2024/09/12
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テーマ: 社交ダンス(8724)
カテゴリ: アートのはなし
<長崎県美術館>

長崎県美術館は、出島よりさらに海側に埋め立てた土地に建っています。

間に運河が通っていて、二つに分かれた建物を橋の回廊が繋ぐ隈研吾氏デザインの建物でした。





隈研吾といえば『木』のイメージですが、ここでは細長く切り出した花崗岩が木の雰囲気で窓に林立しています。

美術館の展示を見ると駐車料金が割引になるので、出島見学の後に行ってみました。





3時間くらい出島で歩いたので疲れていて、ちょっと涼しいところで休憩もしたかったんです。

運河を望む回廊にカフェがあったので、まずはそこで一休み。

エビとアボカドのホットサンドとアイスクリームで一息つきました。

こう言った公共施設は月曜日休館が多いんですが、ここは開いていて、綺麗で、しかも空いていて最高。





コレクション展『生誕80年─渡辺千尋の銅版画』
開催期間:2024年07月24日~ 11月10日

2009年に亡くなった銅版画家・渡辺千尋は、長崎で少年時代を過ごしました。

生誕80年の今年、美術館が収蔵する代表作を展示しています。

初期の作品群は、恐怖マンガみたいで怖かったです。

版画のことは学校の美術の授業でちょっと齧っただけで全くわからないんですが、線の技法と呼ばれるエングレーヴィングで『象の風景』シリーズなどが制作されました。


《象の風景─無風地帯》1980年 エングレーヴィング



2000年以降は面の技法と呼ばれるメゾチントに切り替えて作品を世に出していきます。

《幻花 I I 》2001年 メゾチント



ずいぶん作風が変わって、別人の作品のようです。


コレクション展『長崎ゆかりの工芸・デザイン』






このガラス作品は花瓶かと思ったんですが、とっくりだったんですね。そう言われてみると、フタが付いてるようです。


御厨正敏《かぶら形ガラス徳利》2000年



コレクション展『野見山暁治』
開催期間:2024年06月25日~09月08日

大正から昭和、平成、そして令和を生きた野見山暁治は福岡県飯塚市出身の洋画家です。




野見山暁治《気休めの景色》2003年




コレクション展『長崎・木版・風景—新収蔵の橋本興家と松崎卯一を中心に』
開催期間:2024年07月09日~10月14日

長崎県美術館が2023年度に新たに収蔵した橋本興家(1899-1993)の風景3点と、松崎卯一(1895-1972)の風景1点を中心に、木版によるさまざまな長崎風景を展示しています。


橋本興家《静 B(長崎)》1961年 木版




コレクション展『スペイン近現代美術』
開催期間:2024年04月10日~10月14日

近現代のスペイン美術はこの美術館コレクションの柱で、そのうちバスケス・ディアス、ピカソ、クラベ、タピエス、アロージョ、シシリアなどを展示していました。


ホセ・マリア・シシリア《消えゆく光》 2004年



ダニエル・バスケス・ディアス《人気闘牛士たち》 1914年)



最後にミュージアムショップにちょっと立ち寄りました。

日本ではここでしか買えないプラド美術館のミュージアムグッズも販売されているとのこと。

私が気になったのは猫の絵葉書でした。





長崎ではいろんなところで猫に遭遇するんです。

家猫なのか野良猫なのかわかりませんが、道をのんびり歩いてて目が合うんですね。

博多出身の母も長崎大好きだったので、『元気にシトラス?』って猫に言われたら嬉しいかなとお土産に買いました。

悲しい恋 を思い出させただけかも...。

長崎県美術館の公式サイトは こちら です。








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Last updated  2024/09/12 07:10:00 PM
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