親も勉強する中学受験               2022年受験予定

親も勉強する中学受験               2022年受験予定

2007.09.12
XML
カテゴリ: 本・映画・ドラマ
赤毛のアン


1巻も掛川さんの訳が欲しいのですが、だいぶ前に○岡訳を買ってしまったので、、、、
機会があったら買い換えたいんですが。

原題は「グリーンゲイブルズのアン」
このグリーンゲイブルズというのは、日本で言うと屋号のようなものだと思っていたころもありますが、
屋号は一族を表すから、ちょっと違いますね
それに、日本では、民宿でもない一般の家に名前をつけたりしないから
この作品を日本で紹介するときに「グリーンゲイブルズ」という言葉を
タイトルに使わなかったのは、正解だったと思います
どうやらプリンスエドワード島では、個人の家に名前をつける習慣があったようで

日本でも個人の家に名前ををつけるの、やってみたら面白いと思うんだけどな
でも日本ではたまーにお金持ちの別荘の建物に名前をつけるぐらいですよね
風光明媚な土地に建っている家なら、名前もつけてみたくなるかもしれませんが
単なる街中の家じゃ、そうはならないかな



大人になってから読み返してみて、一番感じたのは
アンというのは、孤児にしてはできた子だなあ、ということでした
親の愛情も知らず、きちんとした躾もされずに育った子ならもっと
情緒不安定だったり、僻みっぽかったりしないのかな、と。
現代の医学とか教育学に毒されすぎかもしれませんが、
所詮、アンも大人が頭の中で考え出したキャラですし、その点は突っ込まないほうがいいのかな。


毒されすぎといえば、グリーンゲイブルズに来たばかりのアンが

あれもやっぱり愛情をかけられず育ったため、自己顕示欲が強いというか、
現代でいうところの「カマッテちゃん」みたいな感じだったのかな、と感じています。

それにしても、この巻でのアンは、孤児であることの偏見と、結構戦っていると思います。
マリラのブローチを盗んだことの濡れ衣を始めとして、
リンドのおばさんから初対面で容姿のことでけなされたり、

生徒一人だけ、フィリップス先生から罰を受けたり、
露骨なのは、クイーン短大に進学するときのジョシーのセリフなんかも。
でも、アン自身は孤児であることをひがんでいる様子はなく、
いわれのない扱いを受けても、寛大にも相手を許してしまうところが
やっぱり「できすぎな少女」という気がします。
特に、ブローチの濡れ衣事件、
私だったらマリラとしばらく口をきかないタイプだからなおさらですね。
(「あんなに”盗ったのは私じゃない”って言ったのに、信じてくれなかった」とかね)

バリーの奥さんにしてみれば、ミニー・メイの看病のあとも
ダイアナとアンの交際を許すんじゃなかった、と後悔したこともあったかもしれませんね(笑)
子供たちが幽霊の森を夜歩けなくなっちゃったときとか、アンが屋根から落ちたときとか。



この巻の好きなエピソードは、いっぱりありすぎてわかりません
というか、多分読者のみなさんも、1巻では一番好きなシーンを選ぶのって、難しくないですか?
あまり好きじゃないのは、コンサートで独唱するとか、シャーロットタウンに物見遊山に行ってきましたとか、そんなところです


あまりリアリティが感じられないとは言え、アンは魅力的なキャラクターだと思いますが
私がアンに劣らず存在感を感じるのは、マシュウです。
おとなしくて人見知りの激しい、人畜無害な老人という設定ですが
大事なところでは、重要な働きをします
アンをグリーンゲイブルズに引き取りたいという強い意志を示し
アンの行きたいところに行かせてあげるようにしたり、アンの憧れている服を着せてあげたり
実はさりげなく、足長おじさんのような存在になっていますよね

マシュウ本人は、多分プリンスエドワード島の生まれ
成人するちょっと手前の頃から、グリーンゲイブルズに住み
その後、どんな女性とも恋をしたりすることはなく、一生農作業を続けてきた、
という人生です
こう見ると、一体何を楽しみに生きていたのだろう?という疑問がわかなくもないですが
マシュウ自身は特に不満も持たず、愛する女性(妹と養女)と一緒に穏やかに暮らしていけたので、
修道士のような、すがすがしい一生だったのかもしれません。
そういう意味では、現代からみて、マシュウの生き方で、幸せの評価というものを考え直してもいいのかもしれませんね。
事実、マシュウが死の一日前に語った言葉
「1ダースの男の子より、アンという少女一人のほうがいい」
身体的にラクになるよりも、精神的な絆を評価していたマシュウ。
役に立つ人間だけが、存在価値があるわけではない、ということを表していると思います

(もっともこれは一昔前のテーマ、今はこの考え方がすべて当てはまるとはいえませんがね)



女の子のサイトランキング






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.09.12 14:52:09 コメントを書く
[本・映画・ドラマ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

雫ママ7195

雫ママ7195

コメント新着

坂東太郎9422 @ ノーベル賞 「株式会社Caloria代表取締役社長 管理栄…
背番号のないエース0829 @ Re:沖縄  那覇から恩納村へ(07/25) うんな中学校校歌」に、上記の内容につい…
師子乃 @ Re:永華楼飯店(04/01) お世話になっております。 四街道市公明…

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: