タイトルトラック『Sha la la -アヤカシNIGHT-』は、一聴して分かる、いかにもな稲葉メロ。ちょっとヒネくれた具合が、いかにも彼らしいです。適度なギタージャカジャカ系アレンジも、葉山さんによる流石のきっちりとした仕事。更にこの曲、コーラスで稲葉さん自身も参加しているというか、ゲストヴォーカルって言ってもじゃないのっくらい絡んでます。B’zファンからの需要もありそう。そっちのが宇浦本人への人気より勝っちゃってんじゃないかって感じですね。宇浦のヴォーカルは、高いところまで出るのですが、その高音がどうも声が細くて弱い感があって…う~ん、苦しい。 c/w『背中越しの笑顔』は、しっとりとしていて個人的にはこっちのほうが好き。宇浦本人による歌詞も合格点。ただ、この曲でも高音はちょっと気になったな。 どうもこの2曲を聴いた感じでは、「ロッカー」よりも「シンガー」路線で勝負したほうが良いんじゃないかって思っちゃったんですが、どうなんでしょうね。 (記:2007.11.6)
< 上杉昇 >
ミニアルバム 『L.O.G』 (2004.11.3)
1.THE FOREBODING
2.LORELEI
3.TANGO
4.THE GROUND’S NAME IS 零
5.MY SWEET FUNNY EGGS
6.JELLYFISH
7.EPILOGUE