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「魚食べられるようになりませんか?」「乳幼児期ならインタール処方するんですけどね~」「除去してればいいですか?」「デトックスでもしましょうか」 9年前に魚による口腔アレルギー症候群(OAS:Oral allergy syndrome)が判明した13才の女の子。 アトピーの兄がマイコプラズマ感染症だったので、ついでに受診しました。 4才:IgE??、ダニ26.3、HD24.3、アジ1.85、タラ1.73、ランパク1.63、サバ1.42、イワシ1.42、スギ1.40、コムギ0.61、ギュウニュウ0.60、ランオウ0.43、ソバ0.36、ダイズ・エビ・コメ・ケイニク≦0.34 5才:IgE:220、HD45.0、ダニ23.4、卵白1.50、アジ1.22、タラ1.11、イワシ0.95、サケ0.86、マグロ0.76、サバ0.72、牛乳・カニ・エビ・ソバ≦0.34 主治医からは「治療不能。食べるな」とだけ言われていたそうです。 8年ぶりの検査では、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) IgE783、ダニ6(170.0)、イワシ2(0.99)、タラ2(0.98)、サケ2(0.94)、アジ2(0.85)、カレイ1(0.58)、サバ1(0.49)、マグロ1(0.41)、卵白1(0.39)、桃≦0.34 9年前ならば、インタール内服でもするところですが、いまさら、という感じなので・・・ 便秘と生理痛がありましたので、とりあえず桃核承気湯+ビオフェルミンでデトックスすることとしました。 目標は、嫁に行くまで。中からきれいにして、良い子宮を用意して良い子を産む。ついでにOASも軽くなるといいね。恐い恐い。
2011年11月30日
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「息子が真っ赤になりました」「扁桃腺に膿が付いてます」「私と同じですか?」「もちろんマイコプラズマ(+)です」 生後3ヵ月から全身ガサガサでステロイド塗布していた男の子。 粉ミルクを飲ませたら口周囲が真っ赤になり、8/18生後5ヵ月で受診しました。除去食の指導をして、血液検査をしましたが・・・ IgE:47、ミルク3(7.10)、卵白3(6.20)、HD・小麦・米・大豆・エビ・ジャガイモ・サツマイモ≦0.34 AST(GOT)99、ALT(GPT)104 肝機能障害がありましたので、すぐに総合病院に紹介状をお書きしましたが・・・ 9/2から熱があって、9/6から目と頬が真っ赤になり、点眼と軟膏塗布が無効で、亀クリに舞い戻ってきました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので「感染に伴う紅斑あるいはアトピーの悪化」「マイコっぽいね」と言いつつジスロマック内服で良くなってしまいました。 しかし、先週、母親の扁桃腺が腐って「化膿性扁桃周囲炎+マイコプラズマ感染症」で点滴をしたのに続き、4日前から9ヵ月児の頬>全身が再び真っ赤になって、受診してしまいました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血と扁桃周囲の膿を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:88、ミルク3(14.4)、卵白3(12.0)、ダニ3(4.37)、小麦2(1.34)、大豆・豚肉・牛肉・ジャガイモ・鶏肉・バナナ≦0.34、TARC:530 AST(GOT)48、ALT(GPT)28 今回は肝機能は正常でしたが、生後5ヵ月時からマイコプラズマ感染症だった可能性は否定できません。母子はセットだからね。当然感染るよね。恐い恐い。
2011年11月29日
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「背中が真っ赤になりました」「ミミハナノド赤いですね」「血液検査してください」「???」「卵か納豆なんです」「マイコプラズマ(+)です」 1年前にRSV 気管支炎でかかって以来、特になにもなかった、2才の男の子。 1週間前から3日間3食とも納豆卵かけご飯を食べたら、背中と腋窩が真っ赤に腫れて、良くならないので受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:3、マラセチア・カビ・ダニ・HD・卵白・ミルク・小麦・大豆・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34 症状はジスロマック+ゼスラン内服ですぐに良くなってしまいました。 いつも食べている納豆と卵で皮膚が真っ赤になるはずはありません。マイコプラズマのスーパー抗原による感染性の蕁麻疹+紅斑でした。 あれっ?、2才児(12kg)が毎日卵3個納豆3パック食べたら、体重で換算すれば、大人なら卵12個納豆12パック/日にあたるね、恐い恐い。
2011年11月28日
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「帯状疱疹が全然良くなりません」「末期的状態ですね?」「病気もストレスもありません」「点滴すると良くなりますよ」「何の点滴ですか?」「ヘルペスウィルスの点滴です」「お願いします」「マイコプラズマ(+)です」 10日前から咳嗽と右肋間帯状疱疹のある54才の女性。近医でバルトレックス内服とアラセナ軟膏塗布しても全然良くならないと受診しました。 右の鼻粘膜の腫脹充血と咽頭発赤を認めましたので「末期状態の人がなる病気です」「かなり弱ってますね」と言ったら「ぜんぜん弱ってません」とのことでしたが「ピリピリ痛いのが耐えられないので早く治してほしい」とのことでしたので、早速ビクロックス+ミノペン点滴とバルトレックス+アラセナ軟膏を追加処方しました。ついでに補中益気湯も。 えっ?、どうして点滴にミノペンを入れたのかって? 血液検査で、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)だったからです。IgE:1047。 帯状疱疹は、子供のころに罹った水痘帯状ヘルペスウィルスが神経根に潜んでおり、免疫力がかなり弱ると吹き出すものです。毒多ぁも、23才の時に1週間徹夜したら、左坐骨神経に帯状疱疹が出て、東北大の皮膚科で「きれいだね」と言われてお尻の写真撮影をされたことがありました。 今回の患者さんには何の事件もなかったようで、免疫低下の原因はマイコプラズマ感染でした。10日後に「一旦良くなったのが少しぶり返した」と言って再診しましたので、ジスロマックを追加処方したら、すっかり良くなってしまいました。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年11月26日
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「RSウィルスの検査してください」「喘息+気道感染ですね」「RSウィルスは?」「陰性です」「喘息の説明は?」「してください」「治療は?」「しなくていいです」 2週間前から鼻汁・咳嗽・喘鳴・嘔吐のある2才の女の子(ムコダイン・ムコソルバン内服)。TV番組で見て不安になりRSウィルスの検査をして欲しいと受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血。さらに胸部に喘鳴・ラ音・陥没(±)を認めましたので、メプチン吸入したら、喘鳴は消失し、わずかなラ音のみ残りました。SpO2:94%→96%。 RSV(-)FLU(-)で、右膿性鼻閉を認めましたので「おそらく細菌感染に伴う気管支喘息」と説明しましたが、治療は断られました「かかりつけで診てもらうからいいです」。 6日後に「頼まれもしないのに行った鼻汁培養」の結果H.inflenza(1+)、Streptococcus pneumoniae(1+)を電話したら。「郵送してくれ」と催促の電話が来ました。 亀クリはモンスター〇〇外来です。恐い恐い。
2011年11月25日
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「熱が下がりません」「マイコプラズマ(+)です」「熱が下がりません」「もう一度点滴します」「顎が腫れてきました」「ムンプス(+)です」 昨年11月と今年6月にマイコプラズマ感染症だった8才の女の子。 今回はジスロマックを内服しても39℃の熱が5日間下がらないので、ミノペン点滴しました。鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃と舌の腫脹充血が強く、やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 点滴しても熱が下がらないので、おかしいなと思ったら、耳下腺が腫れてきました。 しょうがないので、もう一度ミノペン点滴しました。 ムンプスIgG(+)20.7、ムンプスIgM(+)8.71 IgE:312、杉5(79.8)、HD3(11.5)、ダニ3(11.0)、シラカンバ2(2.26)、ヒノキ2(1.43)、カモガヤ2(1.42)、ヨモギ2(1.19)、ブタクサ2(1.12)、イネ科2(0.97)、カビ1(0.51) マイコプラズマ+ムンプス(おたふく)でした。 最近、おたふくあるいは耳下腺近辺のなにかが腫れて、腫れがひどく点滴した児は全員イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 おたふくで頭痛がひどくて吐いて点滴になるのは「ムンプス髄膜炎」ですが、腫れがひどくて点滴はマイコプラズマ合併が多いです。 えっ?。耳下腺近辺のなにかってなんだって?、マイコプラズマ合併の児は耳下腺ばかりでなく、顎下腺・舌下腺・リンパ腺なども腫れますので、鑑別が困難です。恐い恐い。
2011年11月24日
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「香港でテトラサイクリン軟膏を塗ったら真っ赤になりました!」「???」「ミノペン2錠内服したら真っ赤っかになって入院しちゃいました」「???」 10年前から関節部にアトピーが発症して、NIWA療法をしているH県K市の43才の男性。 今年6月にダニに咬まれてから?皮膚炎が悪化し、7月末から全身に発赤ガサガサが拡がり、8月に転居したらさらに悪化し、どうしようもなくなり、9/2に山奥の田舎クリニックで「マイコプラズマ感染症」と言われてミノペンを点滴され「海外に行ったら良くなる」とだまされて、9/21香港に行ったら・・・ テトラサイクリン軟膏を処方されて、塗ったら真っ赤になり、10/2にミノペン錠を内服したら、さらに全身真っ赤になり、とうとう、全身真っ赤っかになって、10/6~10/10地元K市の病院に入院してしまったそうです。 引き続きK市できちんとステロイドを塗っていれば良いものを、漢方が欲しいと山奥のクリニックに再度来てしまいました。イムノカードマイコプラズマ抗体(±)は、前回よりも反応がやや薄いものの、2ヵ月間で、IgE値は上昇しておりました。 IgE:2929、HD6(137.0)、カンジダ3(12.1)、アニサキス3(11.2)、マラセチア3(10.7)、ピティロスポリウム3(4.18)、トリコフィトン2(1.63)、黄色ブドウ球菌2(1.61)、胡麻2(0.94)、小麦1(0.66)、卵白≦0.34、TARC:16819 ↓ IgE:4805、エビ2(1.62)、ニンニク2(1.17)、ホウレンソウ2(0.95)、イカ2(0.70)、トマト1(0.50)、ジャガイモ1(0.45)、ソバ1(0.44)、米1(0.35)、トウモロコシ・大豆≦LT 0.34 、TARC:13013 テトラサイクリン系の抗生剤は、中止して、桃核承気湯内服+強酸性水+イソジン消毒+ラベンダー軟膏+フシジンレオ軟膏を処方しました。 今後は地元で、きちんとステロイドを塗るつもりになったようなので、ロコイド、リンデロン、メサデルム、プロパデルム、を処方して「いろいろ試してみてね~」合うものを探したら、徐々に希釈していく予定です。 えっ?、今日は点滴はしなかったのかって?、一応薬物過敏になって(させて)しまいましたので、解毒の点滴、グルタチオン+ビタミンCだけさせていただきました。恐い恐い。
2011年11月23日
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「くく苦しいのでもう一度診てください」「扁桃腺腐ってますね」「点滴してください」「マイコプラズマ(+)です」 3日前から38.8℃の熱と鼻汁・咳嗽・頭痛・倦怠・右顔面痛のある29才の女性。朝一番に受診しました。 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、ジスロマックを処方しましたが、午後になって「苦しいので助けて」と同日再診しました。 扁桃腺が午前中の2倍に腫れて真っ赤で膿だらけで、右の鼓膜も赤かったので、早速検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 CRP3.79、WBC11280、HD4(25.8)、IgE:109、猫2(0.80) 症状はソリタT1:200ml+ミノペン+シーパラ点滴で改善しました。 最近、扁桃腺が膿だらけで点滴にまでなった患者さんは、全員イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年11月22日
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「け血圧が!」「ミミハナノド赤いですね」「あ頭がボーっとします」「アダラート舌下します」「か顔がほてります」「マイコプラズマ(+)です」「やっと楽になりました」 40才から降圧剤内服中の60才の女性。2日前から胃痛と下痢3回あり、今朝食後に頭がフワーッとなり、意識が遠のきましたが、這うようにして来院、亀クリのベッドに倒れこみました。 左腕184/105mmHgP84、右腕193/112mmHgP103。血管確保し、すぐにアダラート10mg舌下しましたが、170/100mmHg~184/100mmHg、全く下がりません。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 点滴にミノペン~ダラシンを入れたら、やっと頭痛・ふわふわ・ほてりが消失し、152/98mmHgまで下がりましたので、ジスロマック内服処方して帰宅いたしました。 CRP0.81、WBC5440、IgE227 マイコプラズマ感染による一過性の高血圧発作と思われましたが、これまでにも数回、高血圧発作で救急車騒ぎを起こしている、常習犯でした。恐い恐い。
2011年11月21日
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「明日までに治してください」「何かご用事があるんですか?」「籠球大会があります」「マイコプラズマ(+)です」 鼻炎で年に1回春だけ来る13才の女の子。珍しく11月に受診しました。 3日前から咽頭痛・鼻汁・関節痛・腹痛があり、熱が37.9℃に上がったが、籠球大会があるので明日までに治して欲しいとのご要望です。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状はミノペン点滴+ジスロマック内服で、すぐに良くなってしまいました。 IgE:95、杉2(1.85)、イネ科・ブタクサ・ヨモギ・シラカンバ・ダニ・HD・猫・犬・ヒノキ≦0.34 マイコプラズマはウィルスと細菌の中間の構造をしているので、ふつうの抗生剤が効きにくいのと、菌毒素(Mycoplasma arthritidis derived mitogen)を出すのが特徴です。 マイコプラズマは、うつるかといえばうつりますが、健康な人にとってはただのカゼです。なんでもありません。 しかし、弱っている人と、アレルギー体質の強い人にとっては恐ろしい毒病原体です。Tリンパ球をぶっ壊し、サイトカインをまきちらし、多彩な症状を発現します。 御公務で弱っている方、御学友に苛められている方は要注意です。恐い恐い。 えっ?。御公務もないし。御学友も居ない?。ならば、免疫力が低下して、マイコプラズマにやられるのは、冷えと疲れとイライラと睡眠不足と食べすぎと飲みすぎと・・・ えっ?。そんなに恵まれていない?。じゃあ、寒い・ひもじい・辛い・苦しい・金がない・・・もうすぐ年末だね。恐い恐い。
2011年11月19日
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「今年2月から口唇が腫れてます」「クインケ浮腫です」「何なんですか?」「蕁麻疹です」「変なものは食べてません」「マイコプラズマ(+)です」「治りません」「ガサガサはカビです」 今年2月から口唇(>眼瞼)が真っ赤に腫れあがってステロイドを塗っている38才の女性。 ずっとステロイド(テラコートリル~リンデロンA)を塗っているが良くならないとして受診しました。 鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:62、杉3(12.9)、イネ科3(11.3)、ダニ2(1.05)、HD2(0.98)、マラセチア・カビ・ブタクサ・シラカンバ・犬・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、抗核抗体
2011年11月18日
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「2年前から茶のしずく石鹸使ってるんです!」「ミミハナノド赤いですね」「小麦調べてください」「マイコプラズマ(+)、小麦≦0.34です」 半年前から、鼻汁・鼻閉・咳嗽・咽頭閉塞感の↑↓している63才の女性。 2ヵ月前に受診した際、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので「おそらくマイコプラズマでしょう」といういい加減な説明で、クラリス+ムコダイン+エンピナース+オノンで小康しておりましたが・・・ 薬が切れたら、突然、症状が悪化して受診しました。 どうやら2年前から愛用していた「茶のしずく石鹸」が毒物であることをTV報道で見て不安になったようです。 血液検査したら、やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:575、猫2(1.17)、カビ・ダニ・HD・小麦≦0.34。 危険な順番は、マイコプラズマのスーパー抗原(Mycoplasma arthritidis derived mitogen)>同居している猫8名>茶のしずく石鹸の加水分解小麦(グルパール19S)、の順番であることを説明させていただきました。恐い恐い。
2011年11月17日
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「8月から毎日午後になると38℃出るんです」「ミミハナノド赤いですね」「検査は全部正常なんです」「マイコプラズマ(+)です」「マイコプラズマは6月にやりました」「・・・」 6/17にマイコプラズマ感染症で高熱を出した後治癒し、8月から毎日午後になると38℃の熱を出す、13才の男の子。総合病院での血液検査とCT検査などはすべて正常でしたが、熱が続き、なぜか亀クリに来てしまいました。 鼻粘膜の強い腫脹充血および咽頭扁桃の発赤および軽度鼓膜発赤を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:41、HD3(13.2)、ダニ3(13.0)、イネ科・雑草・カビ・シラカンバ・杉・猫・犬・ヒノキ≦0.34、CRP
2011年11月16日
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「4月から咳と頭痛が続いてるんです」「4月に何かありましたか?」「マイコプラズマ肺炎でした」「ミミハナノド赤いですね」「肺炎じゃないから治療はいらないって」「マイコプラズマ(+)です」「肺炎じゃなくても治療してもらえますか?」「もちろんです」 4月にマイコプラズマ肺炎で入院してから、ずっと、頭痛と咳嗽が続いている13才の女の子。 肺炎でも喘息でもないので治療は不必要と言われているそうです。 右鼓膜の発赤と鼻粘膜の強い腫脹充血および咽頭扁桃の軽度発赤腫大を認めましたので、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:17、イネ科・雑草・カビ・シラカンバ・杉・ダニ・HD・猫・犬・ヤブカ≦0.34 ジスロマック ⇒ クラリス+ムコダイン+エンピナース+アレグラで症状は良くなってしまいました。 マイコプラズマの病原体の正式名称は「肺炎マイコプラズマ:Mycoplasma pneumoniae」だからね。肺炎じゃなきゃ治療してもらえないよね。恐い恐い。
2011年11月15日
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「痛くて痛くてどうしようもないんです」「AD+皮膚感染症ですね」「治るんでしょうか?」「治療開始までいけるかどうか?・・・」「今までのは治療じゃないんですか?」「塗装です」 生後1ヵ月から全身の「乳児湿疹」に強いステロイド(リンデロン)を塗り続けている、14才の男の子。 2ヵ月前から全身ジクジク熱傷状態となり「痛くて座れない」「痛くて痛くて横になれない」「痛くて痛くて痛くてどうしようもない」と受診しました。 母親は14年間「乳児湿疹」なので「時期が来れば治る」酷くなっても「きちんと塗れば治る」と信じていたようです。 中学3年生の「SOS」にやっと目が覚めたようです。 乳児湿疹と信じていた母は「アトピー性皮膚炎です」と言われてびっくり!。鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めたので「感染症」と言われてさらにびっくり。イムノカードマイコプラズマ抗体(+)だったので「マイコプラズマ感染症」と言われてまたまたビックリ。重症感染症(ステロイド皮膚症:カビバイ菌だらけ)なので「点滴」と言われて、ぶっ倒れそうになってました。 IgE:4585、ダニ6(331.0)、HD6(322.0)、杉6(210.0)、イネ科5(67.2)、雑草4(42.0)、マラセチア4(29.4)、ピティロスポリウム4(19.6)、黄色ブドウ球菌3(13.0)、ペニシリウム2(3.10)、カンジダ2(2.62)、アスペルギルス2(2.22)、トリコフィトン2(2.20)、カビ2(1.94)、クラドスポリウム2(1.47)、アルテルナリア2(0.82)、ヘルミントスポリウム2(0.71)、TARC:1618。 皮膚症状はミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服+ラミテクト内服+イソジン消毒+非ステロイド消炎軟膏で少しずつ眠れるようになってきましたが、母親に「IgE5000越えたらもう治らない」と事前に言ってしまいましたので「IgE4585だから治るんですよね」大きな勘違いをさせてしまいました。 卒業までの4ヵ月間で、14年間の無治療虐待(ネグレクト)を何とかしろなんて。恐い恐い。
2011年11月14日
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「今夜までに治してください!」「どうされましたか?」「TDLに遊びに行くんです!!」「マイコプラズマ(+)です」「点滴してください!!!」 今年6月に「鼻炎と月経前症候群と過敏性腸症候群で常に体調不良」「近医で5回/年もマイコプラズマ(+)と言われたがそれで良いのか」と受診した35才の女性。その後、桃核承気湯+ラックB+ジスロマックで、体調は良好でしたが・・・ 1週間前から咽頭痛・鼻汁・頭痛・倦怠・痰があり、突然「今夜までに治してください」と受診しました。どうやら4日間ほどTDLに遊びに行くのでマイコプラズマが出ないようにしてほしいとのことでした。 鼓膜発赤と鼻粘膜の強い腫脹充血と舌浮腫を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 ミノペン+デカドロン+タチオン点滴のうえジスロマック内服を処方させていただきました。 IgE:38、杉3(4.76)、カモガヤ2(3.11)、ヒノキ2(0.74)、ブタクサ・ヨモギ・シラカンバ・ダニ・HD≦0.34。 無事、マイコプラズマの症状も治まって、TDLでたっぷり遊んできたようです。めでたしめでたし。
2011年11月12日
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「東京に行く前に良くしてください」「滲出性か真珠腫性中耳炎ですね」「息子にマイコじゃないかって?」「マイコプラズマ(+)です」 何年も前から頭痛・めまい・耳鳴・があって、何軒もかかって、やっと東京のJ大学病院にたどりついた64才の女性。脳過敏症の診断でテラナス・デパケン・リボトリール・を内服しているようです。 先日鼻炎と中耳炎のこじれたご子息が亀クリでマイコプラズマ感染症で加療し息子から「母の体調不良もそうなのではないのか」と言われたと受診しました。 鼻粘膜は腫脹・鼻腔は閉塞し、鼓膜は青みがかって、いかにも滲出性中耳炎あるいはすでに真珠腫性中耳炎の色つやでした。検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でしたが、「東京に行ける体調にして欲しい」とのことでしたので、ミノペン+タチオン点滴+ジスロマック+ムコダイン+エンピナース内服とさせていただきました。 元気になって、東京に行ってきましたが・・・ IgE:85、シラカンバ3(9.63)、杉3(8.88)、イネ科2(3.26)、ヒノキ1(0.60)、雑草・カビ・ダニ・HD≦0.34。 頭痛・耳鳴・めまい・聴力低下の原因は「慢性鼻炎と中耳炎を繰り返したため」「冷え+汚染対策が必要」などと説明をさせていただきましたが、「かかりつけ耳鼻科では耳は何ともないと言われている」「J大学病院を信じている」とのことでしたので、もうお会いすることはないでしょう。恐い恐い。
2011年11月11日
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「卵の数値どうでしたか?」「わずかに下がってますね」「インフルエンザ打てますか?」「えっ?数値関係なく打てますよ」「大丈夫でしょうか?」「打ってみなければわかりません」 生後10ヵ月から卵を食べると口周囲が赤くなる1才4ヵ月の男の子。1ヵ月前から外出すると涙目になるので近医を受診しましたが・・・ IgE??、卵白5.64、ミルク・α-ラクトアルブミン・β-ラクトグロブリン・カゼイン≦0.34 症状が改善しないので亀クリを受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状は、クラリス+ザジテン+ムコダインですぐに良くなりましたが・・・ IgE:252、卵白3(5.22)、卵黄1(0.54)、ピーナッツ1(0.49)、HD・小麦・ソバ・大豆・鶏肉・バナナ・オボムコイド≦0.34。 インフルエンザワクチンを接種してほしいと再診しました。近医で、卵アレルギーはだめと断られたようです。 卵白(+3)でしたので、もちろん、接種しました。 えっ?、卵アレルギーなのに打っていいのかって?。もちろんです。亀クリでは卵白(+5)の児3名に接種したことまであります。 ときどき、電話で「卵アレルギーなんですが打てますか?」と問い合わせが来ると「お宅の冷蔵庫には卵は入ってますか?」と聞いてみます。「冷蔵庫に卵あります」という返事が来たら「家に卵をもちこめるんなら卵アレルギーではありませんね」と言ってやります。 インフルエンザワクチンに含まれる卵成分はナノグラム(10億分の1g)単位です。「部屋の隅で卵を焼いたら向こうの隅でゼーゼーした」「卵料理をしたエプロンで抱っこしたら全身真っ赤に腫れた」というような極々微量の世界の話です。 お断りするのは卵などを食べて(あるいは触れただけで)アナフィラキシーを起こし、救急車のお世話になったことのある児だけです。生後10ヵ月から卵を食べると口の周りが赤くなる児はお断りする理由にはなりません。 えっ?「インフルエンザワクチンは命がけで打て」って説明してるだろうって?。それは「卵」の説明ではありません。「卵」よりも「水銀」と「ホルマリン」が含まれていますので、金属アレルギーと化学物質過敏症の人には、命がけで打っていただいております。恐い恐い。
2011年11月10日
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「床ずれをどうにかしてください!」「何を塗ってますか?」「リンデロンとレスタミンです」「眼底を診てもらったことはありますか?」「?ありません?」「眼底が大丈夫ならすぐに治りますよ」「眼底OKでした(^o^)/」 10年前から糖尿病で経口血糖薬(ダオニール)を内服している76才の男性。 1年前から第3腰椎あたりが直径10cmほど紫色に変色し「リンデロンVG」を塗布しても良くならないので亀クリを受診しました。 本人は「糖尿病が悪化して床ずれ」と説明されているようですが、診た感じは「ステロイド皮膚症でカビだらけ」です。 10年間1度も眼底を診てもらっていないとのことでしたので「眼底が大丈夫ならば糖尿病は重くありません」「皮膚もすぐに良くなりますよ」と説明して、強酸性水と毒多ぁ謹製ラベンダー軟膏とラミテクトクリームを処方したら・・・ 4日後に、ニコニコして再診しました。眼底は正常で、ステロイド軟膏を中止して強酸性水消毒を開始したらどんどん良くなっているようです。 えっ?、どうして眼底なのかって?、糖尿病の合併症は「動脈硬化」です。動脈硬化が進んで、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全、末梢の壊死、などが起きてきます。当然、皮膚の壊死も、動脈硬化しだいです。動脈を外から直接見ることができるのは眼底の血管です。糖尿病の方はときどき眼底をチェックすれば、合併症を未然に防ぐことができます。 床ずれ(褥創)に見間違うほどのステロイド皮膚症!。恐い恐い。
2011年11月09日
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「2週間前から蕁麻疹が治りません」「ミミハナノド赤いですね」「変なものは食べてないんです」「マイコプラズマ(+)です」 10/26から全身(特に頸部~体部)に蕁麻疹が↑↓出ている4才の女の子。ペリアクチン・ザジテン・トランサミン・内服、デロモゾール・パルデス・塗布しても良くらないので受診しました。 前医では「何か食べた?」と聞かれたそうですが、思い当たるものはなかったそうです。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状は、ジスロマック内服で、すぐに良くなってしまいました。 IgE:66、杉・ダニ・HD・牛・犬・卵白・ミルク・小麦・ソバ・大豆≦0.34 蕁麻疹は皮膚の直下の毛細血管に起きるアレルギーです。軟膏はあまり効きません。アレルゲンの除去が大切です。 蕁麻疹が食べ物で出ることは稀です。食べ物が原因の場合には、すぐにわかります。「生まれて初めて食べた」「いつも1個なのに100個食べた」「生で食べてしまった」「腐ってた」あっあれだって、わかります。 環境アレルゲンの場合にもすぐにわかります。「隣で農薬を撒いたらボコボコ出た」「殺虫剤を撒いたらボコボコ出た」「洗剤や化粧品を変えたら出た」「猫や犬に触れたら出た」あっあれだ!ってすぐにわかります。 思い当たるものがなければ感染症(病原体がアレルゲン)です。菌毒素(スーパー抗原)を出す、マイコプラズマや溶連菌やブドウ球菌が蕁麻疹(あるいは紅斑や紫斑などの血管に起きるアレルギー)を起こしやすいです。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年11月08日
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「3ヵ月前から口唇がひどく腫れて・・・」「クインケ浮腫ですね」「そう言われましたが原因不明って」「マイコプラズマ(+)です」「ケトテンとタベジール効かないんです」「MINOかAZMあたりじゃないと効かないですよ」 8/10から口唇が腫れて、総合病院と大学病院で「クインケ浮腫」「原因は不明」と言われた38才の女性。なぜか亀クリに来ましたが、マスクを取ったら見事なタラコ唇でした。 鼓膜の軽度発赤と強い鼻粘膜の腫脹充血および咽頭発赤を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:101、CRP0.20、WBC(Baso1.1、Eos2.9、Lym37.0、Mono7.2、Neutr51.8) 蕁麻疹が口唇に出ると「クインケ浮腫」と呼ばれますが、たいていは感染症(病原体がアレルゲン)です。亀クリを受診したタラコ唇はほとんどがイムノカードマイコプラズマ抗体(+)です。以前溶連菌迅速(+)の児もおりました。溶連菌は抗生剤ですぐに良くなりますが、マイコプラズマはなかなかしぶといです。 今回もミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服 ⇒ ミノペン+セレスタミン内服で小康し、なんとか見られる顔になりました。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年11月07日
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「漢方出してください」「子宮の漢方処方します」「手じゃなくて子宮?」「桂枝茯苓丸と加味逍遙散試してください」「効きません!」「潤いが足りないので温経湯にします」「効きました!」 20才過ぎから頬部発赤に2年間程度ステロイドを塗布し、その後脱ステしていた35才の女性。 妊娠したら頬の皮膚症状が消失↓、出産後から手に発赤ブツブツ↑↑、排卵日前手荒れ悪化↑、生理日前手荒れ悪化↑、生理痛(+)があって、漢方希望で受診されました。 手荒れガサガサはいかにも掌蹠角化症一部膿疱症で、腹部に臍上悸と?血を認めましたので、とりあえず「桂枝茯苓丸」と「加味逍遙散」を処方しましたが(両方とも子宮をきれいにする駆於血剤)どちらも合わないとのことでした。 足は頭の毒です。イライラする脳梗塞オヤジは水虫がひどいです。 手は子宮の毒です。手荒れの女性は子宮の調子が悪いので、手荒れの漢方は子宮の漢方が使われます。皿洗いのバイトでも男は手が荒れません。子宮が無いからね。 子宮がきれいになれば手もきれいになるという安易な考えでは(今回は)良くならないので、潤いが足りないのを目標に、少しだけ漢方医らしい薬方を処方してみました。「温経湯」を処方したら、劇的に良くなって、イライラも取れたようです。 えっ?、どうして初めから温経湯を処方しなかったのかって? 桂枝茯苓丸は3割保険で18円/日、温経湯は57円/日です。飛騨では、先ず安いのから、が鉄則です。恐い恐い。
2011年11月05日
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「血液検査してください」「必要ないでしょう」「園から言われたんです」「地元で検査してください」「O市ではどこも検査してくれません」「症状なければ検査しないでしょう」「お好み焼きで痒くなったんです」「おおお好み焼きぃ~?!」 生後4ヵ月から全身がガサガサして、園の給食で卵・鶏肉・魚卵・バナナ除去中の10ヵ月の男の子。 生後4ヵ月にO市から強行受診「血液検査してください」「まだ早いです」「検査してください」「6ヵ月過ぎから上昇します」「いいからしてください」遠方受診で、必要もないのに、血液検査してしまいました。 生後4ヵ月:IgE:48、卵白2(1.63)、イネ科・カビ・杉・ダニ・HD・犬・ミルク・小麦・大豆≦0.34 一応除去食+インタール処方として・・・ 2度と来るなと言ったのに、また来てしまいました。 園で卵・鶏肉・魚卵・バナナ・除去中だったはずなのに「お好み焼き」で痒くなったそうです。 生後10ヵ月:IgE:88、卵白4(18.1)、ピーナッツ3(17.2)、小麦3(5.64)、大豆3(4.17)、ミルク2(1.11)、バナナ2(1.09)、胡麻1(0.36)、HD・ソバ・トマト・ジャガイモ・サバ・鶏肉≦0.34。 やはり上昇しておりました。 O市の人はO市でかかってね。亀クリには来ないでね。お願いね。
2011年11月04日
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「今から診てもらえますか?」「一応亀クリに居りますが」「ヤクルトで真っ赤でゼーゼーしてるんです」「吸入くらいならします」 母乳がたくさん出るようにピーナッツをたくさん食べたら生後3ヵ月から顔がガサガサになった、1才10ヵ月の男の子。 生後3ヵ月から、除去食+インタールを開始して、かなりきれいになっておりましたが・・・ 生後6ヵ月:IgE:149、卵白4(25.9)、犬3(4.33)、ミルク2(2.15)、小麦1(0.52)、アジ1(0.36)、ダニ・大豆・トマト・リンゴ・バナナ≦0.34 11ヵ月:IgE:366、卵白5(66.5)、ミルク4(43.0)、犬4(25.3)、大豆3(8.98)、HD3(5.34)、小麦3(3.58)、胡麻2(1.81)、ピーナッツ1(0.68)、ソバ1(0.41)、豚肉・ジャガイモ・鶏肉≦0.34 1才2ヵ月:IgE:387、ミルク5(55.4)、卵白5(54.8)、犬4(31.0)、イカ3(16.1)、エビ3(12.9)、大豆3(9.86)、HD3(8.09)、小麦3(4.57)、サケ2(2.20)、米2(1.25)、アジ2(0.73)、マグロ≦0.34 文化の日の15時に「毒ルトおばさん」の訪問販売(悪徳詐欺商法)にコロッとだまされた92才の祖母が、重症食物アレルギーの1才10ヵ月児に飲ませたら、ショックを起こし、全身真っ赤になって、呼吸困難を起こして、駆け込んできました。鼻粘膜・咽頭扁桃腫脹充血(+)あり。 メプチン+パルミコート吸入で、呼吸状態と体色は戻りましたが、いったん帰宅したら、またすぐに、顔色不良で、頻脈(≒150)がありましたので、お向かいの日赤に紹介いたしました。 日赤受診後に発熱38.5℃があったとこのことでしたので、4日後に血液検査を行ったら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。8ヵ月ぶりのアレルギー検査では・・・ IgE:771、チーズ6(116.0)、ミルク6(102.0)、卵白4(37.4)、HD4(36.8)、エビ4(34.1)、大豆3(16.8)、小麦3(6.81)、サバ2(1.61)、牛肉2(1.12)、サケ2(0.97)、ジャガイモ1(0.44)、オレンジ・クルミ≦0.34 牛乳・乳製品がグンと上昇しておりました。 毒ルト殺人未遂事件は1名/1~2年くらい受診します。全国的にはどの程度の被害があるのでしょう。恐い恐い。
2011年11月03日
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「くく苦しそうです!」「どうされました?」「くく胡桃で!!」「アナフィラキシーですね」 生後1ヵ月から全身発赤ガサガサでキンダベート塗布していた2才9ヵ月の男の子。 1才1ヵ月で脱ステ+除去食+インタール+殺菌消毒+駆?血剤を開始して、徐々にきれいになってきておりましたが・・・ 1才1ヵ月:IgE:219、卵白4(26.6)、胡麻3(5.39)、ソバ2(2.82)、ミルク2(1.92)、小麦3(1.09)、バナナ1(0.49)、カビ・ダニ・大豆・エビ・ジャガイモ・黄色ブドウ球菌≦0.34 1才4ヵ月:IgE:580、卵白4(37.2)、ミルク3(14.9)、卵黄3(9.87)、オボムコイド3(4.42)、ピーナッツ2(3.00)、サバ2(1.07)、小麦2(1.03)、トマト2(0.83)、イチゴ1(0.58)、HD1(0.37)、鶏肉≦ 0.34 1才7ヵ月:IgE:287、卵白4(22.2)、ミルク3(5.06)、サケ2(0.77)、小麦1(0.43)、アサリ・タラ・トウモロコシ・大豆・豚肉・イカ・アジ・イワシ≦ 0.34 今朝、祖父が、生まれて初めて、クルミを食べさせたら、全身真っ赤になって顔が膨れ上がり、嘔吐したために駆け込んできました。 全身真っ赤で、右目がお岩さん状態で、鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので(喘鳴なし)、早速、強ミノC+デカドロン靜注をしたら、落ち着きました。 1年ぶりの血液検査では・・・ IgE:2246、HD6(398.0)、ダニ6(339.0)、胡麻4(28.4)、くるみ4(22.1)、小麦4(21.3)、卵白4(18.2)、 ピーナッツ3(15.6)、ソバ3(13.9)、トマト3(13.4)、大豆3(11.3)、卵黄3(6.95)、ミルク3(6.78)、オボムコイド2(1.00)、サバ1(0.41)、TARC580、イムノカードマイコプラズマ抗体(±) 症状が良くなっていたので、油断していたら、数値はグンと上昇しておりました。恐い恐い。
2011年11月02日
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「RSウィルスだと思うんです」「えっ??」「今朝のTVニュースでやってました」「検査ですか?」「検査してください」「RSV(+)です」「どうすれば良いですか?」「念のために日赤に顔を出してください」「入院ですか?」「五分五分でしょうね」 2日前から鼻汁・咳嗽のある生後2ヵ月の男の子。昨夜から呼吸苦があり受診しました。 鼻粘膜が腫脹閉塞し、胸部にわすかな喘鳴を認めましたが「今朝のニュースで見たRSウィルス感染症だと思う」ので「検査してほしい」とのご要望です。ご要望どおり鼻汁を綿棒で検査したら、RSV(+)FLU(-)でした。 念のために、お向かいの日赤病院に紹介したら、即入院でした。恐い恐い。 先月から、外来でのRSウィルス抗原検査が保険適応となりましたので、検体数が増える(当然患者数も増える)ことが予想されます。TVニュースでどんどん流してるしね。恐い恐い。
2011年11月01日
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