精神医学評論
ヨーロッパ近代と共に、歩調を合わせて、進展して来た科学的な理論体系としての精神医学自体が、此処２００年程度の西欧文化的な世界観と人間観に
基づいて、構築されてきたと言う点。そして、人間観とは別に、生物であるホモ・サピエンスである以上、時代や文化圏に関わらず、人間は「狂う」。
また、逆に、ある固有の文化圏乃至時代により、精神異常者の出現率が異なるのならば、
１．ヒトを「狂わせる」文化的時代的ファクター
２．ヒトを「狂わせない」文化的時代的ファクター
が、発見可能なはずである。
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