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2007.07.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今週はフェリアスも終わり、幼稚園が始まりました。以前と特に変わりはなく、息子は幼稚園へ楽しみに通っています。家を出る時は強気ですが、幼稚園の門の前に着くと、女の子に名前を呼ばれただけで私の後ろに隠れたりします。ブラジル人の女の子だからというわけではなく、日本人の両親を持つ子供に声をかけられても同じ反応です。つまり、人とつき合うのが恥ずかしいようで、異文化の違い云々以前の問題のように見えます。

ところで、同じクラスのお母さんと子供だと思っていた人が、実はいつも姪を連れていることを知りました。そして、さらに、実は最近、正式に親権も獲得したということでした。その女の子は、両親が若く、しかもその両親は22歳で4人も子供ができたという家庭に生まれました。ところが、4人の子供を育てるのはその両親には大変で、警察沙汰になる虐待事件まで起こったそうです。それで、子供になかなか恵まれないその女性が姪ということもあり、昔からいつも面倒を見てきていたということで、正式に親権も獲得して育てることにしたそうです。
 広範囲のブラジルでは、日本に比べてまだまだ家族と親族の壁は低いように見られます。それは「神様の子」というようなキリスト教の精神に根付く部分もあるのではないかと思います。私はこういう世界が美しいと思います。そして人類が生きていく上で不可欠な精神だと思います。
 今、日本でこういう事実が人に知られたら、「彼女の親は生みの親じゃない」というような話が、ネガティブなニュアンスを込めてヒソヒソと語られると思います。残念な精神だと思います。きっと、戦前の日本とかではもっと今のブラジルのように普通のことのように受け止められたのではなかったかと思います。時代物の本を読んでいたらよく出てきますし、私のお祖父さん世代の親族にもそういう例があったと聞いたことがあります。
逆にいえば、今の日本の大衆意識では、子供は産んだ親の所有物というような感覚が強いのではないかと思います。そして、それは親にも子供にも良くないことだと思います。所有物だから、全責任を親が持たなければという発想も生まれてくるし、それが子育てを疲れさせ、極端な例では不幸な結末の事件を引き起こす引き金にもつながると考えられます。全ての子供は縁があってこの世に登場してきた尊い存在だと思います。そして、親の所有物ではなく、社会全体の未来の一員で、みんなで育てられる存在だと思います。
私はそういう感覚を、ブラジルの庶民層と隣り合わせで暮らすことから感じ取り、学びました。日本の少子化問題や変に過熱した報道がなされる教育問題について、ブラジルから快方へ向かわせるヒントが学べると思います。つまるところ、生きるということがどういうことかということを考える姿勢だと思います。お金持ちでも乞食でも、ブラジルで生きている人は生きるという意味を日本人よりは酸いも甘いもよく知っていると思います。知らなければ生きていけない社会なのかもしれません。





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Last updated  2007.07.27 21:30:39
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