+詩+29




 とにかく生きるのが面倒になった


 けど何回も死ぬことをためらった


 もし俺の存在する

 このフィールドが


 無重力だったのなら

 ふわふわするだけだ



 なんて楽なことだろうな



 そんな幻想にあこがれて



 今日も俺は



 重力に負けている




 こんな時は



 とにかく走る



 俺の存在するこのフィールドを


 とにかく走り続ける


 風を切って風を切って


 前を向いて走る


 走り続けていたら


 俺の中にある「コタエ」が


 俺の前に現れてくれるような気がするから




 俺はその「コタエ」が姿を現すまで走り続けることにした





 今日も俺は重力に縛られながらも


 フィールドを走る


 自分の「コタエ」を見つけるために

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