月の耀き

月の耀き

ロンドン・ローマ・パリ


激安ツアーなだけあって、ほとんどがフリー。そしてホテルも真冬なのにシャワーが水しか出ない。移動の飛行機の出発時間が朝7:00など過酷な旅でした。それでも 地図を片手にメトロを乗り継ぎ観光して歩くのは、旅の醍醐味。女四人の旅はとても楽しかったです。

ロンドン到着後、軽く観光してホテルにイン。夕食を食べに街に繰り出してはみたものの、適当なレストランがない。。。
目星をつけて入った店は、ギリシャ料理の店でした。(入るまでわからなかった)全員英語には自信がなく あてずっぽうにオーダー。
出てきた料理は ものすごい香りのオリーブオイルに魚が浸かっており、大量のブラックオリーブに埋もれている。全く食べられず パンをつまんで店を後にすることに。
翌日から自分たちのプランで観光して歩き 人に道を尋ねるのもおもしろくなって来た頃、メトロの出口から地上に出てみると自分の危険察知シグナルが警報をならす光景が出現。「ヤバイ」というのを肌で感じました。
メトロの降りる駅を完全に間違ったのです。
私は、旅では「怖い」「ヤバイ」という感覚が一番大切だと思っています。
もちろん すぐさま引き返しました。

ローマは本当に見るべき場所が多すぎて、一日、二日ではとてもまわりきれません。それでも今でも鮮明に浮かびあがる、一番の思い出はバチカン美術館でみた、ミケランジェロの最高傑作の一つ「最後の審判」です。
この絵の前にたったとき 魂を打ち抜かれたような気持ちになりました。
旅の終わりの頃には、キリスト教絵画はもういい!イエスもマリアももう結構!という感じになったのですが。。。
それでもキリスト教の圧倒的な歴史とパワーを全身に浴びてきました。
ローマでの移動は ほとんど徒歩かバス。疲れるとバールですぐにコーヒーブレイク。トイレを借りるためにも バールでお茶はかかせませんでした。そして 一流ブランドが軒を並べるブランド通りに行ってみると、そこには異様な光景が。。。
フェラガモの前に日本人の長蛇の列!聞けば 入店制限がかかっており、入店するまで二時間待ち。入店時間も一回40分とのこと。
店から出てくる人は、あの赤い靴の箱を十足分ぐらい平気で持っている!
ここで二手に別れることに。並ぶのが嫌だった私は(フェラガモ自体好きじゃなかった)もう一人の友人と、フラフラ歩き回ることに。
あとの二人は、頑張って並ぶとのこと。
路地を歩けば、いたるところに広場があり 大道芸人や絵描きさん、噴水をみてるだけで楽しいローマで時間を潰すのは簡単でした。
ローマで買ったわけではないのに、なぜか今でも手元にあるヴァラ何足か。どこで買ったんだっけ?そして ほとんど履いていない(笑)

パリでは、やはりルーブルへ。
もうこの時点で、美術品と絵画に食傷気味になっており、おまけにルーブルは広い!広すぎる!
全部見るのには 一週間はかかると言われのも納得。
なんとなく見た「モナリザ」も「こんなに小さい絵だったの!?」で終わり。それに比べて ベルサイユは ベルバラで馴染み深いこともありおもしろかった。
そしてパリで私は 旅の洗礼をうける。
なぜかパリについて買い物熱に火がつき、プランタンを見て歩く。
がぜん買う気になったわたしは、銀行でチェックを換金した。
銀行からデパートに戻る間に スリにあった。しかし全く気づかなかった。
プロの技のすごさに正直感心させられてしまった。
カードをとめるためにホテルに戻り、最後のパリの夜は悲しい気持ちで過ぎていく。それでも友人たちに慰められ、笑い話になっていったのでした。

ロンドンに戻り、英国航空で一路日本へ。
今の状況から考えると 全く信じられないのですが、当時飛行機には喫煙席がありました。前方が禁煙席、後方が喫煙席です。
私たちは禁煙席に座っていたのですが、自分たちの周りの人が「なんか臭くない?」とひそひそ話しているのが聞こえるたびに、生きた心地がしませんでした。
私たちがパリで買って、機内に持ち込んだチーズが異臭を発している!!
ここでバゲッジを開けたらどーなるんだろ?
捨てるに捨てられないし、どーしよ。。。。と考えあぐねていると後方から
チーズを上回る強烈なニオイが!
あんまりすごいので 様子を見に行ってみると、なんと。。。。
日本人の女二人組がスルメをライターであぶって食べている。
あまりにも衝撃的で その光景が忘れられません。
その後もいろんな旅先で 日本人の公共のマナーについて、本当に考えさせられるのですが、これほどインパクトがあったのはないです。
成田到着後 機内に最後まで残り、おそるおそるバゲッジを開けてみると
私たちのチーズも殺人的なニオイを発していました。
空港でこっそり捨てて帰ってきましたが、今だったら捕まるかもしれません。
チーズは真空パックのものを買いましょう。。。。

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