松岡正剛【編】＋杉浦康平【造本】すべての遊星人に贈るブック・コスモス『全宇宙誌』

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2003年10月03日

松岡正剛【編】＋杉浦康平【造本】すべての遊星人に贈るブック・コスモス『全宇宙誌』

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カテゴリ：カテゴリ未分類

全宇宙誌
すべての遊星人に贈るブック・コスモス

松岡正剛【編】＋杉浦康平【造本】
B5変型/上製　384頁　1979.10

全ページ漆黒の中に、論文、エッセイ、データ、写真、図像などが綺羅星のごとくちりばめられた「星書」。小口からはアンドロメダ星雲と星座図が浮かび上がる。企画・制作に7年の歳月をかけた、空前絶後のブック・コスモス。

　六〇～七〇年代のカルチャーシーンに多大な影響を与えた伝説の総合誌『遊』より生まれた空前の[星書]！現在、ネットワーク社会の最先端を担う知のファクトリー、編集工学研究所を率いる松岡正剛氏の編集術で気鋭の執筆陣による宇宙学を網羅編集。アート・ディレクションは杉浦康平氏。もはや印刷不可能といわれている全ページ漆黒の宇宙に目くるめく星屑が散りばめられた凝ったレイアウトが鮮烈である。また全ページに構造性を持たせる為８方向の宇宙が８ブロックに分けられ相互にリンクしあうように仕組まれており、今のインターネットを予見していたことに驚かされる。さらにこのヴィジュアルな「知の絵本」に巧妙に仕組まれた＜自己編集性＞の開封要求は、多くの活字中毒者を瞠目させ、１９８１年荒俣宏の名著「理科系の文学誌」が生まれた。
　余談ではあるが目次に掲げられている「ステレオ全天星座図」の刊行は現在もなお果たされていない。
　舎人、スーパーレディ十川治江さんは「本書を手にとって、思い思いのスペース・オデッセイに旅発たれんことを！・・・」と後述している。この『全宇宙誌』の発刊予告は何度となくなされたが遅れに遅れ、待ちわびているうちに社会人になってしまっていた私はやっと本書を手に取った時の感動を忘れる事ができない。両の手にさえミシリと重く、当時でさえ5000円という価格は破格の安さに思えた。

オレ　昨日
ちょっと月へ行って来たよ
あの人があんたに
よろしくっていってた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（小室等「月旅行」）
.........私のスペース・オデッセイはこの歌を歌う事でしたァ。

---objet magazine 『　遊　』No.1 1971創刊号---
ekato

遊星的孤独をももちあわせております。

CAT-O

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最終更新日 2003年11月25日 19時33分15秒
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■コメント

Re:松岡正剛【編】＋杉浦康平【造本】すべての(10/3)

みぃ=^・・^= さん

改めて、初めまして! 同じ地域で検索してちょっと拝見させて頂いてました。足跡辿って来てくれたんですね。嬉しいです。カキコありがとうございました。 私は宇都宮市よりも少し南です。ヤフオクは私も利用していますが、ほとんど落札側になってしまっています。毎月金欠気味に．．．。(=^┬ ┬^=)トホホ 『オレ　昨日 ちょっと月へ行って来たよ あの人があんたに よろしくっていってた』 こういう本は手にした事がないのですが、このフレーズはなんか良いですね。 またお邪魔させていただきます。良かったらまた来て下さいね。 (2003年10月03日 17時36分50秒)

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