Nov 11, 2005
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カテゴリ: 批評系



言葉では、語りつくせないものがある。

しかし、それらを言葉で語ろうとすることで。

人間は、生きる意味を知る。


科学では、解明できないことがある。

しかし、それらを科学で解明しようとすることで。

人類は、生きる手段を知る。




しかし、それらを愛によって解決しようとすることで。

人は、生きる目的を知る。









<イーサの法則 その2>

一平ちゃん アレグリア2 の費用対効果(単位価格あたりの満足度)は、ほぼ等しい。 








ちなみに、僕は、自他ともに認める大の太麺党(細い麺より太い麺が好きな人)である。

どのくらい太麺が好きかというと、この間など、直径3センチほどのうどんを作ろうと
企てて、小麦粉をこねて麺の形にしたまではいいけれど、それを40分茹でても50分
茹でてもなかなか芯が煮えないので、電子レンジに数分入れてから、もう一度煮直して
みたけれど、ぜんぜん中は煮えなくて、外側だけ溶けて汁がどろどろになっていくもの
だから、最後にはとうとう諦めて芯が粉っぽくて固いままで我慢して全部食べたという
くらい、太麺が好きだ。


そんな僕が。

心から、「う、うまいっ!」と、すっかり感心させられてしまった 細麺 がある。

それが、「明星 一平ちゃん 夜店の焼きそば」。

麺類に限定せず、最近、食べたものの中で最も美味しいものは何か、と聞かれても、
頭の中で真っ先に候補の1つに上がることは間違いないほど、おいしい。

しかも、価格がなんと、 108円!!

感動的なまでの、お買い得感である。

こういう、ささやかな「得した気分」の積み重ねが、少しずつ、人生を豊かにしていく
のだろうな、と思わず哲学的な感慨に浸ってしまうほど、このインスタント焼きそばは
優れた食品である、と僕 だけ(?) は思う。









アレグリア 2。

これについては、もはや何も語るまい。

と、いうか。

これを観た人は、内容については、他人に語るべきではない、と、思うよ、実際。

実は、この超一流のエンターテイメントを観て、僕が何を後悔したかと言えば、観る前に
インターネットで、つぶさに詳しくどんな演目が行われるかを調べてしまったこと。

それはまるで、ストーリーを隅々まで聴かされてから、映画「スティング」や「シックス・
センス」を観たようなもので。

次々と展開される超人的な演舞はどこまでもすばらしいはずなのに、それらがことごとく
想定の範囲内に収まってしまっていたために、本来、味わえるはずの感動がどことなく
希薄になってしまったような気がしてしまう、という、漠然とした喪失感。

それでいてなお、「一平ちゃん」と同等の費用対効果があったことは、確かなのだけれど。








と、ここまで書いて思うのだけれど、人間の感じる満足度は、前もって期待する度合いが
小さければ小さいほど、高くなるものなのかもしれない。


ふむ。。。


いや、何だかんだと言っても、「一平ちゃん」、しょせんは、 インスタント だし。

初めて食べる人は、それほど、というか、まったく、期待しない方がよいであろう。

と、個人的には、思うわけである。




“僕は、誰にも何にも、全く期待しない。だから、幸福なんだ。”

                     ―― アインシュタイン














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Last updated  Nov 12, 2005 01:55:13 AM


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