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帰省で実家の福島市に帰ってきましたが今回もガイガーカウンター持参でした12/31の福島市の空間放射線量は毎日流れているTV報道の公式発表値では0.90μsV/h市内各所を計測したら0.28~1.14μsV/hお盆の頃よりは若干低いもののかなりばらつきがありました自宅室内は0.3~0.6μsV/h程度でした 12/31 の 福島市の空間放射線量
2011年12月31日
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「ソラナックス?眠くならない?」「眠くなります」「高血圧にはレスタスのほうが効きますよ」「血圧下がりました!」「デパスはどうでした?」「頭痛と肩こりとイライラがすっきりしました」 母の介護のため、A県T市から、はるばる高山まで来て総合病院で付き添いしている50才の女性。 付き添いしているうちに高血圧の薬がなくなったので出してほしいと受診しました。 安定剤の「ソラナックス」も内服しているので、理由を聞いたら、降圧剤を2種類(アムロジピンとミカルディス)内服しても、時々、160~170まで上昇して、ホットフラッシュもあるので、ソラナックスを併用しているとのことでした。 眠くならないか訊ねたら「ボーっとする」とのことです。 ソラナックス(=コンスタン)は比較的強力な安定剤で、パニック障害やウツ病の人にはよく効きますが、軽症の人は眠くなったり、ボーっとしたりします。 高血圧などの循環器系の基礎疾患を持つ人は、安定剤でも「レスタス」が合う人が多く、神経~筋ユニットがカチカチに固まっている、筋緊張性の頭痛・頸部痛・背筋痛症・腰痛症には「デパス」が合う人が多いようです。 せっかく都会から山奥に来たので、プラセンタエキス(メルスモン)を注射したら、ホットフラッシュが取れてしまいました。 高山みやげに、母の介護中に、次は、駆?血剤をお勧めする予定です。こんな山奥の奥まで来て、手ぶらじゃ返せないからね。恐い恐い。
2011年12月30日
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「返事来てましたよ」「MINO効かなかったんだね」 先日40℃が3日間続いて、MINO+CLDMを点滴しても改善せず、総合病院に紹介した3才の女の子。イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP0.18、WBC3720(Stab11.0,Seg74.0,Lym12.0,Mono2.0,Aty-Lym1.0)、IgE:7、ダニ・HD≦0.34 総合病院でもMINO点滴で解熱せず、結局・・・「マイコプラズマ感染と考えMINOのみで行きましたが悪化し、PIPC静注に変更し改善しました」・・・何かほかにも混合感染があったようです。 外来でも、明らかにマイコプラズマ(+)でも、マイコプラズマに効かないはずの普通の抗生剤の方で症状が良くなることがあります。 マイコプラズマ単独で重症化することは少なく、2つ3つ重なると重いようです。 マイコプラズマ+〇〇の、〇〇のほうが主役だった、というのはよくある話です。恐い恐い。
2011年12月29日
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「38.6℃出ました!」「インフルエンザA(+)です」「初めてゼーゼーしませんでした!」「やっと熱が出せるようになりましたね」 2才頃から喘息があって、ゼーゼーしたときだけ受診する9才の男の子。以前ダニ(6+)HD(6+)。 生まれてから熱を出したことがなく「冷え症の喘息」「温める漢方は~内服できません」「熱が出てゼーゼーしないカゼが引けたら喘息は治るよ」などと説明しておりました。 今回初めて38.6℃あって、喘鳴のない「普通のカゼ」で受診しました。インフルエンザA(+)でしたので、イナビルを処方しましたが、初めて熱が出たので、母は大喜びです。 亀クリは、熱が出ると喜ぶ喘息患者の多い、変な外来です。恐い恐い。 http://plaza.rakuten.co.jp/drkameyama/diary/200801220000/
2011年12月28日
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「昨夜39.4℃でした」「インフルエンザA(+)です」「2週間前にかかってますけど?」「あれは新型今度は香港型です」「・・・」 12月1日から飛騨地区ではインフルエンザが中流行状態ですが、全員A香港型(H3N2)です。 しかし、1名だけ12月15日に4才の男の子が2009A新型(H1N1:昔でいえばスペイン風邪やAソ連型)でした。 その男の子が、また39.4℃の熱を出しましたので、検査したら、A型(+)でした。もちろん今度はA香港型(H3N2)です。 毎年インフルエンザはA型2種類とB型1種類が流行しますので、インフルエンザに1冬で2・3回罹る児はたくさんおります。 毎年、年末年始にA型で、卒業式の頃にB型のことが多いです。 夏でも寒い山奥の飛騨では、毎年最後のインフルエンザはGW頃になります。恐い恐い。インフルエンザA型(H1N1)2009インフルエンザA型(H3N2)
2011年12月27日
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「全身ガサガサ痒くてどうしようもありません」「ペットは?」「犬と猫がいます」「マイコプラズマ(+)です」 生後5ヵ月から全身ガサガサでステロイド(ロコイドなど)を塗っている2才4ヵ月の男の子。 12月に入ったら軟膏が効かず、全身血だらけになるまで掻き毟るので、受診しました。 鼻粘膜と咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:610、ダニ6(270.0)、HD6(226.0)、猫3(4.21)、犬2(2.01)、卵白2(1.68)、マラセチア・カビ・大豆・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:1537。 症状は、ジスロマック内服と強酸性水消毒+ラベンダー軟膏でかなり軽くなりましたが、2才過ぎてますので、今後、食生活はほどほど、環境整備は気合を入れて、ステロイド漸減~離脱の予定です。目標は小学校入学まで!。 年末になって、皮膚炎の重症化が、たくさん来ます。 原因は、寒さ(霜焼けあかぎれだね)と餅(大人は宴会もね)とマイコプラズマが多いです。恐い恐い。
2011年12月26日
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「何かご質問はありますか?」「インタール内服は早すぎるんじゃないですか?」「よくご存じで・・・」「・・・」「食物アレルギーが確定するまで内服保留でお願いします」 生後2ヵ月から顔・体部に発赤ガサガサがあって、病院でスタデルムとプロペトを塗っている生後3ヵ月の男の子。 数日前から頭部と耳介部の発赤ガサガサ掻痒掻破びらんがひどくなって、昨日亀クリを受診しました。 超激混みの土曜日で、両親AD既往あり、母乳で便秘気味でしたのでインタール内服+ラベンダー軟膏+強酸性水消毒を処方して「説明は日曜日でも良いですか?」と訊ねたら、本日ご夫婦でいらして下さいました。 1時間ほどアレルギーマーチの説明と食事指導をした後「なにかご質問は?」と聞いたら、父親から「インタールは早すぎるんじゃないんですか?」とのご指摘がありました。 毒多ぁの思惑は「おそらく重症」「血液検査がゼロのうちに」「悪くなる前に防ぎたい」でしたが・・・ ADが以前治った父は、知識があるので「ADは時期が来れば治る」「皮膚科プロトコールできちんと塗る」「内服は無し」という方針に決定しました。 もうお会いすることもないでしょう。恐い恐い。
2011年12月25日
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「ぐったりしてるので点滴してください」「インフルエンザA(+)です」「吐き気が治まりません」「マイコプラズマ(+)です」 昨日から熱38.2℃あり、8回吐いている7才の女の子。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、尿ケトン(3+)、比重≧1030、インフルエンザ抗原A(+)、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP1.89。 脱水が強く、イナビル吸入のうえ、ソリタT1:700ml+ミノペン点滴で、やっと嘔気が改善しました。 IgE:26、イネ科・雑草・カビ・シラカンバ・杉・ダニ・HD・ヒノキ≦0.34 高山近郊では、インフルエンザ、マイコプラズマ、溶連菌、RSウィルス、おたふく、水痘、が入り乱れて流行しておりますが、1つだけで重症になる児は稀です。点滴や入院になる児は、2つ3つ合併していることが多いようです。恐い恐い。
2011年12月24日
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「小麦は食べない方がいいですかぁ?」「食べてるの?」「食べてまぁす!」「・・・」 生後1ヵ月から顔の発赤ガサガサがひどく、生後3ヵ月から除去症+インタールを開始した、生後9ヵ月の男の子。 生後5ヵ月:IgE:117、犬3(3.53)、卵白3(7.81)、小麦2(2.37)、卵黄2(1.91)、鶏肉1(0.45)、大豆1(0.38)、ミルク・米・豚肉・ジャガイモ≦0.34 生後6ヵ月(ゼロの確認)ですでに陽性は「重症です」と説明したのに・・・ 生後9ヵ月:IgE:145、犬3(8.41)、エビ3(8.11)、卵白3(7.71)、小麦3(4.45)、オボムコイド3(3.62)、胡麻2(1.52)、鶏肉2(1.37)、ミルク2(0.85)、ダニ1(0.37)、大豆1(0.36)、サバ・バナナ≦0.34。 結果を電話したら「小麦は食べない方がいいんですか~?」除去食もインタールも全くサボっているようです。 とりあえず、パンをやめて、インタールを再開始したら、背中の発赤ガサガサはよくなってきました。 生後3ヵ月の初診時に1時間も食事指導したのに、全く覚えていないようです。恐い恐い。
2011年12月23日
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「寒くなったらまたブツブツガサガサ出てきました」「マイコプラズマ(+)です」 小1から全身ガサガサにデルモゾールGを塗りまくっていた14才の女の子。 12才の時にニキビとトビヒとカビ(タムシと水虫)だらけのゾンビ状態で受診しましたが・・・ IgE:800、ダニ6(144.0)、HD6(119.0)、犬4(29.3)、杉3(4.15)、ピティロスポリウム2(2.52)、猫2(1.02)、ヒノキ2(0.93)、カビ2(0.81)、ビール酵母1(0.57)、卵白1(0.37)、イネ科・雑草・ミルク・小麦・ピーナッツ・大豆・トマト・ジャガイアモ・蛾・バナナ・トリコフィトン≦0.34、TARC:355 殺菌消毒とデトックスで、1年ほどで、何とか見られる皮膚になってきておりました。 しばらく来ないなと思ったら、久しぶり、ニキビと首のカサカサが出たので受診しましたが、2年ぶりに血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:499、ダニ5(56.0)、HD5(52.6)、犬4(29.2)、マラセチア2(3.35)、杉2(3.23)、ピティロスポリウム2(2.55)、猫2(0.78)、ヒノキ1(0.65)、カンジダ1(0.64)、ヘルミントスポリウム・アスペルギルス・カビ・卵白・ビール酵母≦0.34 12月になって、急に、皮膚症状が悪化して受診する人が増えましたが、原因は、寒さと、宴会と、餅と、マイコプラズマです。恐い恐い。
2011年12月22日
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「インフルエンザの薬を出してください」「?イナビル吸入が3日前にされてます?」「もう内服が無いんです」「イナビルは1回吸入で終わりです」「ぶり返してきたんです」「インフルエンザの特徴です」「この子は長引くんです」「ジスロマック処方しておきます」 4日前から38℃の発熱があり、3日前に高山市の休日救急診療所でインフルエンザA型と診断された6才の男の子。 いったん解熱したのが、また熱と咳が出てきたので「インフルエンザの薬が出ていない」「インフルエンザの治療をして欲しい」と受診しました。 処方内容を見たら、イナビル、アスベリン、アリメジン、と書いてありました。母親はインフルエンザの薬が出ていないと思い込んでます。 どうやら休日救急で「イナビルがインフルエンザの抗ウィルス薬である」「単回吸入で治療完結」という説明は受けていなかったようです。リレンザだったら毎日吸入なので治療している感じがするけどね。 インフルエンザの特徴は2峰性の発熱です。1回治ったふりをして、もう1度ぶり返しますので、学校保健法では「解熱後2日を経過するまで」お休みなのです。 ただし、1週間くらいはぐずぐずしていることが多いので、この辺の田舎学校では「1週間来るな」が多いです。 えっ?、薬は出さなかったのかって?、咽頭扁桃ともに発赤が強く、インフルエンザで長引くか点滴になる児はマイコプラズマか溶連菌合併が多いので、念のため、ジスロマックを処方しました。今春3月にもマイコプラズマ感染やってるしね。恐い恐い。
2011年12月21日
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「痛くて横になれないんです」「臀部も熱傷状態ですね」「激痛で座れないんです」「マイコプラズマ(+)です」 2才頃からお尻がガサガサしてステロイド軟膏を塗っていた6才の男の子。 4才の時に検査希望で亀クリを受診しましたが「カビっぽいからステロイドは控えめにね」と言って抗真菌剤軟膏を時々処方する程度でした。 IgE:365、HD6(125.0)、ダニ5(91.1)、杉・カビ・猫・犬・ヤブカ・卵白・ミルク・小麦・胡麻・ソバ・ピーナッツ・大豆・トマト・豚肉・ジャガイモ・ビール酵母・蛾・バナナ・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌A/B≦0.34、TARC:856 久しぶりに受診したら、全身ガサガサジクジク熱傷状態で、特に臀部はびらんが強く、横になれずに不眠で、座るのは激痛、の状態でした。 2年10ヵ月ぶりの血液検査では、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:2019、ダニ6(594.0)、HD6(531.0)、マラセチア2(2.25)、杉2(1.17)、イネ科・雑草・カビ・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌A/B≦0.34、TARC:2299 軟膏はすべて塗布が困難な状態でしたので、ミノペン+デカドロン点滴とジスロマック内服開始したら、1ヵ月ぶりに眠ることができました。 しばらくはマイコプラズマの治療。その後カビバイ菌対策。アトピーの治療まで到達するかしら。恐い恐い。
2011年12月20日
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「インフルエンザA(+)です」「治療は?」「1才前だけど2日分だけタミフル出します」「40℃超えました」「内緒でリレンザ吸入します」「熱は下がったけど離乳食で蕁麻疹が」「マイコプラズマ(+)です」 生後2ヵ月~アトピーで除去食+インタール中の生後11ヵ月の体重7kgの女の子。 生後9ヵ月:IgE:561、卵白5(84.0)、ミルク5(66.5)、大豆3(8.43)、小麦3(3.69)、鮭2(3.43)、ピーナッツ2(3.24)、バナナ2(1.34)、リンゴ2(0.78)、トマト・ジャガイモ≦0.34。 12/13に熱が39.3℃に上昇したので、検査したら、インフルエンザ抗原A(+)でしたので、タミフル2日分だけ処方して、2日間だけリレンザ吸入に来てもらったら、12/14は熱40.1℃、12/15には解熱しました。あとは自力で大丈夫と思ったら・・・ 12/19に離乳食(お粥・タマネギ・小松菜・人参・コーン)を食べた後、全身に蕁麻疹が出てしまいました。 血液検査では、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)。 IgE:635、ミルク5(79.2)、HD5(59.7)、胡麻3(8.49)、トウモロコシ1(0.62)、タマネギ1(0.40)、米・エビ・豚肉・人参・イカ≦0.34、TARC:2071。 蕁麻疹の原因は、離乳食ではなく、インフルエンザ+マイコプラズマのダブルパンチのようでした。 経験的には、インフルエンザで蕁麻疹が出ることは少なく、マイコプラズマは蕁麻疹が多いです。恐い恐い。
2011年12月19日
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「抗生剤飲んでるのに熱が出ました」「インフルエンザ抗原(-)です」「マイコプラズマは?」「前回効いたジスロマック内服してください」「全身発赤ブツブツが出ました」「ワイドシリン増やしますね」「良くなってきました」 10/15にイムノカードマイコプラズマ抗体(+)をMINO点滴で強行突破リンゴ狩りに行った4才の女の子。 IgE:145、ヨモギ3(14.8)、杉3(13.6)、フランスギク3(8.71)、タンポポ3(8.55)、ダニ3(7.15)、HD3(6.71)、ヒノキ3(5.88)、アキノキリンソウ3(5.25)、イネ科3(4.18)、ブタクサ2(1.39)、蛾2(1.18)、ヤブカ≦0.34 12/6~総合病院で溶連菌感染症(ワイドシリン)内服治療中にもかかわらず、12/13熱38.8℃・鼻汁・鼻閉・咳嗽・があって亀クリを受診しました。 鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、溶連菌かな?インフルエンザかな?マイコプラズマかな?インフルエンザ抗原(-)だったので「マイコがぶり返したのかも」とか適当なことを言ってジスロマックを処方しましたが・・・ 昨日から全身に米粒~小豆大の紅斑が出現して、再受診しました。弟がRSV(+)溶連菌迅速(+)とのことで検査したら、RSV(-)溶連菌迅速(+)でした。 早速ワイドシリンをやや多めで処方したら、10日ほどで消退しました。 市内では、インフルエンザ、マイコプラズマ、溶連菌、RSV、おたふく、水痘、などが入り乱れて流行っておりますので、どれを検査するのか、とても迷います。恐い恐い。
2011年12月17日
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「保母さんですよね」「〇〇保育園の保育士です」「インフルエンザA(+)です」「やだぁ~」「ワクチンは?」「打ってません」「園でみんな打つんじゃないの?」「正職員だけです」「パートは打ってもらえないのね」「そうなんですぅ」 昼から発熱した〇〇保育園の30才の保母さん。来院時は38.6℃ありましたので、検査したらインフルエンザ抗原A(+)でした。 タミフルを処方して「ワクチン打ってないの」と訊ねたら「パートは打ってもらえない」とのことです。 2003年のSARS騒ぎ以来(SARSとインフルエンザは紛らわしいので)医療関係者は「マナーとして」インフルエンザワクチンを打つことになっております。「マナー」と言われればしょうがないので、善悪はともかく、毒多ぁも、毎年、大嫌いな注射を受けております。 医療関係ばかりでなく、公共サービスに携わる者(教育関係者・接客業など)も「マナーとして接種」と思っておりましたが、違っていたようです。 えっ?、亀クリの職員はどうなんだって?。職員は(正職員もパートも)すべて無料で接種。職員家族は1500円で接種しております。 〇〇保育園のパートさんも優遇されるといいね。恐い恐い。
2011年12月16日
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「R保育園で38.1℃あるので検査してください」「インフルエンザA型(2年前の新型)です」「体重は20kgです」「念のためにタミフル処方しておきます」 12月1日からS小学校を中心に学級閉鎖が相次いでおりますが、とうとう隣のR保育園にも飛び火しました。 ここ2週間、連日多数受診するのは、全員インフルエンザA香港型(H3N2)でしたが、1名だけ2年前の新型(H1N1:昔でいえばスペイン風邪やAソ連型)が来てしまいました。 H3N2でもH1N1でも、同じA型ですので、特に治療は変わりません。 治療は、毎年、選択肢が増え、タミフル(内服)、リレンザ(吸入)、イナビル(吸入)、ラピアクタ(点滴)、などが使えます。 亀クリでは、タミフル、イナビル、リレンザ、麻黄湯(顆粒)、葛根湯(錠剤/顆粒)、の中から選んでもらっておりますが、点滴(ラピアクタ)だけはお断りしております。 インフルエンザ陽性の人は早めに退散してね。他の患者さんにはうつさないでね。お願いね。恐い恐い。 A型H1N1(2009)でした
2011年12月15日
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「右の口が歪むんです」「左顔面神経麻痺ですね」「どどうしてですか!?」「第7脳神経炎です」「大丈夫なんですか!」「水痘が治れば治るでしょう」「け検査してください」「亀クリでは検査できません」「紹介状書いてください!」 妊娠中に、大好きなパンとチョコと、嫌いなレバーと豚肉とホウレンソウを(助産師と保健士に強制されて)たくさん食べ、生後2ヵ月から顔が真っ赤でジクジクだった、1才4ヵ月の女の子。 除去食+インタールで、かなりきれいになりましたが・・・ 生後6ヵ月:IgE:5、卵白2(0.74)、HD・ミルク・小麦・米・ピーナッツ・大豆・豚肉・バナナ・ホウレンソウ≦0.34 生後9ヵ月:IgE:53、胡麻2(2.94)、卵白2(2.74)、小麦1(0.49)、ミルク1(0.48)、トマト1(0.47)、ダニ・大豆・ジャガイモ・イチゴ・サバ・カカオ・ホウレンソウ≦0.34 生後12ヵ月:IgE:18、胡麻2(1.29)、卵白2(1.29)、小麦・ミルク・トマト・大豆・マグロ・サケ・リンゴ・イカ・鶏肉・カレイ≦0.34 11月28日から水痘疹が全身に出て、12月1日から抗ウィルス剤(アストリック)を内服開始し、12月6日に「笑うと右の口角がひきつる」と受診しました。右の口角が上がるのではなく左顔面神経麻痺により笑っても左の口角が上がらないのでした。 水痘ウィルスやカゼなどのウィルス感染によって神経炎や神経麻痺がおこることはしばしば見受けられます。 たいていは、カゼが治れば元に戻ってしまいますので「水痘が治れば顔面神経麻痺は治ります」と説明しても、母は納得しません「顔面神経は第7脳神経」などと余計な事を言ったものですから「脳に後遺症が出たらどうするんですか!」不安を与えてしまい「総合病院に紹介状」を書く破目に陥ってしまいました。 12月8日に総合病院に行ったらほぼ治っていたようです。 受精卵がどんどん分裂成長していくと、3層に分かれます(外胚葉・中胚葉・内胚葉)。脳神経系と皮膚は同じ外胚葉から発生しますので(中胚葉:筋肉・血管、内胚葉:消化管)、発生学的には皮膚と脳神経は同じものとも言えます。 したがって、皮膚が痒いとイライラし、イライラすると皮膚が痒くなるのも、当然といえば当然です。 実際には、皮膚炎が先かストレスが先かは、よくわかりません。恐い恐い。
2011年12月14日
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「やっぱり血液検査してください」「マイコプラズマ(+)です」「抗生剤飲んだ方がいいですよね?」「その前に鉄剤内服してください」「食物アレルゲンは?」「陽性になりました」「食べてなくても上がるんですか?」「妊娠中のツケです」 早春2月3日(生後8ヵ月)に乳揉みオバサンにだまされてI県K市から亀クリまで血液検査をしにきたことのある1才7ヵ月の男の子 生後8ヵ月時は全部陰性(隠れ型)だったので、インタール+ラベンダー軟膏だけ処方して、乳揉みオバサンに管理と指導は預けてしまいました。 先月11月15日に再診した時は顔~体部が膿だらけで「診るからに感染症!」でしたが、殺菌消毒とデトックスで適当にごまかして帰してしまいました。 今日は「血液検査の覚悟」で受診されましたので「またどうせゼロだよ」と言いながら検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 貧血が強かったので(Hb8.2、Ht27.5、MCV61、Fe10、UIBC409)鉄剤(インクレミンシロップ)を内服していただくことにしました。 アレルギー検査は、前回ゼロ(隠れ型)だったのが・・・ 生後8ヵ月:IgE:35、卵白・ミルク・小麦・胡麻・ピーナッツ・大豆・エビ・豚肉・ジャガイモ・サバ・イカ・バナナ≦0.34、Hb10.6、MCV74。 生後1才7ヵ月:IgE:376、卵白5(88.1)、大豆3(14.4)、ミルク3(7.30)、小麦3(3.70)、リンゴ・サケ・オレンジ・ダニ・黄色ブドウ球菌B・カビ≦0.34。 一気に上昇してしまいました。母親は「食べてないのに上昇した」のがショックのようです。 妊娠中に食べた胎毒(アレルゲン・汚染物質・炎症性物質)が、生後3ヵ月~6ヵ月から顔に吹き出し、6ヵ月過ぎて、皮膚症状が顔から体に下がって、良くなりはじめた頃から数値が上昇し始めます。 妊娠中の食生活のツケが、症状としては3~6ヵ月に、数値としては6~24ヵ月に影響してきます。ツケが後から来るなんて、ダイエットや受験と一緒だね(IgE値はまるで体重計や偏差値)。恐い恐い。 えっ?、マイコプラズマは数値の上昇とは関係ないのかって?。よくぞ聞いてくれました。 マイコプラズマなどの強い感染症の後に数値が変動することは、よくあることです。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年12月13日
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「RSウィルスは入院しませんでした」「お返事来てましたよ」「良くならないので耳鼻科通ってます」「?抗生剤は?」「鼻汁吸引だけです」「黄色ブドウ球菌と肺炎球菌が出てますよ」「???」 11/1に喘鳴・呼吸苦があって受診した生後1ヵ月の男の子。胸部に喘鳴とラ音を聴取しましたので、ウィルス検査を行ったら、RSウィルス抗原(+)だったので、すぐに総合病院に紹介状を書きました。入院にはならなかったようです。 その後1ヵ月間、症状が良くならないので、耳鼻科に行ってしまったようです。 連日の鼻汁吸引だけでは、症状が良くならないので、1ヵ月ぶりに受診しましたが、胸部に喘鳴・ラ音がまだ残ってました。 母親に「1ヵ月前の鼻汁培養でMSSA(2+)PSSP(1+)が検出されてます」「RSV気管支炎+ブドウ球菌性気管支炎+肺炎球菌性気管支炎です」「抗生剤内服が必要です」と説明したら、母はびっくり。 1ヵ月間、胸にバイ菌を飼っていたのね。耳鼻科は聴診しないからね。恐い恐い。
2011年12月12日
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「私だけインフルエンザが治らないんです」「顔のボコボコは紅斑ですね」「インフルエンザじゃないんですか?」「マイコプラズマ(+)です」 11/27から母娘で39.6℃あった35才の母。近医でインフルエンザ抗原A(+)でしたが、1週間経っても鼻汁咳嗽が治まらず、3日前から母の顔に発赤ガサガサ一部ボコボコが出てきたので、亀クリを受診しました。 鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:294、イネ科4(43.6)、杉4(43.5)、ヒノキ3(8.96)、ダニ1(0.45)、HD1(0.42)、犬1(0.36)、カビ・ブタクサ・黄色ブドウ球菌≦0.34、抗核抗体
2011年12月10日
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「漢方を出してもらえるって聞いて・・・」「八味地黄丸は老化防止の漢方ですよ」「ダメなんでしょうか?」「老後よりも今が大切です」 7年間カビだらけだったお尻と足に強いステロイド(マイザー)を塗ってどんどん悪化していたのを止めてカビ軟膏に変えたら劇的に良くなった友人に(何でも治るとだまされて)連れてこられた59才の女性。 小1と20才の時に腎炎の既往があり、いかにも冷え症虚弱児の青白い顔と活気の無いカサカサの皮膚にはシミがたくさんありました。 漢方専門ドラッグストアで「八味地黄丸」を勧められて飲んでいるので処方してほしいとのご要望です。 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血および咽頭発赤があり、冷え症+?血の体質でしたので、まず腎炎既往(腎虚:冷え症)とシミソバカス(冷え症の肝障害)から改善することとしました。 八味地黄丸は人生がほぼ終わった人の老化防止の漢方です。ほとんどの人には不必要です。今の状態を良くせずに、老後なんて考えてもしょうがありません。 えっ?、何を処方したのかって?、もちろん柴胡剤+駆?血剤です。 補中益気湯+当帰四逆加呉茱萸生姜湯で2週間後には見違えるように元気になっておりました。 亀クリでは、59才は、老人ではなく女性として扱われます。どこかのドラッグストアとは大違いだね。恐い恐い。
2011年12月09日
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「昨日から全身真っ赤なんです」「感染に伴う蕁麻疹と紅斑ですね」「昨日溶連菌じゃなかったんです」「マイコプラズマかも知れませんね」「明日には消えるって言われたんです」「ミミハナノド赤いですね」「耳鼻科では治ったって言われてます」「ジスロマック処方します」「治りました」 11/28から中耳炎で耳鼻科通院中の4才の女の子。2日前の夕食後に柿ピーを食べたら、昨朝から全身が真っ赤になって、近医を受診、溶連菌迅速(-)で、「明日には消える」と言われたそうです。 今朝になってもひどくなるばかりなので、亀クリを受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、「扁桃炎と中耳炎の抗生物質は?」訊ねたら、耳鼻科でも、小児科でも、抗生剤は出ていないようです。 感染性の蕁麻疹+紅斑-溶連菌=マイコプラズマ。ですので。検査はせずにジスロマックを処方したら、すぐに良くなってしまいました。めでたしめでたし。
2011年12月08日
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「ステロイド塗っても良くならないんです」「AD+皮膚感染症です」「治療はしなくていいです」「強酸性水消毒+ラベンダーだけでも・・・」「検査してください」「マイコプラズマ(+)です」「やっぱり抗生剤ください」 1才頃から全身ガサガサにステロイド軟膏を塗っている3才の女の子。 A県K市から転居したのをきっかけに先月亀クリにやってきました。 診るからにAD+ステロイド皮膚症でしたが、鼻炎粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので「アトピー性皮膚炎」「ステロド皮膚症」「感染症対策が必要」と説明しましたが「湿疹」「ステロイドをきちんと塗っていれば治る」と言われ続けていた母には理解できないようでした。 せっかく亀クリに来たので、何とかお願いして強酸性水消毒と毒多ぁ謹製ラベンダー軟膏だけは処方させていただきました。 3週間ほどしたら、ラベンダー軟膏が気に入ったのか「検査してください」再診しました。 イムノカードマイコプラズマ抗体(+)だったので、ジスロマックを処方しようとしたら、拒否されました。マイコプラズマ感染で皮膚炎が悪化することは理解できなかったようです。 IgE:187、HD3(3.55)、ダニ2(3.26)、卵白2(1.11)、小麦2(1.09)、大豆1(0.69)、マラセチア・カビ・ミルク・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:1800 検査結果を電話して、少しだけ「冷え」と「汚染」の説明をしたら、やっと抗生剤(ジスロマック)内服を受け入れてくださいました。 ステロイドを塗ってもびくともしなかった皮膚は、どんどんきれいになってきました。 母の心が柔軟になると、娘の症状もどんどん変化するね。恐い恐い。
2011年12月07日
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「花粉の検査してください」「花粉飛んでないですよ」「咳が続いてるんです」「ミミハナノド赤いですね」「季節の変わり目に咳が出るんです」「皮膚ガサガサしてますね」「皮膚の治療はしなくていいです」「ダニとホコリとカビの検査をさせてください」「ソバと花粉だと思います」「マイコプラズマ(+)です」 幼児期から全身アトピー性皮膚炎があってネリゾナ(very strong)を塗っている25才の女性。 そばと杉花粉のアレルギーがあるので、そばと杉以外の花粉を調べてほしい、治療はいらないとのことでした。 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血および咽頭の発赤を認めましたので、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 季節の変わり目と言ったらダニHD、診るからにカビだらけでしたので、ご希望のソバ・夏秋の花粉以外に、ダニHDカビもお願いしました。 IgE:61、ダニ3(5.39)、HD3(4.78)、カビ2(2.72)、イネ科・ブタクサ・シラカンバ・ソバ≦0.34 治療と指導は断られましたが、何とかお願いしてジスロマックだけ処方させていただきました。 えっ?、治療と指導ってなんだって?、殺菌消毒とデトックスして、中からきれいにして、良い子宮を用意して、良い子を産む。です。小児科医だからね。恐い恐い。
2011年12月06日
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「溶連菌とマイコプラズマの検査してください!」「両方ですか?」「園で流行っているんです」「マイコプラズマ(+)溶連菌(±)です」 昨日から顔と四肢が真っ赤になった6才の女の子。 診た感じはリンゴ病ですが、園で溶連菌が流行っているとのことで検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)溶連菌迅速(±)でした。 IgE:100、杉2(3.07)、ヒノキ1(0.68)、イネ科・カビ・ブタクサ・ヨモギ・シラカンバ・ダニ・HD≦0.34 症状は、ジスロマック+アレグラ内服で良くなってしまいました。 S小学校近辺ではインフルエンザと溶連菌とマイコプラズマが流行し、K保育園付近では水痘とおたふくかぜが流行しております。 どれを検査したらいいのか、大変迷うところですが、園のオバサンから○○の検査をしてもらって来いと言われるとムっとします。 医師法では、診断と検査と治療を決めるのは医師の仕事です。医師免許を持たない園のオバサンや怪しい整体師が「○○の検査をしてもらって来い」というのは医師法違反(医療まがい行為)です。 気の弱い毒多ぁは、必要もないのに、断れずに検査してしまい、あとで保険から大目玉をくらいます。恐い恐い。
2011年12月05日
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「鼻汁ドロドロですね」 「耳鼻科に通ってます」 「内服は?」 「PL顆粒です」 「えっえっえええ~っ?!」 鼻炎と扁桃炎と中耳炎で時々受診する5才の男の子。 顔に発赤ブツブツジクジクが出てきたので、亀クリを受診しましたが、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、「鼻炎と扁桃炎と中耳炎でちょっと蓄膿っぽいですね」と言ったら、耳鼻科には2週間前から通院しているとのことでした。 処方内容を訊ねたら「PL顆粒」とのお返事でしたので、驚いて、椅子からずり落ちそうになりました。 PL顆粒は、サリチルアミド+アセトアミノフェン+プロメタジンメチレンジサリチル酸塩+無水カフェイン、からなります。 母親は、自分の子供の飲んでいるものが、珈琲に解熱剤を3種類ぶち込んだような代物だということを知っているのでしょうか。恐い恐い。
2011年12月03日
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「心臓外来って?」「孔2個のうち1個は閉じました」「ももう1回聴診し直します」 水イボが痒くて受診した2才半の女の子。 適当に(よく聴診もせずに)診察した後で、問診表を見たら「心臓外来受診中」と書いてありましたので「病名は?」「知りませんが孔2個のうち1個は閉じたって言われてます」あわててもう一度聴診し直しました。 20年前を思い出し出し聴き直したら、肺動脈領域にレヴァイン2度の収縮期雑音と2音の固定性分裂を認めましたので「三尖弁直下の心室中隔欠損はすでに閉じて」「心房中隔欠損が残っているのでしょうね」と適当なことを言って、なんとか面目を保ちました。 時々、20年以上前に小児循環器を勉強していたころの、うろ覚えな知識を呼び戻す患者さんが来ると、ドキドキしてしまいます。試されているのかしら。恐い恐い。
2011年12月02日
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「インフルエンザ検査してください」「えっ?まだ早いですよ!」「クラスで出たんです」「えっ?もう!」「検査してください」「インフルエンザA(+)です」 毎年、岐阜県リアルタイム感染症サーベイランスで岐阜~郡上あたりにインフルエンザが流行すると「高山は来月あたりかな?」と言う感じで1ヵ月遅れで、たいていは年末年始でしたが・・・ 今年は、1ヵ月早く、郡上や古川で流行る前に、一気に高山に来てしまいました。それも高山だけ。 S王小とS宮小が同時に来たと思ったら、市内の小学校では、一気に学級閉鎖の勢いです。 今年は、検査キットにA型(H3N2:いわゆる香港型)とA型(H1N1:いわゆる新型)とB型が鑑別できるキットを採用しました。 今のところ全員インフルエンザA型(H3N2:いわゆる香港型)だけです。 毎日1名~7名も来ます。恐い恐い。 インフルエンザA型(H3N2) サーベイランスでは岐阜県内で高山市だけ中流行 http://infect.gifu.med.or.jp/influ/influcondition/index
2011年12月01日
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