山市は中学3年まで)のうちに(あと1年)再検査をお願いしました「下がってたら◎ね」。来るかな~。恐い恐い。
2011年03月08日
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「白色ワセリンは大丈夫なんでしょうか?」「不純物のカタマリです」「プロペトも石油ですよね」「ラベンダー軟膏にしますね」「良くなりました」 生後3ヵ月から顔の発赤ガサガサがあって、ステロイドを塗っていた6ヵ月の男の子。 ステロイドが減ってワセリンだけになったら顔が赤くなったので不安になって受診しました「ワセリン塗ってれば大丈夫って言われました」「食生活は?」「吉村医院直伝です」母はあの有名な岡崎の吉村医院の助産師様のご友人だそうです。 白色ワセリンは、汚い原油の「黄色」ワセリンを漂白剤で白くしたものが「白色」ワセリンです。残っている不純物:過酸化脂質によって石油焼けしてしまいます。 さっそく、眼科用精製ワセリンの「プロペト」と石油の入っていない亀クリ謹製「ラベンダー軟膏」を処方させていただきました。 血液検査ではIgE:26、ホタテ・ダニ・HD・卵白・ミルク・小麦・胡麻・大豆・トマト・ジャガイモ・サバ・バナナ≦0.34。でした。 えっ?。どうして「ホタテ」を検査したんだって?。実家が青森でホタテ漁ををしているそうです。 皮膚症状は、除去食+インタール+強酸性水消毒+ラベンダーできれいになってしまいました。めでたしめでたし。
2011年03月07日
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「K病院に紹介状書いてください!!」「す直ぐに書きます」 生後1ヵ月からアトピー性皮膚炎があって17年間ステロイドを塗っている18才の男の子。昨年末に亀クリを受診しましたが、診るからにカビだらけだったので「ステロイド皮膚症」について説明して、血液検査をさせていただきました。 生まれて初めての血液検査では・・・ IgE:270、杉3(16.2)、マラセチア2(0.94)、ピティロスポリウム2(0.88)、イネ科1(0.45)、雑草・カビ・ダニ・HD・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34。でした。 もともとのアトピー体質はそれほど強くなく、脱ステは可能かと思われましたので、殺菌消毒やら、大好きなお菓子や清涼飲料水を控えてもらったり(イーストコネクション)、抗真菌剤を試したり、懸命に指導したつもりでしたが・・・2ヵ月半で挫折!というよりも毒多ぁの勘違い! 突然「紹介状を書いてください!」すぐにお書きいたしました。 脱ステには全く興味がなかったのでした。 お客様のニーズを読み取れすに、勝手に脱ステをしようと思いこんでいたなんて・・・。恐い恐い。
2011年03月05日
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「消風散を勧められたんですけど」「胡麻アレルギーには危険です!」「剣道部で冬悪化するんです」「当帰飲子にしてみましょう」「効きました!」 生後8ヵ月から全身アトピーで皮膚科に通院していた17才の男の子。2年半前に亀クリに来ましたが、全身カビだらけで、検査値も高値でした。 IgE:9202、ダニ6(681.0)、HD6(583.0)、杉6(193.0)、犬6(173.0)、カビ3(13.8)、胡麻3(3.60)、卵白2(1.32)、バナナ1(0.55)、黄色ブドウ球菌1(0.50)、蛾1(0.40)。 1年半でかなり症状は改善し(殺菌消毒+抗真菌剤)、数値も下がっておりました。 IgE:3769、ダニ6(345.0)、HD6(342.0)、犬5(79.3)、杉5(74.9)、カカオ1(0.57)、ブタクサ1(0.44)。 しばらく来ないなと思ったら・・・剣道部の練習でアトピーが悪化したのでドラッグストアに行ったら十味敗毒湯と消風散と当帰飲子が気になったので。相談に来ました。 「十味敗毒湯は夏ジクジク悪化する人に合いますよ」「冬!ガサガサ悪化するな~」「冬冷えて悪化する人は当帰飲子ですね」「消風散を勧められたんやけど」「消風散は胡麻アレルギーには危険ですよ!」当帰飲子に即決しました。効きました。冷え症でした。 十味敗毒湯はデトックス漢方の中でも「ウミ抜き」あちこち化膿しやすい人の漢方です。冬ガサガサする人にはあまり向いておりません。 冬冷えてカサカサかゆみが強くなる人には当帰飲子が向いております。冬冷えて痒くなる「老人性皮膚掻痒症」の特効薬です。 消風散はほとんど存在価値のない漢方です。それどころか、胡麻を含みますので、胡麻アレルギーには危険です(被害者続出)。それに蝉退(ゼンタイ:セミの抜け殻)なんてものまで入っておりますので、不気味です。恐い恐い。
2011年03月04日
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「ホクナリンテープ貼った方が良いんでしょうか?」「ゼーゼーしてますね」「夜中苦しがるんです」「吸入しても良いですか?」「吸入してください」「ゼーゼー消えましたね」「ホクナリンテープ使ってみます」 1年前から喘鳴があり、2ヵ月前から甲状腺剤を内服している1才8ヵ月の男の子。 総合病院で処方してもらっているホクナリンテープを貼っても良いのか不安があると受診しました。 呼気時に喘鳴を聴取したので、メプチン吸入をしたら・・・喘鳴は消えてしまいました。喘息だね。 ホクナリンテープとメプチン吸入は交感神経(β2)刺激剤です。自律神経(+の交感神経)を刺激して無理やり気管支を拡げる気管支拡張剤です。 喘息は自律神経(‐の副交感神経)が緊張して気管支が狭くなっている状態ですので、気管支拡張剤のホクナリンテープ(ツロプテロール)やメプチン(プロカテロール)が効いたら、喘息が疑われます(治療診断=喘息の薬が効いたら喘息)。 説明も聞いていないホクナリンテープ(咳止めじゃないよ)で迷うよりは、さっさとメプチン吸入の前後で呼吸音を聴診して、即断です。 β2刺激剤の副作用は頻脈・痙攣・振戦・などです。ホクナリンテープの副作用が怖ければ、さっさとメプチン吸入して副作用も即決です。恐い恐い。
2011年03月03日
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「インフルエンザ抗原A(+)です」「タミフルは処方しないでください!」「リレンザは処方できませんよ」「麻黄湯にしてください!」 時々ゼーゼーして受診する3才の男の子。IgE:70、ミルク2(1.13)、卵白2(0.95)。 38.9℃あったので検査をしたらインフルエンザ抗原A(+)でした。 タミフルを処方しようとしたら、2年前にタミフルを内服したときに熱性痙攣を起こしたそうです。 ご要望は麻黄湯とのことでしたので、早速処方させていただきました。 麻黄湯(麻黄5.0・杏仁5.0・桂皮4.0・甘草1.5)はインフルエンザ用の葛根湯とも呼ばれ、麻黄(エフェドラ:覚せい剤の親戚)の量が葛根湯(葛根4.0・大棗3.0・麻黄3.0・甘草2.0・桂皮2.0・芍薬2.0・生姜2.0)よりも多く、適応症も感冒・インフルエンザ・関節リウマチ・喘息・乳児の鼻閉・哺乳困難・ですので、もともとゼーゼーする児にはぴったりです。 最近はタミフルを嫌う母が多く、麻黄湯のご指名は、大変多いです。 亀クリは御用聞き外来なので、言われるままに、何でも処方してしまいます。専門もポリシーも何もありません。恐い恐い。 何でも聞いてあげるけどね。地域医療してるからね。遠方の人は絶対に来ないでね。お願いね。
2011年03月02日
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「痛いよ~」「早く診てください!」「痛いよ~」「どうしてくれるんですか!!」「に日赤に紹介状書きます!」「直接日赤に行きます!!!」「すす直ぐに書きます!」 喘息と鼻炎と便秘で時々来る10才の女の子。IgE:490、ダニ5(56.0)、HD5(53.9)、杉5(52.1)、ヒノキ3(3.79)、猫2(2.72)、雑草2(1.87)、犬2(1.50)。 激混みの夕方18:13(受け付けは18:00で終了)。強い右下腹部痛を訴えて飛び込んできました。 アトピー除去食診断書採血の児と発熱の児が十数名1時間半待ちで待っておりますので、とてもすぐには診られません。 児は「痛いよ~」婆は「早く診ろ~」「どうにかしろ~」と喚きまくっております。 右下腹部に強い圧痛を認めましたので(筋性防御は認めず)、お向かいの日赤に「虫垂炎疑い」の紹介状を書いて、車椅子で行ってもらいました。日赤から来たお返事は・・・ 虫垂炎疑いで御紹介頂きました患者さまですが、 右下腹部痛は強くありましたが、 採血や画像検査からは積極的に虫垂炎を疑う所見は認められませんでした。 便貯留が著明のため浣腸施行し、腹痛軽減傾向となったため 虫垂炎の可能性は否定できませんが 自宅で経過観察していただくこととなりました。 右下腹部の圧痛は便塊てんこ盛りだったのでした。 もともと時間外だからね。急性腹症は初めから日赤救外に駆け込んだ方が早かったよね。重症の児は亀クリには来ないでね。恐い恐い。 そうそう、婆ぁちゃんの形相を見ていたら"Obstipation"という単語が思い浮かびました。 頑固"Obstinate"+便秘"Consitipation"=重症便秘"Obstipation"です。恐い恐い。
2011年03月01日
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