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September 13, 2006

今年の５月より、
千草さんのヒーリングを受けています。

私は、ものすごくエネルギーが大きい分、
呼吸を浅くして、
感情を感じないように無意識にブロックしているようです。

この５ヶ月間で、
「無条件の信頼」
「罪悪感」
など、自分自身が無意識に抑圧していた

感情を感じつくして開放する、
ということをしてきました。

私は特に、
マイナスの感情の抑圧が激しいようです。

一見、マイナス感情をあまり感じないということは
良く見えるかもしれませんが、

プラスの感情とマイナスの感情は表裏一体で、
マイナス感情を感じる感性を閉じてしまうと、
アクセルを踏みながら
ブレーキを踏んでいる状態になってしまうそうです。

感じつくして流す。

これができるようになると、

効果的に発揮できるということなんですよね。

今のテーマは 「恐怖」 。
これは、一番根底にあるネガティブな感情だそうです。

ここ数日、恐怖を感じさせる出来事が次々と起こり、

決定的に恐怖を感じさせる出来事が、昨日起こりました。

（注：感情を十分に感じつくすと、
　そのような出来事は目の前に起こらなくなります。）

でも、その後とても不思議な体験をしましたので、
皆さんにお伝えしようと思います。

昨日、
私が乗っていた電車が、
人身事故を起こしてしまいました。

しかも私は、一番前の車両の左側に
座っていました。

　読まれたくない方はとばしてくださいね。）

昨日は、千草さんの個人セッションの日だったので、
いつものように、いつもの電車で向かっていました。

ぼーっと、窓の外を眺めていたら、
突然、
ものすごいクラクションの音で
我にかえりました。

「踏み切りに人がいる！！！」

運転席のすぐ後ろに立っていた人の
叫び声が聞こえました。

かなりご高齢の方でした。

一歩一歩、
ゆっくり歩いていかれるその方には、
耳が聞こえないのか、
大音量のクラクションも
全く聞こえていないようでした。

これ以上急ブレーキをかけると、
車内の乗客にケガ人が出てしまう・・・
というぎりぎりのところまで
電車はスピードを落としたのですが、

あと５０ｃｍで踏み切りを渡りきれるところでした。
でも、間に合いませんでした。

左側の車輪が
ガタッと持ち上がった感触が分かりました。

左側後方に、
ものすごい勢いで突き飛ばされる残像が分かりました。

一両目の車内全体に、
ため息と、重苦しい雰囲気が漂いました。

私は、さっきまで歩いていた人が、
あまりにもあっけなく、突然に、
その生を奪われてしまった現場に遭遇して、

足先から手先まで全身の震えが止まらなくなって、
唇の震えも止まらなくて
しゃべることもできなかったので、

しばらくは、
千草さんに遅れる旨の電話もできずにいました。

乗客を守るためには、
これ以上ブレーキをかけられない。

でも、線路ではよけることもできない。

運転士さんのどうしようもない無念な感情も、
流れ込んできました。

自分は何事もなく助かったのに・・・
という罪悪感まで感じつつありました。

車両は、約１時間
現場検証などでその場に停車していました。

最寄駅に着いたときには、
全身が硬直状態で、フラフラでした。

「よく頑張ったね。長い道のりだったね。
　大丈夫、えなちゃんのせいじゃないから。」

千草さんとの電話の会話で、ずいぶん救われました。

でも、その後のセッションで、
とても不思議な体験をしました。

セッションが始まって、
うつぶせで恐怖を抜いてもらっているときに、
なぜか、窓の方からオレンジ色の
夕日のようなやわらかい光が降り注ぐイメージがして、

「ありがとう」

という感謝のエネルギーが降り注いできたんですね。

ビックリして、窓の外を見ても、外は曇ったままでした。
なぜ、何が「ありがとう」なのかも、
全くそのときは分かりませんでした。

その後、仰向けになって深い呼吸をしていたときに、
いろいろな映像がフラッシュバックしてきました。

運転席のすぐ後ろの人が叫んだあと、
ほんの一瞬だったけれども、

隣の人とおしゃべりしていた人、
週刊誌を読んでいた人、
居眠りをしかけていた人、

いろいろな人が乗っていましたが、
その一瞬、
一両目の車両に乗っていた人全員が

「間に合って！！！」

「助かって！！！」

気持ちをひとつにして、
エネルギーを送りました。

そのエネルギーは、
結果的には間に合わなかったけれども、

もう長くはなく、
孤独で一人寂しく生を終えざるを得なかったその人が、

一斉にたくさんの人の
温かいエネルギーに包まれた情景が浮かびました。

（※私はもちろん、
　その人のご事情は全く分かりませんが、
　メッセージとして降りてきたものです。）

車輪の衝撃は、あまりにも軽くて、
憎しみや恐怖、無念さといったものよりは、
ある種の安堵感のようなものを感じました。

その後、
車両が通っていた横にあった
草むらのたくさんの葉が、
風でそよいで、
やわらかく黄色に輝いていました。

線路沿いの歩道を、
お腹を大事そうにさすりながら歩く
妊婦さんの姿が見えました。

「ありがとう」

今度生まれてくるときは、
きっと、皆に祝福されて、
たくさんの人の愛に囲まれて、
幸せな人生がきっと待っているはず。

だって、最期の瞬間に、
あんなにたくさんの人の愛を、
一斉に集めることができたのですから。

私も、
温かいエネルギーに包まれたその人に、
そして、運転手さん、
そのとき一両目に乗っていた全員の人達に
感謝のエネルギーを送りました。
温かい涙が、とめどもなくあふれてきました。

セッションが終わる頃には、
全身が軽くなって
やわらかい光で包まれているような
感覚がしました。

「愛と恐怖」は、表裏一体で、
一番根底にある感情だそうです。

一番大切なことを気づかせてくれて、
本当にありがとうございました。

そして、
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

（文中に、不適切な表現があるかもしれません。
　ご容赦くださいませ。）

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