ruka126053のブログ

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貴方はいるけど此の世は廃屋


明日に渡す幸福
憧れの色を語る
白い指に
毎日ちょっとずつ無理をする
会いに行かない理由をきかせて
元いた場所へもどるから
息を忘れるほど、満たされる
いつか降りる星
願いに疲れ切った人
配布元kisstocry在り処八題

欺むく一瞬のためだけの、壊れた信愛


01. 君はそんなの、と呟くから。
「アルヴィンは優しすぎるから」
ルターニャは、天魔おちの居住区の中の高台から、帝国の街を見下ろし笑う。
「無理なんだよ、今の僕らが何かをなすのは、オスカーもそう思うだろう」
「そうだね、今は無理だ」
「そんな言い方ないだろ」

02. 青い庭
03. 消えない矛盾を、抱えて
私は守られている、名門での血筋、英雄の子孫だから。アーデルハイトの片よくと言われていても実際はお飾りだ。窓辺に立つ。
「ダレン、あなたにはこの国がどう見える?」
答えなんてない、ここにいるのはアイリスという少女にすぎないのだから。

04. 悲しい笑顔をくれるんだね
05. なくせない、ぜんぶなくせない
06. 優しさの真似事
07. 砂のベールを被いて
08. たったひとつの癒しと、お揃いの記憶で
kisstocry目を背けないでいてほしい
「ゴットヴァルト、いいかしら」
「何だよ」
「貴方のやり方だと無理があるように思えるのだけど」
エリザベートはゴットヴァルトにそういうが、彼が聞きいれることはない。
あなたの贅沢をおしえて
明かりを添えた道
しあわせを願うものは
夜を待つ静けさ
どこが似ているの?
きみの後を追いかける
あなたの夢に会う
沁み渡る水に似た、
夏に立つ鳥
kisstocry最後の歌でいいよ
過ちの満ちる場所
気持ちごと見てくれるんだね
「優しいのね、ダヴィデって」
エリザベートは涙をぬぐいながら、ダヴィデを見る。
「ハーフエルフだろうとなんだろうとな、俺は遠慮も配慮しねえぞ、お前はくそ生意気でいやな女、それだけ」
「やっぱり優しいじゃない」
「どこが」

拭ってあげられなくなってから、泣かないで欲しい
あなたはもう、たくさん疲れてしまっている
君も、あなたのことも
気持ちの覚え書き
あなたの心を痛める必要はない
「お前が気にする問題じゃねえだろ」
アルヴィンが、フロイデにそういうものの、一度覚えた疑念は消えることはない。
「誰でも可能性あったし、これからだって起こる問題だろ」
「だからさ、今回のことは今回のことで割り切ろうぜ」

懐かしくなるほどに忘れてゆく
kissttocry強がりと紙一重の強さ
思い出したように吹く風(スザルル)
「こうしていると昔を思い出すな」
「そうだな」
寝転びながら、二人は目をとじあう。
「手をつなぎ合おうか」
「誰か来るかもしれないぞ」

寄る辺ない気持ち


繰り返す日々が報われますように
あるいは繋ぐように≪はやはち≫
「起きてた?」
「なんだよ、この時間に」
「君と話したい気分なんだ、愛してる」
「馬鹿」
頬が熱くなる。
海を回す
ひどく幸福な日

大事にしたいからね

kisstocryお別れ十題

今はもういない



02. 叶う事のないものを得る
03. いずれ来ること
「覚悟していなかったのさ」
「死ぬことも帝国臣民に戻り、壁の中に戻ることも」
ヴォルフリートは冷静なパンドラの反応に戸惑いを感じる。
「俺らには明日がない」

04. 君を忘れず
05. 何度でも見るまぼろし
06. どうしても断ち切れない
「・・・・姉さん、それでも僕は戻れないよ」
「そんなことない」
ー多くの犠牲を生んで、姉さんのためと言いながら、多くの人をだまして、フォボスに加担して。
「決めたんだ、フォボスとともに帝国の未来を変える」
それが唯一出来ることだから。復讐も聖なる乙女の十やりもすべて自分がやる。
「エリザベート、君はどうする?」

08. 指の隙間を見つめる
「いいかげんにしろ」
フレッドがアルフレートとディウッドの剣の交わりを止める。
「邪魔するな」
「真剣な勝負の最中だ」
ハルトヴィヒが満面の笑みでその様子を見ている。フォースナイツとの共闘を模した闘いの演習をしながら、交わらない主義をぶつけ合い、剣をぶつけ合う。

09. やっぱり消えない
「・・・・エリザベート、これくらいの怪我自分で治せる」
ダヴィデが左腕のかすり傷を回復魔法を施すエリザベートに対して奇妙な居心地の悪さを感じながら、エリザベート、ハーフエルフの少女の顔を見つめる。
「ダメよ、ちゃんと治さないと後に残るわ」
アリスがくすりと笑う。興味を持たれていることは知っているがこうもあからさまだとどう対応すればいいかわからない。
「けが人はおとなしくしていなさい」

10. あのね、今日はね
kisstocry居心地の良い価値観
今日もあなたに話せた幸せを。
君の一番近くで生きていたいよ
信頼に足る背中
カイザーのために、カイザーの敵を殺す。エリスはそうしてきたし、これからもすそうする気だ。
「フォボス、あなたのために敵を殺します」
「無茶するなよ」

何度感謝を伝えられたかな
あなたの意思を邪魔したくない
「いいえ、貴方のためならば私は何でもします」
「本当に後悔しないのか」
「はい」
すべてフォボスのために。

運命の糸は赤いと聞きましたので。
持て余す痛み
持っていたはずの日常(はやはち)
たまたま予定が合わなかっただけだ。だが会えない事実は、俺の胸をこうも不安にさせる。あえただけでこうも気分が高揚するとは思わなかった。
心臓がうるさい。
「そうすねるなって」
「すねてねぇ」

相変わらず泣かせてくるね
kisstocry雨垂れ十題

癒されてほしいけれど


01. 痛みを伴う成長
02. 手に負えない
ヴィントにはウルリヒの考え自体が世間知らずのお坊ちゃん思考に思えたし、ゴットヴァルトの考えてんだか考えていない謎の思考を判る必要がないが、ゴットヴァルトにはフォボスに追いつこうとする驚異的な学習能力、指揮能力、戦闘能力があるのが厄介なところだ。
「ぼっち貫くのはいいけどな、いずれ破たんするぞ」
「放っておけ」
ダヴィデはぷい、となる。
「そうか」

03. 巣食っているもの
「剣ごときに本気になりすぎだろ」
バルドゥルは、ソファーに座りながら、不遜な笑顔を浮かべる。
「その言い方はないだろ」
アルヴィンはむっとなる。
「その剣にお前今日救われたんだぞ」

04. このまま終われない
05. 今度こそ手を握る
06. あなたのいる今(スザ、シャーリー)
「今日もルルは用事か」
「少ししょんぼりしているね」
生徒会室にスザクが鞄持って、笑顔で入ってきた。
「スザク君、今日はこれたんだ」
「今日は特派の用事がないんだ」
シャーリーは椅子に背中を軽く預ける。
「そっか、今日はいるんだ」
「ルル―シュがいなくて寂しいんだ」

07. 言葉では追いつけない
08. 目を背けないで
アリスの一撃がイシュタル、ダヴェーリャに入る。
「なぜ、俺を助けた」
ゴットヴァルトも驚いた顔をしている。

09. その応えと傍の者
10. 壊しては、駄目だよ
kisstocryエゴだとしても、
「ならば動け」
ゴットヴァルトは、ダレンの前に立つ。
「ここで時間つぶししていても何の意味もない、動いて正しさを証明しろ」

心の底からは忘れてあげない(はやはち)
「バレンタイン、チョコくれただろ」
「何のことだよ」
葉山がチョコを差し出す。
「これおかえしに」
「俺だっていう証拠もないだろ」

知るにも覚悟がいるなんて理不尽なものだ
明日は何の約束をしようか
「いいえ、俺はあなたを信じてますから」
ダレンはゴットヴァルトの前に立つ。軽やかな笑顔とともに。
「貴方についていきます」
「勝手にすれば」

君が私の幸せを一番に考えるから
依存先を変える(はやはち)
「じゃあ甘えさせてくれ」
「何言って」
「君が言ったんだろう、甘えた方がいいって」
手を差し出される。
「君に甘えさせてくれ」

独占欲だって拗ねますよ(スザルル)
「ラウンズの仕事があるんだから仕方ないだろ」
「誰もすねていない」
マリ―ベルやユーフェミアがくすりと笑う。
「本当に二人はわかりあっているのね」
「「わかりあっていない」」

辛さに順位なんてないのにね
手に入れたいものを秤にかけたくないよ
後悔しているわけがない。聖なる乙女の十やりを姉さんの心を取り戻したのだから。
「お前、よくも」
孤児院の家族を奪った奴らに復讐を、帝国に真の平和を。
「なぜ、嫉妬の紋章を奪った」

ふたつ、その感情を。

kisstocry一歩を踏み出す音が軋んだ日
ダレンは、倒れるパンドラの手を握る。
「君はこんな手を使わずにいられたらよかったのに」
「同情するくらいなら、殺せ」
雪が降っていた。
「してないよ、だれもしていない」

愛したがり屋の休日
声越しに情を囁いてよ
何を言っても君には敵わないんだ
「全くもう」
姉さんにはかなわないや、リーゼロッテが驚いたようにアリスを見る。
「私はあなたをはめようとしたのよ」
「ならお互いさまね」

ふたりの最初で最後の秘密
やっと、僕の知っている君に会えたんだ
自分の在り方を肯定して
トマスは最後の最後まで、ヴォルフリートの友人であり続けた。
「知らないよ、僕は何も知らない」
君の名前も、本当は何者だったかも。

透明高速の速さ
その愛情の代替
どこを探しても無い物
kisstocry一人になったら君は泣くのだろう
洗いざらい嘘を吐いたら本当を囁いてあげる
君の物差しとはどうやら相性が悪いらしい
今はもう違う花言葉
ありふれた夜の訪れだ
ゆるやかな永遠
「お前は意地っ張りだからな」
「どっちが」
「お二人とも意地っ張りです」
三人は笑い合う。

思いの粒子
幸せに近い獣
きみを探すのが癖になっちゃった
「こんなところにいた」
「何よ、あなたも私に文句あるの」
「まさか」
ドロテアを探すのがついつい癖になった。何か問題あると彼女はこんな振る舞いをする。

僕らの間に横たわるため息
kisstocry両腕に星を抱えるには、少しだけ足りない
私の帰る場所になってくれますか?
刃の先の、小さな存在
泡沫のかみさま
「皆、どうして」
アニスがアンジェリカでなくなった日、だれもがアンジェリカを見捨てた。
「天魔おちじゃない」
「だましていたのはそっちでしょ」
「そんな・・・」

すべての感情はお互い様に出来ている

君は頑張りすぎなの
心の中でいっぱい泣いてる人だから
それが最善の幸福じゃないとしても
「いいのよ、ヴォルフリート」
「いいの」
後ろからアンネローゼがゴットヴァルトを抱きしめる。
「もう苦しむ必要ないの」

沈む憧れを
「あきれた・・・」
イツェンは相変わらず、アリスしか見えていないゴットヴァルトにあきれた表情を浮かべた。こんな奴に自分はあこがれや夢を抱いていたのか。全く変わってないのね。
「何だよ」
「お前は相変わらずだ」

kisstocry2571 : 当たらない天気予報と増える傘
2572 : お前が空になれ
2573 : 錆び始めていた心
2574 : 天使の看病
「姉さん、本当に大丈夫」
「もちろんよ」
看病なんてしたことないじゃないか。
「別に自分でするよ」
「ヴォルフリートは黙っていなさい」

2575 : 今日には残れない
2576 : 優しい君に手錠をあげたい
2577 : 前へ進め、嫌なら待て
2578 : 月を照らす桜
2579 : 久しぶりのキスは時間がかかる
2580 : 眠りの中で毒を飲む
配布元反転コンタクトどうか覚えていて欲しいとも思うけど
一番安心できる場所だった
あんたって、やっぱり変わってるよ
「そうかしら」
エリザベートはヴィッターの言葉に首を傾ける。
「ああ、変わってる、そんな変な曲をきれいだと思うなんて」

背もたれのない椅子
終わりにしようって。
それは何の免罪符にもならない
「今さらなんだよ、今更帝国がどうにかするわけがない」
「そんな・・・」
天魔おちもパンドラも彼らは救いはしない。いくらでも代わりがいると思っているのだ。
「でもどうにかなるんじゃないか」
「ならないさ」

月に寄り添う
少しの間、あなたの信用する私でいるよ
仕方のないきみ
静かに繰り返される失敗
kisstocry1701 : もう誰もいないから帰っていいよ
1702 : 飲み干された思い事
1703 : 疲れた時はいつもの場所で
1704 : 生きたいけど死にたそうな顔してる
1705 : 非常識なダンス(はやはち)
「ダンス大会の練習、俺じゃなくてもいいだろ」
「そういうなって」
実際踊りにくい。ドキドキしてしまう。好きな人が相手だからか。
「もう少し丁寧に」
「無理言うな」

1706 : 良心的なステップ
1707 : 冷たい雨の中、虹を期待する君と太陽を望む僕。
「いつか晴れた日が来ますよ」
「そうかな」
記憶がないのだ、アリスは。他人も同然だ。
胸の奥が痛む。

1708 : 幸運な事にあいつは死神に嫌われている
1709 : 革靴で踏み潰された災い
1710 : 素手で引き寄せた希望
配布元反転コンタクト
2651 : さよならに満ちた世界
2652 : 泣く事を覚えたら貸してやる
2653 : 神様らしい意地悪
2654 : あなたが飲んだ針は999本
「私のためじゃない、あなたのためでしょ」
上っ面を見ればそう見えるだろう。
ダヴィデは気付く。無理して、心を折れてきたのだ。
「フォボスに協力するのやめろ」
アルヴィンの後ろにはイツェン達の姿がある。

2655 : ごめん決まってない
2656 : 月の裏側でうさぎはサボる
2657 : 可能性が無いほうに賭ける
「僕はゴットヴァルトの味方だからね」
「でも彼はテロリストに協力して」
ふっ、とウルリヒの前でセアドアは笑う。
「彼の不利益になることは言わないし、やらないさ」

2658 : 不安になったでしょう
2659 : 愛が邪魔ならどうぞこちらへ
あいつの横は気持ちよかった。
「何だよ」
「アルヴィンらしいな」
あいつとの友情の日々は、つらいことばかりじゃなかった。ずっと続いてほしかった。
「俺が止める」
フロイデが顔を上げる。
「出来るのか」

2660 : 大切な君の願いだから(はやはち)
「ついてくんなよ」
「いいだろ」
満面の笑みだ、憎たらしいこの上ない。
「明日も明後日も比企がやといたいんだよ」

0511 : なんてこと囁いてくれちゃってるんですか
0512 : 空想相手
0513 : あれこれ試して振り出しへ
0514 : どうしよう。どうやって謝ればいいの?
0515 : 連なる数字を指先で止めて(スザルル)
ユフィは正しいことしたのに死んで、間違えたこいつが生きて何なんだ。
「好きだよ、ルル―シュ」
「毎日言うな」
「毎日言いたいんだよ」

0516 : 腕を組んで逃げよう
0517 : 釣り合わない状況(はやはち)
「俺が依頼したんだ」
「だから責任の一端は俺にもあるはずだ」
俺はため息をつく、子とこういうことに関しては葉山は頑固者だ。
「そうじゃねえよ、俺のミスだ」

0518 : 離れないで、ほしかった。

0520 : 魂と心と神と君
配布元反転コンタクト2881 : 聞こえない雨音とお前の声
2882 : 見ようとしなかった流れ星(スザ、ルル)
「来年も見れるといいね」
「みれるだろ」
「ですね」
だが本当にそうだろうか、来年まで生かしてもらえるのか。いつまでなのか。

2883 : 実は狙っていました
2884 : コインロッカーの一日
2885 : 輝きを増す意地悪な瞳
2886 : 指先で弄ばれる恋心(はやはち)
「・・・・花弁ついているよ」
窓から風がふきこぼれていく。なんとも詩的な場面だ。
「あ、ありがとよ」
心臓がドクンとなる。ああ、本当に恋をしている。

2887 : 明るい場所はここにもある
2888 : 唇からこぼれた記憶の言葉
「天魔おちを生んだ母親は半狂乱の体になる」
「自分の体から魔王をうんだようなものだからな」
アルヴィンは医者の言葉に苦々しそうな表情をする。
「あいつらは何も悪くねえのに」
「考えてみたまえ、この世界に女性にとっては苛烈だ、受け入れて育てろという方が難しい」
「でも親子だろう」
「それは君が男性だから言えることだ、パンドラや天魔おちを生んだ女性には悲劇だよ」

2889 : 雨降り宿らす相愛論
2890 : 夢想家を抱きしめた悪人
配布元反転コンタクト2201 : 憎しみの中に一筋の希望
ゼロがいるから頑張れた。なのにゼロが大嫌いなルル―シュだったなんて。
「そんなに変わらないと思うが」
「変わるわよ」
こちらとしては裏切られた、信じていたものが壊された気分だ。

2202 : 裏切りの世界はいつしか色を変えて
「グレン、本当のこと言ってくれ」
「本当は違うんだろ」
とらわれの身になりながら、なおもグレンを信じる気らしい。

2203 : 眠りにつけない君にキスを
2204 : 変われない人間
2205 : こんにちは神様、お世話になります
2206 : 月明かりの下で微笑む強い狼(スザルル)
「たとえ、何があろうとこの気持ちが揺らぐことはない」
「忘れてたんじゃ」
「忘れてなんかいないよ」

2207 : 閉じたページに挟まった涙
・・・大丈夫、絶対助ける。
眠るアリスを見ながら、ヴォルフリートはセアドアを連れて誓う。復讐もフォボスへの協力も一人でやる。
「僕がやるから」
姉さんを絶対、助けて見せる。泣くのは今日が最後だ。

2208 : お前はまた俺を選ぶのか
2209 : 指先ほうき星
すべての価値観が逆転する。セアドアの中で今まで信じていた世界が崩壊する。
「じゃあ、今まで・・・・」
体ががくがくと震える。
「僕らがしてきたことは」

2210 : 別れの追憶
配布元反転コンタクトひととき十題

黄昏時の夕焼け色


01. そんな季節があるとしたら
02. またきた意地悪日和
03. 手は離さずに握っていて
04. お帰りアンコール
05. 増やしてきた嘘もそれさえも
06. ここに残る君の体温(はやはち)
「礼は言わねえぞ」
「俺だって」
妙な依頼だった。こんな時ばかり協力し合う。

07. イルミネーション
08. ヘリクツで満ち足りた部屋
09. あなたは恋を、した
「していたのよ、貴方は」
アリスリーゼはゴットヴァルトに言う。
「アンネローゼに恋をしていたんだ」

10. 最後の言葉に綺麗に頷けば、
kisstcry0851 : それは明確な死亡フラグ
0852 : これは暗黙の生存フラグ
「ここでひっくり返す」
「うわ、来た」
ルル―シュの得意技だ。すべての駒がルル―シュのものになる。
「ずるい」
「こういう手もあるということだ」

0853 : 灰色夜と彩涙雨
0854 : 存在しない存在
0855 : あなたがいる明日に届かないなら今ここで笑わせて
「ゼロ、仮面を取ってくれませんか」
「それは命令ですか」
「いいえ、頼みです」
スザクは考えた後、仮面を外して、久方ぶりに素顔をさらした。
「少し変わりましたね」
「そうでしょうか」

0856 : つむぎ糸のかわりに手と手を繋ぎ合わせた
0857 : 匙はどこだ
0858 : 悲しむ顔も笑う顔も見たくない
帝国の奴らに最後の最後まで利用されたのは悔しいが最後にレッド・レジ―ナとゴットヴァルトを助けられたこと、ブルー・レジ―ナの栄光に手を貸したのは悔しいが道筋を作ったこと、それはうれしく思う。アリスの悲しむ顔も笑う顔も本当見たくない。
・・・ゴットヴァルト・・・。
最後に思い、彼の傍らに入れないことを悔しく思う。

0859 : 思い馳せる雨の歌
0860 : 首ががら空きですよ(はやはち)
「変なキスのし方するな」
「したくなっちゃったんだから仕方ないだろ」
「お前㋤」
「もう一回」

配布元反転コンタクト琴線十題

いっしょに鳴り続けている


01. 積みあがった数だけ
02. 水の落ちる音
03. 褪せた色に似て(八、雪)
「もう来なくていいわ」
比企がや八幡は今を持ってもその主義を持ち続けているか。雪の下雪乃にそう言われた気がした。なれ合いやうわべだけの関係をなんとか持続させていないか。
そう突きつけられた気がした。

04. うれしそうな声
05. 隣で朝を眺めている(八、結衣)
「私、この部活好きなの」
それだけのセリフにどれだけのものが込められていたか。比企がや八幡は何をしたか、結衣が浜結衣は何をしたか。三人の時間がどういうものだったかそう言われた気がした。

06. ふりかえった先に
07. 手紙と横顔
08. かすかな輝き
09. 足跡が増えていく
10. 静かな幸せ
kisstocry3541 : 目の前で宝探し
3542 : ただ呼んでみたかった(はやはち)
「八幡」
「何だよ」
「ううん、呼んでみたかっただけ」
葉山は満面の笑みだ。
「何だ、そりゃ」


3544 : 飛べなくてごめん
3545 : 口を開けてよ
3546 : 君が生まれてきてくれたから
3547 : 狙いを定めてカウントダウン
3548 : 悪夢に溺れている君に子守唄を捧ぐ
「お母様、ユーリア・・・・」
夢の中でマリーは今でも家族を失った悪夢で苦しんでいる。これが最後ならいい。唐突な悪夢の終わりであってほしい。
「マリー」
せめて安らぎを、マリーから復讐心をなくしてほしい。苦しみをなくしてほしい。

3549 : 心の鞘に思いを隠して
3550 : 雨の日にあればいいと思うもの1581 : 預けられた命
1582 : あなたの力が愛しいの
1583 : お前の言葉を壊したい
1584 : あの日から君が怖い
「結果さえ出せば、それでいい」
戦闘後に何気なくゴットヴァルトがセアドアとともに言った言葉だ。コウモリとしてなる以前から身につけていた考えだ。
≪ヒールシェイプリング≫
仲間のけがをゴットヴァルトが治す。実験も行うので、魔術においてのスペシャリストになりつつある。

1585 : 妄想回想
1586 : これが噂の夏風邪か
1587 : ノックしないの?
1588 : 優しさを嫌がらないで
1589 : 見返りはゴミ(はやはち)
壁際に背中を預けられる。明日、この関係が終わるとしても後悔しないように。唇を重なり合う。せめてせめて、と伸ばしていく。
「・・・ふっ」
気持ちいい、そう思って。

1590 : 私を知ろうとしないで
1161 : 暗い場所には思い出がいっぱい
1162 : 明るい場所には不満がいっぱい
1163 : 月が空色に変わるまであなたのお姫様でいてあげる
1164 : マアトの羽だけが知る0グラムの罪滅ぼし(はやはち)
「すこしだけずるした」
「君に会いたかったから」
まぶしいな、その笑顔。

1165 : 鏡よ鏡よ鏡さん。世界で一番美しかったのはだあれ?
1166 : 離せば狂い千切れば苦しい私の指先、悲喜交交(スザルル)
唇を重ねていく。
「スザク」
「ルル―シュ」
後悔しないように、この時が消えてしまうとしてもせめて、もう少し。
いい思い出になるように。

1167 : あなたの血は赤いのね(だけど私の方が赤いと思う)
1168 : 湿った砂時計
1169 : 小さなバクは悪夢グルメ
1170 : あとは滑りやすい手袋を外すだけ
配布元反転コンタクト遠く十題

果てのない時の中途にて


01. 落ちる影
02. 聞こえたふりをするよ
03. 花の置き場
04. いつも触れないまま(スザルル)
「そうだな、大事なことはお互い避けてきたしな」
「ああ」
背中あわせに、お互いの背を預け合う。そんな関係があってもいい。

05. 透き通る音に似て
06. うまく話せないんだけどね
本当は、犯人達のこと、姉さんのこと、すべてルドルフに打ち明けたかった。そう選んでこなかったのも自分だし、そうしてうまく言ってきたのも事実だ。
「本当にやる瀬ない」

07. 差し込む光
08. 傘はあなたのために
09. 印だけが示す人
10. いつかの君にあげたい
kisstocry2771 : 戦場の蝋燭
2772 : 墓と籍、どちらか選べ
2773 : 眠れないキスをあげる
2774 : 愛ではないと言い切れる?
2775 : ありがとうに僕は弱い
2776 : その声が憎いのと彼女は思う(八幡、結衣)
いっそ、嫌いになればいいのに。そうすれば、こんな思い抱くこともないのに。自分が選ばれないことはわかるが愛おしいのだ。こんな思いどうすればいい。今度こそと思いながら立ちきれない。

2777 : 通り雨に蝉は心から泣く
「君を失いたくない」
「本当は失いたくないんだ、でも」
「俺が決めたことだ」
ルル―シュはそうだろう。

2778 : 優しさは混乱のもと
2779 : 捨てていいか中身ごと(はやはち)
「比企がや」
「いいかげんにしないか」
腕を押さえつけられる。吐息も届きそうな距離感だ。こいつをこんなに怒らせるのは俺くらいだろう。

2780 : え、いつのまに落としたの?
配布元反転コンタクト(一)
01. 置き忘れてきたもの(ロイド、セシル)
「言えないでしょ、僕らにスザククンをさ、説教する権利や義理ある」
「それは」
ロイドはほほ笑む。
「ないはずだよ」

02. 泣けずにいる人
03. 愛しいの言葉
04. 最期によりそう
05. 大切を見送る日
「貴方は自分がどれだけひどいことをしているか、悲しいことをしているか自覚あるの」
「ついにここまで来たか」
フォボスがアリスを出迎える。

06. ひとつひとつ、真似をする
07. 泡の願い
「帝国に改革を、姉さんに真の自由を、妹に笑顔を」
かなわない夢の話をされた。同じ思いなんてない。これが最後。
「協力してくれるか」
ないのだ、それがかなうことはない。

08. そこにいる音
09. わがままを許せる関係
10. 生きてゆく時間
kisstcry氷雨十題

愛ではないと、知っている


01. 迷い込めない貴方の庭
02. 冷たすぎる音色
アリスリーゼは、冷たく乱暴にヴォルフリートの手を追い返す。他人を見る目だ。
「お前は敵だ」
幼馴染というが、知らないことだ。それがどうしたというのだろう。

03. ゆるやかに首を振った
04. 叫び声と共に散る奇跡
ゴットヴァルトにはもう、目標に至る命しか見えない、感じれない。あまりにも失いすぎたのだ、いちいち数えるのもバカバカしい。
「それでも君の心に奇跡が起きることを願うよ」
オリバーやフィリップは言うが、ゴットヴァルトには二人の命以外、重要ではない。

05. ありはしないよ、そんなもの
06. 取り忘れた希望の数だけ、
07. 光を弔う
08. とぼけた答え
09. 君を思いだす仕草に見とれた
10. おひとつ、お尋ねしよう
kisstocryこの一瞬にいつまでもとろけていたい
どの道、先などないのだ。比企が矢もおれも、ならはまるまでだ。今この時を大切にしたい。
「運が悪い」
矛盾した思いを抱えて、葛藤して、今日も生きる。

どっちみち変われない
楽園などあるわけないでしょ
エリア11、新宿ゲットー。ここにいたら戦うしかない。ぜいたくの限りを尽くし、絞りつくすブリタニア。シャーリーに心開けるわけがない。

君が残す体温に縋りつく
「シャーリー、死ぬな、死ぬな」
何度もギアスをかけるが、彼女から体温は失っていく。無意味。巻き込む気はなかった、なんて嘘だ。いつも巻き込んでいる。

麻痺した涙は枯れることを知らない
「何で、エリア24の民を巻き込む」
マリ―ベルは決まって答える。瞳は暗いままだ。
「武力による統治こそがエリアを平定するためだからです」
何も交われない。

絶たれた青空
「君がカイザー・クラウドに戻ることはない」
冷たくフォルクマ―ルはヴォルフリートに言う。
「本来、あるべき姿に戻っただけだ」
「そんな・・・」
カイザーが愕然とする。

つま先はいつも君に向く(スザルル)
いつだって、ルル―シュの方に意識がいくのだ。好きなのだ、愛している。
「皇子殿下、またさぼりですか」
「いいだろ、少しくらい」
笑顔がこぼれるのが自分でもわかる。どこにいても見つけることができる。

邪魔しないでくれない?
結果は出ない
尊敬なんてしてくれなくていいよ

kisstocry0681 : ちぎった紙の隅っこで笑うキミ
0682 : 役に立たない林檎
0683 : 餌が嫌なら何がいい?
0684 : 逃げながら隠れるなんて器用なことできない
「アウレリアヴィーナは優しいのね」
嬉しそうにエリザベートは言う。同じ青の騎士、打がアルヴィンは複雑にならざるを得ない。理想に心ときめかせる時は失われたのだ。
今もこの時もパンドラは死に続けている、誰かの正義のために。

0685 : かわれたくせ
0686 : バケツいっぱいの流れ星
0687 : 面と向かって言いたい事は山ほどあるけど忘れたわ!
0688 : 神と君に捧げる七つの夜
0689 : 桜並木のいろは(はやはち)
「花弁ついてる」
少女漫画のヒロインか、俺は。配役間違えてる。
「ありがとよ」
色々間違えてるし、うれしそうな笑顔の相手は俺じゃない。

0690 : せめて相手を見極めて
3491 : 裸足でこの世界を歩けたら
「いつも見ていたぞ」
リリーシャはアルヴィンを横に、高らかに言う。
「私の国はどんな国かを」
「お前の国か」
複雑な心持ではある。

3492 : できないとは言いたくない
3493 : あいつが好きな味
「いつもマックスコーヒーばかりじゃねえよ」
「そうなのか」
何、意外そうなその表情。俺だって麦茶はのむしジュースも飲むのだ。
「ブラックじゃないのか」

3494 : 手を伸ばして笑った。僕はその手を切り落とした。
泣いてくれるのか、俺のために。その涙のためなら、なんだってできる気がした。どんな最後を迎えても納得できる気がした。帝国の情報ミス、いつものことだがここでは命は簡単に意味なく死んでいく。
「どうして・・・」
ヴォルフリート、泣くなよ、よくあることだろ。

3495 : お前たちが幸せに暮らせる魔法
「いつか天魔おちもパンドラもすべて一緒に暮らせたら」
アウレリアヴィーナの一言に、その最後が、ハッピーエンドが来ることはないとその日ダヴィデはさとった。そんな魔法はもともとないのだ。自分だって、ゴットヴァルトがエリザベートがエリスが笑う日が来ることを願うが来ないのだ。
そんな日は来ない。

3496 : 王子様は自分にキスをしました
3497 : 憎しみを真っ白に塗り替えてお前に絵筆を差し出した
真実を何も知らずに気づけば、イシュタルに支配される。死んでいく中、これくらいは許されるだろう。
「ざまあみろ」
これで最後だ。

3498 : 喜んだ。怒った。哀しんだ。楽しかった?
「楽しかったか」
「いいや、何も」
復讐を果たしたパンドラにベルンホルトは尋ねる。
「何も残っていない」
すべてあきらめるにはまだ足りない、そんな感じだ。

3499 : 受け皿は傷だらけの手のひら
多くの記憶はもう意味をなさない。偶然つながっただけだ、それ以外に意味はない。それでも帝国の人間に不幸を、でも思うほど憎んでもいなかった。ベルンホルトの子に幸運を、せめてもの幸運を。
そればかり願う、唐突な終わりも穏やかに迎えられるようにそう願う。
「きー、きー」
もう抱くこともないけれど。

3500 : いなくなれ愛しさと共に
反転コンタクト(一)
01. 星の花束
02. 疲れを知らぬ輝き
≪セイントコンセントレーション≫
アウレリアヴィーナが、パーティメンバーの士気を上げるために、マナを上昇させつ技を発動する。
「おお・・・」
「すばらしい」

03. 言葉を残して消えていった
04. なにがきこえるの?
05. 目を閉じて待っていてね
06. 夢、希望を持つ一秒前
ヴォルフリーtが得意技を敵に披露する。一撃必殺の遠距離の剣だ。大地が割れ、光が歪み、大きな音とともに敵を粉砕する。
≪フォースソード≫

07. 小さな星の呟き
腕の中のこ鬼はすぐにも消えてしまいそうだった。オルフェウスは怖さを感じるとともに、これからどう思い出を紡ごうとかそんなことを考えていた。
「どうだ」
ベルンホルトが訪ねてくる。白い布に包まれた、グロテスクなそれ。華奢で今にもこぼれおちそうなそれ。

08. この先も変えないで居られるよ
09. 何を目指しているのだろうね
10. 私からキミへ、願いを込めて。kisstocry2551 : 夜空の月とバーコード
2552 : 覚えすぎて忘れました
イツェンはあきらめが早い方だ、この環境でいたら誰もがそうなるがこだわらない方がいい。適当に、他力本願に。だめならだめでいいのだ。
それでもゴットヴァルトのことに関してはあきらめがつかない。多くのパンドラに共通することだが、彼に関することだけ諦めがつかないのだ。他はさっさと見切りをつけたのに。

2553 : 季節はずれのデート
2554 : 熱を冷ます鍵
2555 : 君の側で戦いたい
2556 : 炭酸水でもぶっかけてやろうか(グレ優)
年上の恋人とはどんなものだろう。持ってしまった故、優は悩む。普通にしていろとグレンはいうがそうもいかないだろう。
「ふぅ・・・」
2557 : 望みを知る花
2558 : 私だけの数字
2559 : 怒らないから泣きやめ(グレ優)
「いい加減に」
「死ぬところだったんだぞ」
不満だらけだ、すべてにおいて不満だ。優は家族を殺された。故に恐れている。愛されてるな、俺。

2560 : 幸せ硬貨
反転コンタクト淡和十題

ただ、静かに頷く


01. きみはわたしの生きる理由だから
ゼロが、ルル―シュがもう生きる理由になっている。おかしなものだ、生意気なクラスメイト、ブリタニアの皇子。それが今じゃブリタニアの敵だ。
「俺の顔に何か付いているか」

02. …ずる過ぎる
03. 白が混ざり合った
オルドリンは弱者を守る剣でありたい、マリ―ベルの剣でありたい。だは時折思う。マリーの心を本当に守れているか。
「わたくしはオズさえいればいい」
この笑顔は本物か。

04. 手を合わせて溶けてしまえ
05. おなじ涙を舐め合ってまた零れ出す
06. それぞれの導を手繰り寄せて
07. なんという幸せ
「貴方のそばにいることが私の幸せだ」
「サファイヤエル」
サファイヤエルは助けられたアリスにほおを緩め、ひざを折る。

08. 熱を奪う
09. 無垢な横顔
10. ううん、さよならじゃないんだよ
kisstocry此の手の中に十題

まだ在ると信じていたかった


01. もう一度愛して欲しい
02. 誰よりも知っていたんでしょう?
03. 執着か、恋着か。(スザルル)
「ユフィに協力したい」
「本当に?」
スザクは疑いのまなざしだ。仕方ない、今までの関係が関係だ。

04. わかってくれる筈も無い
05. 心の一番柔らかい場所
「えぐったんですよ、スザクさんは」
「え・・・」
「お兄様や私をないがしろにしたんです」
閉じられた瞳はせめているようだった。

06. 臆病だと言ってくれてもいい
07. 光の下で 笑ってろ
多くのものを救いたい、フレッドやハルトヴィヒの言葉にアリスリーゼは眉をひそめた。それはおかしい話だ。踏みつけているのはアルトメルデ帝国そのものなのに。わかっていない。
「詭弁だ」
「何でわからないんだ」

08. そして雨は降り続く
腕の中でエレオノ―ルの子がうごめく。計画のためとはいえ、シーザーも皆一族受け入れて、子鬼をなかったことにしようとしている。ベルンホルトは会える日を待つしかない。どれだけの雨を待てば、会えるのだろう。

09. 世界が遠ざかるまで
10. ああ、気配が途切れた
感傷十題

傷を見るのは怖いよ、だから目を背けたの


01. そうやって笑えるんだね
02. 最初からそのつもりだったよ(ライスバ)
「お前、まさか」
「すまないね」
ラインハルトは笑う。
「こうでもしないと二人きりになれないと思って」

03. 流れ出した時間を背中合わせで見る(エド、ロイ)
ロイが背負っているものをエドワードは知らない。知る必要もないが、ただ癪に障る。
「鋼の」
困ったような表情だ。
「私の顔を見るたび、その顔はやめてくれないか」

04. 届かない声を聞こうとした
終わりの時が来た。
「もう駄目なのですか」
ゴットヴァルトは、泣くリーゼを不思議そうに見る。
「やり直すことはできないのですか」

05. 今も、そっと見つめている
06. それは間違いだよ(はやはち)
「待ち伏せするなよ」
「したかったんだよ」
終わりは自分でしなければいけない。葉山との関係も怖くて、伸ばしてきた。それが答え。

07. かなしい記憶に手を伸ばす
08. 大好きなものを作るのが怖かった(はやはち)
好きなのだ結局。葉山隼人という人物が。どうしようもなく。失いたくないと思った、ゆえに怖かったのだ。
09. 傍にいることもない
10. 壁越しの涙音に耳を閉ざす。
花梗十題

ながいながい終わりの話をしよう


01. 空っぽの両手(はやはち)
真実、俺も葉山にも遠い言葉だ。
「続けさせてください」
「本当に恋したことないね」
笑って言うなよ。
「うっせ」

02. 枝分かれた道に見たもの(スザルル)
わかりあえない、唐突な終わり。そんなものがあるなら後悔もある。ただルル―シュに限り、そんなことはないのだ。
「悪趣味」
「それっぽくしてみたんだが」

03. 知りたくないなら、来ないで。
「本当に楽しかった」
「終わりましょ」
来ないでね、比企がや八幡君。私の大切な男の子。
「俺は」

04. こじつけた正義
「気色悪い」
ヴォルフリートの変化をキルクスは確かにそう感じていた。まともな奴みたいじゃないか、ゆえに予想外の反応に戸惑ったのだ。
「本当にどうした」
勧善懲悪、うすら寒い、その思考。まるで別人のようだ。

05. 水もない花瓶を引っ繰り返す(はやはち)
「そう怒るなって」
「君が侮辱されたんだぞ」
困ったものだ、こういう時の葉山隼人は。

06. 言いだせない覚悟なんて必要ですか
07. 反対側から支えることくらいは、(スザルル)
「ユーフェミアの言葉では人が救えない」
「僕は救われた」
「お前だけがな」
冷たい言い方だ、だが悲しさもどこか漂う。

08. さわらないでの温度
09. だからこうやって隣にいるしかない
俺も彼女も始まったばかりだ。
「楽しいね、八幡」
結衣が浜も相変わらずで。

10. いつか手放す花びらと。
嬉奏十題

君になら一生翻弄されたって構わない


01. ほっぺた以上くちびる未満
「好きだよ」
「本気かよ」
いつもこんな会話をしている。葉山と。

02. 一人脳内会議
03. たぶん、すきだったんだよ(ロイド、スザク)
「いっぱいなくしたよ」
「そうなんですか」
「数えるのも馬鹿なくらい」
でも作るのだナイトメアを。

04. 分け合うことの出来ないもの(スザルル)
「俺がそうしたいからそうするんだ」
スザクはまぶしい。
「何を勝手に」
故にひかれた。

05. それは僕のほうだった(ユジきり)
キリトがいなくてつらいのは僕の方だ。彼がいないとさびしい。
「キリト大好き」
いつか終わる関係、だから言うのだ。

06. 愛情をつめこんだ歌を(はやはち)
「何の歌だよ」
「教えない」
屋上で葉山と二人。嫌いな時間ではない。

07. ぎゅっとしてちゅっとして(はやはち)
「答えてやらないのかよ」
「わかっているだろ」
わかったように笑う。

08. おいで、と手を振ってみた
09. 君の心が照らしたものは
10. ありがとう、いつもごめん。
恋染十題

僕のずっと愛しい人でいてね


01. 窓の外より差し出された傘
02. まだ名付けないでいて
「まだ決めるな」
「君もだよ」
葉山も比企がやも不器用だ。

03. 笑った音がした
04. 不器用で繊細な指
「料理やめよう」
「そうね」
「なんとか」
三人そろって料理。

05. その糸とこの糸を結ぼうよ
06. 毎日がだいすきになる(はやはち)
「好きなんだろコーヒー」
「まあな」
自然に隣に座る。慣れたもので違和感がない。

07. おいで、と手を振るから
08. ゆびきりの魔法
09. あのねあのね、
10. ぼくの半分はきみで満ちている
kisstocry2721 : 馬鹿な傷だらけの心が眠れる場所
2722 : あやしいルージュ
2723 : 欺いた手でよろしく(スザルル)
「始末に悪い」
「両方ともだろ」
スザクの手を取る。

2724 : お別れは好きな人に寄り添って
2725 : 君も一緒におわりませんか(スザルル)
「もうやらない」
「またそんなこと言って」
懲りない奴だ。

2726 : 罪深いと泣くといっぱい幸せ
エリザベートは未来を信じるが、ハルトヴィヒはどうだろう。オスカーは考える。この幸せが多くのパンドラの血の上で成り立っていることを無自覚で。

2727 : あなたと私を生と死に例えると
キットか去らない関係せいなのだ、僕と彼女は。あわない楽器だった。
「助けて見せる」
それでも。

2728 : 勇敢な犬と明朗な猫
ただ一人のために、壊れる。ヴォルフリートの生き方は壊れやすい。ダヴィデはそう感じている。明確なものなどない。執着しない、深入りしない。それが正しい生き方だ。
「青の騎士なんてくそくらえ」
アルヴィンも壊れる。

2729 : 指輪に最後の愛をこめて
2730 : 誰か眠り姫を叩き起こせ
配布元反転コンタクト
2328 : まだまだ好きとは言わせない(はやはち)
「待てっていったのそっちだろ」
「そうだけど」
校門前でわざわざ。

2329 : 死ぬ前に抱きしめて
2330 : あなたにパス!
反転コンタクト澄珠十題

空色が目に染みるとき


01. 空を回る鳥
ヴァルトルーデが闇魔法を使い、辺り一面水晶がわきあがり、敵を殺していく。ヴィルフリートはかすかに驚いた顔だ。
「どうかなさいましたか」

02. 眩しさに目を細めた
「お前はここにいてほしい」
オルフェウスは当然のように言うが、それは無理な話だ。どこも他人の家としか思えないのだ。あまりある財産に大きな邸宅。
「ここがお前の家だ」

03. 曇り空も本当は嫌いじゃない
04. 二人の手をそっと空へと伸ばす
「フレン」
「おい」
「冗談だろ」
期に背中を預けられて。

05. 見送る、いくつかの青色
06. そろりと零れ落ちる
「スザク、あのな」
「いいだろ、少しくらい」

07. いつもそこにあるから、
08. 瞳の色が空に染色されて
マリアベルに落とされてパンドラは知る。空の青さに。セカイは今日も美しい。これが最後に見る景色。
「畜生」
「消えるがいいわ悪党」

09. 与えられている温度
皇子様を真昼は待っていったのだ。運命にあがなおうとした。
「真昼死ぬな」
「死ぬな」

10. 繋がってる、そう感じるよ
kisstocry
3441 : 難癖ハッピーエンド
命尽きる寸前、恨みがこぼれる。ここで終わる。
真実を知らず、かりそめの平和に浸るケダモノ。それが騎士たちの正体。だから最後に。
「滅びろ」

3442 : 愛想よく去ろう
「卑怯だぞ」
「どっちが」
フレッドは起き上がる。アガットは笑う。

3443 : 落とされた楽園
カイザー・クラウドなんていなかった。
「知りませんわ」
「俺も知らない」
いなかったのだ。

3444 : 行ってきます、未来へ。
3445 : しているところをREC
「起きた」
「葉山まともな起こし方しろ」
本当に。



3450 : はいといいえの真ん中で
3631 : 使われなかった灰皿
3632 : 一昨日の天気なんて覚えていないし、明後日の君の機嫌なんて知るわけない
ゴットヴァルトのことなんて何も知らない。セシリアは知らない。
「何」
「何でもない」

3633 : 戦乱の花を一輪、守ることを許して
3634 : ベッドまでの長い道のり
3635 : お前の本命は誰なんだ
「教えない」
「ケチだな」
比企が矢は不満そうだ。

3636 : この愛は永遠だと笑えた頃
「おきた」
「お前かよ」
葉山じゃなければいいのに。

3637 : 僕の中にも狼がいると言ったら嘘つき呼ばわりされました。
3638 : わがままな人助け(ライスバ)
「まあ、これも僕の宿命だから」
「この体勢はなんだよ」
「偶然だよ、偶然」
ウソつけ、狙っただろ。

3639 : 飛べなくても君がいる
3640 : 泣いてくれたことが奇跡だよ
3821 : 世界を盗んだ犯人
セカイはゼロによって変わってしまった。テロリズム。クロヴィスもユフィもあいつ一人のせいで変わってしまった。
「前からだよスザククン」
「セカイは何も変わってない」

3822 : 色鮮やかな誕生日
3823 : 君を想わせて(スザルル)
君がいないと僕が成り立たない、きみもだろ。
なぁ、ルル―シュ。

3824 : 血を流そうとする風
3825 : 泣かないでなんて言葉じゃ泣きやめない
3826 : 気安く触らないで好きになる(はやはち)
「近づくなよ」
「でもお前へん」
覗き込むと頬を赤くした葉山がいた。

3827 : 抱きしめたら壊れてしまう
3828 : 小さな嫉妬を舐める
3829 : 眠れない夜が僕に勇気をくれた
3830 : 枯れ行く花束に込められた朽ちない愛
ノアは銀河をゆく(スザルル)
「吸いこまれそうだな」
「本当に」
スザクはゆっくり目を閉じる。

夜は明けるよ
角砂糖ふたつぶんの甘さ
連鎖する熱(はやはち)
「手を離せよ」
「比企が矢こそ」
だがどうにも離せない。

あなたの隣にわたし
揺れるドレープ
キャンディを舌で転がして(はやはち)
「お前」
「甘いだろ」
「あのな」
その先が浮かばない。

前線は本日も停滞
ストロベリーパフェ
午前2時にペルセウス座で
57秒
4132 : お前はきっと思い出せる
4133 : お目覚めですか先輩(一色、八幡)
「普通に起こせ」
「すいません」

4134 : 出ました気まぐれな恋の予感(はやはち)
「待つなよ」
「いいだろ」

4135 : レクイエムをつなぐ
「残酷な真似がよくできるな」
「どこが」
「大勢の人が死んだ」
ヴォルフリートは妙なことを言う。

4136 : 舌足らずなサプライズ
4137 : また会ったら愛しあおう(スザルル)
「じゃあ、また」
「ああ」

4138 : 可愛いか意地悪か
4139 : 花はいつかどこかに落ちる(はやはち」
文化祭も体育祭もこいつがいた。葉山がいた。でも区切りは必要だ。いつまでも同じ居場所にいられないのだ。諦めが肝心だ。それでもその場所に帰ることを願うだろう。彼がいた場所を。狂うのだ。

4140 : まかせろ笑うのは得意だ
反転コンタクト
薄暗い毒を吐き出して僕は黒くなる
失うのなら捨ててやる
「どうしてもだめ」
「ああ」
「本当に」
ルル―シュはいじわるだ。

絶望の旅路
君に沈む
一番星が欲しい(はやはち)
「そういわれてもな」
「なんとか」
比企がやは意地悪だ。

幾重に線を刻む(はやはち)
罪は罪だ。俺の心を奪った罪はでかい。
「なに」
「あほ」
意味はない繰り返し。

蜻蛉玉と簪
不条理ハッピーエンド(はやはち)
「相手間違えてるぞ」
「間違えてない」
これはなんの冗談だ。起きていいのか本当に。葉山は戸惑う。

夢見る三日月の少女
リトル・ユア・プラネット
配布元ペトル―シュカこの一瞬にいつまでもとろけていたい
どっちみち変われない
楽園などあるわけないでしょ
君が残す体温に縋りつく(スザルル)
もう死んでんだ、ルル―シュは。ゼロレクイエムで。スザクが殺した。自分が殺した。世界平和のために。最愛の人を。どうしようもない。
本当にどうしようもない。
ナイトオブゼロ。

麻痺した涙は枯れることを知らない
絶たれた青空(ナナルル)
行ってしまった、今度こそ会えない。本当に。ルル―シュと。言えばよかった、愛していると。

つま先はいつも君に向く
邪魔しないでくれない?
結果は出ない
尊敬なんてしてくれなくていいよ

kisstocry大満足です/
履き潰したスニーカー(はやはち)
「大丈夫かよ」
「まあな」」
葉山はふっと笑う。

/ 君がいればそれで結構/
千の異なる物語(スザルル)
そうではないのだ、そういうことじゃない。スザクはそういいたい。もっとなのだ。ルル―シュがほしいのだ。

/ だいぶ荒れてます/タイミングが命/ あなたの言うことはききません/ とにかく時間がない/
恋人ではない(スザルル)
だからといって、キスするし、それ以上のこともする。何なのだこの関係は。

/ だからドキドキするんだ
/歯ァくいしばれ(はやはち)
「葉山お前」
ふざけるな。こんなのは俺のやり方じゃない。ふざけている。こんなのは悪戯じゃない。悪質な詐欺だ。バレンタインで渡したのは、冗談なのに本気にして。下らない。バカバカしい。
「歯をくいしばれ」

/ 聞いてなかったとは言わせない(スザルル)
ぎゅうとしたい。本当に。
「馬鹿か」
それすら変わらない。

/ きみの我儘すら愛しい/早起きすぎる二人/
目覚めるにはまだ早い(スザルル)
クラブハウスで、すざくがとまる日は大変だ。いつもいつも。
「お兄様ってば」
「笑うなナナリー」

/無視は得意です/
この胸が焦がれるので(アキレイ)
滅びた国だ。愛着もない。今さらだ。日本、俺の国。レイラ・マスカル。美しくりりしい人。最愛の女性。

/名前のない風景画/ 楽にいくなんて思ってない/
火照ったこの頬をどうにかしてくれ(はやはち)
「君のせいだ」
「人のせいかよ」
お互い頬が熱い。どうしようもない。



2961. 君が大好きだから お菓子も悪戯もあげようね(生徒会)
・・・変な人たちだ。
ロロは嫌いではないが、やっぱり違和感がある。
「緊張しているの」
「え、いや」

2962. ハロウィンはおめでとうの日なのよ ほら 言って
「かぼちゃですか」
「そうだよ」
ロロはイライラしていた。

2963. アナタは私を見つけてはいけなかった だからこんなに着飾ったのに
「お姉さま」
「ユーリア」
「行きましょう」

2964. 今日だって、いつもの様に蔑めば、私達だって諦めがつくのに、
2965. 毎年この日に来るのはね 間違いなく 君を呪うためだよ
「・・・・シン兄さんは会いたくないんですね」
「アキトは会いたいのか、あの女に」
「まさか」

2966. 僕は間違ってない。この日が一番良い。クリスマスでは厳か過ぎるし、バレンタインでは安っぽすぎるし、イースターでは楽しげすぎる。だから、この日が良い。みんな幸せそうだけれど、なにか鬱屈したこの日が良いんだ。
「うぜえ」
「まあまあ」
しかし、昴はラインハルトを見る。フェルトは小悪魔らしい。エミリアたんは、まあ、うん、今日は俺の相手できないよな。
「すごい女子集まってんな」
「君は仮装いらなそうだ」
ユリウスはまあ、うん、吸血鬼だよな。ラインハルトは狼男か、えらい上品な狼男だが。スバルにラインハルトがほほ笑んできた。
「似合うよ、さすがエミリア様の騎士だ」
「・・・すみません、ただの騎士のせいそうです」
それはあれか、コスプレに見えると言いたいのか。
「残念だな、昴ならどんな仮装も似合いそうなのに」
「ああ残念だ、楽しみにしていたのだが」
悪意はないがイケメン二人に言われると、そうだな、そこそこの方が似合う場合もある。レムやラムはどこかしら。
「猫娘ってなんで私もなのよ」
目立つな、というかあれ、普段のメイドに黒い猫の耳つけただけじゃん。
「スバル君、・・・・王族見たいです」
「バルス、異国の若君に見えるわ、普段からそうすれば責任感や威厳が出るわね」
ほめているが、はい、すいません、ほめつつ普段の格好気をつけろね。
2967. 誰ならわかってくれる?10月末日だけこんなに昂ぶる想いを、誰に打ち明けたら一緒に踊ってくれる?(ミレ、ルル)
「準備だけ大変ですね」
「そうね」
「しかしこれだけ用意するとは」

0984 : あれば愛もいれてほしい(ジノアニャ)
「・・・よくわからない」
「そっか」

0985 : かなしいと思えば終わり
0986 : 捨てたはずの叶わない欲
0987 : るてんをくりかえしてる(はやはち)
「ごめんうれしくて」
「言うなよ」
葉山は大げさだ。
「この後、どうする」

0988 : 強く惹きあうSとN(はやはち)
「・・・・」
「・・・・」
葉山はお前、土曜日の予定ない女子かというくらい、微妙な表情をした。大きい本屋だ、基本行動範囲が狭い俺は珍しく、人がいない時間に来たんだが。本屋は人が多くても基本的に他人に無関心だから気遣うことはない。
「こんにちは」
「・・・・どうも」
お互い目を見ずに、言葉だけ重ね、去っていく。
0989 : 夜明け前の太陽
0990 : 消えようとする君の邪魔をした一番大きな流れ星
配布元反転コンタクト
揺りかご十五題

自然と思いだされるその感情の名は、




03. おやすみを重ねてごらんよ
≪クレースト・ラストダンス・・・ッ≫
雷の粒子が飛びとり、アスランは剣を振るう。愛する者のために。



06. 人恋風
イザべラが、襲いかかるセラフィーナに向かい、究極武装≪ハイリヒ・フォール≫を発動する。セラフィーナが呪文を唱える。


09. ちょっとずつが私らしい
≪カリド・チェンジ≫
アルフレートの体が法術の力で淡い、優しい神の力で満たされ、傷が治っていく。
「どうぞ」
「ああ」

12. 手を、ありがとう
「揺れているな、アルフレート、それともまたなめているのか」
「下らんっ」
いつも、エースや近衛騎士団は突っかかってくる。剣で向かい合っている時ではない。
「きれいなことだ、そんなに臣民が大事か」


14. 風の降る庭
「心が揺れているな」
鍛錬場で、先輩の剣士が声をかけてくる。
「いえ・・・・」
「余りガンバすぎるな、気負うともたないぞ」


kisstocry0371 : 喧嘩するほどの仲がいい(太ヤマ)
「仲いいよね、お兄ちゃんたち」
「そうか」
「へ?」

0372 : 千回泣かされても好き
0373 : あ、また。
0374 : 寝顔に恋をした(スザルル)
寝てる。
「ルル―シュ」
そこでだれか入ってきた。

0375 : 死に顔を伝う涙
「あの人に何かできなかったのでしょう」
ウォリーを探せバリの距離で、アルバートが悲しげに言う。だいぶ遠いが、そんなこだわることだろうか、パンドラたちといたせいで、耳がよくなってしまった。吸血鬼だからなんだろうが。

0376 : 期間限定のお姫様
0378 : 甘えさせてやる。
0379 : 緊張の糸ほどいていい?
0380 : 星を流す人
配布元反転コンタクト
レールはいつも冷たい


どうしてなぜわかっちゃうの

kisstocry君が許してくれるまでだよ
刃を削がれた君の傷をはんぶんこしよう
何度でも、恋に落ちてよ
「・・・・・・・・・・春よね」
「そうだね」
いや、遠い眼するのと窓を見るのやめて。
すごいいじめするな、しかし。あそこまで毎日陰湿に、中いい風味でしてくるとは。
「まあ、あなたがクラスメイトと交友するのはいい傾向ね、結衣が浜さん」
「そうだね、これでみんなと距離近くなるかも、雪の下さん」
ひたすら俺を見ない。何なんだ。
「先輩、そうですか、葉山先輩との関係に自棄に積極的ではないのはそうですか」
「なんだよ、はっきり言えよ」
「どうりで雪の下先輩への気持ちが表面化しないのが長かったんですね、それは悩みますね」
「いいのよ、比企がや君も認められないこともあるのでしょうし」
冷たい視線、あら久しぶり。
「葉山の嫌がらせだよ」
ラッパー風に言ってしまったが、はぁぁと雪の下と由比が浜が席に着く。
「もうごまかす必要もないでしょう」
「うん」
おいあきらめんなよ、なんか知らないけど。
「あの人が見る目がないとは言わないけど、私もさすがにこういうトラブルは避けたいのだけど」
まあは山が変態なのはいいが、おれも同じは少し・・・。
「貴方は私の恋人件専業主夫は譲らないけど、無視するのも、ねえ、たぶらかすならせめて女の子だけにしてくれないかしら、本当に」
「そうだよ、私も隼人君と友達やめたくないし、少しは控えようよ」
「ねえよ、ねえ」
「じゃあ父さんとあなたのお父様を合わせてくれるのね」
「くっ」
「ゆきのん、ヒッキー追い込むのやめようよ、ヒッキーには無理だよ」
「今から家族ぐるみなら、問題ないと思うけど、普通は違うの?」
なんで高校生の恋からいきなりそこにチェンジなんですか。セレブの考え方だな、しかし。
「・・・・彼女できたことは伝えたが、いきなりそれは、その」
「そうね、自分の息子がいきなりこんな美人のお嬢様の可愛い恋人は驚くわね、確かに」
まあ、信じてないけどね、どうせ気紛れだから、別れるんでしょとうちの親はもう。
「すべてやるとはいった、おれの時間はやると、結衣が浜、その目やめて」
可愛い恋人、いやまあ、格好いい恋人ではないが、喜ぶべきなの?
「でもないま、急にすぐにそうなるとかではなく、ゆっくりお互い理解してな、うん」
「つまりあなたの家に住めばいいのかしら」
「なんでやねん」
一色さんが突っ込んだ。
「私はあなたを独り占めにしたい、そして、葉山君を消したいわ」
由比が浜さんは友達だから、ライバルだからか。いや、ときめきと犯行予告同時でされても。
「まあ、次の恋だよね、ゆきのん」
「でも今の恋をがんばる人もいるわ、恋人がいても」
「いい天気だなー」
「やだ、小鳥が鳴いてる」
「・・・・・先輩たち、現実見ましょうよ」


冬歩の音
大人は子供の前じゃ泣けないんだね
kisstocry








kisstocry




一歩を踏み出す音が軋んだ日
「・・・おはようございます、ナナリー様」
「・・・・おはようございます」










kisstocry
3682 : 花でいいよしょせん捨て駒
「残酷なことを」
「カノン、何か言いたげだね」
「殿下のお遊びのせいですわ」

3683 : もう多分は許されない
3684 : 生きる意味や君が笑う理由(はやはち)
「お前な」
「で、どうかな」
面倒だな。
「いきなり言われても」

3685 : みずから目指す掟やぶりの恋(はやはち)
「……やめてほしいんだけど、本当に」
「なら、止めるか、別の相手にさせろよ」
葉山はうげ、としているが俺は恐ろしいし、人付き合いが臆病なのでチキンなので無理です、あんな可愛いクラスメイトに声かけるなんて。
「ベストカップルらしいから」
声が重いな、気の毒に。
「ヒナは楽しんでいるけど、俺なんてヒナが思うほど恋愛うまくないのに」
「そうか」
ウソだろ、少なくとも俺の恋愛下手と違うだろ。
「片思いはつらいよな」
「・・・・認めたんだ」
何の話かな、うん。
「告白するのか?」
「今のところ、そんな悪いことしてねえな」
好きな人いないのに誰に告白なんだ。
「・・・・あまり怖がると、いざ付き合えても、こじれるよ」
「お前はあるのか」
「普通だよ、それなりくらいだ」
嫌味なようだがまあ大変なんだろうね、浮気してなくても誤解されそうだし。
「なんか俺に対して、いらつくこと思っただろ」
「俺がお前に対して好意的なこと考えるわけねえだろ」
「それくらい彼女にも言えれば問題は存在しないのにな、大げさに考えすぎじゃないかな、だれが見ても単純に解決できそうだし」
「お前、実は俺が好きなんじゃねえの?」
葉山は黙りこんだ。何だ、その硬直は。ショックなの?まあトラウマがあるんだろう。見た目がそこそこでよかった。
「まあ、君の眼つきや主義や価値観以外は好きだよ」
「それ、肯定してねえ、全否定だろ」
「好きすぎて、視界も映したくないし、声も発さないでほしいし、ついでに息をしないでほしい」
「え、まてよ。それ大好きって言ってねえか、え、冗談だろ、お前もきついな、違うよな、な」
「部活の時間だろ、行きなよ、結衣も待ってる」
違うよね、まあ冗談きついんだから。やだな自意識過剰なんだから。
そんなフラグ、海老名さんの頭の中のたわいないものだ。

3686 : 手のひらで手をよごす
3687 : くっついた宇宙(ジノ、スザ)
「祖国か」
「ああ、日本人は絆を大事にするものなんだろ」
それはどうだろう、スザク自身、父にしても神楽耶にしても。近付く努力はしていない。家族のぬくもりがないわけではないが。


配布元反転コンタクト
悪夢をそっとふきこんだ

ありがとうのつよみ

異なる呼吸の仕方(ユリフレ)
「フレン、近い」
「そうかな」

一人きりではない記憶
「おい」
「少しだけ」
「お前名」



kisstocry
あなたの世界で生きる
他の誰でもない、きみの許しが欲しい(スザルル)
沈んでいく記憶(はやはち)
「待ち伏せとか」
「・・・いいだろ」
恥ずかしそうだな。

kisstocry
1521. 何をしているのかって?あなたの真似してるの。
1523. また止め処ない 呼吸が始まる
1524. 強い感情や 感覚は 生きていると認識することには充分 事足りるのですよ
「ゼロ、私を憎んでいますか」
「いいえ」
「貴方の大好きな人を独占し、人生を縛り、止めもしなかった」

1525. 以降は また以降

1527. そうやってひとりで、がんばっていればいいでしょう。あなたがひとりじゃないことも、わすれて。
1528. 変換キーを押すのが、ちょっと面倒だっただけです。(スザルル)
「今は周りの言葉とか気にしないで」
「お前・・・・」
頬に熱が走る。
「何を考えて」

1529. 人形の不完全さとは、無表情?ならば、人間の不完全さとは?感情ではありませんか?
1530. 君が連れて行かれるのを、ただ見ているしかない僕は、いつになったら、
1531. あの時は、あんなに大騒ぎしていたくせに。(スザルル)
「なんだ」
「はぁぁぁぁ」
「なんだ、その残念そうな感じは」









雨垂れ十題

癒されてほしいけれど







09. その応えと傍の者
「ゴットヴァルト、こっちへ」
アルヴィンは手を伸ばし、法物を持ったゴットヴァルトがアルヴィンが作った出口に飛び込んでくる。
「元の世界か」
「おい、離してくれないか、それとも、そういう変態趣味か」
アルヴィンが見下ろすと抱き寄せる形だったらしい。にらんでいる。かなり不機嫌そうだ。
「わ、わるい」
あわてて離すと、不機嫌に眉を曲げたまま、軍服から埃を払う。
「ではヴィルフリート様、手はずどうりに」
「おい、どういう」
「君は妙なことをいう、罪人は裁かれるべきだろう、俺に君がいったはずだが」

10. 壊しては、駄目だよ
「ばか面しても海は変わらないぞ」
「・・・・お前」
普段着なのか、髪が乱れるのがいやなのか手で押さえている。
「お前の軽い頭で物事考えても、何も変わらないし、お前に出来るのは精々あの馬鹿娘のご機嫌取りだろう、何を格好つけている」
「・・・・辛くないのかよ」
「はぁぁ?底辺のミドリ虫ごときが俺に意見をいう気か、おまけに気遣いか、いつからお前は人間様になったんだ」
「な、だれが虫だよ」
「気易く近づくな」
つん、としている。
「お前はいつからゴットヴァルトなんだ、生まれた時から?」
「ほおお、お前でもそれくらいのことを理解できる脳味噌があったんだな、スポンジ並みだと思っていたが、これは驚きだ」
「で、どうなんだ、頭おかしくならねえのか、普通は」
「俺が生き返ったのは五年前、そう夏のころだ、驚いたよ、いきなり、あいつの体になっていたからな」
「…五年」
「ああ、言ってもいいぞ、まあお前ごときゴキブリの意見なんて誰も聞かないが」

kisstocry3471 : 心蝕む記憶も誰かにとっては大切な思い出
3472 : 神様の足音が聞こえる(はやはち)
悪夢の告白から数日後だが、葉山が俺と距離をとっている。いやいつもだけどね。
ただ何というか、居心地が悪い。自分を見ているのだ。
え、なに?嫌がらせ?
まあ周りは海老名さんさえ気づいていないが、誰にも気づかれない瞬間を狙い、俺を隠れるように見ている。

3473 : ほらこの結末ならどう?
3474 : うまい理由は愛ですよ(シー、ルル)
「暇人扱いするな」
「黒の騎士団の活動以外はお前は時間があるだろう」
「まあ、いいが」

3475 : 背伸びが必要なキス(はやはち)
「冗談だよ」
「教室でキスとか、リア充かよ」
頭がくらくらする。
「まあ日直終わらせようよ、俺もサッカー部ないし、君もないし」
「・・・・・・え、いや、僕おつかいがあって」
「そんなにおびえなくても、ただ帰るだけだよ」
皆と同じことをするのは違和感があるし、抵抗あるし、ぼっちが長い分、私は誰となる。いや、普通なるな。頭も痛いし、胸がドキドキして頬も熱いし、ぼーっとする。病気だ。うん、だからお家に帰ろう、意識するのはそう、馴れてないから。あがっているのは心の病気だ。現代は生きづらいですね。
いえ、ただの恋の症状です、ちくしょう、だれが呪いかけた。違う、思春期で、恋人いないから、だれでも彼でもドキドキする時期だから、いえ、それは愛の感情です。
「ええと、俺、そういうの合わないし、うん無理だ」
男、葉山は男。変態だね、男は女の子が好きだ。私は二次元が好きだ。年下が好きだ。戸塚が好きだ。お姉さんも好きだ。度胸も舞台根性も覚悟もない。
「まあ、だれでもそうだよ」
「俺は心の準備とか、その、距離も問う、距離を、受け入れる時期とか、猶予とか」
うん、大事、練習とか準備、ご褒美大事。趣味大事。
「うん、だから俺もするから」
何を、え、なに。笑顔がええと、怖い。
「・・・・俺は帰るぞ、お前とはあるかない」
心臓痛いし、顔が熱いし病気だし。
「まあついていくけど」
「きも」

3476 : 期待といたい心(八結)
「いいの、ゆきのん」
「でも」
「諦めきれない私が悪いの、普通なら私は引くべきところだから」
それを俺の前にいえるのはすごいな。俺は無理だ。
「・・・辛いのは、あなたなのに」
なんかけなげだが俺を責めてない?
「三人でいたいのは、仲間で友達だからだよ」
「由比ガ浜さん・・・っ」
「お前、俺よりときめいてない」
「そんなことないわ」
まあ、いいか。
「でもよ、由比ガ浜、気まずいだろ」
「また、そういう」
「いやいや、俺もわかるし、だって見てて両想いがわかるならこれからきつくない」
でも言っておいてなんだけど、ならない気がする。ちなみに部長は退席してもらった。いや、ねぇ、小町が恋愛に不安を覚えたら嫌だし、まあ彼氏なんて認めないけど。
「そう、ね、会話するのやめましょうか」
「いや、それいつもだろ」
「・・・私ね、そういうぼっちで共通しているから、二人はお似合いだなって無理だなって思ってた、でもヒッキーが好きになっていったの」
「やめて、それは俺が死ぬ精神的に」
「では、なんで・・・」
どうぞ、と話を進める。確かにだ、俺ならあきらめるだろう。
「でも嘘だから、うざがられても、後だしでも、ヒッキーにゆきのんだけでも、私もほしいの、そばにいたいし、全然納得するなんて無理」
昔のマンガで失恋したら死ぬというものがある、何を馬鹿なと思うが少しは今は思う。人同士なのだ、恥ずかしくてきつくて苦しくて、好きだから、それだけだ。
「だから、ゆきのん、勝負させて」
「・・・・勝負って、貴方は」
怖くて当たり前だ心同士がぶつかるのだから。勝負者なのだ。
「本当の友達だからこそ言うよ、私は比企がや八幡を貴方から奪う」
え、待って、それ、俺がヒロインみたいなんだが。
「決めたのね、わかったわ」
おお、返した。
「私、勝つから」
「いいわ、正々堂々戦いあいましょう」
ごごご、と炎が見えた、今勝負が始まった。
3477 : 見せたのお前か!
3478 : タッチすれば良いだけ
「あははははははは」
「・・・・君らしいな」
陽乃さんと平塚先生、ひどい。
「いやあ、二人の女の子にもててこのリア充、イケメン、色男」
「いえ、雪の下と付き合っていますし」
まあ、ほぼほぼ、できていませんけどね。
「僕をすべてあげる、だもんね」
「・・・比企がや、付き合ったのはいいが、それあれだぞ、詰んでるぞ」
「俺にあれ以上は無理です」
だがネタにされ続けるんだろうな。
3479 : いいのかな傘を閉じて
3480 : 泣き寝入りした朝
配布元反転コンタクト
こんな気分をどうしようか
肺に吸い込む空気以外(大輔、タケル)
「大輔君」
「ひっ」
タケルは首を傾ける。
「何、その反応」

テスト前日怠ける理論
瓶に生けるは一輪花
やさしい嘘つきはどこで泣けばいい?
「辛かったんだろうな」
「リヴァル」
ミレイのとがめるような声。
「わかっているよ」


だれかを傷つけて生きるじぶん
toy


1127 : カラフルな曇り空
「まあ、優美子にもチャンスあるよね」
「今更、葉山先輩が恋愛するなんて」
「由比ガ浜さん、一色さん、紅茶はどう?」
「わーい、あれ、でもヒッキーは」
部室の隅で落ち込んでいた。
「あれですか、○○ですか」
「まあ、ショックなのかな」
「あれね、実は自分の友達かな、ライバルかなと思っていた相手が女の子に取られて、すねているのよ」
「違うわっ」
由比ガ浜と一色がきょとんとする。
「何、あいつ高校最後に急に色気づいてるんだよ、大体、ああいう手合いは人生なめてんだよ、まあ、あいつが女作ろうが破滅しようが俺には無関係だし、別に動揺するわけないし」
「泣いていいよ」
「そうね、私も由比ガ浜さんが変な男に恋していると聞いて動揺したもの」
「お前もか」
「ええ、すごく普通のことよ」
「・・・ただのクラスメイトだけどな」
二人の世界だが結衣は思う。なんか違う。
「まあは山君は付き合い始めたら、私達よりよほどちゃんと恋愛するでしょうね、それはもう暇なクラスメイトの相手なんかできないくらいに」
「わあああああああああああああああああんっ」
「・・・・・かなりこじらせてますね」
「ごめん、いろはちゃん」
「あんな人格破綻者、ドエスは女の子が降るもん」
「まあ、トントンでしょうね」
「違うもん、変なこだわりとか面倒だし、あんな完璧な奴、相手にできる女子いないもん」
「いると思うわ」
「リア充死ね、マジ呪われろ」
「本物ッて辛いわね」
ヒッキーが外に出た。
「お前なんか大好きだーっ」
泣きながら走り去って行った。
「・・・・・・うわぁ」
「なぜあれをいつも言えないのかしら」
「うん・・・」

1128 : エトセトラのひとつ
「というわけでお義兄さん、慰めてください」
「なんか期待通りだけど、違う」
「度量が小さい、そこがいいけど」

「何だよ」
「まあ、難しいよな」
「・・・・・別にお前なんか興味ないんだからな」
「知ってる」
「・・・で、付き合うのかよ」
「すぐには無理だよ、急に関係進ませてもね」
「今まで降ってきた罰だろ」
「きついな、まあ、告白はされてるけど、気になる人はなかなかね」
「・・・・全てあげるのか」
「君は本当に周りを知らないな、そうそう、君みたいにならないよ」
「うるせえ」
「君も器用だな、嫌いな相手の今後を気にするなんて」
ええっ、この人たち、面倒くさい。お兄ちゃん、貴方はもう。
「・・・じゃあ、付き合うのか」
「以外とその前の段階での人間関係できてないと、あっという間に壊れるから」
「だよな、お前実は性格悪いし自己中だし」
「君はそれで親しさを現しているのだろうけど、普通にそれ嫌われるよ」
「いいんだよ、俺にはゆ、雪の下さんがいるし」
「甘えすぎもよくないよ、まあ当分はゆっくり探すから、不安にならないでくれ」
「嘘だろ、お前陰でこそこそ付き合うんだろ」
「うざがれるのはそういうところだよ、自覚して手直さないとか、君はだめだな」
「彼女作れよ、別に俺も構わず、どうでもいいし」
うわ、面倒な。

1129 : うなされる眠り姫
1130 : 自惚れ人魚は銃を選ぶ
配布元反転コンタクト
821 : 世界を盗んだ犯人
「いやだな、ヴォルフリート、君は最初から手にしていないじゃないか」
「え・・・」
「あいつが盗んだって?違うね、君は思い違いしている、君が盗んだんだよ、ゴットヴァルトの人生をね」
異界の女神はそういう。
「何を言って」
「サタンである君をベルンホルトが受け入れるはずがない、そもそも君は変だと思わないのかな、君のおじい様の命令で兄ごと引き離されて、アルバートもだが君たちはよく似ている」

3822 : 色鮮やかな誕生日

スターダストシュート(はやはち)
「旅行?」
「うん、行かないか」
「悪い、金がない」
「なんか警戒している?」
「部活があるんだよ」
よほど幼馴染が心配なんだろう。そうだよね、それ以外ないよね。
「ああ、君は旅行いくとあがるタイプか」
「何でお前と行くん名よ、大体戸部あたりが嫌がるだろ」
「大丈夫、行くのは俺と君だけだから」
「やめておけ、お前にトラウマ増えるだけだ」
なんか今はお友達になりたいらしい。いやいらないし、無理だ。
「正反対なら仲良くも馴れるだろ」

|ノスタルジック・グレーゾーン|
来世でも絶縁決定
雪の下雪乃は容姿端麗だ、ゆえにねたみも憎悪も浴びてきた。そしてモテる。当然だが今まで彼氏がいないなんてないだろう。だが性格というか、過去に問題がありながらく荒れて、ねじれた。そんな女の子にいきなりひどいこと出来るわけがない。というか皆男子高校生を誤解しているし、現実というのはなんて汚いのかしら。
当然だが俺は誰がバラしたのか、元からばれていたのか、男子から冷たい視線と無視をされることとなる。
・・・・針のむしろだ。
「体育の時間だよ」
声かけてくるのが葉山一人だ。
「まあみんな今は動揺しているけど、そのうち受け入れるさ」
いや、お前もその一因だからな。
「ありがとうな」
「君が素直なのはなんか怖いな、おなかでも好いているの?」
まあは山にどう捕えられようといいが、女子たちの目は不満そうだ。
「優しいな、お前俺好きだな」
「それはともかくさ、部活とか休んだほうがいいんじゃないの?雪の下さんの今後が大変だよ」
「俺の心配しろ」
「甘やかすだけが愛じゃないからな、それに君は一人でも大丈夫だけど彼女はそうじゃないから」
「お前、性別で人を決めるのか」
「そんなつもりはないけど、今は君がいても、未来はわからないだろ」
「いやな奴、生まれ変わっても親友になってやらないからな」
「・・・・すごい告白だな、さすがに恥ずかしいんだけど」

|虹色レトロスペクション
|ビイドロの向こう側に君|
「人生の最後かもしれないし行けばいいじゃない」
「うんせっかくだし」
「・・・・なんかさ、ガチになりすぎると、ときめかないもんだね」
「海老名さん、何でここに」
部室だよな、あれ。
「私が誘ったのよ、貴方彼女無視しているんですって」
「まあ、ゆきのんと同じく」
いつもの定位置に座ると。
「でも、旅行か、私も険悪な空気直すべきかしら」
「ついてくる気かよ」
実は元彼かなと何となく、彼氏っぽい青春の一こまやろうかなと軽くいったら、私の好みはこじれているから、と言われた。いや、愛の確認ではないよ、うん。
「まあ、旅行だと気が抜けるしね」
「信用しろ」
お二人さんは俺に信用がないな、まあ、ここに至るまで考えたら、仕方ない。
「小町もお義兄さんと遊び行きたいな」
雪の下が頭を振る。
「葉山君はそうそう遊ばないし、比企がや君なら喜んでくるでしょうけど、やめなさい、相手にも人生あるから」
海老名さんの布教の結果だが、雪の下さん、最近のはやりでも渋谷の条例でもないから調べるのやめようぜ、ただ基本一本気、意志が強い雪の下は怒るように俺をみた。ゆきのんははるのんに弱いが、はるのんは妹の間違いをいつものように指摘するどころか、
「いい、雪乃ちゃん、どんな人だろうとこうだからと否定してはだめよ、雪乃ちゃんはそういう人の気持ち組めるはずよ、貴方の相棒よりも」
姉らしいが陽のさんは、俺に恨みあるのか。
「でも今せっかくお兄ちゃんに気の迷い起こしているし」
由比ガ浜や俺も説明したが、うーん言葉だけじゃ信じられないらしい。小町は小町でショックどころか、葉山をもしもの時の候補に挙げている。いやさすがに雪の下や由比ガ浜もきついし、何より俺がきついので、やめてといっているのだ。
「無理よ、比企がや君が葉山君を惚れさせ続ける努力するわけないじゃない」
頑固者だな、まあ俺が好きと入った。なので彼女が変えるわけがない。
「まあ、今奇跡が続いていますし、葉山さんも小町ちゃんだけならなぁとマックで言ってましたし」
「小町、そんな危ないお兄さんに近づくのはやめなさい」
「そうよ、私が比企がや君を一日の半分考えているようにあの人もかなり苦悩しているはずよ」
なんか由比ガ浜もわかると女子高生さながらの声をあげているが、俺でも配慮があるから君たちも配慮してほしい切実に。葉山、てめえ明日からいやがらせするぞ、何俺の妹とさらっと放課後デートしてんだよ。まあ確実に三浦や戸部いるけど。
「努力なら、お前は他者の意見を取り入れる努力しろ、高校生に自分の親とメル友にさせるな」
すげえ気遣ってくるんだぞ、お前の父ちゃん。メールの半分はお前の扱いのポイントだの、俺をかなりほめているが、あれは俺が気に行っているんじゃない、嫌いではないが完全に動揺というか困っている、いやうちの娘と恋人はわかるけどまだはやまらないほうが。
「いいなぁ」
由比ガ浜もことは知っているがなぜか超余裕である。ヒッキーは責任お化けだし、あれかな、スポーツマンシップとか逆襲でもする気なのかな。俺の気持ちは決まっている、いう日が来ると思わなかったし、何よりなら崩すだけだよねと復活戦を申し込まれた。
「何言っているの、18歳ならもう大人でしょう、今のうちから関わりがないと、貴方危ないのよ?」
逆をいえば、別に今、彼氏彼女だけでいいのでは?女性は男性にはわからない生き物というのは真理だ。雪の下は多分今後もわからないのだろう。
「うん、大人だしね、ヒッキー・・・」
え、はい、でも精神的に僕、そこまで大人じゃないな。怖い、女子二人が女性になってきている。
「だからだな、ゆっくりとまずお互いの関係を造るといっただろうが」
そのままの意味だが、シンプルすぎて、僕達それ以外の人間関係もうまくできないへたっぴなんだよ?
「俺をすぐ信じrとは言わないが、お前は少し緩く考える癖付けてくれないか、俺は大学に行くがその先は考えている最中だし、シスコンだし、友達だって二人だし、趣味だって普通だ」
信じてはいるが、やはりまだ戸惑っている。
「それはそうだけど、貴方は由比ガ浜さんより葉山君に迫られたらぐらつきそうだもの」
なんかけなげな表情だけど爆弾を投げ込まれた。怒るべきか、愛を叫ぶべきか。
「お、まえでていいっぱいです」
葉山の信頼度すげえな、あいつ政治家になれるんちゃう?
「それは信頼してるけど」
「親友の友達だろ、その面は信用しろ」
「貴方、彼の顔や声は好きじゃない」
それは暗に、自分が外見が可愛いからというあれですか。内面も好きだよ、そう言ったが、人間関係って積み重ねなんだね。
「やめてください、視界も入れたくないし、うざいしきもいし、宇宙人としか思えませんから」
小町は、テレやだなという顔だが、違うけど。
「今更ごまかさなくても、揶揄したりしないのに」
雪の下の中ではもう既定の事実であるらしい。葉山本人に聞けよ、なら。
「ああ、ヒッキー、そういえば」
なぜかうれしそうに見るが、え、いや、まあたまに可愛いなと思うが恋愛感情はないよ、うん。八幡、一目ぼれした子に一途だし。うん、興味ないし。って、誰に言い訳してる。
「女性としては今ナンバーワンはわかっているわ、ええ」
実にうれしいが、ガッツポーズして、勝者の顔するのはときめかないな。
「・・・なら戸塚だろうよ、男の子ナンバーワンは」
「友達でしょう」
あれ、急にさらっと。
「友達と好きな人のちがいくらいわかるもの」
「そうだな」
それは信じてない、お前、由比ガ浜がああいうまで実は気づいていなかった風だし。
「好きになるもの多くても、うん、男の子でも小さくても動物でも、おかしくないよ、ヒッキー、うん、私受け入れてるから、愛はあらゆる自由あっていいよね、目移りするの、仕方ないし」
暗に私もあるよね、か。でも男友達を自分の同列は女子としてどうなの。
「ちゃうちゃう、俺が目移りするの二次元だけだから」
やっぱりお前、俺じゃ無理だよ。何だ、その男前は。わかるよね、雪の下とみると。
「男性でも見てしまうのは自然だものね、一度くらいなら、ええ」
女神のような外見でこじれた少女は慈しむようにいうが、おい、それ女性以外ならまあか。俺の愛もだが、何でこいつ俺が葉山の愛を受け入れると思ってんだ?
「まあ、今回はそんな要素ない、乾いた野郎だけの旅行で友情深めるだけだから」
葉山はかわいそうだな、こんな変なしまいの幼馴染に生まれて。イケメンというだけでそんな疑惑持たれて、まあ三日後はどうでもいいと思うが。
「…仕方ないわ、貴方の家族とうちの家族で行きましょう」
「わかってねえだろ」
「じゃあ、うちもいくよ」
お二人とも頷いているが、リアルに実現しそうだが、由比ガ浜の親は頷きそうだし、俺の親は俺と同じく性格が悪いが、受け入れそう。うちの父なんか喜んで雪の下を本気で落とせというだろ。
「いや、それ卒業旅行じゃないし」
なぜか知らないがお二人は焦っている。俺の人生を早送りするのやめない?いや、由比ガ浜は俺が気があると思っているのか。ううむ、これがコミュを放棄してきた報いか。
「大丈夫、比企がや八幡は雪の下雪乃に一生捧げますと私がいうから」
「うん、比企がや八幡は私が愛している男性というから」
それは俺が両親に怒られるな。男の俺より女性方のほうが男前なんですが。
「格好いいが、気軽な旅行だぞ」
だが俺もsレなりに伝えているんだが、おかしいな、何が足りないのかな。
「友達同士の、だから、お前らはな」
なぜですか妹まで、三人とも厳しいんですが。
「正式に婚約前に、私の幼馴染と・・・、貴方何さまなの?」
どこの悪魔だよ、海老名さん情報だと、そういう人たちは君が思うより理性的だし、常識的だよ?雪の下の中で何が繰り広げられてんだ。それにである、何で俺がヒロインなんだよ、確かに面倒な男だが君が思うより常識的で誠実だよ。葉山君、大変なんだね、こんな幼馴染持って。今初めて葉山に同情する。
「怖いこというなよ」
それは俺にひどいよ、婚約って、まあ歪ませるとかいったな、まあ、うん、もういいけどさ、そういう気持ちもあるかもだけどさ、お前ガチすぎるんだが。
「隼人君まで、やっぱりだめじゃん、雪乃んと私がいくよ、そしたら四人だし」
運動部部長を、俺の非力さを知らんのか。そもそもお二人でさえダメなのに。野郎だし、ねえだろ。さっきといっている子と違う、何、相手から無理やりは許すが、俺からは許さんというあれか。気持ちは嬉しいけど、いやもし相手がガチなら抵抗するし、縁を切るんだが。まあ、高校最後だし、まんじゅうくらいは食べるが。お二人みたいな美形はともかく俺だぞ、ならないだろうよ。
「・・・・いや、相手野郎だよ、何浮気相手にいれてんの?」
だが二人は頬を膨らませ、にらんでいる。一応葉山は好きな人がおり、多分お前の姉、そう説明しているが。
「それに話だと、他にも連れてくるって、それ完全にグループ旅行だろ」
「本気だもん、当たり前じゃん」
「そうね、帰ってきたら知らない比企がや君になっていても困るし」
海老名さんのみる世界だと、遊び人だが、いやねえよ。嫌いだ嫌いだとプリキュアの悪役ばりに言っているし、最近は逆にこいつツンデレじゃないのと思うと気があるが、「気持ちは嬉しくないこともないけどそれは相手が困るから一つにしよう」と言われた。さすが日頃女子だけでなく男子や大学生まで魅了する男は違う(悪意あり)。まあ視線の暴力を日々浴び続けるのは気の毒だけど。でもなんで教室といるとスキンシップしてくるのだろうか。葉山さん、すげえな、世界戦狙えるんじゃねえの?それなら戸塚じゃないの?まあ、ないだろう。あいつ男のくせに戸塚に興味ないし(男だから)。
「キモチ悪いこと言うな、それどんなホラーだよ」
といつつ、考えてみた。キモチ悪い俺が。頬を染めるな。
「「わかってない、・・・この鈍感」」
やべえな、こいつら。嫉妬の対象が男も入れるのかよ。危険レベルが最高値にいっている。
「なんかさ、ガチだと対応に困る」
・・・・・俺もだよ、幸福感どころか、嵐と戦争の気配しか感じないよ。

君だけが足りない景色にて。
「好きな人のために夢を主義を捨てるなんて、俺にはできないな」
「ほめるな、照れるだろ」
「誰かに言われるくらいの夢なら上辺だけだよな、君らしくて好きだよ」
最近は悪口も挨拶しつつ、俺の欠点をついてくる鋭い批評も馴れたが、誰も気づいていないようするのってすごいな、どんなふうに幼少時代陽乃さんに鍛えられたんですか。「俺のいうこと聞くわけないだろ」
斬られた、それも正面から。何だろう前はマイルドというか、割と距離がある嫌いだが、葉山も成長期なのか、柔らかな口調での一撃必殺に進化している。まあそうじゃないと金持ちの子はできないのだろう。
「ですねー」
「むりだわー」
「というか、痴話げんか部室ですれば」
小町、何気に真ん中、しかも葉山の隣をキープ。戸部はもう疑問すら抱かない。
「・・・何で、お前がいる」
「いずれ家族になりますし、ねーっ」
「そうだな、ありえるかもね」
ねーっと頷いている。
「うふふ、ヒキタニ君、もう秒読みだよ、うふふ」
いたんですか、なんか最近無意識にいるのが当たり前になっているし、さすがカースト上位。葉山はまあ可愛い後輩に付き合ってあげているのだろう、さすが世界の小町。
「優美子お姉ちゃんもありがとうです」
三浦、小町を見てなんかいいじゃんという目は何だ。葉山君、小町が奪うかもですよ。「お前、何、ワールドツアーでもするの」
「ああ、大丈夫、誰かと違ってつつましくするつもりだから」
なんか俺を見てくるが、どういう意味?
「・・・まあ、なんとかするが、お前ガチだと思われてるぞ」
旅行はやめるかな、そっか、迷惑かけてはだめだよな、そう思い、久しぶりに海老名さんに葉山のことで訪ねて連れてこられれば、いもうtがいた。
「やだな、君たちの絆は俺くらいで壊れるなら今の関係にすらなってないだろ」
「というかさ、あんたが私のライバルとか微妙どころか疑問なんだけど」
なんかうちの女子は純粋な子多いな。
「大丈夫だ、ないから」
「男でも遠慮しないし、そもそもあんたに恋愛できないし」
妹よ、俺を会話の肴にするのやめてくれよ。
「で、旅行の日時や待ち合わせの確認かな」
なんかあいている席を案内されたが、小町が俺の横に来る。
「え、ああ、断りに」
「そんなことはないよな、俺と君は親友だろ」
「え」
何、三浦、戸部、葉山の三重奏。
「結衣達もそう思っているし、それくらい仲良いと思われてるなら行っても問題ないだろ」
わかってて行っているのだろう。
「親友」
しん・。・ゆう。
「え、でも、旅行は」
「戸塚も誘っているんだ、友達の材木座君にはもう了承得ているよ」
すごいいい笑顔だったとか。
「まあ、どうせ人生一度きりだしな」
親友、超嫌なんですけど、はやりませんよ。しょうがねえな、ったく、面倒な奴だ。
「親友・・・」
しかしな。
「お義兄さん、リードですよ」
「そうだな、まあ無理はさせないし」
「・・・・親友は認めないけどな、親友なんてよく恥ずかしいこと言えるな、親友なんてねえけどな、え、ほんと、これ罠じゃねえよな、親友とかマジで無理だし、親友って何するんだよ、でも親友って」
「・・・ええと、要約すると、え、いいの、本当?でもいきなり親友なんてレベル高いな、うれしいです」
「いや訳さなくてもわかるけど」
「親友ってつまり写真大丈夫か、親友って朝かけて大丈夫なの、親友って便利屋じゃないよな、おいていかないし菌扱いしないよな、遊び誘って別の奴連れてくるとか、親友って何、お前と親友とかありえないし、え、でも、まあ、うん、好意は」
「お兄ちゃんはこの通り、友達にあこがれがあるのでゆっくり飲み込んでください」
「いや、昔似た人いたから、いいよ」
「・・・・・・・ええと、初めてですが、お願いします」
「まあ、旅行中、離れる時あるしな」
そっか、友達とラインか、メールか電話か。
「しんゆうと遊びに行く・・・」
なぜかは山以外から憐れみの目を向けられた。

「親友と遊びに行くだけだ、問題ない」
だが一色、由比ガ浜、雪の下は。
「・・・・・そうね、随分わがままだったわ」
「ええ、ええ、先輩」
「私達、間違えてたよ」
なんだよ、問題なくなったのに。
「思い出作ろうね」
だから何、涙目なんだが。
「友達か、何して遊ぼうかな」

葉山、戸部、その他、まあわかる。
オレ、戸塚、材木座。まあ、男だけで行くことになった。女子四名は、別で行くらしい。
「じゃあ、行こうか」
配布元21グラムの世界

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