えいしょう

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2006.07.25

イヂメの始まり？？

(3)

カテゴリ：カテゴリ未分類

長女がミニバスに入って、早８ヶ月。最初はボチボチ。その後フラフラ。今はなんだか、いっこうに上達しない気がする。。。

そのミニバスの子供の中に、変な子供がいる。そう。４月に書いた、あのクソ生意気なガキだ。
「チック」らしい、とウワサだったが、私には「あのゴーマンなガキのどこがチックだ？」と思っていた。

そのガキ、本当に意地が悪い。同時期に入団した長女よりは運動神経もよく、出たがりな性格もコーチにうけているので、上達も早くとっても「ホープな存在」になっている。

が、本当に、本当に意地が悪い。入団直後から、チクチクやられてきた長女だが、ミニバスはやめたくないし、かといってチームを替わるってのもちょっと。。。だし、すごく悩んだ時期もあった。逃げ道を作るだけが親の仕事ではないので、なんとか頑張れるように母もがんばってきた。（つもり。）

とりあえず、ここしばらくは、家に帰ってから泣くこともなくなり、いわば凪の時期だったのだが、昨日、すさまじいものを見てしまった。

３、４年生（長女は４年生）を２チームに分けて「５対５」のミニゲームをやったのだが、長女はあのクソガキと同じチームになった。たまたま人手が無い日で、私がタイマーの係りをおおせつかり、役立たずながらやらせていただいた。

各チームがそれぞれ作戦を考えたり、ディフェンスにつく相手を決めたりして試合開始。
２クウォーターの途中でベテランのママさんがヘルプに来てくれた。（ホッ！！）

今までもさんざん聞かされてはきたのだが、長女のチームでは、あのクソガキが一人でまくしたてて仕切っている。その内容が聞こえてきた。

青ざめた。

足がすくんだ。

ヒザがガクガクした。

涙が出そうだった。

とにかく、怖かった。

クソガキをＲ、長女をＮとする。長女が席を離れたとき、

Ｒ「Ｎが邪魔だったら、ジャマ！って言っていいんだからね！！」

Ｒ「ね、Ｍ（既に２年経験している４年生）！邪魔だったら、Ｎにジャマって言いな！」

Ｒ「Ｓ（３年生）！！　Ｎに邪魔って言っていいんだよ！！」

これが続く。しかも大声。

思わず、先輩ママに小声で
「そんなにウチの子は、ヘタクソで邪魔なんでしょうか。。。？」
と聞いてみた。（ちょっと泣きそう。）
さすがに
「そんなことないよぉ！」

そこに、Ｎが帰って来た。

Ｒ「（Ｎに向かって）おまえさぁ！こうＭがいて、こう走って。。。うんぬん。」

Ｒ「おまえ、そういうときにさ！！」

命令口調。

そして、先輩ママの一言下る。

先輩ママ「オマエって言い方はないんじゃないの！？」

先輩ママ「名前があるんだから、名前で呼びなよ！　仲間でしょ！？　」

ほんのちょっとスーッとした。
後で御礼を言ったら、

「Ｍが仕切るなら話わかるけど、あれは何なんだ？」

と言うから、ずっと前からだということ、言い返すように言っているが、Ｎがいくらやめるように言っても馬鹿にしてて聞かないこと、もう親子であきらめていること、など、ちょっとサワリだけ話しておいた。

同時期に入団しただけに、Ｒが上手になってＮはなかなか上達しないからヤキモチやいている、と思われそうで今までは特に打ち明けたことはなかった。

Ｒは、大人とは話しない。何か問いかけてもソッポを向いて無視する。返事も挨拶もしない。大人がいるところでは「おとなしくて、静かで、大人っぽい子」になっている。コーチの前では大きな声で返事をし、とても利発な良い子になっている。（気がする。）

帰宅後、長女にいつもあんな感じだと聞かされた。言葉を挟む隙間もなく、他の子の意見は通らない感じらしい。

言い返せ、と言ってきたけど、あれじゃ言い返せない。あまりの強さにまわりは圧倒されてる感じがした。

この先、やっていけるんだろうか。チームとして。。。

そして、その夜、あんなふうに邪魔者扱いされて、他の子もそんな雰囲気に呑まれて、長女はのけ者にされてしまうのだろうか？などと、被害妄想かもしれないけど、考えてしまった。

子供の頃、自分が仲間はずれにされたときも、始まりはあんな風だったのだろうか？

夜明けまで眠れない夜だった。

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