人間のルーツと音楽のルーツを求めて、日本哀歌、シャンソン、ロシア民謡、ファド、ラテン、ジプシー音楽、ギリシャ民謡、ピアソラ、タンゴ、レゲエ、ジャズ.....アルバム「BORN ON THE EARTH」では、なんと南アフリカにまで!お登紀さんの生き方とともに、彼女の歌の向うに見えてくるのは、一種不思議な哲学!
2002年7月31日に死去した亡夫・藤本敏夫氏に捧げた「青い月のバラード」は南アフリカのピアニスト、テンバ(Themba Christopher Mkhize)さんが作った美しいバラードです。鴨川で藤本氏と過ごした最後の夜の空からインスピレーションを受けて作った曲で一気に書き上げた詞です。「お登紀さんには数々の名唱を聴かせてもらいましたが、やはり今日の白眉はこの歌でした。 藤本敏夫氏の魂は今ここにお登紀さんとあります。