アウトドア~な温泉日記

最後の鍋(新かちかち山)



食う側の正義など食われる側にとっては何の関係もなく、鶏や豚から見たら人間など鶏食い、豚食いの化け物でしかないのですよ。


さて食物連鎖の一つ上、人間を食う側の生き物が現れたら、

我々はその正義を受け入れることができるのでしょうか・・・


  終章 最後の鍋

全てが終わりポン太は島に帰っていきます、

銀狐に事の顛末を報告するために。。。

5000年生きた妖狐である銀狐です、ポン太が話さずとももうすべてを知っていました。

そしてポン太の話を静かに聞き、

「そうか」と静かに言いました、そしてこう続けます。

「われは今日は人鍋が食いたい、そなたが島の人間を全て殺してしまい人鍋はこれで最後になってしまうだろう」

「最後の人鍋、心して食べようぞ・・・」


さて最も悪いのは誰でしょうか?・・・

最後の結末はオリジナルの「かちかち山」からちょっと変えています、

人間の正義など人間の都合だけの自分勝手なもの、人間でない狸や兎には何の関係もないものです、

自分勝手な正義を振り回した愚かな兎の末路など兎鍋の具が良いところでしょう・・・


終わり・・・

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