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華神学園
始業式
(「…あれ?この声……」)
(「危ない怜奈ッ!」)
「!?。母さん」
蒼黒色の髪にセミショートの少女、玲 怜奈はうなされる様に目が覚め。反射的に上半身が起き上がり回りを見渡し、目覚まし時計を見た。
「…5時29分」
怜奈は毎日の日課のように目覚まし時計が鳴る前にスイッチをOFFにした。
「嫌な夢…。でも、肝心なことが思い出せないのよね」
ベットから起き上がると、怜奈は中等部の学園制服をタンスから出し。怜奈は汗だくになった身体を洗う為、洗面所のお風呂場に行き、シャワーで汗を流し中等部の学園制服に身を包んだ。怜奈は洗面所で鏡を見ながら整えていると、右眼が紅色に変わってるのに気づき。
「ついてない…始業式の日に」
怜奈はため息混じりに呟き、洗面所を後にし朝食の準備に取り掛かった。怜奈は手馴れた手つきで2人分の朝食を用意した。ご飯に味噌汁、目玉焼き。ジャムトースト2枚に半熟の目玉焼きを用意し朝食を机の上に並べ終わった頃、時計を見た。
「5時50分…そろそろ起こさないと」
怜奈は呟くと。2歳年下の弟、翔希のを起こしに部屋に向かった。翔希の部屋の前に来ると、翔希の部屋から五月蝿く目覚まし時計が鳴り響いていた。
「あれだけ五月蝿くなってるのに…翔希入るわよ」
怜奈は軽くノックし翔希の部屋に入った。入るとすぐに部屋の主を起こそうと頑張って鳴っている目覚まし時計の音をOFFにし翔希を見た。翔希は布団を頭から被っていたので、起こそうと布団を剥ぐと。蒼黒の髪をした怜奈の弟、翔希は気持ちよさそうな寝顔をしながら耳にはイヤホンを付け、MDから音楽を聴きながら寝ていた。
「あれほど音楽聴きながら寝ちゃ駄目だっていったのに」
怜奈はため息をつき。翔希のイヤホンを外し、耳元で叫んだ。
「翔希!起きなさいッ!!」
「はぃッ!?」
翔希は怜奈の声に反応し両足で布団を跳ね除け身体を起こした。
「ようやく起きた…翔希」
「……おはよう。姉さん」
「その寝ぼけ顔…なんとかしなさいよ」
怜奈は一言、翔希に告げると部屋を後にした。5分後、中等部の学園制服に身を包んだ翔希が眠たそうな顔で食堂に現れた。
「おはよう」
「ハァ~ッ…。おはよう、ねえさん」
「冷めないうちに朝食食べなさい」
翔希は怜奈に促されるように席に着き朝食のパンを食べ始めた。
「いただきます」
「翔希、寝る時にMD聞いちゃ駄目って何回も言ってるでしょ…それだから目覚まし時計が聞こえないのよ」
「だって姉さん。眠れなかったからつい…」
翔希がふと顔を上げた時に姉の右眼の色が違うのに気づき。食べる手を止めた。
「姉さん…右目」
「いつものアレよ…2、3日すれば直るから、心配しないでも大丈夫」
怜奈は苦笑混じりで翔希に答えた。
「姉さん…」
「それより、はやく朝食を食べて朝練と学園に行く準備をしなさい。今日から同じ中等部での練習なんだから」
「わかってるよ」
怜奈と翔希は朝食を食べ終わると、食べ終えた食器を台所に置き、翔希は朝練と学園の準備をしに部屋に戻り。怜奈は食べ終えた食器を軽く水洗い
し、食器洗い機に入れた。食器を入れ終えた頃。チャイムが鳴り、玄関の方から幼馴染でお隣の八神 緋斗の声が聞こえた。
「今行くから待って」
怜奈は大声で返事をすると、右眼に眼帯を付け。翔希を呼びに部屋に向かった。
「翔希!行くわよ翔希…」
軽くノックをしながら翔希を呼ぶのだが、部屋からは何の反応も返ってこなかった。
「入るわよ」
怜奈が翔希の部屋に入ると、翔希はスヤスヤと寝息を立てながらベットに仰向けになって寝ていた。
「翔希ッ!!」
怜奈は容赦なく翔希の両頬を引っ叩いた。
「おはよう、緋斗。ごめんね待たせちゃって」
怜奈が玄関の外で待っていた黒紫の髪をした少年、八神 緋斗に挨拶を交わし。緋斗は右眼の眼帯に視線を移した。
「おはよう。…怜奈、右眼大丈夫か?」
「大丈夫よ緋斗…いつものアレだから」
怜奈は苦笑しながら答えた。緋斗はそんな怜奈を見つめていると。
「心配しないでも大丈夫だからね緋斗」
少しの静寂が玄関を支配していた。だがものの数秒でその静寂はもろくも崩れ去った。
「おはようございます緋斗さん」
怜奈の後を遅れるように出てきた翔希も緋斗に挨拶を交わした。
「おはよう翔希。……どうしたんだその顔は?」
緋斗は翔希の両頬が赤く張れているのに気づいた。翔希は顔をしかめ。
「ちょっと姉さんに」
翔希が緋斗に何か言おうとした瞬間。怜奈が両手で翔希の口を塞ぎ。
「な、なんでもないよ緋斗。早く行きましょう」
怜奈、緋斗、翔希が玄関を出ると緋斗の母、紫色の髪をショートカットで纏めた女性、八神 菖蒲が家の玄関を掃除していた。怜奈と翔希が菖蒲に会釈し。
「おはようございます菖蒲さん」
「おはようございます」
怜奈と翔希が挨拶すると。菖蒲も掃除の手を止め。
「おはよう。朝練頑張ってね…いってらっしゃい」
『いってきます』
笑顔で菖蒲の返事が返ってきた。
緋斗は玄関に止めていた自転車にまたがると。怜奈は緋斗の自転車の後部に座り。怜奈が座るのを確認すると緋斗は自転車を発進させた。翔希は緋斗の自転車を追うように走り。菖蒲は片手でパタパタ手を振りながら3人を送り出した。
「…ねぇ緋斗」
「んん?なんだ怜奈」
「いつも気持ち良いよね朝の風は」
怜奈は自転車を扱いでいる緋斗に身体を寄せながら、いつもやさしく吹きぬける風に感想を述べた。
「そうだね」
緋斗が明るく答えた。そんな中、緋斗の自転車の後方から息を切らした声で叫ぶ翔希の声が聞こえた。
「ね、姉さん、緋斗さん…ちょっと休もうよ」
「翔希、だらしないわよ。あとちょっとだから頑張りなさい」
「姉さんは緋斗さんの自転車に乗ってるだろ」
頑張って着いてきていた翔希も、あと少しで華神学園にたどり着く所で力尽き、翔希は歩き出した。
「だらしないんだから」
自転車が華神学園の門を潜り。怜奈は門を潜った所で自転車から降り、緋斗は怜奈が降りるのを確認すると自転車を所定の自転車置き場に置きに行った。緋斗は自転車を置き、怜奈の所に戻ってから。怜奈と緋斗は剣道場に向かった。その時、背後から聞き覚えのある声が聞こえた。
「やぁ~。おはよう…怜奈ちゃん、緋斗くん」
怜奈と緋斗が同時に振り返るとそこには白髪の髪をやや長めに伸ばした童顔の男性、スーツに身を包みながらラフな格好をした教師、鷹薙 寛人が立っていた。
「た、鷹薙先生!?」
「おはようございます」
怜奈は驚き、緋斗は挨拶した。
「お、おはようございます」
緋斗に遅れるように怜奈が会釈し挨拶した。鷹薙先生はこちらに歩いてくると、怜奈の右眼の眼帯を見て。
「怜奈ちゃん右眼…」
「だ、大丈夫です鷹薙先生」
「怜奈ちゃんがそう言うなら」
「それよりどうしたんですか先生…こんな朝早くから」
「今年も2人の担任だからよろしくね」
鷹薙先生は怜奈と緋斗に陽気に答えた。
「いいのですか?クラス発表前に言っても」
緋斗が鷹薙先生に聞くと。
「いいんじゃないの。別に言っちゃ駄目っていう規則はないからね」
『………』
2人は呆れながら鷹薙先生を見た。鷹薙先生はそんな2人の視線を気にもせず話を続けた。
怜奈、緋斗、鷹薙先生が話をしていると、遅れるように翔希が後ろから歩いてきて追いついた。
「あれ?どうしたの姉さん、緋斗さんこんな所で」
「しょ、翔希」
「もう朝練が始まりますよ」
翔希に言われ、緋斗が腕時計を見ると、時計は6時25分を示していた。
「やばい、怜奈…6時25分だ」
「うそ!?もうそんな時間なの…」
「このままじゃ」
「先生、朝練が始まるのでそれじゃあ」
「うん頑張ってね」
怜奈と緋斗が会釈すると急ぎ剣道場に走っていったのだった。
「翔希くんも朝練がんばりなよ。怜奈ちゃん、緋斗くん…ホームルームでね」
鷹薙先生は去り際に翔希にウインクして風のように姿を消すのだった。翔希も怜奈に続くように走っていった。
「姉さん、今の人は?」
「鷹薙先生…華神学園4柱の1人よ」
「あの人が…」
「それより急ぐわよ翔希っ」
怜奈、緋斗、翔希は急ぎ、それぞれ剣道道場の更衣室に入り剣道着に着替えた。怜奈は剣道着に着替え足早に剣道場に向かうと。剣道場では既に練習が始まっていて、遅れて入ってきた怜奈に視線が集まった。
「怜奈遅~い、遅刻よ」
「夫婦出勤してるから遅れるのよ」
「もう~夫婦出勤って言わないでよね」
怜奈の親友で女子中等剣道部主将、黒髪短髪の少女、鴇 空と副主将で茶色い髪をポニーテールで纏めた少女、弥一 眸が遅れてきた怜奈に対し愚痴を浴びせた。怜奈は苦笑しながら何度も平謝りしてから女子中等剣道部の朝の練習に参加した。
朝の練習は始業式だったのではいつもより30分早く終わり。8時30分頃には床を雑巾がけして女子剣道場を後にして更衣室に居た。怜奈が学園の制服に着替え終え、右眼の眼帯のいじっていると。眸と空が事情聴取のノリで質問してきた。
「それでなんで遅刻したのよ怜奈、珍しいじゃない」
「もしかして八神くんと…」
「ち、違うわよ」
怜奈は眸と空の問いに顔を赤面しならが答えた。
『じゃあ、なんで遅刻したのよ』
「剣道場に来る途中に鷹薙先生にあって、つい話し込んでいたら遅れたの
よ」
「へぇ~、そうなんだ。八神くんがいながら浮気してたんだ」
「眸…本当に怒るわよ」
怜奈は拳に力を込めながら眸に言った。眸はジョークジョークと言いながら怜奈を宥めた。怜奈、眸、空が自分達以外の女子生徒が更衣室から出るのを確認すると鍵を閉め更衣室を後にした。3人が更衣室を出ると、緋斗が更衣室の前で待っていた。
「おや、夫が待ってるわよ怜奈」
「ひとみ~ッ!!」
「八神くんおはよう」
「おはよう鴇さん」
「待っててくれたの」
緋斗は頷き。
「クラスが一緒だからな」
『熱いよね~』
「もう2人とも!!」
怜奈は赤面しながら眸と空を追い回した。そんな怜奈を緋斗は訝しげな表情で見つめていた。
「3人とも始業式始まるよ」
4人は始業式のため中等部の集合場所に向かった。
第2話に続く。
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