ヴァニモ2日目、午前中にインドネシア領事館にビザの申請に行った。わずか1時間あまりでインドネシアビザ(*1)を取得できたのは良かったが、インドネシアには4週間の滞在しか出来ない。入国後のビザの延長も不可とのこと。大きな誤算だ。インアドネシアは訪れたい所がいろいろとあるのに、今回は駆け足で巡らねばならない。ビザの取得が意外にも早く出来たので、予定を変更して今日のうちにインドネシアへ移動することにした。ホテルをチェックアウトし歩いてバスターミナルへ行ったが、国境までのバスはないという。やはり車をチャーターするしかないらしい。次に浜辺のボートにあたってみたら300キナとのこと。通常6人乗りだけれども、他の客は早朝に既に発っているのでこの時間は私しかいなく、6人分を払わねばならないのだ。うーん、困った。明日、再度出直すか・・・。ダメもとでヒッチ(多少の金なら払うのも仕方ない)を試みることにした。道路脇に立ち、通過する車に声をかけてみる。とはいうものの車の通行自体が殆ど無く、また周囲の私に対する目も冷ややかに感じられる。しかし、そんなことを気にしてはいられない。目ぼしい車をあたって5台目、Department of Works(労働省or労働局?)と車体に書かれた政府の車がOKしてくれた。この間、炎天下で待つこと約30分(案外時間がかからなかったか)。まあ、乗せてくれる車があっただけでもラッキーだったと言えるだろう。車に乗せてもらい聞いたところでは、これから国境近くの橋を造っている工事現場にショベルカーのバッテリーを運ぶところらしい。そのついでに私を国境まで送ってくれるということだった。ラフロードを走ること約1時間で国境に到着した。彼らにお礼を言って車を降り、イミグレーションオフィスで出国・入国手続きを済ませた(*2)。パプアニューギニアには2週間ちょいしか滞在していなく、これでこの国ともお別れかと思うと寂しく思われた。今回は情報不足で思ったような行動がとれず不本意な結果となってしまったが、また今度、いつの日かパプアニューギニアの自然を満喫しに訪れたいと思ったのだった。