ラジェンダ エリコムリ            L'agenda d'erikomri

パリ東駅にて



ここにいる鳥たちは恐れを知らない。
鳩も雀も、低空飛行。

旅行者は、不必要に大きい荷物をもって
列車が出て行くのを待っている。

おそらく必要なだけの荷物をもち、
ひとりで立っている、1時間。

予約ができない列車を待って、
どうでもいいようなサンドイッチを大事に食べる。
サーモンとチーズ。
申し訳程度のロケットがしなびている。

列車に乗り込むのだけれど
ステップが大きくて
一苦労。
二等車のコンパートメント。

入ってきたのは、
フランス人の母子。
二人とも、太っている。
そして、大きい荷物を、もっている。

母は、大きい声で電話をする。
息子は、そのでぶな体を、
3人分の座席に載せる。

3人しかいないのに、ぎゅうぎゅう詰の部屋で、
わたしは窓にへばりつくように、うとうとする。

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