日々、考察中。

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現在格闘技事情!

現在格闘技事情!

2004/7/7
ほんの数年前まで、格闘技好きはマニアだった。
 プロレス好きの友人からも"マニア"呼ばわりされる人種だったのだ。
 しかし、現在はどうだ。その辺を歩いている中年おやじでさえ、腕ひしぎ逆十字を知っている。ほんの何年か前までならば、格闘技好きか柔道をやっている連中しか知らなかった言葉である。
 多分、ボブ・サップの登場辺りから格闘技ブームというやつが燃え始めたようだけど、まさかここまで一般化するとは思わなかった。なにせ、ついこの間までプロレスの実況をやっているアナウンサーが、金本のスタンディング式アンクルホールドを見て、「ヒールホールドです!」と言っていたのだ。それぐらい格闘技で使われるような地味な関節技は知られていなかったのである。
 K-1から始まった格闘技ムーブメントはPRIDEをも飲みこんで、ついに大晦日のゴールデンタイムに地上波放送されるまでとなり、しかも3派に分かれてしまったりしたから選手が足りなくなり、レベルの低い試合も行われていた。その流れがPRIDE中心になったのはつい最近で、それは第2回PRIDE GPが開催されてからだと考える。PRIDEは一貫して総合路線を走って来ているから、草分けであるところの強さか。
 ゴールデンタイムに放映されたり、その辺を歩いているおねえちゃんが三角締めとは何かを知ったりする事は、昔からの格闘技好きにとってはけして悪い事ではない。呑み会の席で共通の話題が出来たり、マニアと呼ばれた格闘技好きがもてはやされたりするからである。
しかし、これだけメジャーになってくると必ず問題は発生する。
PRIDE GPの2回戦が終わったあと、うっすらと話題に上がったのが、"血だらけで殴りあっている姿を放送してよいのか?"だった。これはUFCも通ってきた道であって、アメリカでは州によって総合格闘技を放送あるいは開催してはいけない所もあるらしい。このような話題が、総合格闘技がメジャーになる事で湧きあがってくるのは当然の事で、何歳以下には見せないというようなR指定になる可能性もあるのではないかと考える。
確かにハリトーノフがシュルトのマウントを取って、顔面を血で染めるべくパンチを振り下ろしていた場面は強烈ではあったが、PRIDEのルール内の事である。しかし、それに対向する意見が持ちあがってくるのが世の中であるし、行く行くはそれの対策を行わざるを得ないのではないか。
すると、すっかりメジャーになった格闘技もブームは終焉を迎え、以前のように僕は、格闘技マニアと呼ばれるようになってしまうのだろうか。
出る杭は打たれる世の中である。


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