デビューシングル。作曲、編曲をTUBEの春畑道哉が手がけました。都会の情景がサウンドだけで浮かぶような音作りは見事だし、生沢さんの声の魅力も見事に示したナンバーと言えるのではないでしょうか。 歌詞は、一方では「そのすべて愛しくて」と唄いながらも、タイトルでもある「leave me alone」という叫びがなんとも切なく染みます。
今作の後にギタリスト松川敏也が加入するため、『DON’T FORGET YOU』は、アルバム『Feel All Right』ではギターが松川さんのものに差し替えられたバージョンが収録されることになります。葉山たけしがギターを務めるシングルバージョンは、ここでしか聴くことができません。 『君を抱いて眠りたい』は、完全アルバム未収録。作曲の望月斉氏が、「サイダーノーツ」でお馴染みの音楽評論家の斉田才氏と同一人物であるという話もありますが、真相は未確認。 (記:2008.6.16)
2ndアルバム 『Feel All Right』 (1994.8.21)
1.Dear My Love
★★★ 2.想い出は抱きしめられない
★★★ 3.激しい雨に打たれ
★★☆ 4.Glory
★★ 5.OUR LOVE STORY
★★☆ 6.PLACE FOR TWO
★★★ 7.ALL RIGHT
★★★ 8.今なら すべてを
★★★ 9.I still love you
★★★ 10.Walk On
★★★ 11.DON’T FORGET YOU (Renewal Version.)
★★★
総合 ★★★
1993年12月の4thシングル『DON’T FORGET YOU』をリリースした後、元BLIZARDの松川"RAN"敏也が加入。TWINZERは2人体制になりました。 ギタリストが加入したということで、サウンドも前作のアコースティック色を一掃、ハード色が押し出されてきました。エレキもぎゅいんぎゅいん鳴っています。かなり暑苦しいアルバム(笑)。 生沢さんの野性的なヴォーカルは相変わらず流石なもんですが、前作ほど、1曲1曲のサウンドに個性というものが見えてこなくなったという印象。とにかくひたすら暑苦しいです(笑)。聴き込んで面白いのは前作のほうでしょう。 『DON’T FORGET YOU』は、再レコーディングして収録。トップバッターの『Dear My Love』が良いですが、どちらかと言えば『I still love you』・『Walk On』など、アルバム後半が聴き所。 (記:2007.9.15)
6thシングル 『こんな時君に逢いたい』 (1995.2.22)
1.こんな時君に逢いたい
★★★ 2.I’m Looking For Loving
★★★
松川さん在籍時のシングル。アルバムには収録されていないので、8cmシングルでしか聴くことができません。雪崩れ込むバンドサウンドが迫力あるロックバラード。生沢さんのヴォーカルも、バンドと闘うかのような野性味たっぷり。 c/wの『I’m Looking For Loving』は、アルバム『STRANGE BLUE』にはリテイクして収録されています。アルバムでは明石さんが編曲を務めていますが、こちらの編曲には松川さんが関わっています。聴き比べてみるのも面白そうですね。 (記:2009.3.27)
3rdアルバム 『STRANGE BLUE』 (1996.3.21)
1.The Pain
★★★ 2.HOT TIME
★★★ 3.STRANGE BLUE
★★☆ 4.Someday
★★☆ 5.Rock Man
★★★ 6.Dark & I, Dead or Alive
★★ 7.Love Train Running
★★☆ 8.STOP IN THE BURNIN’ LOVE (Remix)
★★☆ 9.I’m Looking For Loving (Album Version)
★★★ 10.ROCK AND ROLL
★★★
総合 ★★☆
1995年11月の7thシングル『STOP IN THE BURNIN’ LOVE』のリリース後、松川が脱退。TWINZERは再び生沢1人体制に。 ほとんどの楽曲を生沢さん1人で作曲。アレンジャーには明石昌夫を迎え、松川さんとの2人時代とはまた違った、風通しの良いハードロックサウンドを展開。前作のような湿度の高さは感じさせません。デビュー期の彼ららしいアコースティックな空気も程よく取り入れ、これまでを土台にしながら新たなTWINZERサウンドを提示しています。 なるほど、こう来ましたか。ここまでの3作品、全てアルバムカラーが違います。オープニングの『The Pain』、そして2曲目の『HOT TIME』と、テンション高く幕を開けます。ただ、確かに凄いんだけど…凄いんだけど~、その後がちょっと続かない印象。雰囲気は良くても、楽曲そのものにいまいち惹かれない…。聴き終えた僕にはもどかしさだけが残りました。う~ん、難しい! ラストの『ROCK AND ROLL』は、Led Zeppelinのカバー。生々しい生沢さんの歌声にゾクゾク。すぐ傍で歌っているかのようです。 (記:2007.9.16)
4thアルバム(ミニアルバム) 『BADGE』 (1996.11.21)
1.BADGE
★★★ 2.King of the Jungle
★★★☆ 3.Crying in the rain
★★★★ 4.That’ll be the day
★★★★ 5.Anytown USA
★★★ 6.Tomorrow
★★★