永遠o

ラブレター




ビリッ。ビリッ。

暗闇にこの音だけが響き渡る。

ビリッ。ビリッ。

渡すはずもないラブレター。

何度も何度も消して書き上げたラブレター。

キミへ届くはずもないこの紙切れ。

ポタッ。ポタッ。

自分自身への虚しさ。情けなさに。

流れる涙。

渡すはずもないのに、書いた。


”あなたが好きです”


文字が・・・。

滲む。

涙で。

最後は何て書いてあるかすらわからない。

でも、その内容はたったの4行。

”あなたが好きです”

”でも、この手紙は捨ててください”

”あなたを忘れます”

”これからも友達でよろしくお願いします”

この4行だけでも、言葉にすれば苦しい。


ビリッ。ビリッ。

ポタッ。ポタッ。

一人孤独闇を彷徨う。

ボクはいつまで、迷っているのだろう。

このラブレターが地図だとすれば。

出口は見つかるのか?

いや・・・見つけるのではなく。

自分で作らないといけないのかもしれない。

だとしたら・・・。

この手紙はやはり捨てるべきだね。

いっそのこと、キミがほかの人のものになればいいのに。

キミがいなくなればいいのに。

目の前からいなくなればいいのに。

ボクのことを嫌いになればいいのに。

完全に拒絶してくれればいいのに。

そうすれば、きっとボクは忘れられる。

こんな思っても居ないことを思う日々。

こんなボクに光の出口は作れるのだろうか。

今のボクじゃきっと無理だ・・・。

何をすればいいのか考えなくちゃ。

涙を流していたって見つからない。


でも、今は後悔しか生まれない。

あの時、こうすればよかった。

どうしてボクはあぁしてしまったんだ。

キミの事を人目みたい。

キミと一言言葉を交わしたい。

そう思ってボクは今日。

キミを必死に探した。

凍えるその手を擦りながら、何度も立ち止まった。

そして、振り返った。

でも、そこにあるのはただの暗闇。

どうして・・・ボクの前に現れてくれないの。

そして、また涙を流す。

何度も振り返った。何度も、何度も。

でも、ボクの目には暗闇しか映し出されなかった。



何回も、何回も書き直したラブレターは。

今はどこへ行ったのだろう。

ボクは握り締めた。

そして、それからの記憶がない。

どこへ・・・。


ビリッ。ビリッ。

ボタッ。ポタッ。


今日もまた、暗闇に響き渡る音。

紙が破れる音。

涙を流す音。

そして、その紙には一言。



”あなたが大好きです”






























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