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2004.10.30
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カテゴリ: das Thema
今日から短い休暇でRomeに来ている、と書くと随分優雅そうに聞こえるが、(大した仕事はしてないまでも)実際にはこのところかなりドタバタしていた。

その皮切りになった18日月曜のParis出張は幸い冷や汗だけで乗り切り、23日土曜に知人とのLondonでの再会を楽しんだ所までは良かったが、24日日曜からのTelAviv潜伏の後、堤防でせき止めていた濁流が決壊。
その流れを受け止めながらUKで数日あくせくと過ごし、29日金曜(昨夜)にMuenchenで苦い打合せを終え、最終便でUKに戻る。
本当は部屋に着くなり荷造りを開始すべきところが、体は反応せず絨毯の上でそのままゴロ寝に至り、今日午前5時頃から慌ててPackingのありさまだった。

物理的な忙しさはともかく、このところ色々面倒な事がありすぎだ。おのずと雑多な事項の整理はできないまま野放しとなり、時間の経過に伴い、新たに雑多なもろもろが疲れた脳に机にPCにと増殖していく悪循環。

それが災いしたか、Romeの休日、初日はTAXIの運賃詐欺から始まった。
EU各国の要人が集い、EU憲章かなんだかの調印式が昨日行われたらしく、コロシアムの付近には警察やらミリシアやらがぞろぞろたむろしていた。対向車線と交通法規をやすやすと支配しHotelに到着したTAXIの中で、感じのいい運転手に60EURを渡すと、君は20EURしか渡してないと言う。
これは変だ、と新品の50EUR札を折った指は確信しているが、感じの悪くないこの男はややこなれた10EUR紙幣2枚を動かぬ証拠とばかりに見せている。
すでに議論する根気はなかったので20EUR紙幣3枚を渡して別れたが、何度考えても財布の収支は赤い。ぶきっちょそうなイタ公野郎に手品師が務まるなんて思いの外だった。きっと隠し持っていた10EUR札を自分の50EUR札と見えないように素早く交換したのだろう。



疲れは頭を鈍くする。ベッドで数時間寝て、いきなりの失態と疲れを少しだけ過去のものにした後、夕食をとりに表に出た。どうもこの界隈はインド(パキスタン)人系や中国人系の仕切る街のようだ。それともまだ頭が麻痺しているのだろうか。

雨まじりではあるが暖かな、丁度日本の梅雨に近いRomeの夜空の下、2004年度の夏時間はまもなく終わろうとしている。





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Last updated  2004.10.31 08:33:56
コメント(6) | コメントを書く


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ローマで  
cozycoach  さん
詐欺にあったという話は、ほんとによく聞きますね。僕自身もあったのですが。これは、何なのでしょう?だまされたほうが悪いんだという考え方?見つかったほうが馬鹿?サッカーの試合でも、反則は見つからなければいいという考え方のようですね。 (2004.10.31 17:27:19)

ローマの休日  
げんぺ  さん
知り合いも、美人に話し掛けられまんざらでもないと思っていた時に、荷物の中からパスポートや財布をあっさり抜き取られました。恐るべしローマ。タクシーの運転手さんも、手品をやるなんて初耳でした。
こちらは新潟の地震で、日本中が大騒ぎの最中、イラクの人質事件。香田さんという青年は、本当に自己責任と責められても仕方ないでしょうが、先日報道されたパキスタンの少女の誤射事件と、ある部分で共通していると思います。どちらにしろ両方の事件のご両親の心痛を思うと、お気の毒ではすまされない気がします。個人的には、もうすぐ年賀状のシーズン、印刷屋は死にそうです。 (2004.11.03 05:54:04)

Re:ローマで(10/30)  
JAWS49  さん
cozycoachさん
>だまされたほうが悪いんだという考え方?見つかったほうが馬鹿?サッカーの試合でも、反則は見つからなければいいという考え方のようですね。

自分の知っているイタリア人同僚達は至って真面目ですが、一部の人々は芸術的な詐欺のスリルに命を賭けてるんでしょうかね。サッカーでチャージを受けたように見せかけわざとらしく地面に倒れアピールする”あれ”も立派に詐欺まがいですし。
人生の意義についての拡大解釈を自由に行っている素晴らしく自由な人達、ともいえなくはないですが、まずは40EUR返してもらわないと好意的な事は書けません。。。
(2004.11.04 10:05:18)

Re:ローマの休日(10/30)  
JAWS49  さん
げんぺさん
>恐るべしローマ。

南に行けばいくほど詐欺化傾向は高くなるようで、ナポリは更にひどいと聞きます。甘くないですね。

>どちらにしろ両方の事件のご両親の心痛を思うと、お気の毒ではすまされない気がします。

人質事件に関してですが(誤射事件の方はよく判ってません)、ご両親はさぞかし悔しく、つらい毎日を背負っていかれることでしょう。本当にやりきれないです。

=本件に関しartaxerxesさんのLogへの書込みから=
>まず責められるべきはテロリストのはずで

と自分も思うのです。ああいう人間の品性の蒸発した生き物共のおぞましい手口を糾弾するのがまず第一にすべきことなのではないかと考えます。
人質事件一般を話題にする際、(日本の)世間では比較的弱いものや、茶化したり影口の言いやすい対象にのみ目が向きすぎている気がします。
= 引用おわり =

日本では本件を 警告を無視した人=悪い人 という実に単純な図式で括る風潮があるように感じます。この事件はそんな可愛い内容ですませてしまえるものなのでしょうか。多くの日本人は日本人に対する醜悪な挑戦という観点でこれを受け止めているのでしょうか。自分の家族が同じ目に遭っても、ルール違反した人は殺されて当然とうそぶくつもりなのでしょうか。殺す奴の事をどうしてもっと話題にしないのか。せめて一矢報いたいと何故感じないのか。
自分は(多分)右翼ではないしUS信者でもない(むしろアンチ子Bush)ですが、憤りを向けるべき対象に憎悪が湧かないほど日本人は去勢されてしまっている としたら救いようがありません。
(以上、げんぺ(母)さんへの非難というわけでは断じてありませんので誤解なきようお願い致します。)

>個人的には、もうすぐ年賀状のシーズン、印刷屋は死にそうです。

商売繁盛でいいですね。忙しすぎて詐欺に遭われぬ様に。。。。(しつこい?)
(2004.11.04 11:30:22)

Re[1]:ローマの休日(10/30)  
げんぺ母 さん
日本では本件を 警告を無視した人=悪い人 という実に単純な図式で括る風潮があるように感じます。この事件はそんな可愛い内容ですませてしまえるものなのでしょうか。多くの日本人は日本人に対する醜悪な挑戦という観点でこれを受け止めているのでしょうか。自分の家族が同じ目に遭っても、ルール違反した人は殺されて当然とうそぶくつもりなのでしょうか。殺す奴の事をどうしてもっと話題にしないのか。せめて一矢報いたいと何故感じないのか。

実は、私もこのことを考えていたのです。パレスチナの少女の事件と共通するもの。単に、道を間違えて登校途中に射殺されてしまった14歳の少女に向けられた銃口と、香田さんの首を切断した剣とを握る連中は、同じ手を持っているのです。
二人とも単に道を間違えたに過ぎない。それなのに無残に殺されなければならない。殺すことが、正義であることの理不尽を何故糾弾しないのか。彼らは何故殺されなければならなかったのか。危険なところだから、それは判っているはずだから。
でも、それで失われていいものは断じて人の命ではないはず。
日本人への挑戦と考えるのは、ある意味飛躍だとは思いますが。 (2004.11.06 16:53:21)

Re[2]:ローマの休日(10/30)  
JAWS49  さん
げんぺ母さん、
ここのLogに限らず、自分としてはこの件には敢えて何も書かない事で自分の立場を明らかにしようと思っていました。何かを書く事により、論点が発端から遊離し書き手の感傷や世界観の説明に移行していき、気がつけば発端自身がただの素材、もっと言えば話の種、になってしまうことを避けたかったためです。ただ、書かないつまり意思表示しないことにも弊害はあるため、頂いたコメントをきっかけに前のメッセージでは少しタガを外してみました。

>でも、それで失われていいものは断じて人の命ではないはず。

そう思います。
説得も交渉も効かない愉快犯的殺人集団であるにせよ、そういう連中だから "仕方ない" と "諦める" 事。日本人が(日本に居住経験のある諸外国人を筆頭に)海外の人々から揶揄される「これら」をこの件にも適用してしまっていないか。それに対し何かを言わずにいられなかったのです。

>日本人への挑戦と考えるのは、ある意味飛躍だとは思いますが。

US占領政策に荷担する国々の人々に的を絞り(例外もあるようですが)拘束するあの集団の手段と日本政府への犯行声明は、日本と世界に対し自分達の独りよがりな主張を考えうる限り卑劣な手段で宣伝したものと捉えました。自分にとり現日本政府がいかに不本意なものであるにせよ、日本というものに対し自分の心的距離がいかに離れているにせよ、あの集団には自分のよりどころになるものの胸倉を掴まれた と理解しています。

人により温度は様々です。感傷を無理強いするつもりもありませんし、挑戦 という言葉の想起するものに幅があるかもしれません。ただ、自分としては、日本人達は憤りというもののやり場に目を向けようとしているのかということをその言葉で表現せざるを得なかったのです。
どれだけ書いてみても、虚しさしか残らない事件です。 (2004.11.07 06:30:15)

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